正式名称は「秩父宮賜杯第79回西日本学生陸上競技対校選手権大会」。一般には西日本インカレの名称で知られている。
大会の基本情報は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名称 | 秩父宮賜杯第79回西日本学生陸上競技対校選手権大会 |
| 通称 | 西日本インカレ |
| 開催日 | 2026年6月19日~21日 |
| 開催地 | 大阪府大阪市 |
| メイン会場 | ヤンマースタジアム長居 |
| サブ会場 | ヤンマーフィールド長居 |
| 主催 | 東海・関西・中国四国・九州学生陸上競技連盟 |
| 競技部門 | 男子・女子 |
| 競技形式 | 個人種目・大学対校戦 |
大会公式情報は関西学生陸上競技連盟の特設ページに集約され、大会要項、参加標準記録、競技日程、競技結果、記録集などが公開された。
西日本インカレはどのような大会なのか西日本インカレの特徴は、個人の順位だけでなく、大学単位の総合得点も争われる点にある。
100mや1500mなどのトラック競技、走幅跳や砲丸投などのフィールド競技、十種競技・七種競技まで、幅広い種目が大学の得点に反映される。
そのため、短距離に有力選手をそろえた大学が必ずしも総合優勝するわけではない。長距離、跳躍、投てき、混成競技など、各分野で安定して得点を重ねられるかが勝敗を左右する。
また、関西だけの大会ではなく、東海や九州、中国四国の大学も参加するため、地域ごとの競技力を比較できる舞台でもある。
【競技日程・タイムテーブル】6月19日から21日までの3日間

2026年大会は3日間にわたり、予選・準決勝・決勝を組み合わせた競技日程が組まれた。
関西学生陸上競技連盟が公開した6月1日更新の競技日程と、実際の競技結果を照らし合わせると、各日の主な見どころは次のように整理できる。
6月19日(金)大会1日目初日は開会式から始まり、トラック競技の予選や一部決勝、フィールド競技が進行した。
主な競技は次のとおり。
- 男子・女子100m予選
- 男子・女子400m予選
- 男子・女子1500m
- 男子・女子4×100mリレー予選
- 男子110mハードル
- 女子100mハードル
- 男女3000m障害
- 男女10000m
- 十種競技
特に注目されたのは、夕方以降の中長距離種目だ。
公式競技日程では、女子3000m障害が17時45分、男子3000m障害が18時05分、女子1500m決勝が18時25分、男子1500m決勝が18時35分に設定されていた。
女子10000mは18時45分、男子10000mは19時30分からの予定だった。
6月20日(土)大会2日目2日目は短距離の決勝やリレーに加え、中距離種目の予選、跳躍・投てき競技が進んだ。
主な注目種目は以下のとおり。
- 男女200m予選
- 男女800m予選
- 男女400mハードル
- 男女4×100mリレー決勝
- 男女400m決勝
- 男女10000m競歩
- 男子走幅跳
- 女子棒高跳
- 女子三段跳
- 男子十種競技・女子七種競技
この日は男女の400m決勝が10時50分、11時に予定され、女子4×100mリレー決勝が11時15分、男子が11時30分に組まれていた。
短距離種目の個人成績だけでなく、各大学のリレーによる得点獲得も要点だった。
6月21日(日)大会3日目最終日は中長距離の決勝、短距離の決勝、リレー、跳躍・投てき競技が集中した。
主な競技は次のとおり。
- 男女5000m決勝
- 男女200m決勝
- 男女800m決勝
- 男女400mハードル決勝
- 男女4×400mリレー決勝
- 男女走高跳
- 男子三段跳
- 男女砲丸投
- 女子円盤投
- 七種競技の最終種目
特に、男子5000mは9時30分、女子5000mは9時から競技が予定されていた。
午後には男女400mハードル、800m、200mの決勝が続き、女子4×400mリレーは14時35分、男子4×400mリレーは14時50分の予定だった。
大会最終盤のリレーは、大学対校の総合成績を左右する重要な競技となった。
競技日程を見る際の注意点
上記は大会公式の競技日程を基にした主要種目の整理であり、すべての競技を網羅した時刻表ではない。予選・準決勝の組数や招集時刻も確認する場合は、関西学生陸上競技連盟が掲載した競技日程PDFが基準となる。
