2026年の阪神タイガースで年俸トップに立つのは、外野手の近本光司だ。推定年俸は5億円。2025年オフに国内FA権を行使せず残留し、5年総額25億円の大型契約を結んだ。
続く2位は佐藤輝明の4億5,000万円。3位は大山悠輔の3億4,000万円となっている。
以下は、2025年オフの契約更改を反映した2026年度の主な選手別推定年俸だ。金額は原則として出来高を除く基本年俸で、外国人選手は別扱いとしている。
1位 近本光司5億円

2位 佐藤輝明
4億5,000万円
3位 大山悠輔
3億4,000万円
4位 中野拓夢
3億円
5位 才木浩人
2億5,000万円
2026年の阪神タイガース年俸一覧
| 順位 | 選手名 | 推定年俸 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 1 | 近本光司 | 5億円 | +1億3,000万円 |
| 2 | 佐藤輝明 | 4億5,000万円 | +3億円 |
| 3 | 大山悠輔 | 3億4,000万円 | 現状維持 |
| 4 | 西勇輝 | 3億円 | 現状維持 |
| 4 | 中野拓夢 | 3億円 | +1億5,500万円 |
| 6 | 才木浩人 | 2億5,000万円 | +1億3,000万円 |
| 7 | 村上頌樹 | 2億3,000万円 | +1億5,000万円 |
| 8 | 森下翔太 | 2億1,000万円 | +1億3,200万円 |
| 9 | 岩崎優 | 2億円 | 現状維持 |
| 9 | 石井大智 | 2億円 | +1億1,800万円 |
| 11 | 伊藤将司 | 1億4,000万円 | 現状維持 |
| 12 | 大竹耕太郎 | 1億3,000万円 | +4,000万円 |
| 13 | 梅野隆太郎 | 1億2,000万円 | -4,000万円 |
| 14 | 岩貞祐太 | 1億円 | 現状維持 |
| 14 | 及川雅貴 | 1億円 | +7,000万円 |
| 14 | 坂本誠志郎 | 1億円 | 現状維持 |
出典:日刊スポーツの2025年12月30日付年俸一覧、2026年1月31日付デイリースポーツ報道など。佐藤輝明は2026年1月30日に契約更改したため、更新後の金額を反映。金額は推定。
このランキングで注目したいのは、野手だけでなく投手陣にも高額年俸の選手が増えている点だ。
才木浩人、村上頌樹、森下翔太、石井大智など、チームの中心として活躍する選手が相次いで1億円を超えた。単にスター選手だけに資金を集中させるのではなく、複数のポジションに評価を広げていることが分かる。
【主力選手を徹底分析】近本・佐藤・大山・中野・才木・村上の年俸と評価
阪神の2026年度年俸を理解するには、主力選手が前年からどれだけ評価を上げたかを見る必要がある。
特に大きな変化があったのは佐藤輝明、中野拓夢、村上頌樹の3人だ。一方、近本光司と大山悠輔は長期的なチーム編成の中心として位置づけられている。
近本光司:推定5億円で球団トップ
近本光司5億円
前年3億7,000万円から1億3,000万円増
近本光司は2025年11月11日、国内FA権を行使せず阪神への残留を決断した。
日刊スポーツによると、契約は5年総額25億円。球団史上最大規模の契約となった。
この契約は、近本が単なるレギュラー外野手ではなく、チームの長期的な競争力を支える存在として評価されていることを示している。
近本の価値は打率や安打数だけでは測れない。
- 出塁によって攻撃の起点をつくる能力
- 盗塁や走塁による得点機会の創出
- 外野守備での安定感
- 長期間にわたるレギュラーとしての稼働
- チームの攻撃を組み立てる経験値
こうした複数の要素が長期契約の背景にある。
佐藤輝明:3億円増で球団最高昇給額を更新
佐藤輝明4億5,000万円
前年1億5,000万円から3億円増
2026年の契約更改で最も大きな話題となったのが佐藤輝明だ。
2026年1月30日に契約を更改し、基本年俸は前年の1億5,000万円から4億5,000万円へ上昇。さらに出来高5,000万円を加え、契約総額は5億円となった。
デイリースポーツの報道によると、3億円の昇給は阪神球団史上最高額。それまでの金本知憲が記録していた2億9,000万円増を上回った。
