『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)の中でも、ファンから愛されるエピソードの一つが「雄英高校文化祭編」です。1年A組のメンバーがバンドやダンスの練習に励み、耳郎響香の歌声や爆豪勝己のドラム、芦戸三奈を中心としたダンスで文化祭を盛り上げます。
ヒロアカ文化祭編は、アニメ第4期の第81話〜第86話、原作漫画の第169話〜第183話に該当します。物語の中心には、デクとジェントル・クリミナルの対決、そして過酷な経験から笑顔を失っていた壊理(エリ)の心の変化があります。2026年に改めて視聴する人にも分かりやすいよう、各話の内容、漫画の収録巻、ステージの見どころ、登場人物の関係性まで整理します。
【まず結論】ヒロアカ文化祭編はアニメ4期の何話から何話まで?

ヒロアカの雄英高校文化祭編は、アニメ第4期の第81話「文化祭」から第86話「垂れ流せ!文化祭!」までです。
全6話で構成され、前半では1年A組が文化祭の出し物を考え、バンドやダンスの練習を進めます。中盤ではジェントル・クリミナルとラブラバが登場し、文化祭を襲撃しようとする計画が明らかになります。
そして後半では、デクがジェントルとの戦いに挑み、仲間たちの待つステージへ戻ります。
特に覚えておきたいのは、第85話と第86話の違いです。
- 第85話「開催文化祭!」:デクVSジェントル・クリミナルの決着。
- 第86話「垂れ流せ!文化祭!」:1年A組のバンド・ダンスステージ。
つまり、文化祭のライブパフォーマンスを見たい人は第86話を視聴するのがおすすめです。
アニメ公式サイトの放送記録でも、両エピソードは2020年3月14日、3月21日の順に放送されています。
原作漫画は何巻に収録されている?漫画で読みたい場合は、コミックス19巻と20巻を用意すれば文化祭編を追えます。
集英社の公式書誌情報によると、19巻には第169話から第177話まで、20巻には第178話から第183話以降のエピソードが収録されています。
文化祭編の範囲は次のとおりです。
- 19巻:第169話〜第177話
- 20巻:第178話〜第183話
20巻には次のプロヒーロー編のエピソードも収録されているため、文化祭編だけを読むなら第183話までが目安です。
【全6話を時系列で整理】第81話から第86話までのあらすじ
※ここからは文化祭編の結末に触れるネタバレを含みます。
雄英高校文化祭編は、単なる学校行事の準備を描いたエピソードではありません。
ヒーローとしての活動に追われていた生徒たちが、久しぶりに高校生らしい時間を過ごそうとする一方、その文化祭を守るためにデクが戦うという二つの物語が並行して進みます。
各話の展開を整理すると、次のようになります。
出典:TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期公式エピソード情報。各話の放送日は2020年2月15日〜3月21日。
第81話「文化祭」では何が始まる?物語の出発点となるのが第81話です。
雄英高校では、敵(ヴィラン)による事件が続いたこともあり、生徒たちの間に緊張感が漂っています。
そこで1年A組は、文化祭を通して学校全体を楽しませようと考えます。
最初の会議では意見がまとまらないものの、轟焦凍の提案などをきっかけに、クラス全員で楽しめるステージを企画することになります。
ダンスを芦戸三奈、バンドを耳郎響香が中心となって進めることが決定。さらにデクと通形ミリオは、壊理を文化祭に招待しようと考えます。
ここで文化祭の目的が明確になります。
それは、自分たちが楽しむだけではなく、雄英高校にいる人々、そして壊理にも笑顔になってもらうことです。
第82話・第83話は準備と壊理の変化が見どころ第82話ではバンドメンバーの選定が進み、爆豪がドラム、耳郎がボーカルを担当することになります。
それぞれが自分の得意分野を生かしながら、ダンス隊や演出隊も準備を開始します。
第83話では壊理が雄英高校を訪問。デクやミリオに案内されながら、文化祭の準備をする生徒たちの様子を目にします。
これまで敵の支配下で過ごし、自由に楽しむ経験が乏しかった壊理にとって、学校のにぎやかな雰囲気は新鮮なものです。
この時点ではまだ心から笑える状態ではありません。しかし、少しずつ楽しさを知っていく過程が描かれます。
【1年A組のバンドとダンス】耳郎の歌・爆豪のドラム・芦戸の振り付けに注目
文化祭編で特に印象に残るのが、1年A組による音楽とダンスのステージです。
ヒーロー科の生徒たちは、それぞれ異なる個性や得意分野を持っています。その能力を組み合わせることで、一つのパフォーマンスを完成させていきます。
