『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)の林間合宿編は、アニメ第3期の第39話〜第45話にあたるエピソードです。原作漫画では第70話〜第83話に相当し、単行本8巻〜10巻にまたがって描かれています。
雄英高校の1年A組・1年B組が参加する合同林間合宿は、個性の限界突破を目的とした強化訓練として始まります。しかし、3日目の夜、敵連合の精鋭部隊「開闢行動隊」が突如襲撃。緑谷出久とマスキュラーの死闘、洸汰を救うための決断、そして爆豪勝己の誘拐へと事態が急展開します。
【まず結論】ヒロアカ林間合宿編はアニメ第39話〜第45話!原作漫画との対応も紹介

林間合宿編は、テレビアニメ第3期の序盤に位置する全7話のストーリーです。通算話数で見ると第39話から第45話までとなります。
なお、第39話は第3期の第1話にあたります。配信サービスによってはシーズン内の話数とシリーズ通算話数が異なるため、視聴する際には注意してください。
アニメ第3期の各話タイトルとストーリー- 第39話「ゲーム・スタート」:夏休みが始まり、林間合宿に向けた準備と敵連合の動きが描かれる。
- 第40話「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」:合宿地に到着するまでの魔獣の森での試練と、洸汰との出会い。
- 第41話「洸汰くん」:A組とB組の合同訓練が本格化。肝試しの最中に開闢行動隊が襲撃する。
- 第42話「僕のヒーロー」:緑谷出久とマスキュラーの激闘が展開する。
- 第43話「ブチ込む鉄拳!!!」:マスキュラー撃破後、各地で生徒たちとヴィランの戦闘が続く。
- 第44話「がなる風雲急」:暴走する常闇のダークシャドウや、Mr.コンプレスによる捕獲が描かれる。
- 第45話「転転転!」:爆豪が敵連合に連れ去られ、林間合宿が最悪の結末を迎える。
特に第41話から第45話は、合宿という学園生活の延長だった舞台が、突然命がけの戦場へ変わっていく重要なパートです。
原作漫画は8巻〜10巻のどこを読めばいい?原作漫画の林間合宿編は第70話「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」から第83話「敗け」までです。
- 8巻:第70話〜第71話。合宿の始まりと洸汰との出会い。
- 9巻:第72話〜第80話。訓練の進展、ヴィラン襲撃、マスキュラーとの戦い、爆豪護衛部隊の発足。
- 10巻:第81話〜第83話。襲撃の激化、爆豪の誘拐、合宿後の状況。
つまり、林間合宿編を漫画で最初から最後まで読みたい場合は、8巻の第70話から10巻の第83話までを追えば把握できます。集英社の公式書誌情報でも、各巻の収録話を確認できます。
【合宿の目的】雄英高校の合同訓練とワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ
林間合宿は、雄英高校ヒーロー科の生徒たちが夏休みを利用して個性を強化するために実施された訓練です。
参加したのは1年A組だけではありません。1年B組も合流し、両クラスがプロヒーローの指導を受けながら、それぞれの個性を鍛えます。
1年A組と1年B組が参加した理由雄英高校では、入学後の授業や体育祭、期末試験などを通して、生徒たちの能力や課題が明らかになっていました。
林間合宿の目的は、各生徒が自分の個性の限界を突破することです。単純に攻撃力を高めるだけではなく、個性の使い方を工夫し、実戦で対応できる能力を伸ばすことが大切です。
1年B組も参加しているため、A組以外の生徒の活躍を確認できる点も見どころです。特に鉄哲徹鐵と拳藤一佳が、ヴィランのマスタードに立ち向かう場面は印象的です。
ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツとは?合宿の指導と運営を担当したのが、プロヒーローチーム「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」です。
チームはマンダレイ、ピクシーボブ、ラグドール、虎(タイガー)の4人で構成されています。それぞれ異なる個性を持ち、生徒たちの訓練を支えます。
合宿初日、生徒たちは宿泊施設まで簡単に案内してもらえるわけではありません。魔獣の森を自力で突破するよう指示され、到着するまでに早速厳しい試練を経験します。
この訓練では、普段の授業では見えにくい生徒たちの成長や、仲間同士の連携が描かれています。
洸汰がヒーローを嫌っていた理由合宿先には、マンダレイの甥である少年・洸汰(こうた)が暮らしていました。
洸汰はヒーローに対して強い反感を抱いています。その理由は、両親がプロヒーローとして活動する中で命を落としていたためです。
彼にとってヒーローは、必ずしも憧れや希望の象徴ではありません。大切な家族を失った経験から、ヒーローという存在そのものを受け入れられなくなっていたのです。
出久は洸汰の考えを簡単に否定せず、彼の抱える痛みと向き合います。この出会いが、後のマスキュラー戦につながっていきます。
【襲撃の理由と真相】敵連合の開闢行動隊はなぜ林間合宿を狙った?
