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【契約更改の経緯】10月26日から11月5日までに何が起きた?

倉持 玲奈 倉持 玲奈 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
目次

2026年オフのソフトバンクでは、通常の契約更改に先立って、来季の契約に関する重要な動きが相次いだ。

時系列で整理すると、今オフの球団編成の方向性が見えてくる。

10月26日:支配下6人・育成8人に契約終了を通達

福岡ソフトバンクホークスは10月26日、公式発表で次の選手に来季契約を締結しない旨を通達した。

支配下選手契約を締結しないと通達された6選手

- 岩井俊介(投手)
- 安德駿(投手)
- 中村稔弥(投手)
- 相良雅斗(投手)
- 木村大成(投手)
- 秋広優人(選手)

育成選手契約を締結しないと通達された8選手

- 宮里優吾(投手)
- 川口冬弥(投手)
- 田上奏大(投手)
- 岡植純平(投手)
- 佐々木明都(投手)
- 牧原巧汰(選手)
- 重松凱人(選手)
- 佐藤航太(選手)

ここで注意したいのは、支配下契約と育成契約では通達の対象となる契約区分が異なることだ。球団の発表も、それぞれを分けて記載している。

10月29日:緒方理貢にも来季契約の通達

10月29日には、外野手の緒方理貢にも来季の支配下選手契約を締結しない旨が通達された。

10月30日:2027年度育成選手保留者名簿を公示

NPBは10月30日、2027年度の育成選手保留者名簿を公示した。

ソフトバンクからは相原雄太、岡田皓一朗、大矢琉晟、河野伸一朗、津嘉山憲志郎、熊谷太雅、塩士暖、長﨑蓮汰、池田栞太らが掲載された。

11月3日:育成選手9人が契約更改

若手選手を中心とする9人の契約更改が進んだ。推定年俸は360万~400万円で、今回の報道対象者は全員現状維持となっている。

11月5日:契約更改一覧を更新

ベースボールチャンネルが一覧を更新。契約日と更新日を区別しながら、2026-2027年の更改状況を追えるようになった。

この経緯から分かるのは、今オフのソフトバンクでは、契約終了に関する整理と育成選手の来季編成が並行して進んでいるということだ。

【注目選手】相原雄太・岡田皓一朗・大矢琉晟の契約更改を分析

契約更改ソフトバンク

今回の一覧で検索されている選手が、相原雄太、岡田皓一朗、大矢琉晟の3人だ。

いずれも投手で、2026年のファームでの経験や来季の成長が注目される若手選手である。

相原雄太:推定400万円で現状維持

相原雄太は2026年11月3日に契約更改。推定年俸は400万円となった。

日刊スポーツの掲載データによると、2026年のファーム成績は12試合登板、2勝1敗1セーブ、防御率2.16。

防御率2点台という数字は、今後の成長を考えるうえで注目したい材料だ。

育成選手にとっては、ファームでの登板機会を確保し、安定した投球を続けることが支配下登録を目指すうえでの重要な課題となる。

岡田皓一朗:推定400万円で現状維持

岡田皓一朗も11月3日に更改し、推定年俸400万円で現状維持となった。

2026年のファーム成績は17試合登板、2勝1敗、防御率7.13と報じられている。

登板機会を得た一方、防御率には改善の余地が残る。

来季に向けては、投球内容の安定や失点を抑える能力の向上が注目ポイントになる。

大矢琉晟:推定400万円で現状維持

大矢琉晟も推定400万円で契約を更改した。

日刊スポーツの選手別データでは、2026年の1軍・2軍ともに公式戦出場なしとされている。

そのため、現時点で試合成績を使って評価することは難しい。

育成選手の場合、実戦成績だけでなく、身体づくりや技術習得、練習での成長も次のステップにつながる要素になる。

池田栞太ら残る6選手の動向

捕手の池田栞太は推定360万円で現状維持。ファームでは2試合に出場し、打率.500を記録した。

一方、河野伸一朗、熊谷太雅、塩士暖、長﨑蓮汰は、日刊スポーツの掲載データでは1軍・2軍の公式戦出場が確認されていない。

津嘉山憲志郎はファーム3試合に登板し、防御率0.00だった。

今回の契約更改は、主力選手の大幅昇給というニュースではない。しかし、将来のチームを支える若手が翌シーズンも育成契約で挑戦を続けるという点で、ファームの戦力編成を考える材料になる。

【ソフトバンク選手年俸ランキング】2026年の高額年俸選手は誰?

