大谷翔平選手の次回先発について、最も正確な答えは2027年の投手復帰を目指しているものの、初登板の日付はまだ決まっていないというものです。
2026年10月16日、ドジャースのシーズン終了後、大谷選手は2027年に再び投手として登板する意思を明確にしました。2026年は故障の影響でシーズン後半の登板がなく、ポストシーズンでも投手としての出場はありませんでした。
本人が2027年の投手復帰を希望していることに加え、球団幹部も翌シーズンの登板を見込んでいます。ただし、具体的な先発日や復帰戦の相手、開幕ローテーションへの参加については発表されていません。
したがって、現段階で「大谷翔平の次回登板は2027年3月25日」と断定するのは正確ではありません。3月25日はドジャースの開幕日であり、大谷選手自身の先発日ではないためです。
【最終登板を検証】7月4日(日本時間)のパドレス戦で何が起きた?

大谷選手が2026年に最後にマウンドへ上がったのは、現地時間7月3日のパドレス戦です。日本時間では7月4日に当たります。
この試合で大谷選手は6回を投げ、7安打3失点、2四球、9奪三振を記録しました。投球内容そのものは一定の水準を保っていましたが、試合後には右上腕二頭筋の違和感も問題になりました。
加えて、左膝の炎症も長引いていました。投球動作だけでなく、打者としての出場や走塁を含めた身体への負担が重なり、登板間隔を通常どおり維持することが難しくなっていきます。
ドジャースは7月10日に予定されていた大谷選手の先発を取りやめました。当初はオールスター休暇後の復帰も視野に入れていましたが、膝の不調が続いたため、7月19日にはローテーションから無期限で外す判断に至りました。
その後、7月25日には投球練習自体も中断。8月にはキャッチボールやブルペン投球、打者との対戦形式へ段階的に進みましたが、再びマウンドに戻るところまでは回復しませんでした。
MLB公式の選手記録とドジャースのシーズン報告を照合すると、7月3日の登板が2026年最後の先発だったことが確認できます。
【2026年投手成績】14先発・8勝2敗・防御率1.79はどれほど優秀?
故障によってシーズン途中で登板を終えた大谷選手ですが、2026年の投手成績は非常に高い水準でした。
登板数・先発数14
14試合すべて先発
勝敗8勝2敗
勝率.800
防御率1.79
優れた失点抑止力
奪三振95
85回2/3を投球
MLB公式記録による2026年レギュラーシーズンの投手成績は次のとおりです。
- 登板数:14試合
- 先発数:14試合
- 勝敗:8勝2敗
- 防御率:1.79
- 投球回:85回2/3
- 奪三振:95
- WHIP:0.95
- 被打率:.179
特に注目したいのは、防御率1.79だけではありません。85回2/3を投げて95奪三振を記録し、被打率も.179に抑えています。打者を力で押し込む能力と、出塁を許さない安定感の両方が数字に表れています。
シーズン前半と後半で投球内容はどう変化した?ただし、2026年の成績を分析すると、シーズンを通じて同じコンディションを維持できていたわけではありません。
MLB公式のシーズン分析によると、最初の10先発では防御率0.74だった一方、最後の4先発では防御率4.38まで上昇しました。最後の4試合は左膝の問題を抱えながら登板していた時期と重なります。
最初の10先発では61イニングで自責点5。最後の4先発では24回2/3で自責点12でした。シーズン通算の1.79という数字は見事ですが、その内訳を見ると、故障の影響が投球成績にも表れていたことが分かります。
つまり、2026年の大谷選手は投手としての能力が低下したというより、好調だった投球を故障によって継続できなくなった側面が大きいのです。
【故障と登板回避の理由】左膝痛と右上腕二頭筋の炎症を時系列で整理
