2026年の「令和8年度秋季東京都高等学校野球大会」は、11月5日に明治神宮野球場で決勝戦が行われ、二松学舎大付が岩倉を6-5で破り、2年ぶり4回目の優勝を果たした。初回に4点を先行した二松学舎大付に対し、岩倉も終盤に猛反撃。最後まで勝敗の行方が分からない接戦となった。
今大会は10月3日から11月5日まで開催され、東京都内の64校が出場。準決勝では二松学舎大付が東海大菅生を2-1、岩倉が日大二を3-1で下して決勝に進んだ。優勝した二松学舎大付は東京地区代表として、11月19日に開幕する第57回明治神宮野球大会への出場も決定している。大会日程、組み合わせ、全64校の初戦カード、注目試合の結果を整理する。
【2026年秋季東京大会の決勝結果】二松学舎大付が岩倉との激闘を6-5で制す

2026年11月5日、明治神宮野球場で行われた秋季東京都大会の決勝は、二松学舎大付と岩倉の対戦となった。
試合を動かしたのは1回表の二松学舎大付だった。2死満塁の好機で6番・勝田陵聖が左中間への適時二塁打を放ち、走者3人が生還。続く7番・内間叶琉も右翼越えの適時二塁打を放ち、初回だけで4点を奪った。
二松学舎大付は5回にも早川幸汰の二塁打で1点を追加。さらに6回にも内野ゴロの間に1点を挙げ、スコアを6-0とした。
岩倉が6点差から1点差まで追い上げる序盤は二松学舎大付のペースだったが、岩倉も簡単には引き下がらなかった。
6回裏、二松学舎大付の先発・川島連十を攻め、笹木大雅、土方匠の連続適時打と押し出し四球で3点を返す。さらに8回には矢澤徹平の適時二塁打、伊藤総真の適時打で2点を追加した。
これでスコアは6-5。6点差だった試合が、わずか1点差にまで縮まった。
岩倉は9回にも逆転を狙ったが、川島が最後の打者まで三振に仕留め、試合を締めくくった。高校野球ドットコムの試合報道によると、川島は17奪三振の完投。終盤の反撃を受けながらも、最後までマウンドを守り抜いた。
決勝戦のスコアと注目選手最終的な試合結果は次のとおり。
- 試合日:2026年11月5日
- 会場:明治神宮野球場
- 対戦:二松学舎大付-岩倉
- 最終スコア:二松学舎大付 6-5 岩倉
- 安打数:両校とも9安打
- 二松学舎大付の先発:川島連十
- 岩倉の投手:小林辰生、高橋黎輝
個人では、二松学舎大付の川島連十が17奪三振の力投で優勝に貢献。勝田陵聖と内間叶琉は初回の適時二塁打で試合の流れをつくった。
一方の岩倉も、笹木大雅、土方匠、矢澤徹平、伊藤総真らが終盤の得点に絡み、最後まで優勝校を追い詰めた。
なお、岩倉は1988年以来、実に38年ぶりの秋季東京都大会決勝進出だった。準優勝という結果に終わったものの、今大会で示した粘り強さは大きな成果となった。
高校野球ドットコムの報道では、岩倉の豊田浩之監督は大会を振り返り、次のように語っている。
「ここまで経験できたことは、悔しさも大きいと思いますが、彼らにとって財産になる」
敗戦の悔しさだけでなく、38年ぶりの決勝という経験を次につなげようとする指揮官の言葉が印象に残る大会となった。
【大会日程と64校の組み合わせ】2026年の開催期間・試合会場を整理
2026年の秋季東京都高等学校野球大会は、東京都高等学校野球連盟が主催し、64校によるトーナメント方式で開催された。
東京都高野連の公式大会情報によると、本大会の開催期間は10月3日(土)から11月5日(木)まで。全63試合が行われ、都内各地の球場が使用された。
2026年秋季東京大会の日程- 9月12日~27日:1次予選
- 9月28日:本大会の組み合わせ抽選
- 10月3日:本大会開幕
- 10月3日~18日:1回戦から3回戦
- 10月25日・27日:準々決勝
- 11月1日:準決勝
- 11月5日:決勝
なお、10月24日に予定されていた準々決勝の一部は中止となり、10月25日と27日に実施された。観戦予定を立てる場合は、当初の予定表だけでなく、変更後の公式日程を確認することが大切だ。
