第63回大会の組み合わせは、日本ラグビーフットボール協会が2026年10月22日に公表した公式トーナメント表で確認できます。
今回の大会は、全国14チームによるノックアウト方式です。出場枠とシード順位に基づいて各チームの進出ルートが設定されており、すべてのチームが1回戦から戦うわけではありません。
特に注目したいのは、関東大学対抗戦Aグループの上位校と、関西大学Aリーグ、関東大学リーグ戦1部の上位校が異なるラウンドから登場する点です。
1回戦から決勝までの組み合わせ公式トーナメント表で示されている対戦ルートは次のとおりです。
1回戦:2026年11月22日
- 北海道・東北地区代表
- 東海・北陸・中国・四国地区代表
この2チームが岐阜の新日本ガス球技メドウで対戦します。キックオフは13時です。
2回戦:2026年11月29日
- 九州学生ラグビーリーグ1位
- 1回戦の勝者
福岡の久留米総合スポーツセンター陸上競技場で13時に開催されます。
3回戦:2026年12月13日
ここから主要リーグの上位チームが登場します。
公式トーナメント表では、次の4つの対戦ルートが組まれています。
- 関西大学Aリーグ3位と、九州・地方代表側の勝ち上がりチーム
- 関西大学Aリーグ2位と、関東大学対抗戦Aグループ5位
- 関東大学対抗戦Aグループ3位と、関東大学リーグ戦1部3位
- 関東大学リーグ戦1部2位と、関東大学対抗戦Aグループ4位
会場は栃木のホンダヒート・グリーンスタジアムと、大阪の東大阪市花園ラグビー場です。各会場で11時30分と14時に試合が予定されています。
準々決勝以降はシード校も登場準々決勝は12月19日と20日の2日間に分けて開催されます。
ここで登場するのが、関東大学対抗戦Aグループ1位・2位、関西大学Aリーグ1位、関東大学リーグ戦1部1位の4チームです。
これらのチームは3回戦を戦わず、準々決勝から大会に参加します。
この仕組みによって、リーグ戦を上位で終えたチームには、選手権序盤の試合負担を抑えられるメリットがあります。
ただし、準々決勝から登場することは優勝を保証するものではありません。初戦から完成度の高い相手と対戦する可能性があり、試合への入り方も大きなポイントになります。
【出場校14チームの内訳】関東・関西・九州・地方代表の枠を整理

第63回全国大学ラグビー選手権の出場枠は、全国の大学リーグの成績と前回大会の結果を組み合わせて決定されます。
日本ラグビーフットボール協会が発表した大会概要によると、出場するのは合計14チームです。
特徴的なのは、関東大学対抗戦Aグループに5枠が割り当てられていることです。
通常の3枠に加えて、前回大会の優勝校と準優勝校が所属するリーグ・グループに、それぞれ追加枠が与えられています。
14チームの出場枠一覧日本ラグビーフットボール協会の2026年10月22日発表資料を基に整理
今大会の出場枠を理解するうえで重要なのが、前回大会の成績です。
第62回大会では、明治大学が早稲田大学を22対10で破り、7大会ぶり14回目の優勝を果たしました。
準優勝は早稲田大学です。
両校は関東大学対抗戦Aグループに所属しています。そのため、前回大会の優勝校所属グループと準優勝校所属グループに与えられる追加枠は、いずれも同じ関東大学対抗戦Aグループに加算されます。
結果として、通常の3枠に2枠を加えた5枠となっています。
この仕組みは、前回大会で好成績を残したリーグの競争力を、翌年度の出場枠にも反映する制度です。
ただし、追加枠は前回優勝校や準優勝校そのものに与えられる出場権ではありません。所属グループのリーグ順位によって出場チームが決まります。
具体的な大学名はいつ確定する?2026年10月22日に公表された公式トーナメント表では、大学名ではなく各リーグの順位によって出場枠が表示されています。
例えば「関東大学対抗戦Aグループ1位」「関西大学Aリーグ3位」といった形です。
そのため、帝京大学、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学、筑波大学、天理大学、京都産業大学などの大学名を、順位確定前から出場校として断定することはできません。
秋季リーグ戦の最終順位が決まることで、各枠に具体的な大学名が入ります。