林間合宿編最大の事件は、3日目の夜に発生した敵連合の襲撃です。
肝試しが始まり、生徒たちがそれぞれのペアで行動していたところ、森に有毒ガスが広がります。これは単なる事故ではなく、敵連合の開闢行動隊による計画的な奇襲でした。
開闢行動隊による奇襲作戦開闢行動隊は、敵連合が組織したヴィランの実働部隊です。死柄木弔たちの計画に従い、林間合宿中の生徒たちを襲撃します。
襲撃では、毒ガスや炎など、それぞれ異なる個性を使った攻撃が展開されました。
生徒たちは複数の場所に分断され、個別に敵と戦わなければならない状況に追い込まれます。教師やプロヒーローがいるとはいえ、夜の森で突然始まった奇襲への対応は困難でした。
襲撃の本当の目的は爆豪勝己の勧誘開闢行動隊の襲撃で特に重要だったのが、爆豪勝己の存在です。
敵連合は雄英の生徒を無差別に誘拐することだけを目的としていたわけではありません。死柄木弔は爆豪の強さと勝利への強い執着に目をつけ、敵側に引き込もうとしていました。
爆豪は粗暴な言動が目立つ一方、勝利に対するこだわりが非常に強い人物です。死柄木は、そうした性格やヒーロー社会への不満を利用すれば、自分たちの仲間にできると考えたのです。
しかし、これは敵連合側の見込み違いでした。爆豪が憧れていたのは、あくまで勝利するオールマイトの姿だったからです。
後の第47話では、死柄木の勧誘に対して爆豪が明確に拒絶する姿が描かれています。
林間合宿の場所が敵に知られた理由は?もう一つの大きな謎が、敵連合がどうやって合宿先を把握したのかという問題です。
合宿先は一般に公開されていたわけではなく、雄英高校の関係者しか知り得ない情報でした。そのため、襲撃後には雄英内部に情報を漏らしている人物、いわゆる内通者がいる可能性が浮上します。
この謎は林間合宿編の時点では解決しません。しかし、物語が進んだ後半で、雄英高校の内通者が青山優雅だったことが明らかになります。
青山は幼い頃にオール・フォー・ワンから個性を与えられており、その後、両親とともにAFOの支配下に置かれていました。雄英側の情報を伝えていた背景には、家族を脅されていた事情があります。
この事実は原作34巻の第336話、アニメ第7期の第141話〜第142話で描かれました。林間合宿編で残された情報漏洩の疑問を、シリーズ後半で回収する長期的な伏線です。
したがって、林間合宿襲撃は偶然の遭遇ではなく、雄英内部から漏れた情報を利用した計画的な作戦だったのです。
【人物・組織相関表】林間合宿編の登場人物とヴィランの役割
林間合宿編では、多くのヒーロー候補生とヴィランが同時に動きます。主要人物の立場と事件との関係を整理すると、物語の構造が理解しやすくなります。
| 人物・組織 | 所属・立場 | 林間合宿編での役割・関係 |
|---|---|---|
| 緑谷出久 | 雄英高校1年A組 | 洸汰を守るためマスキュラーと戦う主人公。 |
| 爆豪勝己 | 雄英高校1年A組 | 敵連合の勧誘対象となり、Mr.コンプレスに捕獲される。 |
| 洸汰 | マンダレイの甥 | ヒーローを嫌っていた少年。両親を殺害したマスキュラーと対峙する。 |
| ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ | プロヒーローチーム | マンダレイ、ピクシーボブ、ラグドール、虎が合宿を指導する。 |
| マスキュラー | 敵連合のヴィラン | 洸汰の両親を殺害した人物。緑谷の強敵となる。 |
| 開闢行動隊 | 敵連合の実働部隊 | 林間合宿を襲撃し、爆豪の連れ去りを実行する。 |
| Mr.コンプレス | 敵連合のヴィラン | 爆豪と常闇を個性で捕獲する。 |
| 青山優雅 | 雄英高校1年A組 | 後にAFOに情報を流していた内通者と判明する。 |
この相関で注目したいのは、敵連合の襲撃が単純な戦闘ではなく、複数の目的と人間関係を絡めた作戦だったことです。
特に、洸汰とマスキュラーの因縁、爆豪と死柄木の価値観の違い、青山の内通という3つの要素が、林間合宿編以降の展開にも大きな影響を与えています。
【最大の見どころ】緑谷出久とマスキュラーの戦い、洸汰を救った決断
林間合宿編を代表する名場面が、緑谷出久とマスキュラーの戦いです。