【男子・女子の競技種目】トラック・フィールド・混成競技を網羅
第79回大会では、男子・女子それぞれに複数の種目が設定された。
トラック競技| 種目 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 短距離 | 100m・200m・400m | 100m・200m・400m |
| 中距離 | 800m・1500m | 800m・1500m |
| 長距離 | 5000m・10000m | 5000m・10000m |
| ハードル | 110mH・400mH | 100mH・400mH |
| 障害 | 3000mSC | 3000mSC |
| 競歩 | 10000mW | 10000mW |
| リレー | 4×100mR・4×400mR | 4×100mR・4×400mR |
男女でハードルの距離が異なる点は、競技結果を比較するときに注意したいポイントだ。
フィールド競技男女ともに、以下の跳躍・投てき種目が実施された。
跳躍競技
- 走高跳
- 棒高跳
- 走幅跳
- 三段跳
投てき競技
- 砲丸投
- 円盤投
- ハンマー投
- やり投
- 男子:十種競技
- 女子:七種競技
混成競技は複数種目の成績を得点化して総合順位を決める競技だ。単一種目の記録だけでは評価できない選手の総合的な能力が問われる。
なお、投てき競技はヤンマーフィールド長居で実施された。メインスタジアムとサブ会場で競技場所が分かれていた点は、現地観戦の際にも重要な情報だった。
【出場大学・エントリーリスト】参加標準記録と注目校を整理
どの大学が出場したのか大会の競技者索引には、東海・関西・中国四国・九州を中心とする多数の大学・団体が掲載された。
主な出場大学と、公式競技者索引に記載された出場人数の例は次のとおり。
| 大学 | 出場人数 |
|---|---|
| 福岡大学 | 86人 |
| 中京大学 | 83人 |
| 九州共立大学 | 69人 |
| 立命館大学 | 69人 |
| 関西大学 | 53人 |
| 大阪体育大学 | 44人 |
| 関西学院大学 | 42人 |
| 同志社大学 | 42人 |
| 園田学園大学 | 39人 |
| びわこスポーツ大学 | 39人 |
| 京都産業大学 | 34人 |
| 武庫川女子大学 | 32人 |
ここで注目したいのは、福岡大学や中京大学、九州共立大学、立命館大学など、複数種目に多くの選手を送り込んだ大学が存在することだ。
ただし、出場人数の多さと総合得点は同じ意味ではない。各種目で上位に入る選手をどれだけそろえられるかが、対校戦の結果を決める。
参加標準記録とは?西日本インカレでは、出場資格を判断するための参加標準記録が設定された。
男子・女子それぞれにA標準とB標準が設けられ、種目ごとに必要な記録が異なる。
代表的な種目の基準を紹介する。
| 種目 | 男子A | 男子B | 女子A | 女子B |
|---|---|---|---|---|
| 100m | 10.65 | 10.70 | 12.40 | 12.50 |
| 200m | 21.60 | 21.85 | 25.50 | 25.70 |
| 400m | 48.45 | 48.95 | 58.00 | 59.50 |
| 800m | 1:53.80 | 1:55.00 | 2:17.50 | 2:21.50 |
| 1500m | 3:55.00 | 3:58.00 | 4:40.00 | 4:47.00 |
| 5000m | 14:30.00 | 14:35.00 | 16:40.00 | 17:00.00 |
単位:短距離・中長距離は秒・分秒。フィールド種目などにも別途基準が設定されている。
標準記録に関して、特に押さえておきたい条件が3つある。
1. 記録の有効期間:2025年1月1日から2026年5月17日まで。
2. 電気計時の条件:100m、200m、400m、110mH、100mH、400mHは電気計時による記録のみ有効。
3. ターゲットナンバー:4×100mリレーと4×400mリレーは40、十種競技と七種競技は18の枠が設けられた。
つまり、標準記録を突破しているだけで、必ずしもすべての種目に無制限で出場できるわけではない。特にリレーと混成競技では、ターゲットナンバーも関係する。