読者がトーナメント表を確認するときは、大学名だけでなく、所属リーグの順位とシード記号も合わせて見ると、対戦相手や勝ち上がりの道筋を把握しやすくなります。
【シード制度と決定方法】A~Iの9枠が優勝争いを左右する
大学ラグビー選手権では、出場校のリーグ順位だけでなく、シード制度も大会の構図を大きく左右します。
第63回大会では、AからIまでの9つのシード枠が設定されています。
このうち、A~Dの4チームは準々決勝から、E~Hの4チームは3回戦から登場します。
さらにIのチームは2回戦から参加します。
A~Iシードの配置準々決勝から出場する4チーム
- シードA:関東大学対抗戦Aグループ1位
- シードB:関東大学対抗戦Aグループ2位
- シードC:関西大学Aリーグ1位
- シードD:関東大学リーグ戦1部1位
3回戦から出場する4チーム
- シードE:関東大学対抗戦Aグループ3位
- シードF:関西大学Aリーグ2位
- シードG:関東大学リーグ戦1部2位
- シードH:関西大学Aリーグ3位
2回戦から出場する1チーム
- シードI:九州学生ラグビーリーグ1位
なお、シードA~Hの具体的な配置には、前回大会の優勝校と準優勝校が所属していたリーグの関係が影響します。
第62回大会の結果が第63回大会のシードに反映今回のシード制度で興味深いのは、前回大会の優勝校と準優勝校が同じリーグに所属していたケースに該当することです。
明治大学と早稲田大学がともに関東大学対抗戦Aグループだったため、シードAとBは同グループの1位と2位に割り当てられます。
さらにシードCとDについては、前回大会における関係リーグの成績が判断材料になります。
第62回大会では、準決勝に進出した関西大学Aリーグ所属チームが1チームあった一方、関東大学リーグ戦1部からの準決勝進出チームはありませんでした。
この実績を踏まえ、第63回大会のシードCは関西大学Aリーグ1位、シードDは関東大学リーグ戦1部1位となっています。
これは単純に各リーグの順位だけでシードを並べる制度ではないことを示しています。
シード制度で見落としやすい3つのポイント1. 上位4校は準々決勝から登場する。 序盤の試合を免除されるため、試合数の違いが生まれる。
2. 同じリーグのチームが早い段階で対戦しにくい配置になっている。 準々決勝などの組み合わせでは、リーグ内の対戦を避けるよう配慮される。
3. 前回大会の成績が翌年度の配置に影響する。 優勝・準優勝校の所属リーグや、過去の準決勝進出実績が関係する。
特に重要なのは、シードが単なる優遇措置ではなく、各リーグの競争力や前回大会の実績を反映する仕組みになっていることです。
【大学ラグビー選手権の日程・会場】2026年11月から2027年1月まで完全整理
第63回大会は、2026年11月22日に開幕し、2027年1月10日に決勝を迎えます。
大会の後半は関東・関西の主要ラグビー会場を巡り、最後は東京のMUFGスタジアム(国立競技場)に舞台を移します。
全ラウンドの日程とキックオフ時間1回戦
- 開催日:2026年11月22日(日)
- キックオフ:13時00分
- 会場:新日本ガス球技メドウ
- 開催地:岐阜県
2回戦
- 開催日:2026年11月29日(日)
- キックオフ:13時00分
- 会場:久留米総合スポーツセンター陸上競技場
- 開催地:福岡県
3回戦
- 開催日:2026年12月13日(日)
- 第1試合:11時30分
- 第2試合:14時00分
- 会場:ホンダヒート・グリーンスタジアム(栃木県)
- 会場:東大阪市花園ラグビー場(大阪府)
準々決勝
- 開催日:2026年12月19日(土)
- 第1試合:11時30分
- 第2試合:14時05分
- 会場:熊谷ラグビー場(埼玉県)
- 開催日:2026年12月20日(日)
- 第1試合:12時00分
- 第2試合:14時30分
- 会場:ヤンマースタジアム長居(大阪府)
準決勝
- 開催日:2027年1月2日(土)
- 第1試合:12時22分
- 第2試合:14時42分
- 会場:MUFGスタジアム(国立競技場)
- 開催地:東京都
決勝
- 開催日:2027年1月10日(日)
- キックオフ:13時16分
- 会場:MUFGスタジアム(国立競技場)
- 開催地:東京都
大学ラグビー選手権で毎年大きな注目を集めるのが、正月の準決勝です。
