2026年現在も幅広い世代に親しまれている高橋留美子原作のアニメ『うる星やつら』。2022年にスタートした完全新作テレビアニメでは、諸星あたる役に神谷浩史、ラム役に上坂すみれを起用し、内田真礼、宮野真守、沢城みゆき、花澤香菜ら人気声優が集結した。1981年版を知るファンにとっては、懐かしいキャラクターが新しい声で動き出すという、大きな話題性を持った作品でもある。
2022年版は2022年10月13日に放送を開始し、全4クール・全46話をもって2024年6月20日に放送終了した。1981年版から主要キャストがどのように変わったのか、旧作の声優が新作にも出演しているのかなど、気になる点は少なくない。ここでは2026年時点の公式キャスト情報をもとに、主要声優一覧、新旧配役の比較、作品の放送経緯まで整理する。
【2022年版の声優一覧】諸星あたる役は神谷浩史、ラム役は上坂すみれ

2022年版『うる星やつら』の大きな特徴は、主人公の諸星あたるとラムを中心に、実力と知名度を兼ね備えた声優陣を起用したことだ。
アニメーション制作はdavid production。監督は髙橋秀弥と木村泰大、シリーズ構成は柿原優子、キャラクターデザインは浅野直之が担当した。原作の魅力を生かしながら、現代のテレビアニメとして再構築する制作体制が組まれている。
まずは、検索されることの多い主要キャラクターと担当声優を確認しておきたい。以下は公式サイトおよびアニプレックスのキャスト情報に掲載された配役である。
主人公と主要キャラクターの担当声優- 諸星あたる:神谷浩史
- ラム:上坂すみれ
- 三宅しのぶ:内田真礼
- 面堂終太郎:宮野真守
- 錯乱坊:高木渉
- サクラ:沢城みゆき
- ラン:花澤香菜
- レイ:小西克幸
- おユキ:早見沙織
- 弁天:石上静香
この10人が、物語を彩る主要キャラクターの声を担当している。特に、神谷浩史と上坂すみれの主人公コンビは、作品の中心となるあたるとラムの関係を支える配役だ。
そのほかの出演声優も豪華メインキャラクター以外にも、多彩な声優が参加している。公式キャスト一覧に掲載された主な配役は次のとおりだ。
- テン:悠木碧
- 藤波竜之介:高垣彩陽
- 竜之介の父:千葉繁
- クラマ姫:水樹奈々
- 温泉マーク:三宅健太
- 尾津乃つばめ:櫻井孝宏
- 面堂了子:井上麻里奈
- あたるの父:古川登志夫
- あたるの母:戸田恵子
- ラムの父:小山力也
- ラムの母:平野文
- 水乃小路飛麿:梶裕貴
- 水乃小路飛鳥:M・A・O
- 真吾:島﨑信長
- 諸星こける:くまいもとこ
- 因幡:入野自由
- 潮渡渚:村瀬歩
さらに物語の後半には、ルパ役の中村悠一、カルラ役の水瀬いのり、ウパ役のチョーも参加している。初期のキャスト発表だけでは把握できない追加キャラクターもいるため、全出演者を知りたい場合は最終版の公式スタッフ&キャスト情報を基準にするとよい。
なお、公式キャスト情報では錯乱坊の表記は「高木 渉」、おユキは「早見沙織」となっている。主要キャストの配役はアニプレックスおよび作品公式サイトで確認できる。
【新旧キャスト比較】1981年版と2022年版では声優がどう変わった?