スタートリスト・エントリーリストの確認方法出場選手を調べる場合は、関西学生陸上競技連盟の大会情報にある競技結果ページから「競技者一覧画面」を確認する方法が便利だ。
大学名から所属選手を探せるほか、個人ごとの出場種目も確認できる。
また、競技別一覧表では各種目の予選、準決勝、決勝が分けて掲載されている。
注意したいのは、エントリーリストと実際のスタートリストは必ずしも一致しないこと。欠場や変更があるため、実際に競技へ出場した選手を調べる場合は、各レースの公式結果まで確認する必要がある。
【競技結果・速報】男子は中京大学、女子は福岡大学が総合優勝
第79回大会の大学対校総合得点では、男女で異なる大学が頂点に立った。
男子総合成績| 順位 | 大学 | 総合得点 |
|---|---|---|
| 1位 | 中京大学 | 86点 |
| 2位 | 関西学院大学 | 71点 |
| 3位 | 九州共立大学 | 66点 |
| 4位 | 福岡大学 | 47点 |
| 5位 | 環太平洋大学 | 45点 |
| 6位 | 立命館大学 | 40点 |
男子は中京大学が86点を獲得し、総合優勝を果たした。
2位の関西学院大学とは15点差。3位の九州共立大学も66点を獲得しており、上位3校による得点争いが目立った。
女子総合成績| 順位 | 大学 | 総合得点 |
|---|---|---|
| 1位 | 福岡大学 | 125点 |
| 2位 | 園田学園大学 | 106.5点 |
| 3位 | 九州共立大学 | 76点 |
| 4位 | 中京大学 | 51点 |
| 5位 | 武庫川女子大学 | 45点 |
| 6位 | 大阪体育大学 | 44点 |
女子は福岡大学が125点を獲得。2位の園田学園大学に18.5点差をつけた。
3位の九州共立大学は76点で、2位との差は30.5点。上位3校の間にも明確な得点差が生まれた。
男女別の総合優勝校を比較大会全体の大学対校戦を把握するなら、男子と女子の結果を並べて見ると分かりやすい。
ここで重要なのは、男女の得点を単純に合算して総合優勝校を決める大会ではなく、それぞれの部門で大学対校得点が集計されていることだ。
個人種目の注目結果大学対校得点と並んで注目したいのが、各種目の優勝者と記録である。
公式結果から確認できる代表的な成績を紹介する。
男子100m
1位:増山煌冨(関西学院大学)
10秒32
風速 +0.7m/s
関西学院大学の増山選手が優勝。日本インカレ参加標準記録A資格も獲得した。
男子200m
1位:山本匠真(広島大学)
20秒69
2026年6月21日の決勝で大会記録を更新した。
男子5000m
1位:南部悠陽(同志社大学)
14分21秒69
6月21日の決勝で優勝。2位の志學館大学・小田夕琥選手に約4秒の差をつけた。
女子走幅跳
1位:藤田紗英(福岡大学)
6m02
福岡大学が上位2位を独占。2位の中尾優花選手も5m99を記録した。
総合成績から見える大学ごとの強み
今回の大会を得点面から分析すると、興味深い傾向が見えてくる。
男子では中京大学が総合1位だった一方、男子フィールド総合得点では九州共立大学が48点でトップだった。中京大学は42点で2位に入っている。
九州共立大学は砲丸投、円盤投、ハンマー投、やり投などの投てき種目で得点を重ねた。中京大学はフィールドに加えて他の競技でも得点を積み上げ、総合優勝につなげた構図だ。
女子では福岡大学がトラック総合92点で1位となり、園田学園大学が70点で続いた。
福岡大学は短距離やリレー、長距離などで幅広く得点し、総合優勝を支えた。女子走幅跳でも藤田紗英選手と中尾優花選手が1位・2位に入り、個人種目でも強さを見せている。
このように、大学対校戦では一つの種目の優勝だけでなく、トラックとフィールドの両方で得点を獲得する総合力が大きな意味を持つ。
【ライブ配信・スポーツナビ】2026年大会の見逃し配信情報
2026年大会では、スポーツナビによる無料ライブ配信が実施された。
2026年6月18日付のスポーツナビ株式会社の発表によると、読売テレビのスポーツWEBメディア「あすリートチャンネル」から映像提供を受け、スポーツナビで大会の映像を配信する仕組みだった。
視聴方法大会開催時の視聴方法は以下のとおり。
