2026年のマリナーズ対タイガースは、6月と8月に行われたレギュラーシーズン全6試合で、デトロイト・タイガースが4勝2敗と勝ち越した。6月のデトロイト開催では2勝1敗、8月のシアトル開催でも2勝1敗。敵地でもホームでもタイガースが優位に立った対戦となった。
一方、2025年のアメリカンリーグ地区シリーズ(ALDS)では、マリナーズが3勝2敗でタイガースを撃破している。2026年にはタイガースがレギュラーシーズンで巻き返したものの、両チームとも年間76勝86敗でシーズンを終えた。フリオ・ロドリゲスの本塁打、ライリー・グリーンの打撃成績、先発投手の投球内容、そして両球団の歴代対戦成績を振り返る。
【2026年最新結果】マリナーズ対タイガースは4勝2敗でデトロイトが優勢

2026年の両チームの直接対決は、6月5日から7日までの3連戦と、8月4日から6日までの3連戦の合計6試合だった。
最終成績はタイガース4勝、マリナーズ2勝。両カードともタイガースが2勝1敗で勝ち越している。
特に注目したいのは、6試合の総得点だ。タイガースが33得点を記録したのに対し、マリナーズは15得点。勝ち星だけでなく、得点力でもタイガースが大きな差をつけた。
2026年6月・8月の全6試合スコア一覧| 日付 | 開催球場 | 試合結果 | 勝利チーム | 主なポイント |
|---|---|---|---|---|
| 6月5日 | コメリカ・パーク | DET 7-3 SEA | タイガース | カーペンター、トーケルソンの本塁打 |
| 6月6日 | コメリカ・パーク | DET 0-4 SEA | マリナーズ | ブライス・ミラーの好投 |
| 6月7日 | コメリカ・パーク | DET 5-4 SEA | タイガース | マクゴニグルのサヨナラ打 |
| 8月4日 | Tモバイル・パーク | DET 8-0 SEA | タイガース | グリーンの本塁打、メルトンの好投 |
| 8月5日 | Tモバイル・パーク | DET 2-4 SEA | マリナーズ | フリオ・ロドリゲスの3ラン本塁打 |
| 8月6日 | Tモバイル・パーク | DET 11-0 SEA | タイガース | バルデスの好投と打線の大量得点 |
6月は接戦が2試合あり、マリナーズも一度は完封勝利を収めた。しかし、8月の対戦ではタイガースが2試合で合計19得点を挙げ、マリナーズを圧倒した。
なお、8月5日はマリナーズが4対2で勝利しており、Tモバイル・パークでの3連戦を全敗したわけではない。シリーズの勝敗と個々の試合結果を区別することが大切だ。
【試合速報を振り返る】6月・8月の勝負を分けた6つの試合
6月5日:タイガースが7対3で先勝6月5日の初戦では、マリナーズが初回に先制したものの、タイガースが3回裏に逆転した。
この回、ディロン・ディングラーの適時打に続き、ケリー・カーペンターがブライアン・ウーから2ラン本塁打を放った。タイガースが3対1とリードを奪い、その後も7回と8回に追加点を重ねた。
カーペンターに加え、スペンサー・トーケルソンも8回に2ラン本塁打。マリナーズはコルト・エマーソンのソロ本塁打などで反撃したが、最終的には7対3でタイガースが勝利した。
先発投手はタイガースがフランバー・バルデス、マリナーズがブライアン・ウー。バルデスは5回を1失点に抑え、勝利投手となった。
6月6日:マリナーズが4対0の完封勝利第2戦ではマリナーズが投手戦を制した。
先発ブライス・ミラーが6回を投げ、許した安打はわずか1本。9奪三振の力投でタイガース打線を封じ込めた。
打線ではランディ・アロザレーナが2打点を記録し、ドミニク・カンゾーンも4回にソロ本塁打を放った。2回から4回までに4点を奪ったマリナーズは、そのまま4対0で逃げ切った。
タイガースは9回を通じてわずか2安打。マリナーズの先発投手と救援陣が試合を支配した一戦だった。
6月7日:マクゴニグルが9回にサヨナラ打6月シリーズの最終戦は、最後まで勝敗が分からない展開となった。
マリナーズは3回に先制し、6回にも追加点を挙げてリードを広げた。タイガースは4回にケビン・マクゴニグルのソロ本塁打で反撃。7回にはウェンシール・ペレスの三塁打で試合を振り出しに戻した。
マリナーズも7回に再び勝ち越したが、タイガースは9回裏に反撃。2死からマクゴニグルがアンドレス・ムニョスを相手に2点適時打を放ち、5対4のサヨナラ勝ちを収めた。