『うる星やつら』の声優を調べる際、最も混同しやすいのが1981年版と2022年版の違いだ。両作品は同じ原作を基にしているが、主要キャラクターの担当声優は基本的に変更されている。
1981年版は1981年10月14日に放送を開始し、1986年3月19日まで放送されたテレビアニメ。諸星あたるを古川登志夫、ラムを平野文が演じたことで知られる。2022年版では、この主人公コンビを神谷浩史と上坂すみれが引き継いだ。
主要10キャラクターの新旧声優比較| キャラクター | 2022年版 | 1981年版 |
|---|---|---|
| 諸星あたる | 神谷浩史 | 古川登志夫 |
| ラム | 上坂すみれ | 平野文 |
| 三宅しのぶ | 内田真礼 | 島津冴子 |
| 面堂終太郎 | 宮野真守 | 神谷明 |
| 錯乱坊 | 高木渉 | 永井一郎 |
| サクラ | 沢城みゆき | 鷲尾真知子 |
| ラン | 花澤香菜 | 井上瑤・小宮和枝 |
| レイ | 小西克幸 | 玄田哲章 |
| おユキ | 早見沙織 | 小原乃梨子 |
| 弁天 | 石上静香 | 三田ゆう子 |
1981年版の配役は当時のテレビアニメのキャスト資料、アニメ情報媒体などに掲載された情報を基に整理している。特にランは、旧作の放送期間中に井上瑤から小宮和枝へ担当が引き継がれたキャラクターであり、単純に一人の声優だけを記載すると経緯が伝わらない。
また、錯乱坊は1981年版の永井一郎から2022年版の高木渉へ、おユキは小原乃梨子から早見沙織へと変更されている。新旧キャストを比較する際には、作品の制作年代だけでなく、旧作内での担当変更も押さえておきたい。
特に注目された主人公2人の交代諸星あたる役の交代は、作品の印象を左右する大きなポイントだ。1981年版の古川登志夫は、軽妙で調子のよいあたるを演じ、長年にわたってキャラクターのイメージを形づくってきた。
2022年版の神谷浩史は、あたるの軽薄さや騒動を巻き起こす性格を、現代のアニメーションに合ったテンポで表現する役割を担った。
ラム役の上坂すみれも、旧作で平野文が確立したラムの印象を意識しながら、新しい作品のヒロインとして演じている。ラムの一途さ、嫉妬深さ、愛らしさといったキャラクターの核は、時代が変わっても物語を動かす重要な要素だ。
単に声を似せることを目的とするのではなく、同じキャラクターを新しいキャストと演出で表現する。それが2022年版の新旧比較で注目すべき点である。
【意外な共通点】旧作の古川登志夫と平野文も2022年版に出演
2022年版のキャストで見逃せないのが、1981年版の主人公を演じた声優が、完全に作品から離れたわけではないという点だ。
旧作の諸星あたる役だった古川登志夫は、2022年版であたるの父を担当している。そして旧作のラム役だった平野文は、2022年版ではラムの母を演じている。
つまり、新旧キャストの交代は単純な出演者の入れ替えではない。旧作を代表する声優が、新作では主人公たちの親世代として登場するという、世代をつなぐキャスティングになっている。
同じ名前でも間違えやすい声優に注意もう一つ注意したいのが、神谷浩史と神谷明の混同だ。
2022年版で諸星あたるを演じるのは神谷浩史。一方、1981年版で面堂終太郎を演じたのは神谷明である。姓が同じため検索結果やキャスト一覧を流し読みすると混同しやすいが、別々の声優だ。
この違いは、新旧キャストを調べるときに押さえておきたいポイントの一つである。
公式コメントから見える新作への思い2024年6月21日、作品公式サイトは全46話の放送終了を報告し、神谷浩史と上坂すみれのコメントを公開した。
神谷浩史は、オーディションが2021年1月に行われ、役が決まってアフレコが始まったのは同年末だったと振り返っている。放送開始よりかなり前から作品づくりが進められていたことが分かる。
上坂すみれは、4クールにわたってラムを演じられた喜びと、原作の「ボーイ ミーツ ガール」まで担当できたことへの思いを語った。学生時代から作品に親しんでいたことにも触れており、ラムというキャラクターへの長年の愛着が伝わる内容だった。
この公式コメントからも、2022年版は単なる旧作の再放送や声の差し替えではなく、キャスト自身が長い制作期間を通じて向き合った新しいアニメ化だったことがうかがえる。
【放送時期を整理】2022年10月開始から2024年6月の最終回まで
「うる星やつら 2022」と検索する人の中には、放送が始まった時期や、作品がいつまで続いたのかを知りたい人も多い。
2022年版はフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送された。小学館創業100周年を記念した企画として、原作から選び抜かれたエピソードを全4クールでテレビアニメ化する計画が発表されていた。
放送の主なスケジュール- 2022年7月14日:第1期を2022年10月から2クール連続で放送することを公式発表。
- 2022年10月13日:第1期のテレビ放送開始。
- 2023年8月23日:第2期を2024年1月から放送することを公式発表。
- 2024年1月11日:第2期の放送開始。連続2クールで展開。
