日本プロ野球の12球団は、セ・リーグとパ・リーグに6球団ずつ所属している。2026年のレギュラーシーズンは各球団143試合を戦い、両リーグとも全日程が終了した。
最初に、2026年の最終順位と球団の基本情報をまとめる。
出典:日本野球機構(NPB)2026年度公式戦勝敗表、球団別インデックス、12球団本拠地球場一覧。日本一の回数は球団の系譜を引き継ぐ通算実績で、2026年の優勝を反映。創設・加盟年はNPB掲載の年月日に基づく。
※創設・加盟年は球団によって公式記録上の表記が異なる。特に日本ハム、ヤクルト、楽天、西武、ロッテは、NPBの球団別インデックスに記載された加盟日を基準としている。
2026年の順位から見える注目ポイント2026年のセ・リーグは阪神が79勝を挙げ、勝率.560で首位を確保した。2位の巨人とは2.5ゲーム差。3位DeNAも勝率5割を超えており、上位3球団の争いが目立った。
一方、パ・リーグはソフトバンクが91勝49敗3分、勝率.650という圧倒的な成績を残した。2位西武とのゲーム差は11.5。3位日本ハムにも13ゲーム差をつけている。
特に注目したいのは、両リーグで勝率に大きな違いが見られる点だ。セ・リーグの首位阪神が.560だったのに対し、パ・リーグの首位ソフトバンクは.650。ソフトバンクは143試合のうち91試合に勝利し、シーズンを通じた安定感を示した。
なお、日本シリーズ優勝回数については、NPBの球団別インデックスに掲載されているソフトバンクの12回に、2026年の優勝1回を加算している。2026年の日本シリーズ公式ページでは、2年連続13度目の日本一と発表された。
【セ・リーグ6球団】阪神・巨人・DeNAなど各チームの特徴

2026年最終順位順
1. |伝統と甲子園を象徴する球団- 創設:1935年12月10日
- 本拠地:阪神甲子園球場
- 2026年順位:セ・リーグ1位
- 日本シリーズ優勝:2回
阪神タイガースは1935年に創立された歴史ある球団で、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場を本拠地としている。
甲子園球場は高校野球の舞台としても知られ、日本の野球文化を象徴する存在だ。球団と球場が長い歴史を共有していることは、阪神の大きな特徴である。
2026年は79勝62敗2分、勝率.560でセ・リーグ優勝を果たした。巨人との競争を制してレギュラーシーズンを首位で終えたが、クライマックスシリーズではDeNAに敗退。リーグ優勝と日本シリーズ出場が別の結果になったシーズンでもある。
2. |日本プロ野球を代表する伝統球団- 創設:1934年12月26日
- 本拠地:東京ドーム
- 2026年順位:セ・リーグ2位
- 日本シリーズ優勝:22回
読売ジャイアンツは1934年に誕生した、日本プロ野球で最も古い歴史を持つ球団の一つだ。
本拠地は東京都文京区の東京ドーム。全国的な知名度と豊富な優勝実績を持ち、NPBの球団別データでは日本シリーズ優勝22回と、12球団で最多の数字を記録している。
2026年は76勝64敗3分で2位。優勝した阪神には2.5ゲーム差まで迫った。
巨人を評価するときは、過去の優勝回数と現在のシーズン成績を分けて見ることが大切だ。歴史的な実績が大きくても、毎年の戦力や順位は別の問題である。
3. |2026年日本シリーズ進出球団- 創設:1949年11月22日
- 本拠地:横浜スタジアム
- 2026年順位:セ・リーグ3位
- 日本シリーズ優勝:3回
横浜DeNAベイスターズは1949年創立の球団で、横浜スタジアムを本拠地としている。
球団の歴史には大洋ホエールズ、横浜ベイスターズなどの時代があり、現在の名称は横浜DeNAベイスターズ。日本シリーズ優勝は3回である。
2026年のレギュラーシーズンは71勝69敗3分で3位だった。しかし、クライマックスシリーズでは巨人をファーストステージで破り、ファイナルステージでは阪神にも4連勝。日本シリーズ進出を決めた。
日本シリーズではソフトバンクと対戦したものの、4連敗で敗退した。
この結果は、レギュラーシーズンの順位だけでは年間の最終的な勝者を判断できないことを示している。
4. |地域との結びつきが強い球団- 創設:1949年12月5日
- 本拠地:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
- 2026年順位:セ・リーグ4位
- 日本シリーズ優勝:3回
広島東洋カープは1949年に創立された球団で、広島市のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島を本拠地とする。