マクゴニグルは本塁打と決勝打の両方で勝利に貢献。タイガースはホームでの3連戦を2勝1敗で終えた。
8月4日:メルトンが7回無失点、タイガースが8対0舞台をシアトルのTモバイル・パークに移した8月の初戦は、タイガースの一方的な展開となった。
3回にマリナーズの守備の乱れをきっかけとして先制すると、コルト・キースの2点適時打で3対0。5回にはライリー・グリーンがエマーソン・ハンコックからソロ本塁打を放った。
さらに9回にはグレイバー・トーレスとディングラーにも本塁打が飛び出し、最終スコアは8対0となった。
先発トロイ・メルトンは7回を無失点、被安打3、4奪三振。マリナーズ打線に三塁を踏ませない安定した投球で勝利を引き寄せた。
8月5日:フリオ・ロドリゲスの3ランでマリナーズが勝利連敗を避けたいマリナーズにとって、8月5日は重要な一戦だった。
両チーム無得点で迎えた6回裏、フリオ・ロドリゲスがブレナン・ハニフィーから3ラン本塁打を放った。均衡を破る一発によって、マリナーズが3対0とリードした。
8回にはコルト・エマーソンもソロ本塁打を記録。タイガースは同じ回にディングラーの2ラン本塁打で追い上げたものの、最後は4対2でマリナーズが勝利した。
先発ブライアン・ウーは7回無失点の好投。アンドレス・ムニョスが9回を締めて20セーブ目を挙げた。
この試合は、フリオ・ロドリゲスの長打力とウーの安定感がかみ合った、マリナーズにとって理想的な勝ち方だった。
8月6日:タイガースが11対0で再び完封勝利8月シリーズ最終戦では、タイガースが前日の敗戦を引きずることなく11対0で大勝した。
初回にディングラーの2ラン本塁打などで3点を先制。2回にも追加点を奪い、序盤から試合の主導権を握った。
7回にはケビン・マクゴニグルが2ラン本塁打を放つなど、一挙4得点。9回にも追加点を挙げ、16安打11得点という圧倒的な結果を残した。
先発フランバー・バルデスは7回無失点。対するマリナーズのブライス・ミラーは5回4失点で降板した。
マリナーズは7安打を放ったものの、得点につなげられなかった。タイガースはこの勝利によって8月の3連戦を2勝1敗で締めくくった。
【注目選手を比較】フリオ・ロドリゲスとライリー・グリーンの実力
マリナーズ対タイガースを語るうえで、両チームの攻撃を支える中心選手の存在は欠かせない。
2026年のシーズン成績を見ると、マリナーズのフリオ・ロドリゲスは長打力と走塁能力を兼ね備え、タイガースのライリー・グリーンは出塁率と打率の両面で安定した数字を残した。
フリオ・ロドリゲス:22本塁打と22盗塁フリオ・ロドリゲスは2026年シーズン、596打数147安打、打率.247、22本塁打、69打点、22盗塁を記録した。
2025年の32本塁打、30盗塁から数字を落としたものの、2026年も20本塁打と20盗塁を同時に達成。走攻守を兼ね備えた中堅手として、マリナーズの攻撃に欠かせない存在だった。
タイガースとの直接対決では、8月5日の3ラン本塁打が特に印象的だ。さらに6月7日の試合でも2盗塁を決めて得点に絡んでいる。
単純な本塁打数だけでは測れない、試合展開を変える能力がロドリゲスの強みだ。
ライリー・グリーン:打率.280、21本塁打タイガースのライリー・グリーンは、2026年シーズンに511打数143安打、打率.280、21本塁打、75打点、出塁率.370、OPS.844を記録した。
特に出塁率.370という数字は、攻撃の起点を作る能力を示している。21本塁打と75打点も記録し、タイガースの得点力を支えた。
マリナーズとの直接対決では、8月4日にエマーソン・ハンコックからソロ本塁打を放った。守備でも6月5日に好捕を見せており、打撃以外の貢献もあった。
両選手の2026年成績比較- フリオ・ロドリゲス:打率.247、22本塁打、69打点、22盗塁
- ライリー・グリーン:打率.280、21本塁打、75打点、3盗塁
ロドリゲスは走力を含む総合的な攻撃力、グリーンは打率と出塁能力を生かした安定感が特徴だ。
なお、両選手のシーズン成績は年間の数字であり、直接対決6試合だけの成績ではない。この区別を押さえると、個人の実績と対戦での活躍を正しく評価できる。
【2025年地区シリーズ】マリナーズがタイガースを3勝2敗で撃破
