2026年の帝拳ジムは、創設100周年という節目を迎えています。現在も国内外の世界タイトル戦や選手育成、ボクシング興行のプロモーションを展開しています。
2026年11月時点の世界王者とランキング2026年11月5日までに公表された帝拳公式サイトの各団体ランキングを整理すると、次のようになります。
- 岩田翔吉: WBC世界ライトフライ級王者(10月4日掲載のランキング)。
- 増田陸: WBA世界バンタム級王者(11月1日掲載のランキング)。
- 松本流星: WBO世界ミニマム級王者(11月4日掲載のランキング)。
特に松本流星の王座獲得には、直近の重要な動きがあります。
2026年9月27日、松本はラッセル・アコスタとのWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦に勝利。続く11月3日、正規王者だったオスカル・コリャソが王座返上を発表し、松本が正規王者に認定されました。
つまり、松本は暫定王者から正規王者へと昇格したことになります。
那須川天心の2026年の戦績と今後2026年9月27日には、那須川天心が井上拓真とのWBC世界バンタム級タイトルマッチに臨みました。
結果は井上の3対0の判定勝ち。那須川は7回にダウンを奪う場面を作ったものの、世界王座獲得には届きませんでした。
また、同じ興行で世界王座決定戦に出場した坪井智也もリカルド・マラジカに1対2の判定で敗れています。
一方、松本流星は暫定王座を獲得しており、同じ興行でも選手ごとに明暗が分かれました。
注目したいのは、那須川が敗戦後も帝拳の有力選手として世界ランキングに名を連ねている点です。
11月4日発表のWBOランキングではバンタム級4位、WBA・WBC・IBFでも3位に掲載されています。敗戦だけで選手の評価や今後の可能性を判断できないことが分かります。
帝拳プロモーションが手掛ける2026年の興行本田氏が代表取締役を務める帝拳の現在の活動は、選手の育成だけにとどまりません。
公式サイトでは、次のような興行・番組事業が紹介されています。
PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING
大規模なボクシング興行
国内外の注目選手による世界タイトル戦などを展開。
WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT
国内選手の試合・育成興行
後楽園ホールなどで試合を開催し、配信も行う。
エキサイトマッチ(WOWOW)
海外ボクシングの放送
世界のボクシングを日本の視聴者に届ける番組。
2026年11月29日には、帝拳プロモーション主催の「U-NEXT BOXING 7」が両国国技館で開催予定です。
主要カードには、帝拳所属のWBA世界バンタム級王者・増田陸と、元王者の堤聖也によるタイトル戦が組まれています。
さらに12月5日には、後楽園ホールで「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.50」の開催も予定されています。
こうした活動から分かるのは、帝拳が単なる選手所属ジムではなく、選手育成から興行、映像配信まで幅広く関わるボクシング事業体として活動していることです。
なお、これらの興行が開催されていることと、本田氏本人が各試合の現場で直接指揮を執っていることは別の話です。2026年の個別の実務担当については、公式発表にある範囲で理解する必要があります。
【プロの結論】帝拳ジムと本田明彦氏を評価する3つのポイント

帝拳ジム会長という検索キーワードの背景には、単純な人物プロフィールだけでは説明できない3つの論点があります。
1. 会長という肩書きより公式の代表者情報を見る本田明彦氏は、報道では帝拳ジム会長として広く知られています。
しかし、会社としての現在の立場を調べる場合、公式サイトに掲載されている代表取締役という肩書きが重要です。
会長という呼称だけを見て、代表権や会社経営上の権限まで推測するのは適切ではありません。
2. 世界王者の人数だけでジムの実力を判断しない帝拳の実績は、大場政夫、浜田剛史、西岡利晃、山中慎介、村田諒太らの歴代王者だけではありません。
海外選手の支援、世界戦の実現、プロモーション事業なども評価対象になります。
ジムの実力を調べる際には、次の要素を併せて見ることが大切です。
- 歴代の世界王者と獲得タイトル
- 現役選手の世界ランキング
- 選手の育成環境と指導体制
- 海外プロモーターとの関係
- 興行の開催実績と継続性
これらを総合すると、帝拳が長年にわたって国内外のボクシング界で存在感を保ってきた理由が見えてきます。
3. 1926年と1946年の違いを理解する帝拳の歴史を調べる際、1926年と1946年を混同しないことも大切です。
2026年の創設100周年は、1926年の帝国拳闘協会拳道社にさかのぼる歴史を基準としています。
一方、公式サイトには1946年8月が設立年月として記載されています。
この2つを整理すれば、帝拳の歴史について異なる年号が登場する理由を理解できます。
【帝拳ジム会長】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、帝拳ジムの会長は誰ですか?
A1:本田明彦氏です。帝拳ジム公式サイトでは代表取締役として掲載されており、日刊スポーツなどの報道では会長と紹介されています。
Q2:本田明彦氏は何歳で帝拳ジム会長に就任しましたか?
A2:1965年、父・本田明氏が急逝したことを受け、17歳で後を継ぎました。当時は立教高校の3年生でした。
Q3:本田明彦氏は国際ボクシング殿堂に入っていますか?
A3:はい。2009年度の国際ボクシング殿堂にプロモーター部門で選出されています。また、2008年には世界ボクシング殿堂にも選ばれています。
Q4:帝拳ジムは1946年設立ではないのですか?
A4:公式サイトには1946年8月が設立年月として掲載されています。一方、帝拳の歴史的な起源は1926年の帝国拳闘協会拳道社にさかのぼります。2026年の創設100周年は、この1926年を基準としています。
Q5:那須川天心は帝拳ジムに所属していますか?
A5:はい。那須川天心は帝拳プロモーション所属選手として公式サイトに掲載されています。2026年11月時点でも世界ランキング上位に名を連ねています。
帝拳ジムの会長として知られる本田明彦氏は、17歳で父の後を継ぎ、長年にわたって日本のボクシング界を支えてきた人物です。
マイク・タイソンの東京ドーム興行、大場政夫をはじめとする世界王者の輩出、世界ボクシング殿堂と国際ボクシング殿堂への選出など、その実績は国内にとどまりません。
2026年11月現在、公式サイトでは代表取締役として本田氏の名前が掲載され、帝拳プロモーションも世界タイトル戦やU-NEXTでの興行を展開しています。松本流星のWBO正規王者昇格や増田陸の王座防衛戦など、現役選手の動向も注目されています。
帝拳ジムの強さは、単に世界王者を生み出してきた歴史だけではありません。選手育成、国際交渉、興行運営、メディア展開を結び付けてきたプロモーション体制にあります。
17歳で引き継いだ名門を、国際的なボクシング興行を担う組織へと発展させてきた本田明彦氏。その歩みと2026年以降の帝拳の動向は、今後も日本ボクシング界を読み解く重要なテーマとなりそうです。