球団の歴史は戦後の広島と深く結びついており、地域に根差した球団として知られている。
日本シリーズ優勝は3回。2026年は61勝78敗4分、勝率.439で4位となった。
5. |神宮球場を本拠地とする球団- 加盟:1950年1月12日
- 本拠地:明治神宮野球場
- 2026年順位:セ・リーグ5位
- 日本シリーズ優勝:6回
東京ヤクルトスワローズは1950年にセ・リーグへ加盟した球団で、東京都新宿区の明治神宮野球場を本拠地としている。
日本シリーズ優勝は6回。セ・リーグでは巨人に次ぐ歴史的な優勝実績を持つ球団の一つだ。
2026年は61勝80敗2分で5位。4位広島と勝利数は同じだったが、敗戦数や引き分け数の違いから勝率で下回った。
6. |名古屋を代表する老舗球団- 創設:1936年1月15日
- 本拠地:バンテリンドーム ナゴヤ
- 2026年順位:セ・リーグ6位
- 日本シリーズ優勝:2回
中日ドラゴンズは1936年に創立された球団で、愛知県名古屋市のバンテリンドーム ナゴヤを本拠地としている。
日本プロ野球の黎明期から続く伝統球団であり、名古屋を中心とする東海地方の野球文化を支えてきた。
2026年は60勝81敗2分で6位。勝率は.426だった。日本シリーズ優勝は2回を記録している。
【パ・リーグ6球団】ソフトバンク・日本ハム・西武などの特徴
2026年最終順位順
1. |2026年の圧倒的な優勝球団- 創設:1938年2月22日
- 本拠地:みずほPayPayドーム福岡
- 2026年順位:パ・リーグ1位
- 日本シリーズ優勝:13回
福岡ソフトバンクホークスは1938年に誕生した球団で、南海ホークス、ダイエーホークスを経て現在の福岡ソフトバンクホークスへとつながる歴史を持つ。
2026年は91勝49敗3分、勝率.650という圧倒的な成績でパ・リーグを制した。
加えて、10月28日の日本シリーズ第4戦で横浜DeNAベイスターズを4対2で破り、4連勝で日本一を達成。これにより、2年連続13度目の日本一となった。
球団公式発表によると、今回の優勝は福岡ソフトバンクホークスとして9度目。南海時代などを含む球団系譜全体では13度目に当たる。
2026年はリーグ優勝と日本シリーズ制覇の両方を実現した、12球団の中でも際立つシーズンだった。
2. |日本シリーズ優勝13回の名門- 加盟:1949年11月26日
- 本拠地:ベルーナドーム
- 2026年順位:パ・リーグ2位
- 日本シリーズ優勝:13回
埼玉西武ライオンズは1949年に加盟した球団で、埼玉県所沢市のベルーナドームを本拠地としている。
西鉄ライオンズ、西武ライオンズなどの時代を経て現在の球団につながっている。日本シリーズ優勝は13回、パ・リーグ優勝は23回と、歴史的な実績が豊富だ。
2026年は79勝60敗4分で2位。首位ソフトバンクには11.5ゲーム差をつけられたが、日本ハムとの競争を制して2位を確保した。
3. |北海道を本拠地とする球団- 加盟:1945年11月6日
- 本拠地:エスコンフィールドHOKKAIDO
- 2026年順位:パ・リーグ3位
- 日本シリーズ優勝:3回
北海道日本ハムファイターズは1945年に加盟した歴史を持ち、現在は北海道北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOを本拠地としている。
球団はかつて東京を本拠地としていたが、2004年に北海道へ移転。現在は北海道を代表するプロスポーツチームの一つとなっている。
2026年は78勝62敗3分、勝率.557で3位。2位西武とは1.5ゲーム差だった。
日本シリーズ優勝は3回で、球団史上の優勝実績には北海道移転後の2006年の日本一も含まれる。
4. |阪急・近鉄の歴史を受け継ぐ球団- 創設:1936年1月23日
- 本拠地:京セラドーム大阪
- 2026年順位:パ・リーグ4位
- 日本シリーズ優勝:5回
オリックス・バファローズは1936年創立の阪急軍を起源とする球団で、阪急ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブ、近鉄との統合などの歴史を経て現在の名称になった。
本拠地は大阪市の京セラドーム大阪。日本シリーズ優勝は5回となっている。
2026年は65勝76敗2分で4位。勝率.461で、上位3球団とは差が開いた。
5. |千葉を本拠地とする球団- 加盟:1949年11月26日
- 本拠地:ZOZOマリンスタジアム
- 2026年順位:パ・リーグ5位
- 日本シリーズ優勝:4回
千葉ロッテマリーンズは1949年に加盟した球団で、千葉市のZOZOマリンスタジアムを本拠地としている。