2026年のレギュラーシーズンではタイガースが勝ち越したが、両球団の関係を理解するうえで欠かせないのが2025年のアメリカンリーグ地区シリーズだ。
このシリーズは5試合に及び、マリナーズが3勝2敗で勝ち抜けた。特に第5戦は15回までもつれる歴史的な試合となった。
2025年ALDS全5試合の結果- 第1戦・10月4日:タイガース3-2マリナーズ(延長11回)
- 第2戦・10月5日:マリナーズ3-2タイガース
- 第3戦・10月7日:マリナーズ8-4タイガース
- 第4戦・10月8日:タイガース9-3マリナーズ
- 第5戦・10月10日:マリナーズ3-2タイガース(延長15回)
シリーズの流れを変えたのは第2戦だった。
タイガースのエース、タリク・スクーバルに対し、マリナーズはホルヘ・ポランコの2本塁打で得点を重ねた。8回にタイガースが2対2の同点に追いついた後、カル・ローリーが二塁打を放ち、続くフリオ・ロドリゲスが決勝の適時二塁打を記録した。
最終スコアは3対2。マリナーズは第1戦の敗戦を取り返し、シリーズを1勝1敗に戻した。
第5戦は15回、ポランコのサヨナラ打で決着最終第5戦も2対2のまま延長戦に突入した。
タイガースはケリー・カーペンターの2ラン本塁打で先行したが、マリナーズは7回にレオ・リバスの適時打で同点に追いついた。
試合を決めたのは15回裏。J.P.クロフォードが先頭打者として安打を放ち、ランディ・アロザレーナへの死球などで1死満塁の好機を作った。
フリオ・ロドリゲスは申告敬遠で歩かされ、打席にはホルヘ・ポランコ。ポランコが右前へサヨナラ適時打を放ち、マリナーズが3対2で勝利した。
MLB公式報道によると、この試合はポストシーズンの勝ち抜け決定戦として史上最長の15イニングに及んだ。マリナーズは2001年以来となるアメリカンリーグ優勝決定シリーズ進出を果たした。
2025年のシリーズでは、マリナーズの投手運用と終盤の粘りが勝敗を左右した。2026年のレギュラーシーズンでタイガースが4勝2敗と巻き返したことを考えると、両チームの対戦は短期間でも勢力図が変化した興味深い事例だ。
【歴代対戦成績と最新情報】両球団の2026年シーズンを比較
歴代対戦成績ではタイガースがリード両球団の歴代対戦成績をレギュラーシーズンとポストシーズンに分けて見ると、全体像が分かりやすい。
集計データによると、レギュラーシーズンの通算成績はマリナーズ側から見て217勝238敗1分。ポストシーズンでは2025年のALDSで3勝2敗とマリナーズが勝ち越している。
両方を合わせた通算成績はマリナーズ220勝240敗1分で、タイガースが優勢だ。
2026年の直接対決でもタイガースが4勝2敗と勝ち越しており、歴代成績の傾向をさらに強める結果になった。
2026年シーズン終了時のチーム成績2026年の両球団は、最終的にどちらも76勝86敗でレギュラーシーズンを終えた。
- シアトル・マリナーズ:アメリカンリーグ西地区3位、76勝86敗
- デトロイト・タイガース:アメリカンリーグ中地区4位、76勝86敗
マリナーズはシーズン前に高い評価を受けていたが、夏場の失速が響いた。9月25日にはポストシーズン進出の可能性が消滅。カル・ローリーもシーズンの不振や改善点について厳しい認識を示した。
タイガースも地区4位に終わり、プレーオフ進出はならなかった。ただし、シーズン終盤まで得点力を見せたことや、若手選手の成長は今後につながる材料となる。
2026年の両チームをどう評価するか両チームが同じ76勝86敗でシーズンを終えた事実は興味深い。直接対決ではタイガースが4勝2敗と勝ち越しているが、年間の勝率はどちらも.469だった。
つまり、6試合の直接対決で優位だったことと、162試合のシーズン全体で優れていたことは同じ意味ではない。
マリナーズは2025年に地区優勝を果たし、ポストシーズンでもタイガースを破った。対して2026年は、投打の歯車がかみ合わず、地区3位に後退した。
タイガースも2025年の地区シリーズ敗退から2026年の直接対決では巻き返したものの、年間成績ではプレーオフ進出を逃した。
両球団の最新動向を見る際は、直接対決、シーズン成績、ポストシーズン実績という3つの指標を分けて考える必要がある。
【マリナーズ対タイガース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のマリナーズ対タイガースはどちらが勝ち越した?