大幅昇給の背景には、2025年シーズンの打撃成績がある。
- 出場試合数:139試合
- 打率:.277
- 本塁打:40本
- 打点:102
- 盗塁:10
特に40本塁打と102打点は、長距離打者としての価値を強く印象づける数字だ。
また、契約交渉ではポスティングシステムによるMLB挑戦についても話し合われた。年俸だけでなく、将来のキャリアについても球団と協議したことが報道されている。
佐藤の契約は、現在のチームへの貢献と将来的な選手価値の両面を考えるうえで象徴的な事例となった。
大山悠輔:推定3億4,000万円で現状維持
大山悠輔3億4,000万円
前年から現状維持
大山悠輔は2026年も推定3億4,000万円を維持している。
2024年オフには国内FA権を行使したうえで残留し、5年総額17億円と報じられた大型契約を結んだ。
2025年シーズンは141試合に出場し、打率.264、13本塁打、75打点を記録した。
大山の年俸を考えるうえでは、打撃成績だけでなく、一塁手としての守備、得点圏での対応、打線の中核を担う役割も見逃せない。
複数年契約の選手は、毎年の成績だけで単純に年俸が上下するわけではない。現状維持は評価が低下したという意味ではなく、契約条件に基づく結果でもある。
中野拓夢:1億5,500万円増で推定3億円
中野拓夢3億円
前年1億4,500万円から1億5,500万円増
中野拓夢は2025年オフの契約更改で大幅昇給を勝ち取った選手の一人だ。
推定年俸は1億4,500万円から3億円へ上昇。1億5,500万円増は、佐藤輝明の3億円増に次ぐ球団内の大きな昇給額だった。
2025年シーズンの成績は143試合出場、打率.282、150安打。二塁手としての守備と打線のつなぎ役を担った。
中野の評価は、長打力だけを基準にしたものではない。
打線の上位を担う出塁能力、走塁、守備範囲、試合を通じた安定性など、チームの総合力に直結する貢献が反映された昇給と考えられる。
才木浩人:2億5,000万円で投手陣の中心へ
才木浩人2億5,000万円
前年1億2,000万円から1億3,000万円増
才木浩人は2025年オフに推定1億3,000万円増の2億5,000万円で契約を更改した。
2025年シーズンは157イニングを投げ、12勝を記録。防御率は1.55だった。
先発投手の年俸は、勝利数だけでなく投球回数、失点を防ぐ能力、登板間隔を守る安定性などが評価材料となる。
才木の2億円台到達は、阪神の先発ローテーションを支える投手への評価が高まったことを示している。
村上頌樹:1億5,000万円増で2億3,000万円
村上頌樹2億3,000万円
前年8,000万円から1億5,000万円増
村上頌樹も大幅昇給を実現した。
推定年俸は8,000万円から2億3,000万円へ。増額は1億5,000万円で、前年の約2.9倍に達している。
2025年シーズンは175イニングを投げ、14勝、防御率2.10を記録した。
才木と村上がともに2億円を超えたことは、阪神の投手陣にとって大きな意味を持つ。
長いシーズンを戦うには、特定の投手だけに依存しない先発陣の厚みが必要だ。複数の先発投手が高い評価を受けている点は、チーム編成の安定性という観点からも注目される。
【球団全体の年俸規模】阪神の総年俸・平均年俸と12球団比較
2026年の阪神は、選手個人だけでなく球団全体の年俸規模でも上位に位置している。
日本プロ野球選手会が2026年4月27日に発表した調査では、阪神の会員支配下選手の平均年俸は7,789万円で12球団中2位だった。
前年の平均から1,990万円増加しており、球団別の順位も前年の3位から2位へ上がった。
阪神の総年俸は約47億5,100万円選手会調査の阪神の平均年俸7,789万円を、集計対象の61人に当てはめると、年俸総額は約47億5,100万円となる。
この数字は外国人選手や選手会調査の対象外となる選手を含めた球団全体の全契約額とは異なる。
したがって、阪神の総年俸を比較する場合は、対象選手の範囲をそろえる必要がある。
2026年プロ野球12球団の平均年俸ランキング2026年の選手会調査による球団別平均年俸は次のとおり。
1. 福岡ソフトバンクホークス:8,706万円
2. 阪神タイガース:7,789万円