毎日オリオンズ、東京オリオンズ、ロッテオリオンズなどの時代を経て現在の名称となった。
日本シリーズ優勝は4回。2026年は63勝77敗3分で5位となった。
6. |2004年誕生の比較的新しい球団- 加盟:2004年11月2日
- 本拠地:楽天モバイル 最強パーク宮城
- 2026年順位:パ・リーグ6位
- 日本シリーズ優勝:1回
東北楽天ゴールデンイーグルスは2004年に誕生し、2005年からパ・リーグに参入した球団だ。
本拠地は宮城県仙台市の楽天モバイル 最強パーク宮城。12球団の中では最も新しい球団であり、東北地方を代表するプロ野球チームとして活動している。
日本シリーズ優勝は1回。2013年に球団初の日本一を達成した。
2026年は58勝84敗1分でパ・リーグ6位。勝率.408でシーズンを終えた。
【セ・リーグとパ・リーグの違い】DH制・試合方式・球団構成を比較
日本プロ野球を理解するうえで欠かせないのが、セ・リーグとパ・リーグの違いだ。
両リーグはそれぞれ6球団で構成されているが、2026年シーズンまでは指名打者制度(DH制)の扱いが異なっていた。
1. DH制の違いセ・リーグ
投手も原則として打席に立つ9人野球を採用。
パ・リーグ
投手の代わりに打撃専門の指名打者を起用できる。
セ・リーグは従来、投手も打席に立つ9人制を採用してきた。一方、パ・リーグは1975年からDH制を導入している。
この違いは、試合中の選手起用にも影響する。
セ・リーグでは投手の打順を考慮した代打や継投のタイミングが重要になる。パ・リーグではDHを活用して打撃力を維持しながら、投手の交代を判断できる。
ただし、この制度上の違いは2027年から大きく変わる。
NPBは2025年8月4日、セ・リーグが2027年シーズンからDH制を採用することを正式決定したと発表した。
つまり、2026年はセ・リーグにおける投手の打席が原則として見られる最後のシーズンとなった。
2. クライマックスシリーズの仕組みレギュラーシーズンの順位だけで日本シリーズ進出球団が決まるわけではない。
NPBでは、各リーグの上位3球団がクライマックスシリーズ(CS)に進出する。
基本的な流れは次のとおり。
1. ファーストステージ:2位と3位が対戦する。
2. ファイナルステージ:リーグ1位とファーストステージの勝者が対戦する。
3. ファイナルステージの勝者が日本シリーズへ進出する。
2026年からはファイナルステージのルールが改定された。1位球団とファーストステージ勝者のゲーム差が10以上、またはファーストステージ勝者の勝率が5割未満の場合、1位球団には2勝のアドバンテージが与えられ、最大7試合制となる。
それ以外は原則として1勝のアドバンテージを含む6試合制だ。
3. 日本シリーズは両リーグの代表による頂上決戦日本シリーズはセ・リーグとパ・リーグのクライマックスシリーズを勝ち抜いた球団同士が対戦する大会だ。
2026年は横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークスが出場した。
レギュラーシーズンではDeNAがセ・リーグ3位だったにもかかわらず、CSを勝ち抜いて日本シリーズに進出した点が興味深い。
つまり、レギュラーシーズンの優勝球団と日本シリーズ出場球団が必ずしも一致するとは限らない。
この仕組みがあることで、シーズン終盤の3位争いにも大きな意味が生まれている。
【球団の歴史と日本一の記録】創設年・優勝回数から見る勢力図
日本プロ野球の12球団には、1930年代から続く老舗球団と、2000年代に誕生した比較的新しい球団が共存している。
最も歴史が古い球団は読売ジャイアンツ現存する12球団の中で、最も早く創立されたのは読売ジャイアンツだ。
1934年12月26日に大日本東京野球倶楽部として誕生した。翌1935年には大阪タイガース、1936年には名古屋や阪急などの球団が続いた。
日本野球機構や野球殿堂博物館の歴史資料によると、1936年には7球団による日本職業野球連盟が創立され、日本のプロ野球リーグ戦が始まった。
一方、12球団で最も新しいのは2004年に加盟した東北楽天ゴールデンイーグルスである。
この約70年の歴史の差は、球団の名称や本拠地、優勝実績を比較するうえでも要点になる。
日本シリーズ優勝回数が最も多いのは巨人日本シリーズの歴代優勝回数では、読売ジャイアンツが22回でトップに立つ。
次いで、埼玉西武ライオンズと福岡ソフトバンクホークスが、それぞれ13回となっている。
ただし、ここで注意したいのは球団の系譜と現在の球団名の違いだ。
例えばソフトバンクの13回には、南海ホークス時代などの優勝実績も含まれる。球団公式発表によると、2026年の優勝は福岡ソフトバンクホークスとして9度目だった。