- 2024年6月20日:テレビアニメ最終回を放送。
- 2024年6月21日:公式サイトが全46話の放送終了とTHANK YOU!ビジュアルを公開。
ここで重要なのは、2022年版が2022年から2024年まで4クールにわたって放送された作品だという点だ。第1期は2022年10月からの2クール、第2期は2024年1月からの2クールで構成されている。
したがって、「2022年版」という名称は放送開始年を示すものであり、全エピソードが2022年中に放送されたという意味ではない。
全46話で物語は完結フジテレビの番組情報では2024年6月20日が放送終了日として掲載され、作品公式サイトも翌21日に全46話の最終回を迎えたことを発表している。
2026年時点で、2022年版のテレビシリーズは全46話で完結した作品として整理できる。新シリーズの放送時期を調べている場合は、2024年6月の最終回と、その後の公式発表を区別して確認することが大切だ。
【プロの結論】2022年版の声優を理解する3つのポイント
2022年版『うる星やつら』をより深く楽しむには、キャスト名を覚えるだけでなく、新旧作品の関係性を理解しておくとよい。
1. まず神谷浩史と上坂すみれを押さえる作品の中心となる諸星あたるとラムを担当するのが、神谷浩史と上坂すみれだ。検索でキャスト情報を調べる際は、この2人を最初に確認すれば2022年版と1981年版の区別がつきやすい。
2. 1981年版の声優と混同しない旧作の古川登志夫と平野文は、2022年版ではそれぞれあたるの父、ラムの母を演じている。この配役を知っておけば、旧作の声優が新作にも参加しているという関係を正しく理解できる。
3. キャスト発表時期と実際の放送時期を区別する2022年版は、放送開始前から段階的に出演者が発表され、その後も新キャラクターの登場に合わせて追加キャストが公表された。最初に発表された主要10人だけが全出演者というわけではない。
主要キャストを知りたい人は最初の一覧、全出演者を知りたい人は最終的な公式スタッフ&キャスト一覧を確認するのが適切だ。
また、1981年版を先に見ている人には新旧の声を聞き比べる楽しみがあり、2022年版から入った人には旧作のキャストを知ることで作品の歴史をより深く理解できる利点がある。
どちらか一方だけを正解と考える必要はない。同じキャラクターが異なる時代の声優によってどう表現されるのかを比較すること自体が、この作品ならではの楽しみ方だ。
【よくある質問】うる星やつら2022年版の声優に関するFAQ
Q1:2022年版の諸星あたる役とラム役は誰ですか?
A1:諸星あたる役は神谷浩史、ラム役は上坂すみれです。2022年版の主人公コンビを担当しています。
Q2:2022年版の三宅しのぶと面堂終太郎の声優は誰ですか?
A2:三宅しのぶ役は内田真礼、面堂終太郎役は宮野真守です。1981年版では、それぞれ島津冴子、神谷明が担当していました。
Q3:1981年版のラム役だった平野文は2022年版にも出演していますか?
A3:出演しています。2022年版ではラムの母を演じています。また、旧作で諸星あたるを演じた古川登志夫も、2022年版ではあたるの父を担当しています。
Q4:2022年版『うる星やつら』はいつから放送されましたか?
A4:2022年10月13日に放送を開始しました。第1期が2クール連続で放送され、第2期は2024年1月11日にスタートしています。
Q5:2022年版『うる星やつら』は全何話ですか?
A5:全46話です。全4クールで構成され、2024年6月20日にテレビ放送が終了しました。
Q6:1981年版と2022年版では声優が同じですか?
A6:主要キャラクターの担当声優は基本的に変更されています。ただし、旧作の古川登志夫と平野文のように、2022年版で別のキャラクターを担当している声優もいます。
2022年版『うる星やつら』は、諸星あたる役の神谷浩史、ラム役の上坂すみれを中心に、内田真礼、宮野真守、高木渉、沢城みゆき、花澤香菜、早見沙織、石上静香らが参加したテレビアニメだ。
1981年版では古川登志夫と平野文が主人公を演じていたが、2022年版ではそれぞれあたるの父、ラムの母として出演。旧作を知るファンにとっては、キャストの世代交代だけでなく、懐かしい声優との再会も楽しめる構成になっている。
放送は2022年10月13日に始まり、2024年6月20日に全46話で終了した。2026年に作品を振り返る際は、神谷浩史・上坂すみれを中心とした新キャスト、1981年版との配役の違い、そして旧作声優の新作での役割という3つの視点を押さえておくと、作品の魅力と歴史がより明確になる。
世代を超えて受け継がれる『うる星やつら』。旧作の思い出を持つ人も、2022年版で初めて作品に触れた人も、新旧の声を聞き比べながら、あたるとラムが織りなす物語を改めて楽しんでほしい。
主な事実確認に使用した資料
- TVアニメ『うる星やつら』公式サイト「スタッフ&キャスト」
- アニプレックス公式作品ページ
- フジテレビ番組情報
- 作品公式サイト「ご視聴ありがとうございました!」(2024年6月21日)
- アニメイトタイムズ、映画.comの1981年版・2022年版キャスト比較資料