この戦闘は単に強敵を倒すバトルではありません。出久がヒーローとして何を大切にしているのか、そして洸汰がヒーローという存在をどう受け止め直すのかが描かれる重要な場面です。
マスキュラーは洸汰の両親の仇マスキュラーは、筋肉を増強させる個性を持つ非常に危険なヴィランです。
彼はかつてプロヒーローのウォーターホースとして活動していた洸汰の両親を殺害した人物でした。
両親を失った洸汰がヒーローを嫌っていたのも、この過去があったからです。
襲撃の最中、洸汰はマスキュラーに狙われます。そこに駆けつけたのが出久でした。
出久はなぜ圧倒的な強敵に立ち向かったのかマスキュラーは筋肉を何重にも増強させることで、攻撃力と防御力を高めます。出久の通常の攻撃では簡単に突破できず、ワン・フォー・オールの100%の力を使っても苦戦を強いられます。
加えて、出久は自分の身体への負担を承知で戦わなければなりませんでした。
それでも彼が戦いをやめなかった理由は明確です。目の前に助けを必要としている少年がいたからです。
出久にとって、ヒーローになることは単に強くなることではありません。危険な状況に置かれた人を見捨てず、手を差し伸べることでした。
100万%スマッシュが示したもの戦闘のクライマックスで出久が放つのが、印象的な「100万%デラウェア・デトロイト・スマッシュ」です。
マスキュラーの筋肉による防御を突破するため、出久は身体への深刻なダメージを覚悟して限界を超えた一撃を放ちます。
この場面で重要なのは、100万%という数字を実測された出力として捉えることではありません。絶体絶命の状況で、洸汰を守るためにすべてを懸けた出久の覚悟を象徴する表現です。
マスキュラーを倒した後、出久は洸汰を連れて相澤のもとへ向かい、さらに他の生徒たちへ敵の狙いを伝えようとします。
洸汰の心に起きた変化この戦いを通じて、洸汰はヒーローという存在を改めて見つめることになります。
両親を失った悲しみがすぐに消えるわけではありません。しかし、自分のために傷つきながら戦う出久の姿を目の当たりにしたことで、彼の心に変化が生まれます。
林間合宿編の感動的な部分は、出久が敵を倒したことだけではありません。ヒーローを信じられなくなっていた少年に、もう一度誰かを信じるきっかけを与えたことにあります。
【爆豪勝己の誘拐と救出作戦】林間合宿の結末から神野区編へ
マスキュラーとの戦いが終わっても、林間合宿での危機は続きます。各地で生徒たちがヴィランと交戦する中、敵連合は最終的な目的を実行に移します。
Mr.コンプレスが爆豪と常闇を捕獲戦闘の混乱に乗じて、Mr.コンプレスは爆豪勝己と常闇踏陰を個性によって捕獲します。
常闇は暴走したダークシャドウの影響もあり、爆豪と轟焦凍たちが対応に追われていました。
出久たちは爆豪と常闇を助けるために追跡します。麗日お茶子や蛙吹梅雨らも合流し、敵連合に追いつくことに成功します。
しかし、常闇を取り戻すことはできても、爆豪はそのまま連れ去られてしまいます。
林間合宿編は爆豪の誘拐で幕を閉じる第45話「転転転!」では、爆豪が敵連合の手に落ちたことで、雄英高校は大きな批判にさらされます。
生徒たちが多数負傷しただけでなく、学校の管理体制や安全対策にも疑問が投げかけられました。
一方、八百万百が個性で作った発信機によって、敵連合のアジトにつながる手がかりが得られます。
ここから物語は、林間合宿編から次のアジト襲撃・神野区編へと進んでいきます。
爆豪救出作戦の経緯と参加した5人爆豪を救出するために動き出したのが、緑谷、轟、切島鋭児郎、飯田天哉、八百万百の5人です。
ただし、彼らの行動は学校側から正式に許可された作戦ではありません。相澤は独断での救出を認めておらず、飯田も当初は止めようとします。
それでも5人は爆豪を見捨てることができず、戦闘を避ける隠密行動を前提として神野区へ向かいます。
この後のアニメ第47話では、死柄木が爆豪に正式に仲間になるよう勧誘します。しかし爆豪は、その誘いを拒絶します。
「オールマイトの勝つ姿に憧れた」
爆豪の信念がはっきりと表れた言葉です。彼は単に勝つことだけを目指していたのではなく、オールマイトのようなヒーローになることを目指していました。
