高部瑛斗の読み方は、「たかべ・あきと」です。球団やNPBの公式表記では、姓の「高」に異体字を使った「髙部瑛斗」と記載されています。
2026年11月5日時点で28歳。神奈川県出身で、右投左打の外野手です。身長178cm、体重72kgという体格で、俊足と外野守備、左打者としてのバットコントロールを持ち味としています。
プロフィールを整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 選手名 | 髙部瑛斗(高部瑛斗) |
| 読み方 | たかべ・あきと |
| 生年月日 | 1997年12月11日 |
| 年齢 | 28歳 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 身長・体重 | 178cm・72kg |
| 投打 | 右投左打 |
| ポジション | 外野手 |
| 所属球団 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 背番号 | 0 |
| 出身高校 | 東海大甲府高校 |
| 出身大学 | 国士舘大学 |
| ドラフト | 2019年ドラフト3位 |
高部の野球人生をたどるうえで、東海大甲府高校と国士舘大学は欠かせない経歴です。
高校卒業後は国士舘大学に進学し、大学野球を経てプロ入りを目指しました。
2019年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、2020年にプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせています。
ドラフト3位という評価は、球団が将来の戦力として期待していたことを示すものです。ただし、プロ入り直後からレギュラーとして定着したわけではありません。
2020年は5試合、2021年は33試合の出場にとどまりました。2022年に一気に出場機会を増やし、才能を結果につなげたことが大きな転換点になっています。
【2022年の大ブレイク】盗塁王とゴールデングラブ賞を同時獲得

高部瑛斗の名前がプロ野球ファンに広く知られるようになったのは、2022年シーズンです。
この年は開幕から外野のレギュラーとして起用され、主に1番打者としてチームの攻撃をけん引しました。
NPB公式記録による2022年の成績は以下のとおりです。
- 出場試合数:137試合
- 打率:.274
- 安打:148本
- 二塁打:16本
- 三塁打:6本
- 本塁打:3本
- 打点:38
- 盗塁:44
- 盗塁刺:10
最大の実績は、44盗塁によるパ・リーグ最多盗塁者賞の獲得です。
高部の魅力は、単純な走力だけではありません。
出塁してから次の塁を狙う判断力や、相手バッテリーの動きを読む力、スタートのタイミングなど、走塁に必要な要素が成績に表れました。
148安打という数字も見逃せません。
単に塁に出て盗塁を狙うだけでなく、安打を重ねて得点機会をつくるリードオフマンとして機能していました。
ゴールデングラブ賞も初受賞同じ2022年には、第51回三井ゴールデン・グラブ賞のパ・リーグ外野手部門でも初受賞を果たしています。
これは守備面でも高く評価されたことを意味します。
千葉ロッテの外野手として、広い守備範囲や打球への反応、走力を生かした守備が評価されたシーズンでした。
球団は2022年11月14日に受賞を発表。高部本人も、プロ入り当初から目指していた賞だったと喜びを語っています。
盗塁王とゴールデングラブ賞の同時獲得は、高部が走攻守のバランスを備えた選手であることを象徴しています。
【年度別成績を比較】2022年から2026年までのキャリアと転換点
高部のキャリアを理解するには、2022年の好成績だけでなく、その前後の変化を比較する必要があります。
特に注目したいのは、2023年の長期離脱、2024年の復帰、2025年の成績回復、そして2026年の出場機会の変化です。
年度別打撃成績一覧NPBの個人年度別成績を中心に、各シーズンの主要な数字をまとめました。
出典:NPB個人年度別成績。2023年の一軍出場なしは当時の球団発表・報道による。2026年はシーズン終了時点。
この表から読み取れるのは、高部のキャリアが単純な右肩上がりではないということです。
2022年にレギュラーとして定着したものの、2023年は故障で一軍出場なし。2024年には打率.300まで戻し、2025年も111試合で打率.286、20盗塁を記録しました。
つまり、故障による離脱を経ても、再び一軍で結果を残す力を示してきた選手です。