第63回大会も2027年1月2日にMUFGスタジアムで2試合が予定されています。
第1試合は12時22分、第2試合は14時42分のキックオフです。
ここまで勝ち上がった4チームが大学日本一への最後の関門に挑みます。
準決勝は、単なる勝敗だけでなく、チームの完成度や選手層、試合終盤の対応力が問われる舞台です。
特に年末の準々決勝から中2週間程度で迎える試合となるため、負傷者の回復やコンディション調整も重要になります。
決勝は2027年1月10日、国立競技場で開催決勝は1月10日(日)13時16分キックオフです。
準決勝と同じMUFGスタジアムで開催され、全国14チームの頂点を決める最終戦となります。
第62回大会では明治大学が早稲田大学を22対10で破りました。
前回大会の決勝を経験した大学が再び頂点を狙うのか、それとも新しい大学が優勝を果たすのか。第63回大会の大きな見どころです。
【第63回大会の見どころ】優勝候補だけではわからないトーナメントの面白さ
全国大学ラグビー選手権の魅力は、各リーグの順位争いと全国大会の勝ち上がりが連動しているところにあります。
リーグ戦で上位に入った大学が有利な位置からスタートする一方、地方代表にも全国の強豪と対戦する機会があります。
関東大学対抗戦Aグループの5枠をどう見るか今大会で最も多い出場枠を持つのが関東大学対抗戦Aグループです。
明治大学、早稲田大学、帝京大学、慶應義塾大学、筑波大学など、全国大会で実績を持つ大学が競い合うリーグとして知られています。
5枠があることで、リーグ上位だけでなく、4位・5位のチームにも全国大会への道が開かれています。
ただし、4位・5位のチームは3回戦からの出場となるため、準々決勝から登場する上位校とは大会序盤の試合数が異なります。
同じリーグから出場した大学同士が、全国大会でどこまで勝ち上がるのかも注目点です。
関東大学リーグ戦1部と関西大学Aリーグの対抗構図関東大学リーグ戦1部からは3校、関西大学Aリーグからも3校が出場します。
関東大学リーグ戦1部では、フィジカルの強さや接点での競争力が試合を左右する要素になります。
一方、関西大学Aリーグでは、天理大学や京都産業大学など全国大会で存在感を示してきた大学が競い合ってきました。
関西大学Aリーグ1位はシードCとなり、準々決勝から登場します。
関西の大学が関東の強豪とどの段階で対戦するかによって、準決勝進出の可能性も変わってきます。
地方代表が起こす波乱にも注目全国大会の特色は、関東・関西の大学だけで構成されていないことです。
九州学生ラグビーリーグから1校、北海道・東北地区から1校、東海・北陸・中国・四国地区から1校が出場します。
地方代表のルートは、関東や関西の上位校とは異なります。
北海道・東北地区代表と東海・北陸・中国・四国地区代表が1回戦で対戦し、勝者が九州学生ラグビーリーグ1位と2回戦を戦います。
加えて、その勝ち上がりチームが3回戦に進む構造です。
このルートは試合数が多くなる一方、早い段階から全国大会の試合経験を積めるという側面もあります。
地方の大学にとっては、全国の強豪校と実力を競う貴重な機会です。
【プロの結論】トーナメントを見るならリーグ順位とシードの両方が必要第63回大会を予想する際、大学名や過去の優勝回数だけで判断するのは十分ではありません。
確認したいのは、次の3点です。
- 秋季リーグ戦の最終順位
- シードA~Iの配置
- 準々決勝までの対戦相手と勝ち上がりルート
例えば、リーグ戦1位で準々決勝から登場するチームと、リーグ戦3位で3回戦から登場するチームでは、試合数だけでなく初戦の相手も異なります。
また、同じリーグの大学が複数出場していても、全国大会では別々のブロックに配置される場合があります。
したがって、優勝候補を評価するときは、リーグ戦の順位とトーナメント上の位置をセットで確認することが大切です。
【チケット・テレビ放送】無料で観戦できる試合と今後の発表
現地観戦やテレビ・ネット配信での視聴を考えている人にとって、チケットと放送情報も欠かせません。
日本ラグビーフットボール協会の10月22日付の発表では、試合の有料・無料区分が明らかになっています。
1回戦・2回戦は無料、3回戦以降は有料今大会のチケット区分は次のとおりです。