3. 読売ジャイアンツ:6,880万円
4. オリックス・バファローズ:5,406万円
5. 北海道日本ハムファイターズ:4,964万円
6. 東北楽天ゴールデンイーグルス:4,419万円
7. 埼玉西武ライオンズ:4,333万円
8. 広島東洋カープ:4,139万円
9. 中日ドラゴンズ:4,102万円
10. 横浜DeNAベイスターズ:4,084万円
11. 千葉ロッテマリーンズ:4,041万円
12. 東京ヤクルトスワローズ:3,991万円
阪神はソフトバンクに次ぐ2位で、3位の巨人を909万円上回る。
また、12球団全体の平均年俸は5,216万円。阪神はこれを2,573万円上回っている。
この結果からも、阪神が主力選手の待遇改善に積極的に取り組んでいることが分かる。
平均年俸だけでは球団の資金力は判断できないここで注意したいのは、平均年俸と総年俸は別の指標だということだ。
例えば、少数のスター選手に高額年俸を集中させる球団では、平均年俸が高くなりやすい。一方、若手選手を多く抱える球団では、総額が大きくても平均年俸が低くなる場合がある。
加えて、選手会調査は外国人選手など一部の選手を対象外としている。
2026年の調査対象713人の平均年俸は5,216万円、総額は371億8,667万円。いずれも現行の調査方法となった1988年以降で最高を更新した。
阪神の7,789万円という数字は、こうしたプロ野球全体の水準と比べても高い。
【歴代年俸推移】阪神タイガースの年俸総額はどう変化した?
阪神の年俸規模は、2023年以降、拡大傾向にある。
主力選手の長期契約、若手の成長に伴う昇給、複数の1億円プレーヤーの誕生などが、その背景にある。
公開されている推定年俸を積み上げた民間データベースでは、次のような推移が掲載されている。
出典:プロ野球年俸DB。判明分の推定年俸合計であり、公式発表の総額ではない。
2023年:推定33億円規模2023年は推定33億1,335万円。
西勇輝の3億円をはじめ、実績ある選手を中心とした年俸構成だった。
2024年:推定37億円規模2024年は37億7,350万円。
近本光司が推定3億2,000万円となるなど、中心選手の待遇が上昇した。
2025年:推定43億円規模2025年は43億4,890万円。
近本光司が3億7,000万円、大山悠輔が3億4,000万円と、主力選手の高額年俸が目立つようになった。
2026年:推定54億円規模2026年は54億2,442万円という推計値が掲載されている。
近本の5億円、佐藤の4億5,000万円、中野の3億円、才木の2億5,000万円などが総額を押し上げている。
ただし、この54億円台は外国人選手や育成選手などを含む民間データベースの集計であり、選手会調査による約47億5,100万円とは対象範囲が違う。両者を同じ基準の数字として比較することはできない。
それでも、複数の選手が1億円以上の年俸を獲得するチームへと変化していることは明確だ。
【2025年オフの契約更改】昇給・減額から見える阪神の査定基準
阪神の2025年オフの契約更改では、選手の成績や役割に応じた大きな年俸変動が見られた。
日刊スポーツの集計によると、来季の支配下選手のうち、年俸が上がった選手は27人、現状維持は16人、減額は10人だった。
年俸アップが大きかった選手特に目立つ昇給は以下のとおり。
- 佐藤輝明:3億円増
- 中野拓夢:1億5,500万円増
- 村上頌樹:1億5,000万円増
- 近本光司:1億3,000万円増
- 才木浩人:1億3,000万円増
- 森下翔太:1億3,200万円増
- 石井大智:1億1,800万円増
野手と投手の両方に大幅昇給が発生している点が特徴だ。
打線の中核を担う佐藤、中野、森下だけでなく、先発の村上、才木、救援の石井にも大きな評価が与えられた。
減額となった選手一方で、全員が昇給したわけではない。
代表的な減額は次のとおり。
- 梅野隆太郎:1億6,000万円から1億2,000万円へ、4,000万円減
- 糸原健斗:7,000万円から5,500万円へ、1,500万円減
- 木浪聖也:6,500万円から5,500万円へ、1,000万円減
- 富田蓮:2,800万円から2,500万円へ、300万円減
梅野は2025年シーズンの出場が52試合にとどまり、年俸も減額となった。