参加64校はどのように決まったのか本大会の出場枠は64校。高校野球ドットコムの出場校発表によると、1次予選を通過した62校に、夏の甲子園に出場した関東第一と八王子実践を加え、合計64校で本大会を戦った。
都立高校からは17校が出場。私立の強豪校だけでなく、都立勢にも上位進出の機会が用意された大会だった。
以下は、2026年大会の1回戦の組み合わせをブロック別に整理したもの。64校のトーナメントを確認する際の基礎資料となる。
第1ブロック- 堀越-錦城
- 東海大菅生-京華商
- 東村山西-昭和一学園
- 昭和一-城東
- 立正大立正-足立学園
- 両国-国士舘
- 板橋-國學院久我山
- 法政-早稲田実
- 目黒-足立新田
- 安田学園-中大付
- 正則学園-東海大高輪台
- 紅葉川-明星
- 東大和-桜美林
- 駿台学園-帝京
- 明学東村山-二松学舎大付
- 日大桜丘-明大中野
- 府中工科-雪谷
- 新宿-城西
- 南平-海城
- 上水-聖パウロ学園
- 豊多摩-昭和
- 日野-八王子実践
- 明大明治-日大鶴ケ丘
- 攻玉社-八王子
- 狛江-片倉
- 日大豊山-明大八王子
- 創価-豊南
- 杉並-岩倉
- 日大二-世田谷学園
- 関東第一-錦城学園
- 日体大荏原-東京都市大付
- 朋優学院-工学院大付
本大会の全体像を確認する際は、東京都高等学校野球連盟が公開する公式トーナメントシートが基準となる。試合結果だけでなく、対戦カード、開催球場、日程変更も併せて確認できる。
2026年大会の試合会場・球場一覧東京都高野連が公表した使用球場は次の8会場。
- 明治神宮野球場
- 都営駒沢球場
- オーエンススタジアム江戸川
- スリーボンドスタジアム八王子
- S&D昭島スタジアム
- 新日本物流スタジアム多摩
- コトブキヤスタジアム
- スリーボンドベースボールパーク上柚木
決勝戦は明治神宮野球場、準決勝はスリーボンドスタジアム八王子で開催された。大会序盤から終盤にかけて複数球場を使用するため、試合ごとに会場を確認する必要がある。
【準決勝・準々決勝の結果速報】東海大菅生と日大二はどう戦った?
2026年大会のベスト4には、二松学舎大付、岩倉、東海大菅生、日大二が進出した。
強豪校が集まった準々決勝では、日大二が国士舘との打撃戦を制し、岩倉は聖パウロ学園に快勝。二松学舎大付と東海大菅生もそれぞれ勝利し、準決勝へ駒を進めた。
10月25日・27日:準々決勝の結果- 日大二 11-6 国士舘
- 岩倉 8-0 聖パウロ学園
- 二松学舎大付 6-2 日大鶴ケ丘
- 東海大菅生 6-2 東海大高輪台
特に日大二と国士舘の試合は11得点が生まれる打撃戦となった。一方、岩倉は聖パウロ学園を8-0で退け、投打の安定感を示した。
二松学舎大付は日大鶴ケ丘を6-2で下し、東海大菅生も東海大高輪台に6-2で勝利。4強の顔ぶれが決まった。
11月1日:準決勝は二松学舎大付と岩倉が勝利準決勝2試合は11月1日に実施された。
第1試合では、二松学舎大付が東海大菅生と対戦。9回まで両チームとも得点を奪えず、試合は延長10回のタイブレークへ進んだ。
東海大菅生が10回表に1点を先制したものの、その裏に二松学舎大付が2点を奪い、2-1で逆転サヨナラ勝ち。エース川島連十の好投も光った。
もう一つの準決勝では岩倉が日大二と対戦。4回と5回に1点ずつを先行し、7回に1点を返された後も8回に追加点を挙げ、3-1で勝利した。
つまり、東海大菅生と日大二が直接対戦したわけではない。両校はそれぞれ二松学舎大付、岩倉と準決勝で対戦し、惜しくも敗退した。
ベスト4の勝ち上がり・対戦関係一覧| 学校名 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 |
|---|---|---|---|
| 二松学舎大付 | 6-2 日大鶴ケ丘 | 2-1 東海大菅生(延長10回) | 6-5 岩倉(優勝) |
| 岩倉 | 8-0 聖パウロ学園 | 3-1 日大二 | 5-6 二松学舎大付(準優勝) |
| 東海大菅生 | 6-2 東海大高輪台 | 1-2 二松学舎大付 | 進出なし |