大谷選手の投手復帰を考えるうえで、2026年の故障の経緯は欠かせません。今回の問題は単独の故障だけで説明できるものではなく、左膝と右腕の複数の不調が重なった点に特徴があります。
左膝の炎症はなぜ長引いたのか左膝の問題が表面化したのは6月11日です。ピッツバーグでの登板後、膝の炎症が明らかになりました。
当初、ドジャース側は盗塁を試みた際に膝の状態が悪化した可能性を考えていました。一方、大谷選手は後に投球フォームや投球動作に原因があった可能性にも言及しています。
この違いは重要です。打者としての走塁だけでなく、投手として踏み込む動作や下半身の使い方も含めて、膝への負担を評価する必要が出てきたためです。
右上腕二頭筋の炎症が復帰をさらに難しくしたもう一つの問題が右上腕二頭筋の違和感です。7月3日のパドレス戦後に不快感が問題となり、大谷選手は以前から症状があったことも明かしています。
投手にとって上腕二頭筋周辺のコンディションは、投球動作や腕の振りに関わる重要な要素です。左膝の問題が残る状態で右腕にも違和感が出れば、通常の投球調整を続けることは容易ではありません。
2026年の故障・登板回避の時系列この経過から読み取れるのは、単純に投球練習を再開すれば復帰できる状況ではなかったということです。キャッチボールやブルペン投球まで進んでも、その後の身体の反応によって計画を見直す必要がありました。
9月8日には大谷選手自身が2026年の残り試合では打撃に専念する考えを示し、9月11日には15日間の負傷者リストに入りました。これによって、2026年中の投手復帰は事実上なくなりました。
なお、10月21日の球団発表では、左膝と右上腕二頭筋の問題について手術は必要ないと説明されています。
【2027年の二刀流復帰】開幕から先発する可能性はある?
2027年の復帰をめぐって、最も注目されるのが開幕から投手と打者の二刀流を再開するのかという点です。
2026年10月16日、大谷選手は2027年に投手として復帰する意思を明確にしました。さらに10月21日には、ドジャースの野球運営部門を統括するアンドリュー・フリードマン氏が、2027年の投手復帰を全面的に見込んでいると説明しました。
球団側は2027年シーズンの開始時点で健康な状態に戻ることを期待しています。しかし、健康状態が回復することと、開幕直後から先発ローテーションに入ることは別の問題です。
開幕から先発しない可能性もあるフリードマン氏は、2027年に大谷選手をどのタイミングで打者・投手の両方として起用するか、慎重に検討する必要があるとの考えを示しました。
具体的には、シーズン開幕から投球を始めるのか、最初の1か月の負荷をどう管理するのかといった点が検討課題になっています。
球団が考えているのは、単に投手として復帰させることではありません。レギュラーシーズンを通じて二刀流の能力を発揮し、10月のポストシーズンでも最大限のパフォーマンスを出せる状態をつくることです。
2027年のドジャース開幕戦は3月25日MLBとドジャースが公表した2027年の暫定日程では、ドジャースの開幕戦は次のようになっています。
2027年3月25日(木)
対戦相手: アトランタ・ブレーブス
開催地: ドジャー・スタジアム
位置付け: ドジャースのロサンゼルス移転70周年シーズンの開幕戦
この日程は球団の公式発表で確認できます。ただし、大谷選手がこの試合で先発するという発表はありません。
むしろ、球団が投手復帰の時期や最初の1か月の負荷管理を慎重に検討していることを踏まえると、開幕戦に先発するかどうかだけで復帰の成否を判断するべきではありません。
春季キャンプでの投球状況、ブルペン投球の進捗、実戦形式の調整、球団による登板間隔の管理が、2027年の先発予定を見極める重要な材料になります。
【ドジャースの2026年ポストシーズン】ブルワーズに敗退した影響は?