爆豪が救出されるのは林間合宿編の後ここで注意したいのが、爆豪の救出は林間合宿編そのものでは完結しないという点です。
林間合宿編の最終話である第45話は、爆豪が連れ去られた状態で終わります。その後の神野区編で、プロヒーローたちの作戦と生徒たちの協力によって救出が実現します。
アニメ第49話「ワン・フォー・オール」では、出久たちが爆豪の救出に成功。林間合宿で起きた事件が、オールマイトとオール・フォー・ワンの対決にもつながっていきます。
この一連の展開によって、林間合宿編は単独の襲撃事件ではなく、雄英高校と敵連合の対立が大きく変化する転換点として位置づけられています。
【2026年最新】ヒロアカ林間合宿編を振り返る価値と作品の現在
2026年は、テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』の放送10周年にあたります。
テレビアニメ本編は2025年12月13日に最終話を迎え、2026年5月2日には原作コミックス最終42巻に収録された追加エピソード「More」が特別番組として放送されました。
「More」は雄英高校卒業から8年後のデクたちを描く物語です。林間合宿編で成長の途中にあった生徒たちが、最終的にどのようなヒーローになったのかを知ったうえで序盤を振り返ると、作品の見え方も変わります。
林間合宿編は、出久のヒーローとしての姿勢、爆豪の信念、クラスメイトとの絆、そして敵連合の計画が一つにつながる重要なエピソードです。
特にシリーズ全体を見終えた読者には、青山の内通や爆豪の誘拐など、後半の物語につながる伏線を確認する楽しみもあります。
【よくある質問】ヒロアカの林間合宿編に関するFAQ
Q1:ヒロアカの林間合宿編はアニメ何話から何話までですか?
A1:アニメ第3期の通算第39話「ゲーム・スタート」から第45話「転転転!」までです。全7話で構成されています。
Q2:林間合宿編は漫画の何巻から何巻までですか?
A2:原作漫画の8巻〜10巻です。話数は第70話「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」から第83話「敗け」までとなります。
Q3:林間合宿で爆豪勝己が誘拐された理由は何ですか?
A3:敵連合の死柄木弔が、爆豪を自分たちの仲間に勧誘するためです。爆豪の強さや勝利への執着に目をつけていましたが、爆豪はオールマイトへの憧れを理由に勧誘を拒否します。
Q4:緑谷出久がマスキュラーと戦ったのは何話ですか?
A4:アニメ第42話「僕のヒーロー」です。洸汰を守るために出久がマスキュラーと戦い、限界を超えた一撃で勝利します。
Q5:林間合宿の襲撃場所をヴィランに教えたのは誰ですか?
A5:後に雄英高校の内通者と判明した青山優雅です。青山は両親とともにオール・フォー・ワンの支配下に置かれ、雄英側の情報を伝えていました。
ヒロアカの林間合宿編は、アニメ第3期の通算第39話〜第45話、原作漫画の第70話〜第83話にあたる重要なストーリーです。
雄英高校の1年A組と1年B組が参加した合同訓練は、敵連合の開闢行動隊による襲撃によって一変します。緑谷出久とマスキュラーの戦いでは、洸汰を守ろうとする出久のヒーローとしての信念が描かれました。
そして、爆豪勝己の誘拐によって物語は神野区編へと進み、敵連合との対立はさらに激しさを増していきます。
このエピソードを理解するうえで押さえておきたいのは、次の3点です。
- アニメは第39話〜第45話、漫画は8巻〜10巻の第70話〜第83話。
- 襲撃の目的は爆豪の勧誘であり、雄英の情報漏洩には青山の内通が関係していた。
- 出久と洸汰の出会い、マスキュラー戦、爆豪誘拐が物語の重要な転換点になった。
林間合宿編は、ヒーローを目指す少年少女たちが、理想だけでは乗り越えられない現実に直面するエピソードです。最終章まで物語を知った2026年だからこそ、当時の登場人物の言動や伏線を改めて見直すことで、ヒロアカの物語をより深く楽しめます。
主な事実確認資料: アニメ公式サイトの第39話〜第49話、第141話・第142話の各話紹介、集英社公式のコミックス8巻・9巻・10巻・34巻の収録内容、2026年10周年プロジェクトの公式発表。