2026年現在、千葉ロッテマリーンズで中継ぎ投手としてプレーする坂本光士郎(さかもと・こうしろう)。東京ヤクルトスワローズからの交換トレードを経て、新天地のロッテでキャリアを重ねてきた左腕だ。2026年シーズンは29登板、防御率3.86、40奪三振を記録し、リリーフ陣の一角として存在感を示した。
日本野球機構(NPB)の公式個人年度別成績によると、坂本は1994年9月9日生まれの32歳。2018年ドラフト5位でヤクルトに入団し、2022年7月のトレードでロッテへ移籍した。プロ通算では195試合に登板し、防御率4.76、185奪三振を記録している。2026年の数字だけでなく、ヤクルト時代からの成績の変化を追うと、投手としての特徴や現在の役割が見えてくる。
【2026年現在】坂本光士郎は千葉ロッテでどんな成績を残している?

2026年の坂本光士郎は、千葉ロッテマリーンズの救援投手として29試合に登板した。
NPBのシーズン終了時点の公式記録では、防御率3.86、40奪三振。勝敗は2勝1敗で、ホールドは1。先発登板はなく、35イニングを投げている。
2026年の主要成績を整理すると、次のとおりだ。
坂本光士郎・2026年シーズン
登板数29
試合
防御率3.86
ERA
奪三振40
三振
投球回35.0
イニング
勝敗
2勝1敗
ホールド
1
WHIP
1.29
奪三振率
10.29
出典:日本野球機構(NPB)個人年度別成績、パ・リーグ公式選手成績。
2026年の成績で注目したいのは、35イニングで40奪三振を記録している点だ。
奪三振率は9イニング換算で10.29。つまり、1イニングあたりの奪三振能力という観点では、一定の高い水準を示している。
左投手という特性も、救援投手としての役割を考えるうえでポイントになる。左打者への対応を含め、相手打線の並びに応じた起用が考えられるタイプだ。
一方、防御率3.86は圧倒的な数字というわけではない。WHIPは1.29、与四球は16個となっている。
奪三振を取れる能力と、走者を出さずに失点を抑える能力は別の指標だ。坂本の2026年は、空振りを奪う力を発揮しながら、安定感をさらに高める余地も残したシーズンとして評価できる。
【プロフィール】坂本光士郎は左投左打の32歳!出身高校や大学は?
坂本光士郎(さかもと・こうしろう)
千葉ロッテマリーンズ・投手
1994年9月9日生まれ。広島県出身。179cm、80kg。左投左打。
坂本光士郎のプロフィールをNPBおよび千葉ロッテの選手情報をもとにまとめた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 坂本光士郎 |
| 読み方 | さかもと・こうしろう |
| 生年月日 | 1994年9月9日 |
| 年齢 | 32歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 広島県 |
| 身長 | 179cm |
| 体重 | 80kg |
| 投打 | 左投左打 |
| ポジション | 投手 |
| 所属球団 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 背番号 | 36 |
| ドラフト | 2018年ドラフト5位 |
坂本の野球人生は、広島県の如水館高校から始まる。
その後、日本文理大学へ進学し、大学野球を経験。さらに社会人野球の新日鐵住金広畑でプレーし、プロ入りへの道を切り開いた。
高校、大学、社会人という段階を踏んで実力を磨いたことは、坂本のキャリアを理解するうえで要点だ。
また、侍ジャパンの公式選手プロフィールには、社会人カテゴリーの2018年第18回アジア競技大会に関連する選手情報が掲載されている。プロ入り前から社会人野球の舞台で活動していたことが分かる。
左投左打という特徴坂本は左投左打の投手だ。
プロ野球では、左投手は左打者への対応や救援陣の左右バランスを考える際に重要な存在となる。
ただし、左投手だから必ず左打者に強いというわけではない。実際の評価には左右別の被打率や対戦成績も必要になる。
2026年の坂本については、奪三振率10.29という数字から、左右の打者を問わず三振を奪う能力にも注目できる。
【経歴】2018年ドラフト5位でヤクルト入団、ロッテ移籍までの歩み
坂本光士郎のプロ野球人生を語るうえで、大きな転換点となったのが2022年7月のトレードだ。
2018年に東京ヤクルトスワローズからドラフト5位指名を受け、翌2019年にプロとしてのキャリアをスタート。その後、2022年途中に千葉ロッテマリーンズへ移籍した。
2018年ドラフト5位で東京ヤクルトへ2018年のドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズは新日鐵住金広畑の坂本を5位で指名した。
NPBのドラフト選択選手一覧にも、5位・坂本光士郎・投手・新日鐵住金広畑と記録されている。
社会人出身の左腕としてプロ入りした坂本は、2019年に一軍で19試合に登板。防御率5.82を記録した。
2020年は登板1試合にとどまったものの、2021年には36試合に登板し、防御率4.05、25奪三振を記録。救援投手として登板機会を増やした。