- PC版スポーツナビ
- スマートフォンのブラウザ版スポーツナビ
- スポーツナビのiOSアプリ
- スポーツナビのAndroidアプリ
配信対象はトラック競技だけではなく、一部のフィールド競技も含まれていた。
見逃し配信は現在も確認できる?2026年11月5日現在、スポーツナビには第79回西日本インカレの見逃し配信ページが掲載されている。
確認できる主な配信ページは次のとおり。
6月19日・Day1 トラック競技
男子・女子のトラック競技を中心とした映像
6月20日・Day2 トラック競技
大会2日目のトラック競技
6月21日・Day3 トラック競技
大会最終日のトラック競技
ただし、ライブ配信ではすべての競技が映像化されたわけではない。スポーツナビの各配信ページにも、配信対象外の競技がある旨が記載されている。
そのため、特定の選手のレースや投てき種目を見たい場合は、競技別の配信ページを探す必要がある。
競技結果と動画はどちらを確認すべき?目的によって確認する情報は異なる。
- 記録や順位を正確に知りたい:関西学生陸上競技連盟の公式結果
- 大学別の順位を調べたい:男子・女子の総合得点表
- レース展開を見たい:スポーツナビの見逃し配信
- 選手の出場種目を調べたい:競技者索引
速報を確認するときは、映像だけでなく公式リザルトも併用すると、記録や順位を正確に把握できる。
【陸上西日本インカレ2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:陸上西日本インカレ2026の開催日はいつでしたか?
2026年6月19日(金)から21日(日)までの3日間です。会場は大阪府大阪市のヤンマースタジアム長居とヤンマーフィールド長居でした。
Q2:2026年大会の男子・女子の総合優勝校はどこですか?
男子は中京大学が86点で優勝しました。女子は福岡大学が125点で優勝しています。2位は男子が関西学院大学、女子が園田学園大学でした。
Q3:西日本インカレ2026の競技結果はどこで確認できますか?
関西学生陸上競技連盟の公式大会結果ページで確認できます。種目別の順位や記録、大学対校の総合得点、競技者索引などが掲載されています。
Q4:2026年大会のライブ配信はありましたか?
ありました。スポーツナビが読売テレビ「あすリートチャンネル」の映像提供を受けて無料ライブ配信を実施しました。現在も一部の競技について見逃し配信ページを確認できます。
Q5:参加標準記録のA標準とB標準は何が違いますか?
A標準とB標準は、種目ごとに設定された異なる参加基準です。例えば男子100mはA標準10秒65、B標準10秒70、女子100mはA標準12秒40、B標準12秒50でした。リレーや混成競技には別途ターゲットナンバーも設定されています。
Q6:スタートリストとエントリーリストは同じですか?
同じではありません。エントリーリストは大会に登録された選手を確認する資料で、実際の出場状況は欠場などによって変わることがあります。最終的な出場選手や順位を調べる場合は、各種目の公式競技結果も確認してください。
第79回西日本学生陸上競技対校選手権大会は、2026年6月19日から21日まで大阪・長居で開催され、男子は中京大学、女子は福岡大学が総合優勝を飾った。
個人種目では男子100mの増山煌冨選手、男子200mの山本匠真選手、男子5000mの南部悠陽選手、女子走幅跳の藤田紗英選手らが印象的な結果を残した。大学対校戦では、トラック・フィールド・混成競技の各分野で得点を積み重ねることが勝敗を左右した。
【プロの結論】西日本インカレは個人記録と大学の総合力を両方見る西日本インカレを深く楽しむなら、個人種目の優勝者だけでなく、大学対校の得点構造にも目を向けたい。男子総合優勝の中京大学と女子総合優勝の福岡大学では、得点を獲得した競技の構成にも違いがある。
また、参加標準記録、エントリーリスト、実際の競技結果を順番に確認すると、選手が大会に出場するまでの過程から、大学が得点を獲得するまでの流れまで理解できる。
2026年大会の記録を振り返る際は、関西学生陸上競技連盟の公式リザルトを基準にし、スポーツナビの見逃し配信で競技内容を補完する方法がおすすめだ。個人の記録と大学の戦略、その両方を追うことが西日本インカレの醍醐味である。