耳郎響香がボーカルを務める理由バンドの中心人物となるのが、音楽好きの耳郎響香です。
耳郎は音を操る個性「イヤホンジャック」を持ち、音楽との親和性が高いキャラクターです。
文化祭ではボーカルを担当し、ステージの中心に立ちます。
普段はクールで少し照れ屋な一面もある耳郎ですが、このエピソードでは音楽に向き合う姿や、自分の歌を仲間たちに届ける姿が描かれます。
また、音楽を通してヒーローを目指す自分自身と向き合うことも、彼女の重要な見どころです。
爆豪勝己のドラムが意外な見どころ爆豪勝己が担当するのはドラムです。
普段は攻撃的で勝負へのこだわりが強い爆豪ですが、文化祭では演奏者としての才能を発揮します。
公式の第82話あらすじでも、爆豪がドラム担当に決まったことが紹介されています。
第86話ではステージ開始の合図とともにドラムを叩き、パフォーマンスを力強く引っ張ります。
戦闘中の爆豪とは異なる、音楽に取り組む姿を楽しめる場面です。
芦戸三奈が中心となるダンス隊ダンス隊を率いるのは芦戸三奈です。
明るく社交的な性格の芦戸は、文化祭の準備でも積極的に仲間を引っ張ります。
第86話では、バンドの演奏に合わせて軽快なダンスを披露します。
加えて、ほかの生徒たちもそれぞれの個性を使ってステージを盛り上げます。
重要なのは、単に歌が上手な人やダンスが得意な人だけで構成されたステージではないことです。
それぞれの能力を生かし、クラス全体で一つの作品を完成させる点に、1年A組らしさがあります。
文化祭のオリジナル楽曲「Hero too」とは?文化祭のステージで披露される楽曲は、「Hero too」です。
この曲はアニメ第4期の文化祭ステージのために制作されたオリジナル楽曲です。
制作陣についても、公式発表で次のように紹介されています。
| 担当 | 名前 |
|---|---|
| 作曲 | 林ゆうき |
| 作詞 | あやぺた(Dizzy Sunfist) |
| 歌唱 | Chrissy Costanza(Against The Current) |
| ダンス振付 | 振付稼業air:man |
特に注目したいのは歌唱担当です。
作中では耳郎響香がボーカルとして歌っていますが、実際の楽曲の英語ボーカルを担当したのは、アメリカのロックバンドAgainst The CurrentのChrissy Costanzaです。
つまり、キャラクターの歌唱表現と実際の音楽制作には、それぞれの専門家が関わっています。
アニメ公式サイトは2020年3月21日、第86話の放送に合わせて「Hero too」のスペシャルミュージックビデオ公開を発表しました。
【デクVSジェントル・クリミナル】ラブラバとの関係と戦いの結末
文化祭編には、音楽や学校生活とは対照的な緊迫した戦闘もあります。
その中心人物が、ジェントル・クリミナルとラブラバです。
2人は動画サイトに犯罪行為の映像を投稿していたコンビで、雄英高校文化祭への襲撃を計画します。
ジェントルは文化祭の様子を撮影し、自分の存在を世間に知らしめようとします。一方、ラブラバは得意のハッキングなどで彼を支援しています。
ジェントル・クリミナルとは?ジェントル・クリミナルは、独特の話し方や紳士的な振る舞いが特徴的な敵(ヴィラン)です。
本名は飛田弾柔郎。かつてヒーローを志していたものの、挫折を経験し、犯罪動画を投稿する道へ進みました。
彼の個性は「弾性(エラステシティ)」です。
触れた物体に弾性を持たせ、ゴムのように跳ね返る性質を与えることができます。
そのため、戦闘では通常の攻撃とは異なるトリッキーな動きを見せます。
ラブラバとは?ジェントルを支える相棒ラブラバは、ジェントルを深く慕う女性です。
得意のハッキング技術を使ってジェントルを支え、彼の活動を手助けしています。
個性は「愛」。
最愛の相手に愛をささやくことで、その人物の能力を増強できます。
第85話では、この能力がデクとの戦闘にも影響し、ジェントルとの戦いを互角の展開へと導きます。
第84話・第85話のデクとの戦闘文化祭当日、デクはステージに必要な小道具を買いに出かけます。
その途中でジェントルとラブラバに遭遇。2人が雄英高校への襲撃を計画していることを知ります。
もし襲撃が成功すれば、文化祭は中止になってしまいます。
デクは文化祭を守るため、ジェントルを止める決意をします。
この戦いでは、デクが発目明から受け取ったサポートアイテムのグローブと、新技「エアフォース」を活用します。
しかしジェントルの個性は非常に扱いづらく、さらにラブラバの個性による強化も加わります。
第85話では、2人の過去やそれぞれの思いも明らかになり、単純な善悪の対決ではない人間ドラマが描かれます。
最終的にはデクがジェントルを止め、ジェントルとラブラバは雄英教師たちに拘束されます。