一方、2026年は試合数、打率、盗塁のすべてで前年を下回っています。この数字の変化は、今後の評価を考えるうえで重要な材料になります。
【怪我と復帰の経緯】2023年の胸郭出口症候群から2024年の再離脱まで
高部のプロ生活を振り返ると、2023年から2024年にかけての故障と復帰が大きな意味を持ちます。
2022年にタイトルを獲得した選手が、翌年には一軍の試合に出られなくなったからです。
2023年:右肩の痛みと胸郭出口症候群2023年は右肩の故障に苦しみました。
プレー中に右肩の痛みを感じ、胸郭出口症候群と診断されています。
球団発表によると、2023年9月1日に第一肋骨切除術を受けました。術後の全治見込みは約3か月と発表されています。
この手術によって2023年シーズンの一軍出場はありませんでした。
胸郭出口症候群は、首から肩、腕にかけて走る神経や血管が圧迫されることで、痛みやしびれなどが生じる疾患です。
野球選手にとって肩や腕のコンディションは、打撃や送球を含むプレー全般に関わります。
高部にとっては、単に試合勘を取り戻すだけでなく、競技に必要な身体機能を整え直す期間でもありました。
2024年5月18日:待望の一軍復帰2024年5月18日、高部は北海道日本ハム戦で一軍復帰を果たしました。
復帰初戦では代走として出場し、その後の打席で二塁打を記録。2022年10月以来となる一軍での安打でした。
復帰後は徐々に調子を上げ、7月には大きな結果を残します。
2024年7月:月間MVPを初受賞2024年7月の高部は、21試合に出場して以下の成績を記録しました。
- 打率:.405
- 安打:30本
- 本塁打:1本
- 打点:11
- 出塁率:.457
リーグトップの打率と出塁率を記録し、パ・リーグ野手部門の月間MVPを初受賞しました。
これは2022年の実績が偶然ではなかったことを示す、重要な復活の証しでした。
しかし、同年9月には再び故障に見舞われます。
9月26日、右膝の二分膝蓋骨骨片切除術と右大腿外骨腫切除術を受けたことが球団から発表されました。翌春のキャンプでの実戦復帰を目指すことになりました。
2025年:111試合出場、20盗塁まで回復2025年は111試合に出場し、打率.286、102安打、34打点、20盗塁を記録しました。
2024年の復帰後もコンディションを整える必要があったなかで、年間を通して一定の出場機会を確保したことは評価できます。
特に20盗塁という数字は、2022年の盗塁王としての能力が依然として武器になっていることを示しています。
2023年の長期離脱から、2024年の復帰、2025年の出場機会回復という流れは、高部のキャリアを理解するうえで外せない経緯です。
【2026年最新成績と一軍登録状況】現在の高部瑛斗はどうなっている?
2026年11月5日時点で、NPB公式サイトに掲載されている高部の2026年打撃成績は以下のとおりです。
2026年・髙部瑛斗
打率.229
試合出場54
安打33
盗塁3
打席
154
打点
7
本塁打
0
出塁率
.279
長打率
.264
OPS
.543
出典:NPB公式・2026年シーズン終了時の個人成績
2025年と2026年を比較すると、数字の違いは明確です。
| 指標 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 試合 | 111 | 54 |
| 打席 | 384 | 154 |
| 打率 | .286 | .229 |
| 安打 | 102 | 33 |
| 打点 | 34 | 7 |
| 盗塁 | 20 | 3 |
| OPS | .698 | .543 |
最も目立つのは、出場試合数が111試合から54試合に減少したことです。
打率も.286から.229へ低下し、盗塁数も20から3になっています。
ただし、2026年は打席数自体が154にとどまっています。年間を通して出場したシーズンと単純に打率だけを比較するのではなく、出場機会や打席数も合わせて見る必要があります。
また、2026年の数字だけで過去の盗塁能力や守備力まで失われたと判断するのは早計です。
2024年に打率.300、2025年に20盗塁を記録した実績は、今後の評価においても参考になります。
2026年の一軍登録はどう推移した?一軍登録の経緯も、現在の立ち位置を知るうえで重要です。
2026年の公示履歴では、次のような登録変更が確認できます。
- 4月17日:出場選手登録を抹消
- 5月4日:一軍再登録
- 6月12日:出場選手登録を抹消
- 9月25日:再び一軍登録