年俸の増減は、単純に選手の人気や過去の実績だけで決まるわけではない。出場機会、チーム内での役割、故障による離脱、複数年契約の有無などが影響する。
選手会アンケートでは阪神が満足度1位興味深いのは、年俸だけでなく選手側の契約更改に対する評価も高かったことだ。
日本プロ野球選手会が公表した2025年オフの契約更改アンケートでは、阪神の結果は次のとおりだった。
- 契約更改全体への満足度:66.67%で12球団1位
- 査定方法への戦術反映度:64.52%で12球団1位
いずれも5段階評価の上位2項目を選択した選手の割合だ。
この結果は、単に年俸の高い選手が多いというだけでは説明できない。
選手の戦術的な役割やチームへの貢献が、契約更改の評価に反映されていると感じる選手が多かったことを示している。
【プロの結論】阪神タイガースの年俸ランキングで注目すべき3つのポイント
2026年の阪神の年俸構造を見ると、単純な高額年俸ランキング以上の特徴が浮かび上がる。
1. 主力選手への投資と長期的なチームづくり近本、大山、佐藤、中野といった野手に加え、才木や村上など投手陣にも高額年俸が配分されている。
これは、特定のスター選手だけに頼らず、攻守の中心選手を複数確保する編成につながる。
長期契約を結ぶ選手が増えれば、チームの戦力構想を立てやすくなる一方、将来の年俸負担も大きくなる。
2. 若手・中堅の成長を年俸に反映2026年の阪神では、佐藤、中野、村上、才木など、今後もチームの中心を担う選手が大幅昇給した。
これは過去の実績だけでなく、今後の活躍への期待も契約に反映されていることを示す。
特に1億円を超える選手が増えることは、若手にとっても明確な目標になる。
3. 年俸ランキングは総合的な選手評価として読む年俸を比較するときには、次の3つを分けて考えたい。
- 基本年俸: 契約上の推定年俸。出来高を含まない数字と区別する。
- 契約総額: 出来高や複数年契約を含めた金額。年間の基本年俸とは異なる。
- 球団総年俸: 支配下選手のみか、外国人や育成選手も含むかで変わる。
佐藤輝明のように基本年俸4億5,000万円、出来高を含めた総額5億円という契約もある。
こうした違いを理解すれば、異なるメディアの年俸ランキングに金額の差があっても、その理由を判断しやすい。
【阪神タイガース年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の阪神タイガースで最も年俸が高い選手は誰?
A1:近本光司で、推定年俸は5億円。5年総額25億円の大型契約で残留した。佐藤輝明は基本年俸4億5,000万円に出来高5,000万円を加えた総額5億円の契約となっている。
Q2:2026年の阪神タイガースの総年俸はいくら?
A2:日本プロ野球選手会の調査対象となる阪神の会員支配下選手については、平均年俸7,789万円。61人を基準に換算すると約47億5,100万円となる。外国人選手や育成選手などを含む民間データベースでは約54億円という推計もあるが、集計対象が異なる。
Q3:2026年の阪神で最も年俸が上がった選手は誰?
A3:佐藤輝明。前年の1億5,000万円から4億5,000万円へ、3億円増となった。阪神球団史上最高の昇給額として報じられている。
2026年の阪神タイガースは、近本光司の5億円を筆頭に、佐藤輝明の4億5,000万円、大山悠輔の3億4,000万円、中野拓夢の3億円など、実績ある主力選手が高額年俸を獲得している。
加えて、才木浩人、村上頌樹、森下翔太、石井大智らも大幅昇給を実現した。
球団全体でも平均年俸7,789万円で12球団中2位となり、前年から1,990万円増加している。
今回の契約更改で特に注目すべきなのは、打線の中心選手だけでなく、先発投手や救援投手にも積極的な評価が与えられていることだ。
阪神の2026年の年俸構造は、主力の長期確保と次世代の戦力育成を両立させる方向に進んでいる。
今後の契約更改では、2026年シーズンの成績に加え、若手の台頭、主力選手の稼働状況、外国人選手の補強方針などが年俸総額を左右する。
2027年度の契約更改では、今季の活躍を踏まえて誰が新たな1億円プレーヤーとなるのか、また佐藤や近本ら高額年俸選手の評価がどう変化するのかが注目される。