2022年7月29日、山本大貴との交換トレードキャリアを大きく変えたのが、2022年7月29日に発表された交換トレードだ。
東京ヤクルトスワローズは公式発表で、坂本光士郎と千葉ロッテマリーンズの山本大貴の交換トレードが成立したと公表した。
この移籍によって、坂本はセ・リーグからパ・リーグへと活躍の場を移した。
ヤクルトでの在籍期間は2019年から2022年途中まで。ロッテでは2022年途中からプレーを続けている。
ヤクルト公式発表には、坂本本人の次のコメントも掲載された。
スワローズに入団して3年半、たくさんの方々にお世話になり、大変感謝しています。
新天地での活躍を目指すという意思を示した移籍だった。
移籍後は2023年に51試合登板ロッテ移籍後、特に注目したいのが2023年の成績だ。
この年、坂本は51試合に登板し、防御率3.21、48奪三振、16ホールドを記録した。
登板数はプロ入り後の年間最多となり、救援投手として存在感を発揮したシーズンだった。
一方、2024年は防御率5.73、2025年は6.35と苦しい数字が続いた。2026年は防御率3.86まで改善しており、成績面では持ち直しを見せている。
【年度別成績】坂本光士郎の一軍成績と通算記録を一覧で比較
坂本光士郎の実力やキャリアの変化を理解するには、単年の防御率だけでなく、登板数、奪三振、ホールドを合わせて確認する必要がある。
以下はNPB公式の個人年度別成績を整理したものだ。
| 年度 | 所属球団 | 登板 | 勝敗 | H | 奪三振 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | ヤクルト | 19 | 0勝0敗 | 3 | 15 | 5.82 |
| 2020 | ヤクルト | 1 | 0勝0敗 | 0 | 3 | 12.00 |
| 2021 | ヤクルト | 36 | 1勝2敗 | 7 | 25 | 4.05 |
| 2022 | ヤクルト | 7 | 0勝1敗 | 0 | 11 | 9.28 |
| 2022 | ロッテ | 7 | 0勝0敗 | 1 | 6 | 4.15 |
| 2023 | ロッテ | 51 | 1勝0敗 | 16 | 48 | 3.21 |
| 2024 | ロッテ | 37 | 1勝2敗 | 11 | 34 | 5.73 |
| 2025 | ロッテ | 8 | 1勝2敗 | 2 | 3 | 6.35 |
| 2026 | ロッテ | 29 | 2勝1敗 | 1 | 40 | 3.86 |
| 通算 | 2球団 | 195 | 6勝8敗 | 41 | 185 | 4.76 |
出典:NPB個人年度別成績。Hはホールド。2022年はトレード前後で球団別に分けて掲載。
2023年がロッテ移籍後のキャリアハイ年度別成績を見ると、2023年が坂本にとって大きな実績を残した年だったことが分かる。
51登板、防御率3.21、48奪三振、16ホールドという成績は、救援投手としての貢献を示す数字だ。
2024年は37登板と一定の登板機会を確保したものの、防御率は5.73に悪化。2025年は8登板、防御率6.35まで低下した。
そして2026年は29登板、防御率3.86、40奪三振。
2025年と比べると、防御率は2.49ポイント改善している。奪三振数も3個から40個へ増加した。
登板数は2023年の51試合には届かないものの、投球内容には回復の兆しが見られる。
通算成績は195登板、防御率4.762026年シーズン終了時点の通算成績は次のとおり。
- 登板数:195試合
- 勝利:6勝
- 敗戦:8敗
- ホールド:41
- ホールドポイント:47
- 投球回:198回2/3
- 奪三振:185
- 防御率:4.76
ここで注目したいのは、先発ではなく救援を中心にキャリアを積み重ねている点だ。
通算195試合の登板に対して、先発としての登板はなく、通算ホールドは41。チームの試合展開に応じてマウンドに上がるリリーフ投手としての歩みが、数字に表れている。
【投球分析】坂本光士郎の防御率・奪三振率から見える強みと課題
坂本の投手としての特徴を評価する際には、防御率だけを見て判断するのは十分ではない。
2026年の成績には、奪三振能力の高さと、走者を出さない投球をさらに磨く必要性の両方が表れている。
強みは9イニング換算10.29の奪三振率2026年の奪三振率は10.29。
35イニングで40奪三振という数字は、短いイニングを担当する救援投手として注目できる。
三振を奪える投手には、守備の状況に左右されずアウトを取れる利点がある。
特にリリーフでは、走者を背負った場面で三振を奪い、失点を防ぐ能力が重要になる。
坂本の40奪三振は、2026年における大きな評価材料だ。
防御率3.86をさらに改善するための課題一方で、2026年は与四球16、WHIP1.29という記録も残している。
WHIPは1イニングあたりに許した被安打と与四球の合計を示す指標だ。1.29という数字は、走者を出す場面が一定数あったことを示している。
また、奪三振率10.29に対して与四球率は4.11。K/BBは2.50となっている。
三振を取れる力を維持しながら、四球を減らし、出塁を許す機会を抑えられるかが今後の評価につながる。