球団の歴史を比較するときは、現在の名称だけでなく、前身球団からの継承関係を理解することが大切だ。
球団の創設年だけで実力は判断できない長い歴史を持つ球団が必ずしも毎年上位になるわけではない。
2026年の結果を見ると、歴史ある阪神とソフトバンクが両リーグの首位となった一方、1930年代創設の中日やオリックスは下位に終わった。
反対に、2004年加盟の楽天も、日本一を達成した実績を持っている。
球団の強さを判断する場合には、創設年や過去の優勝回数だけではなく、直近の勝率、得失点、投手力、打撃力、選手層などを組み合わせて見る必要がある。
【プロの結論】日本プロ野球12球団を比較するときの重要な判断基準
日本プロ野球の球団を比較する際には、何を知りたいのかによって注目すべき数字が変わる。
現在の強さを知りたい人は、2026年の順位と勝率を見るのが基本だ。2026年ならセ・リーグは阪神、パ・リーグはソフトバンクがレギュラーシーズンの首位だった。
球団の歴史や伝統を知りたい人は、創設年と前身球団の歴史を確認したい。巨人、阪神、中日、ソフトバンク、オリックスなどは1930年代からの系譜を持つ。
過去の実績を比較したい人は、日本シリーズ優勝回数が参考になる。巨人の22回は歴代最多であり、西武とソフトバンクも13回ずつの優勝実績を誇る。
球場や地域とのつながりを知りたい人は、本拠地球場にも注目したい。甲子園、東京ドーム、横浜スタジアム、エスコンフィールドなど、それぞれの球場には異なる立地や設備、歴史がある。
特に重要なのは、次の3つの数字を混同しないことだ。
- レギュラーシーズン順位: 143試合を通じたリーグ内の成績。
- リーグ優勝: レギュラーシーズンでリーグ1位になった実績。
- 日本シリーズ優勝: クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズを制した実績。
この3つは同じ意味ではない。2026年のDeNAのように、レギュラーシーズン3位から日本シリーズへ進出するケースもある。
球団の現在地と歴史的な実績を正確に把握するには、これらを分けて比較することが欠かせない。
【日本プロ野球チームに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:日本プロ野球のチームは全部で何球団ありますか?
A1:日本プロ野球(NPB)は全部で12球団です。セントラル・リーグに6球団、パシフィック・リーグに6球団が所属しています。
Q2:2026年のセ・リーグ優勝球団はどこですか?
A2:阪神タイガースです。79勝62敗2分、勝率.560でレギュラーシーズン1位となりました。
Q3:2026年のパ・リーグ優勝球団はどこですか?
A3:福岡ソフトバンクホークスです。91勝49敗3分、勝率.650という成績でリーグ首位を獲得しました。
Q4:日本シリーズ優勝回数が最も多い球団はどこですか?
A4:読売ジャイアンツです。球団の系譜を引き継ぐ通算で22回の日本シリーズ優勝を記録しています。
Q5:日本プロ野球で最も新しい球団はどこですか?
A5:東北楽天ゴールデンイーグルスです。2004年11月2日に加盟し、2005年シーズンからパ・リーグに参入しました。
Q6:セ・リーグとパ・リーグの大きな違いは何ですか?
A6:2026年まではDH制の有無が大きな違いでした。セ・リーグは投手も打席に立つ9人制、パ・リーグはDH制を採用しています。ただし、2027年からはセ・リーグにもDH制が導入されます。
Q7:2026年の日本シリーズを制した球団はどこですか?
A7:福岡ソフトバンクホークスです。2026年10月28日の第4戦で横浜DeNAベイスターズを破り、4連勝で2年連続13度目の日本一に輝きました。
2026年の日本プロ野球は、セ・リーグで阪神タイガース、パ・リーグで福岡ソフトバンクホークスがレギュラーシーズンを制した。
日本シリーズではソフトバンクが横浜DeNAベイスターズを4連勝で下し、2年連続13度目の日本一を達成した。
12球団には、それぞれ異なる歴史と特徴がある。巨人のように長い歴史と多くの日本一を誇る球団もあれば、楽天のように比較的新しい歴史を持つ球団もある。
また、2027年からはセ・リーグにもDH制が導入されるため、リーグ間のルールにも新たな変化が訪れる。
球団を比較するときは、最新順位だけでなく、本拠地球場、創設年、日本シリーズ優勝回数、リーグ制度まで確認することで、日本プロ野球の全体像がより明確になる。
2026年の成績を出発点に、各球団が次のシーズンにどのようなチームづくりを進めるのか。12球団それぞれの動向に引き続き注目したい。