2027年の契約更改を考える際には、まず2026年シーズンの年俸水準を把握しておきたい。

日刊スポーツが2025年12月31日に掲載した2026年シーズンの推定年俸ランキングによると、日本人選手の上位は次のとおりだ。

2026年シーズンの推定年俸上位11選手

1. 近藤健介:5億5,000万円
2. 山川穂高:4億5,000万円
3. 柳田悠岐:3億7,000万円
4. 上沢直之:2億5,000万円
5. 今宮健太:2億円
6. 大関友久:1億7,000万円
7. 牧原大成:1億5,000万円
8. 栗原陵矢:1億4,000万円
9. 藤井皓哉:1億2,000万円
9. 中村晃:1億2,000万円
11. 柳町達:1億1,000万円

年俸ランキングから見えるチームの特徴

上位選手を見ると、ソフトバンクの年俸構成には、長年チームを支えてきた実績豊富な選手と、近年の活躍で評価を高めた選手が並んでいる。

近藤健介、山川穂高、柳田悠岐は打線の中心を担う選手として高い年俸水準にある。

一方、大関友久、藤井皓哉、柳町達らは、シーズンでの働きが評価され、1億円を超える水準に到達している。

特に大関友久は、前年の推定年俸9,000万円から1億7,000万円へ増額。8,000万円アップは、日刊スポーツが掲載した2025年オフの球団内最大増額だった。

逆に、今宮健太は3億円から2億円、柳田悠岐は4億7,000万円から3億7,000万円へ減額されている。実績のある選手であっても、年俸が毎年上がるわけではないことが分かる。

2027年の年俸ランキングと混同しないこと

ここで重要なのは、上記の金額が2026年シーズンの年俸だという点だ。

2027年の契約更改後の金額ではない。

11月5日時点で確認できる9人の更改情報だけでは、近藤健介や山川穂高など主力選手の2027年年俸を確定できない。

今後、主力選手の契約更改が進めば、ランキングの順位や金額も更新される可能性がある。

【プロ野球選手の年俸決定の仕組み】アップ・ダウンは何で決まる?

契約更改では、単純に打率や勝利数だけで翌年の年俸が決まるわけではない。

球団と選手が契約条件を協議し、双方が合意した金額が翌年の基本年俸となる。

年俸査定で考慮される主な要素

一般的に、査定で注目されるのは次のような項目だ。

- 個人成績: 打率、本塁打、打点、勝利数、防御率、登板数など。
- チームへの貢献: 試合の勝敗に影響した働き、守備、走塁、救援登板など。
- 出場機会: 1軍での出場試合数や登録期間、レギュラーとしての役割。
- 将来性: 若手選手の成長や今後期待される役割。
- 契約条件: 複数年契約、出来高、その他の契約内容。