| 指標 | 2026年成績 | 読み取れるポイント |
|---|---|---|
| 防御率 | 3.86 | 失点を抑える総合的な指標 |
| 奪三振率 | 10.29 | 三振を奪う能力 |
| 与四球率 | 4.11 | 制球面の改善余地 |
| WHIP | 1.29 | 走者を出す頻度 |
| K/BB | 2.50 | 三振と四球のバランス |
興味深いのは、2023年と2026年の比較だ。
2023年は51登板、47回2/3、48奪三振、防御率3.21。2026年は29登板、35回、40奪三振、防御率3.86だった。
2026年は登板数こそ少ないが、投球回あたりの奪三振数は2023年より高い。
つまり、登板機会の多さでは2023年、1イニングあたりの奪三振能力では2026年に見るべき数字がある。
今後、登板機会を増やしながら防御率を3点台前半に近づけられるかが、さらなる飛躍を判断する材料になる。
【誤解しやすいポイント】坂本光士郎の移籍・成績について知っておきたいこと
坂本光士郎について調べる際には、移籍年度の成績や球団の表記で混乱しやすい部分がある。
特に2022年の記録は、ヤクルトとロッテの両方に分かれて掲載されている。
2022年はヤクルトとロッテの両方で登板している坂本は2022年7月29日のトレード発表を境に、所属球団が東京ヤクルトから千葉ロッテへ変わった。
そのため、NPBの年度別成績では2022年が2行に分かれている。
ヤクルト時代は7登板、防御率9.28。ロッテ移籍後は7登板、防御率4.15だった。
この2つは同じ2022年の成績だが、所属球団別の記録として別々に表示されている。
どちらか一方だけを見て、その年の坂本の成績全体と判断しないことが大切だ。
2026年は29登板だが、先発投手ではないもう一つの要点は、登板数の意味だ。
2026年の29登板は、先発として29試合に出場したという意味ではない。
NPBの公式記録では先発0試合。救援投手として29試合に登板している。
したがって、先発投手と同じ基準で投球回や勝敗を比較するのではなく、奪三振率、ホールド、防御率、WHIPなどを組み合わせて評価する必要がある。
2026年の40奪三振は通算記録ではない40奪三振は2026年単年の数字だ。
プロ通算の奪三振数は185。2026年の数字を通算成績と混同しないようにしたい。
また、2026年のホールドは1、通算ホールドは41。こちらもシーズン成績と通算成績を分けて確認することが重要だ。
【坂本光士郎に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:坂本光士郎は2026年現在どこの球団に所属していますか?
A1:千葉ロッテマリーンズです。2022年7月29日に東京ヤクルトスワローズから交換トレードで移籍しました。
Q2:坂本光士郎の2026年の成績は?
A2:NPB公式記録によると、29登板、2勝1敗、1ホールド、35投球回、40奪三振、防御率3.86です。
Q3:坂本光士郎の通算防御率と通算奪三振数は?
A3:2026年シーズン終了時点で、通算防御率4.76、通算奪三振185です。通算登板数は195試合となっています。
Q4:坂本光士郎の出身高校と大学はどこですか?
A4:広島県の如水館高校を卒業後、日本文理大学に進学しました。その後、新日鐵住金広畑で社会人野球を経験しています。
Q5:坂本光士郎は何年のドラフトで指名されましたか?
A5:2018年のプロ野球ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから5位指名を受けました。
Q6:坂本光士郎は右投げですか、左投げですか?
A6:左投左打です。身長179cm、体重80kgの左腕投手です。
坂本光士郎は、如水館高校、日本文理大学、新日鐵住金広畑を経て、2018年ドラフト5位で東京ヤクルトスワローズに入団した左腕投手だ。2022年7月の交換トレードで千葉ロッテマリーンズへ移籍し、パ・リーグでキャリアを積み重ねてきた。
2026年シーズンの成績は、29登板、2勝1敗、1ホールド、防御率3.86、40奪三振。特に35イニングで40奪三振を記録したことは、持ち味である三振を奪う能力を示している。
一方、2023年には51登板、防御率3.21、16ホールドを記録しており、年間を通じた安定感という点では、さらに高い水準を目指せる余地がある。
坂本光士郎を評価する際の要点は、登板数だけでなく、防御率・奪三振率・WHIP・ホールドを合わせて見ることだ。
2026年は前年から防御率を改善し、奪三振能力でも存在感を示した。今後は登板機会の拡大と失点抑制を両立できるかが注目される。ロッテの救援陣において、左腕としてどのような役割を担っていくのか。2027年以降の成績にも期待が集まる。
主な参照資料
- 日本野球機構(NPB)「坂本光士郎 個人年度別成績」
- 日本野球機構「2018年プロ野球ドラフト会議・東京ヤクルトスワローズ選択選手一覧」
- 千葉ロッテマリーンズ「選手名鑑2026」
- 東京ヤクルトスワローズ「2022年7月29日 トレード成立のお知らせ」
- 野球日本代表・侍ジャパン「坂本光士郎 選手プロフィール」
- パ・リーグ公式サイト「坂本光士郎 個人成績」