| 日大二 | 11-6 国士舘 | 1-3 岩倉 | 進出なし |
この結果を見ると、二松学舎大付は東海大菅生との延長戦を乗り越えた後、決勝でも1点差の接戦を制したことが分かる。
岩倉も準々決勝から決勝まで安定した戦いを続け、1988年以来となる決勝進出を実現した。両校の勝ち上がりは、2026年大会を象徴する大きな見どころだった。
【明治神宮大会の東京代表は二松学舎大付】11月20日に明徳義塾と対戦
秋季東京都大会の優勝校には、明治神宮野球大会の東京地区代表という次の舞台が待っている。
2026年大会で東京代表の座を獲得したのは二松学舎大付。学校公式ブログも、2年ぶり4回目の秋季大会優勝と、東京地区代表としての明治神宮大会出場決定を発表している。
第57回明治神宮野球大会の開催概要- 大会名:明治神宮外苑創建百年記念 第57回明治神宮野球大会
- 開催期間:2026年11月19日(木)~24日(火)
- 会場:明治神宮野球場
- 主催:明治神宮・日本学生野球協会
- 高校の部:全国10地区の代表校が出場
- 東京代表:二松学舎大付
日本学生野球協会の開催要項によると、高校の部には北海道、東北、関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の各地区代表が参加する。
二松学舎大付の初戦は明徳義塾11月6日に報じられた大会組み合わせによると、二松学舎大付は11月20日(金)の第1試合で四国地区代表の明徳義塾(高知)と対戦する予定だ。
2回戦からの登場となり、初戦から全国の強豪との対戦が待っている。
明徳義塾は四国大会を制した実力校。東京都大会を勝ち抜いた二松学舎大付にとって、全国レベルでの力を測る重要な一戦になる。
明治神宮大会と春のセンバツの関係明治神宮大会には、もう一つ重要な意味がある。高校の部で優勝した学校が所属する地区には、翌春の選抜高等学校野球大会に追加の出場枠、いわゆる「神宮枠」が与えられる。
つまり、二松学舎大付が東京代表として明治神宮大会で優勝すれば、東京地区にとっても翌春のセンバツ出場枠を増やす可能性につながる。
秋季東京都大会の優勝は、東京代表としての全国大会出場を意味するだけではない。東京地区全体の春の甲子園出場争いにも関係する重要な結果となった。
【秋季東京都大会の歴代優勝校】二松学舎大付の4回目の優勝が持つ意味
2026年の二松学舎大付の優勝は、同校にとって2年ぶり4回目。2024年大会でも優勝しており、短い期間で再び東京都の頂点に立った。
東京都高等学校野球連盟の歴代優勝校情報から、近年の優勝校を整理すると次のようになる。
- 2026年:二松学舎大付
- 2025年:帝京
- 2024年:二松学舎大付
- 2023年:関東第一
- 2022年:東海大菅生
- 2021年:國學院久我山
- 2020年:東海大菅生
- 2019年:国士舘
近年の優勝校を見ると、二松学舎大付、帝京、関東第一、東海大菅生、國學院久我山、国士舘など、東京の高校野球を代表する学校が上位に名を連ねている。
特定の学校が長期間にわたって優勝を独占しているわけではなく、各校が年度ごとに競い合う構図が続いている。
2025年は帝京が優勝し、2026年は二松学舎大付が王座を奪還した。秋の大会では新チームの戦力が試されるため、夏の実績だけでは翌年の勢力図を判断できない。
2024年に続く二松学舎大付の優勝二松学舎大付は2024年に21年ぶり3回目の優勝を果たし、2026年には再び頂点に立った。
今回の優勝によって通算4回目となり、東京都の秋季大会における実績をさらに積み重ねた。
一方、岩倉の決勝進出は1988年以来38年ぶり。伝統校が再び上位に食い込んだことは、今大会のもう一つの大きなニュースだった。
【プロの結論】2026年秋季東京大会で注目すべき3つのポイント
2026年の大会結果を振り返ると、単純な優勝・準優勝だけでは見えてこないポイントがある。
1. 二松学舎大付は接戦を勝ち切る力を示した二松学舎大付は準決勝で東海大菅生に延長10回タイブレークの末に勝利し、決勝では岩倉の終盤の猛追を1点差で振り切った。