特にソフトバンクのように1軍とファームの選手層が厚い球団では、1軍での出場実績だけでなく、将来的な戦力としての評価も気になるところだ。

年俸の減額制限にもルールがある

日本プロフェッショナル野球協約では、次年度の選手契約を締結する場合の参稼報酬の減額制限が定められている。

前年度の年俸 原則的な減額上限
1億円超 40%
1億円以下 25%

ただし、選手本人が同意した場合は、この制限を超える減額も可能となる。

例えば、前年の年俸が2億円の選手の場合、本人の同意がなければ原則として減額できるのは8,000万円までとなる。

このルールを理解しておくと、契約更改報道で使われる「制限いっぱいの減額」という表現も読み解きやすい。

推定年俸と球団公式発表は違う

契約更改情報を読むときに、もう一つ注意したいのが金額の扱いだ。

球団の公式発表では、来季契約を締結しない選手の氏名や契約区分が発表されることがある一方、年俸まで公表されるとは限らない。

そのため、スポーツ紙や野球専門メディアが掲載する年俸は、多くの場合、取材に基づく推定額となる。

今回の相原雄太400万円、岡田皓一朗400万円なども、日刊スポーツの報道上の推定年俸だ。

また、NPBの協約で定める支配下選手の最低年俸は年額420万円。今回の360万円や400万円という金額は育成選手の推定年俸であるため、支配下選手の最低年俸と単純比較することはできない。

契約条件が折り合わなかった場合は?

選手と球団の交渉がまとまらない場合には、参稼報酬調停制度を利用できる。

日本プロ野球選手会の説明によれば、この制度では選手と球団双方の主張を年俸調停委員会が聞き、翌年度の年俸を決定する。

つまり、契約更改は球団が一方的に年俸を決めるだけの手続きではない。選手にも契約条件について交渉する権利がある。

【契約更改ソフトバンク】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ソフトバンクの2026-2027年契約更改で最初に発表された選手は誰ですか?

A1:11月5日更新の一覧では、相原雄太、岡田皓一朗、大矢琉晟ら9選手が掲載されています。実際の契約更改日は全員11月3日です。

Q2:相原雄太の契約更改後の年俸はいくらですか?

A2:日刊スポーツの報道による推定年俸は400万円で、前年比現状維持です。

Q3:岡田皓一朗と大矢琉晟の年俸はいくらですか?

A3:両選手とも推定400万円で現状維持となっています。

Q4:今回契約更改した9選手は支配下登録されますか?

A4:2027年度のNPB育成選手保留者名簿に9選手全員が掲載されています。今回の契約更改を支配下昇格と解釈することはできません。

Q5:緒方理貢はなぜ来季契約を通達されたのですか?

A5:球団は10月29日、来季の支配下選手契約を締結しない旨を発表しました。2026年は故障の影響もあり1軍出場が14試合にとどまりました。本人は現役続行を希望しています。

Q6:ソフトバンクの2027年年俸ランキングは確定していますか?

A6:11月5日時点では、主力選手を含む全選手の2027年契約更改が完了していません。2026年シーズンの年俸ランキングと2027年の契約後のランキングを区別する必要があります。

2026年11月5日更新の福岡ソフトバンクホークス契約更改情報では、相原雄太、岡田皓一朗、大矢琉晟ら9選手の契約更改が確認できた。

今回の9選手は全員11月3日に更改し、推定年俸は360万~400万円。いずれも現状維持となっている。

一方、10月26日には支配下6選手と育成8選手、10月29日には緒方理貢に来季契約に関する通達が出されており、球団の選手編成も動いている。

今後、特に注目したいのは次の3点だ。

1. 主力選手の契約更改: 近藤健介、山川穂高、柳田悠岐ら高額年俸選手の2027年契約。
2. 育成選手の支配下昇格: ファームで結果を残した若手が1軍登録を目指せるか。
3. 契約終了選手の進路: 緒方理貢らが現役続行や他球団でのプレー機会を得られるか。

契約更改の情報を正確に追うなら、球団公式発表で契約区分を確認し、NPBの公示で登録状況を調べ、スポーツ紙の報道で推定年俸を確認する。この3段階で情報を整理すると、更新日の違いや推定額の誤認を避けやすい。

2026-2027年オフのソフトバンク契約更改はまだ序盤。 若手の育成契約から主力選手の大型契約まで、今後の発表がチームの2027年シーズンを占う重要な材料となる。

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倉持 玲奈

テクノロジー分野を担当。一次情報(公式発表・公式サイト)と発表日を必ず確認し、推測は推測と明記する編集方針に従っています。

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