- 1回戦:無料試合
- 2回戦:無料試合
- 3回戦:有料試合
- 準々決勝:有料試合
- 準決勝:有料試合
- 決勝:有料試合
つまり、11月22日の開幕戦と11月29日の2回戦は無料で観戦できます。
一方、12月13日の3回戦以降はチケットが必要です。
チケットの具体的な販売日や料金、購入方法については、追加発表を確認する必要があります。
テレビ放送・ネット配信は追加発表待ち2026年10月22日の日本ラグビーフットボール協会の発表時点では、放送・配信予定は未発表でした。
NHKなどの放送予定や、インターネット配信の詳細についても、正式な情報が出てから確認する必要があります。
前年大会の放送実績だけを根拠に、第63回大会の全試合が同じサービスで視聴できると判断するのは避けたいところです。
観戦を予定している人は、次の情報を確認しておくと安心です。
- 日本ラグビーフットボール協会の大会情報
- 公式チケット販売案内
- NHKの番組情報
- ラグビー中継・配信サービスの公式発表
【大学選手権ラグビーの組み合わせ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第63回全国大学ラグビー選手権の組み合わせはいつ発表されましたか?
A1:日本ラグビーフットボール協会が2026年10月22日に大会概要と試合日程、トーナメント表を発表しました。出場大学の具体名は各リーグの最終順位によって確定します。
Q2:第63回大学ラグビー選手権の出場校は何校ですか?
A2:全国14チームです。関東大学対抗戦Aグループが5枠、関東大学リーグ戦1部が3枠、関西大学Aリーグが3枠、九州学生ラグビーリーグが1枠、北海道・東北地区が1枠、東海・北陸・中国・四国地区が1枠です。
Q3:大学ラグビー選手権の準決勝はいつですか?
A3:2027年1月2日(土)です。MUFGスタジアム(国立競技場)で、第1試合が12時22分、第2試合が14時42分に予定されています。
Q4:決勝戦はいつ、どこで開催されますか?
A4:2027年1月10日(日)13時16分キックオフです。東京都のMUFGスタジアム(国立競技場)で開催されます。
Q5:シード校は何チームありますか?
A5:A~Iの合計9チームです。A~Dは準々決勝、E~Hは3回戦、Iは2回戦から登場します。
Q6:1回戦と2回戦は無料で観戦できますか?
A6:はい。日本ラグビーフットボール協会の発表では、1回戦と2回戦は無料試合です。3回戦以降は有料となります。詳しい観戦条件は追加のチケット案内で確認してください。
Q7:同点になった場合はどうやって勝者を決めますか?
A7:決勝以外の試合では、まずトライ数の多いチームが勝者となります。それでも決まらない場合はトライ後のゴール数を比較し、なお同じ場合は抽選で決定します。決勝が同点の場合は、トライ数やゴール数にかかわらず両チーム優勝となります。
第63回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、2026年10月22日に日本ラグビーフットボール協会から大会概要とトーナメント表が発表され、11月22日の開幕に向けて準備が進んでいます。
大会の重要ポイントを振り返ります。
- 出場チームは全国14チーム。
- 関東大学対抗戦Aグループは前回大会の結果による追加枠を含めて5枠。
- シードはA~Iの9チーム。
- 1回戦は11月22日、岐阜で開催。
- 3回戦は12月13日、準々決勝は12月19日・20日。
- 準決勝は2027年1月2日に国立競技場で開催。
- 決勝は2027年1月10日13時16分、国立競技場で開催。
今回の大会で見逃せないのは、前回王者の明治大学と準優勝の早稲田大学が所属する関東大学対抗戦Aグループに5枠が設けられていること、そして前回大会の成績がシード配置にも反映されていることです。
トーナメントの本当の見どころは、どの大学が出場するかだけでなく、どの位置から勝ち上がるかにあります。
秋季リーグ戦の順位確定後は、各大学の名前が公式トーナメント表の枠に入り、優勝争いの構図が具体的になります。
2027年1月10日の国立競技場で、最後に大学日本一の称号を手にするのはどのチームなのか。全国の大学ラグビーの勢力図を占う冬の戦いが始まります。