大谷選手の2027年復帰を考えるうえで、2026年のドジャースがポストシーズンで敗退したことも背景として押さえておきたい出来事です。
ドジャースはナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ(NLCS)でミルウォーキー・ブルワーズと対戦しましたが、結果は4連敗のスイープ負け。10月15日(現地時間)の第4戦で6対4と敗れ、シーズンを終えました。
大谷選手は第4戦で3ラン本塁打を放ちましたが、チームの敗退を止めることはできませんでした。右上腕二頭筋と左膝の不調を抱えたままポストシーズンを戦い、投手としての登板は実現しませんでした。
MLBのシーズン分析では、2026年の故障を踏まえ、ドジャースが大谷選手の投打両方の負荷管理を見直す必要性が指摘されています。
これまでの二刀流起用では、本人の感覚や申告を重視しながら登板計画を調整してきました。しかし、2026年は本人が競技への意欲を持ち続ける一方で、身体の不調が長引く結果となりました。
2027年は、本人と球団の間でコンディションに関する情報共有をさらに徹底し、投手としての登板と打者としての出場をどのように組み合わせるかが焦点です。
ドジャースの2026年NLCS敗退と大谷選手の状況は、単なる個人の故障問題ではなく、チーム全体のシーズン設計にも関係しています。
【大谷翔平の先発予定】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大谷翔平の次回登板はいつですか?
A1:2026年11月6日時点では、2027年の具体的な登板日は発表されていません。本人は2027年の投手復帰を希望しており、ドジャースも復帰を見込んでいます。
Q2:大谷翔平は2027年の開幕戦で先発しますか?
A2:未発表です。ドジャースの開幕戦は2027年3月25日のブレーブス戦ですが、大谷選手が開幕投手を務めるという公式発表はありません。
Q3:大谷翔平が2026年に登板しなくなった理由は何ですか?
A3:主な理由は左膝の炎症と右上腕二頭筋の違和感です。6月から続いた膝の問題に加えて右腕にも不調が生じ、投球再開の調整が難航しました。
Q4:大谷翔平は2026年に何勝しましたか?
A4:2026年のレギュラーシーズンは8勝2敗、防御率1.79でした。14試合に先発し、85回2/3を投げて95奪三振を記録しています。
Q5:大谷翔平は手術を受けて2027年に復帰するのですか?
A5:2026年10月21日の球団発表では、左膝と右上腕二頭筋の問題について手術は必要ないと説明されています。2027年の復帰を目指していますが、具体的な調整計画は今後の検討事項です。
2026年11月6日時点で、大谷翔平選手の次回先発予定は未発表です。しかし、2027年の投手復帰に向けて、本人とドジャース双方が前向きな姿勢を示していることは大きな材料です。
2026年は14先発で8勝2敗、防御率1.79という優れた成績を残しました。最後の登板は現地7月3日、日本時間7月4日のパドレス戦。左膝の炎症と右上腕二頭筋の問題が重なり、シーズン後半は投手としての出場を断念することになりました。
一方、球団は手術不要との見解を示し、2027年シーズン開始時点で健康な状態に戻ることを期待しています。ただし、開幕から先発ローテーションに入るかどうかは別途判断される見通しです。
今後、大谷選手の先発予定を追う際には、次の3点を確認すると情報を正確に把握できます。
- 本人の状態:左膝と右上腕二頭筋の回復状況、投球練習の再開。
- 球団の判断:春季キャンプでの調整、投球負荷、開幕ローテーションへの参加方針。
- 公式の登板発表:MLBの予告先発情報やドジャースの試合前発表。
特に重要なのは、2027年の投手復帰を目指すという本人の意思と、実際に何月何日に先発するかという日程情報を混同しないことです。
2026年に残した防御率1.79は、投手・大谷翔平の実力を改めて示す数字でした。2027年に再びマウンドへ戻り、打者としての力と投手としての力をどこまで両立できるのか。次のシーズンは、二刀流の新たな運用方法にも注目が集まります。
主な事実確認資料:MLB公式記録、ドジャース公式発表、MLB公式の2026年故障経過・2027年復帰見通し、2027年公式日程。