A1:デトロイト・タイガースが4勝2敗で勝ち越した。6月と8月の3連戦で、それぞれ2勝1敗という結果だった。
Q2:2026年のマリナーズ対タイガースの全試合結果は?
A2:6月5日は7対3、6月6日は0対4、6月7日は5対4、8月4日は8対0、8月5日は2対4、8月6日は11対0で、それぞれタイガース対マリナーズのスコアとなっている。
Q3:2026年のフリオ・ロドリゲスはタイガース戦で本塁打を打った?
A3:打っている。8月5日の試合でブレナン・ハニフィーから3ラン本塁打を記録し、マリナーズの4対2の勝利に貢献した。
Q4:ライリー・グリーンの2026年シーズン成績は?
A4:打率.280、21本塁打、75打点、出塁率.370、OPS.844だった。8月4日のマリナーズ戦でも本塁打を記録している。
Q5:2025年の地区シリーズではどちらが勝った?
A5:シアトル・マリナーズが3勝2敗で勝利した。最終第5戦は延長15回までもつれ、ホルヘ・ポランコのサヨナラ適時打で決着した。
Q6:マリナーズとタイガースの歴代対戦成績は?
A6:レギュラーシーズンではマリナーズ側から217勝238敗1分。2025年のポストシーズンの対戦を含めると220勝240敗1分で、タイガースがリードしている。
Q7:2026年の両チームはプレーオフに進出した?
A7:両チームとも進出していない。マリナーズはアメリカンリーグ西地区3位、タイガースは中地区4位で、いずれも76勝86敗だった。
2026年のマリナーズ対タイガースは、デトロイト・タイガースが4勝2敗で勝ち越した。6月の接戦に加え、8月には8対0、11対0という大差の勝利を記録し、攻撃力と投手力の両面で存在感を示した。
一方、マリナーズにも8月5日のフリオ・ロドリゲスの3ラン本塁打や、6月6日の4対0の完封勝利など、反撃の材料はあった。
2025年の地区シリーズではマリナーズが15回の死闘を制し、2026年のレギュラーシーズンではタイガースが優勢となった。この対照的な結果こそ、両球団の対戦の面白さだ。
今後の対戦を評価する際には、単純な勝敗だけでなく、先発投手の投球回数、救援陣の安定性、フリオ・ロドリゲスやライリー・グリーンら主力打者の出塁・長打、そして終盤の得点圏での攻防に注目したい。
【プロの結論】 2026年の直接対決で優位に立ったのはタイガースだ。しかし、2025年のポストシーズンではマリナーズが勝ち抜いており、短期決戦と長期シーズンでは求められる強さが異なる。両チームの本当の力関係を判断するには、直接対決の結果と年間を通じたチーム力を合わせて見ることが重要だ。
主な事実確認資料
- MLB公式の2026年試合記録・ハイライト
- MLB公式の2025年地区シリーズ総括
- MLB公式選手成績(フリオ・ロドリゲス、ライリー・グリーン)
- Baseball-Referenceの2026年日程・最終成績・歴代対戦記録
- Reutersの2026年6月7日試合報道