いずれも簡単な試合ではなかったが、川島連十を中心とした投手力と、勝田陵聖、内間叶琉らの勝負どころでの打撃が結果につながった。
特に決勝では、6-0から6-5まで追い上げられても最後のアウトを取り切った点が大きい。
2. 岩倉の準優勝は新たな注目材料岩倉は38年ぶりの決勝進出を果たし、優勝校を最後まで追い詰めた。
6点差から1点差まで詰め寄った決勝の展開は、チームの攻撃力と粘り強さを示すものだった。準優勝という結果だけで評価を終えるのではなく、今大会で得た経験を今後の成長につなげられるかが注目される。
3. 秋季大会の結果は春のセンバツにも影響する秋季東京都大会は、単なる秋のタイトル争いではない。翌春のセンバツ出場校を選考する際の重要な資料となる。
二松学舎大付は東京大会優勝によって選抜出場へ大きく前進した。一方、岩倉も準優勝という実績を残し、関東・東京地区の選考において注目される立場となった。
ただし、秋季東京都大会の優勝とセンバツの正式な出場決定は別の手続きである。最終的な出場校は選考委員会による発表で確認する必要がある。
最新結果を確認する際の情報源の使い分け- 東京都高等学校野球連盟:公式日程、組み合わせ、球場、試合結果を確認するための基本情報源。
- 朝日新聞・日刊スポーツの大会アーカイブ:試合ごとのスコアや勝ち上がりを確認する際に便利。
- 高校野球ドットコム:試合内容、選手の活躍、監督のコメントなどを把握する際に役立つ。
- 各学校の公式発信:優勝報告やチーム側からの大会情報を確認できる。
- 日本学生野球協会:明治神宮大会の開催要項や大会概要を確認できる。
特に雨天順延や試合会場の変更が発生した場合、過去の速報記事だけでは情報が古くなる可能性がある。大会結果を調べる際は、公式発表を基準にし、報道記事で試合の詳細を補う方法が確実だ。
【秋季高校野球東京大会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の秋季高校野球東京大会の優勝校はどこですか?
A1:二松学舎大付です。2026年11月5日の決勝で岩倉を6-5で破り、2年ぶり4回目の優勝を果たしました。
Q2:2026年の秋季東京都大会には何校が出場しましたか?
A2:64校です。1次予選を通過した62校に、夏の甲子園に出場した関東第一と八王子実践を加えた64校で本大会が行われました。
Q3:2026年の準決勝の結果を教えてください。
A3:11月1日に行われた準決勝は、二松学舎大付が東海大菅生に2-1(延長10回タイブレーク)、岩倉が日大二に3-1で勝利しました。
Q4:明治神宮大会に出場する東京代表はどこですか?
A4:秋季東京都大会を制した二松学舎大付です。2026年11月20日に四国地区代表の明徳義塾と対戦する予定です。
Q5:秋季東京都大会の優勝校はセンバツに出場できますか?
A5:優勝校はセンバツ出場に向けて非常に有利な実績を残します。ただし、正式な出場校は選考委員会によって決定されます。明治神宮大会で優勝した場合には、所属地区に神宮枠が追加されます。
2026年の秋季高校野球東京大会は、二松学舎大付が岩倉との決勝を6-5で制し、2年ぶり4回目の優勝を飾った。
64校が参加した大会では、東海大菅生、日大二、岩倉なども存在感を示した。特に岩倉の38年ぶりの決勝進出と、二松学舎大付の川島連十による17奪三振の完投は、今大会を振り返るうえで欠かせない出来事だ。
大会は終了したものの、東京代表として出場する明治神宮大会が次の注目舞台となる。二松学舎大付は明徳義塾との初戦を突破できるのか。そして、東京地区に神宮枠をもたらすことができるのか。
秋の東京大会で示した投打の力を全国の舞台でも発揮できるか、今後の戦いに期待したい。
編集上の重要な参照情報: 東京都高等学校野球連盟の大会記録、二松学舎大付の学校公式発表、朝日新聞・日刊スポーツの試合アーカイブ、高校野球ドットコムの決勝・準決勝報道、日本学生野球協会の明治神宮大会開催要項を照合しています。