一方、デクは文化祭を中止させないために急いで学校へ戻ります。
【文化祭編の最大の感動】壊理が笑顔を取り戻した理由
文化祭編を象徴する場面といえば、壊理が初めて心から笑顔を見せるシーンです。
壊理は、オーバーホールこと治崎廻によって過酷な経験を強いられ、笑うことさえ難しくなっていた少女です。
デクやミリオは彼女を救い出した後も、壊理の心に残る傷を気にかけていました。
そのため、文化祭への招待には特別な意味があります。
なぜデクたちは壊理を文化祭に招待したのか壊理に必要だったのは、危険から解放されることだけではありません。
安心して過ごせる場所や、誰かと一緒に楽しい時間を過ごす経験も必要でした。
雄英高校の文化祭には、普段の授業や訓練とは異なる、学校生活ならではの明るさがあります。
デクとミリオは、そんな場所を壊理に見せたいと考えました。
第83話で壊理が雄英を訪れた際、彼女は文化祭の準備をする生徒たちの姿に触れ、初めてワクワクする気持ちを味わいます。
第86話で壊理に起きた変化そして迎えた文化祭当日。
ジェントルとの戦いを終えたデクが戻り、1年A組のステージが始まります。
爆豪のドラムを合図に演奏が始まり、耳郎の歌声が響き、芦戸たちのダンスが会場を盛り上げます。
それぞれの個性を生かした演出によって、会場にいた生徒たちの気持ちも変わっていきます。
そして、壊理が笑顔を見せます。
これは単にステージが成功したというだけの出来事ではありません。
デクが戦ってまで守りたかった文化祭の目的が、ここで実現した瞬間です。
雄英高校の生徒たちが力を合わせた結果、一人の少女の心に楽しさを届けることができたのです。
文化祭編がヒロアカの中でも印象的な理由このエピソードの本質は、ヒーローの役割を戦闘だけに限定していないことにあります。
それまでの物語では、敵を倒すことや人命を救うことがヒーローの大きな役割として描かれてきました。
しかし文化祭編では、人を楽しませること、安心させること、笑顔にすることもヒーローの大切な仕事として表現されています。
集英社の20巻公式あらすじにも、文化祭という行事を通して皆を笑顔にすることがヒーローの役割として示されています。
【よくある質問】ヒロアカ文化祭に関するFAQ
Q1:ヒロアカ文化祭編はアニメの何話から何話まで?
第4期の第81話「文化祭」から第86話「垂れ流せ!文化祭!」までの全6話です。
Q2:ヒロアカ文化祭編は漫画の何巻?
原作漫画の19巻と20巻です。第169話から第183話までが文化祭編に該当します。
Q3:1年A組のバンドで歌っているのは誰?
作中では耳郎響香がボーカルを担当します。実際の英語ボーカルはAgainst The CurrentのChrissy Costanzaが担当しています。
Q4:爆豪勝己は文化祭で何の楽器を担当する?
ドラムです。第82話で担当が決まり、第86話の本番ではステージの演奏を力強く引っ張ります。
Q5:芦戸三奈は文化祭で何をする?
ダンス隊を中心となって率います。バンド演奏に合わせたダンスでステージを盛り上げます。
Q6:ジェントル・クリミナルとラブラバはどうなる?
デクとの戦いの末、2人とも雄英教師によって拘束されます。文化祭への襲撃は阻止されます。
Q7:壊理が笑顔になるのは何話?
第86話「垂れ流せ!文化祭!」です。1年A組のステージを通じて、壊理が笑顔を見せる感動的な場面が描かれます。
Q8:第87話も文化祭編に含まれる?
物語の区切りとしては第86話までです。第87話「ヒーロービルボードチャートJP」からは、エンデヴァーやホークスを中心としたプロヒーロー編へ移ります。
ヒロアカ文化祭編は、アニメ第4期の第81話〜第86話、原作漫画の19巻・20巻に収録されたエピソードです。
文化祭の企画から始まり、耳郎響香の歌、爆豪勝己のドラム、芦戸三奈のダンス、デクとジェントル・クリミナルの戦いへと展開します。
そして最後に待っているのが、壊理の笑顔です。
この物語を楽しむなら、次の3つのポイントを押さえておくと理解が深まります。
1. 第81〜83話: 1年A組の文化祭準備と壊理の心の変化。
2. 第84〜85話: デクとジェントル・クリミナルの対決。
3. 第86話: 「Hero too」のステージと壊理の笑顔。
2026年に改めて見返しても、文化祭編はヒロアカが描くヒーロー像を考えさせてくれるエピソードです。
敵を倒す強さだけでなく、誰かを笑顔にするために仲間と力を合わせること。その大切さが、雄英高校1年A組のステージに凝縮されています。
特に第86話は、準備から戦いまでの積み重ねが一つの感動につながるため、文化祭編を最後まで見届けたい人におすすめのエピソードです。