特に9月25日の再登録は、シーズン終盤に一軍へ戻った動きとして注目できます。NPB公式の公示でも同日の登録が確認できます。
11月5日現在はレギュラーシーズンの試合期間ではありません。
千葉ロッテは10月30日から11月15日まで宮崎県都城市で秋季キャンプを実施しており、髙部も参加選手に名を連ねています。
つまり、現在は一軍の試合出場を待つ段階というより、秋季キャンプで次のシーズンに向けた準備を進める時期です。
【背番号0への変更理由】荻野貴司から受け継いだ特別な番号
2026年の高部を語るうえで、背番号の変更も見逃せません。
2025年までの背番号は「38」でしたが、2026年からは「0」を着用しています。
この変更は球団から一方的に割り当てられたものではありません。高部本人が希望し、球団に申し出たものです。
荻野貴司への憧れが変更のきっかけ背番号0は、2025年まで千葉ロッテでプレーしていた荻野貴司が着用していた番号です。
高部は荻野を尊敬する先輩として見ており、プロ野球選手としての姿勢やプレースタイルにも影響を受けてきました。
2025年12月17日、球団は背番号変更を正式発表しています。
本人のコメントには、変更の理由が端的に表れています。
「ずっとあの人の背中を追いかけてきた。憧れです。」
髙部瑛斗選手・2025年12月17日、球団発表のコメントより
つまり、背番号0への変更は単なる番号の変更ではなく、尊敬する先輩の思いを受け継ぐという意味合いがあります。
背番号0で目指すのは走攻守のタイトル高部は背番号変更に際し、打撃、守備、走塁の3つでタイトルを獲得したいという意欲も示しました。
2022年には盗塁王とゴールデングラブ賞を獲得していますが、打撃タイトルはまだ手にしていません。
2026年の成績を踏まえると、今後の評価要点は次の4つです。
1. 打撃の安定性: 打率を再び.280以上に引き上げられるか。
2. 出塁能力: リードオフマンとして出塁率を改善できるか。
3. 走塁能力: 20盗塁以上を狙える機会と走力を取り戻せるか。
4. 守備と稼働率: 外野の守備力を発揮しながら年間を通して出場できるか。
特に注目したいのは、年間を通して試合に出られるかという点です。
2022年のような活躍を再現するには、走力や技術だけでなく、継続して試合に出場できるコンディションも必要になります。
背番号0を自分のものにできるかは、次のシーズンの大きな見どころです。
【高部瑛斗に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:高部瑛斗の読み方は?
A1:高部瑛斗は「たかべ・あきと」と読みます。千葉ロッテマリーンズの公式表記は「髙部瑛斗」です。
Q2:高部瑛斗の2026年の成績は?
A2:NPB公式記録では54試合に出場し、打率.229、33安打、7打点、3盗塁でした。2026年シーズン終了時点の数字です。
Q3:高部瑛斗は現在一軍にいる?
A3:2026年シーズン中は9月25日に一軍登録されています。11月5日現在はレギュラーシーズン終了後の秋季キャンプ期間で、球団発表の参加選手に含まれています。
Q4:高部瑛斗の背番号が0になった理由は?
A4:本人が希望したためです。尊敬する先輩の荻野貴司が着用していた番号を受け継ぎたいという思いから、2025年12月に変更が発表されました。
Q5:高部瑛斗は盗塁王を獲得したことがある?
A5:あります。2022年に44盗塁を記録し、パ・リーグの最多盗塁者賞を初受賞しました。同年にはゴールデングラブ賞も獲得しています。
高部瑛斗は、2022年に盗塁王とゴールデングラブ賞を獲得した千葉ロッテの外野手です。
2023年の右肩の故障と手術による長期離脱を経験し、2024年5月に一軍復帰。7月には月間MVPを受賞し、2025年には111試合出場、20盗塁と復調を印象づけました。
一方、2026年は54試合、打率.229、3盗塁という成績にとどまっています。過去の実績と比較すると、さらなる巻き返しが期待される状況です。
背番号0への変更には、荻野貴司への憧れと、その思いを受け継ぐ決意が込められています。
今後、高部を評価する際には、打率だけでなく、出場試合数、出塁率、盗塁数、外野守備、そしてシーズンを通した稼働状況を総合的に見ることが大切です。
2027年に再び走攻守で存在感を示せるか。 2022年のタイトルホルダーが背番号0とともにどのような新しい姿を見せるのか、千葉ロッテファンにとって注目すべき選手であることに変わりはありません。
主な参照資料:日本野球機構(NPB)個人年度別成績、千葉ロッテマリーンズ公式選手名鑑・球団発表、パ・リーグ公式メディア、三井ゴールデン・グラブ賞公式記録。