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【あらすじ】葛飾区の絞殺事件と日本橋の12の橋が結び付く理由

黒田 宗一郎 黒田 宗一郎 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
目次

ここから先はネタバレなしのあらすじ

物語は、東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺遺体が発見されるところから始まります。

発見された遺体は死後約20日が経過しており、顔から身元を特定することは困難でした。DNA鑑定などの捜査によって、被害者は滋賀県彦根市に住む押谷道子(中島ひろ子)と判明します。

一方、殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫は行方不明。捜査を担当する警視庁捜査一課の松宮脩平(溝端淳平)は、別の場所で発生したホームレスの焼死事件との関連を疑います。

捜査が進むにつれて浮かび上がるのが、東京・明治座で活躍する舞台演出家の浅居博美(松嶋菜々子)です。

押谷は博美の中学時代の同級生でした。なぜ滋賀県から東京までやって来たのか。そして、なぜ彼女は殺されなければならなかったのか。

松宮が博美の事務所を訪れた際、ある写真を発見します。そこに写っていたのは、博美と加賀恭一郎でした。

この発見をきっかけに、事件は加賀自身の過去へとつながっていきます。

物語を動かす日本橋の12の橋

本作で特に印象的なのが、殺害現場に残されたカレンダーです。

そこには、日本橋周辺に実在する12の橋の名前が書き込まれていました。

一見すると何気ないメモですが、同じようなカレンダーが加賀の母・百合子の遺品からも見つかります。

なぜ、別々の場所にあるカレンダーに同じ橋の名前が記されていたのか。

この一致こそが、葛飾区の殺人事件と加賀の母の過去を結び付ける重要な手掛かりです。

TBSの作品紹介でも、日本橋の12の橋の名前が加賀の母の失踪に関係する重要な謎として紹介されています。

【キャスト・人物相関】阿部寛と松嶋菜々子の初共演が生んだ緊張感

祈りの幕が下りる時映画

本作の大きな魅力は、実力派俳優が集結したキャスト陣です。

主演の阿部寛と松嶋菜々子は、本作で初共演。阿部寛が演じる加賀の冷静な捜査と、松嶋が演じる博美の内面を読み取らせない演技が、物語に独特の緊張感を生み出しています。

主要キャスト・役柄一覧
登場人物 キャスト 役柄・人物関係
加賀恭一郎 阿部寛 日本橋署の刑事。母の失踪を追い続ける
浅居博美 松嶋菜々子 事件の鍵を握る舞台演出家
松宮脩平 溝端淳平 捜査一課の刑事。加賀の従弟
金森登紀子 田中麗奈 加賀の父を看取った看護師
浅居忠雄 小日向文世 博美の父
浅居厚子 キムラ緑子 博美の母
押谷道子 中島ひろ子 殺人事件の被害者
田島百合子 伊藤蘭 加賀の母
加賀隆正 山﨑努 加賀の父
横山一俊 音尾琢真 博美の過去に関係する人物
苗村誠三 及川光博 博美の中学時代の関係者

若き日の浅居博美を飯豊まりえ、14歳の博美を桜田ひよりが演じています。

ベテラン俳優から若手まで、異なる年代の人物を演じるキャストが配置されている点も見どころです。

阿部寛が演じる加賀恭一郎の魅力

加賀恭一郎は、東野圭吾の作品群を代表する刑事の一人です。

優れた観察力と洞察力を持ち、事件に関係する人物の言動から隠された真実を読み取ります。

ただし、加賀の魅力は推理能力だけではありません。

犯人を追い詰める一方で、事件の背景にある人間の苦しみや後悔にも目を向けます。冷静な刑事でありながら、人の心に寄り添う姿勢が、シリーズを通じた特徴です。

阿部寛は2010年の連続ドラマ『新参者』から加賀を演じ、本作で映像シリーズの最後を飾りました。

松嶋菜々子が演じる浅居博美の存在感

浅居博美は、舞台演出家として成功を収めた女性です。

表面上は落ち着きがあり、仕事にも真摯に取り組んでいます。しかし、過去には家族に関する深い事情を抱えていました。

松嶋菜々子の演技で注目したいのは、博美の表情や言葉の選び方です。

事件への関与を疑われても簡単には動揺せず、観客にも本心を読み取らせません。その一方で、父親に関する場面では、彼女が長年抱えてきた感情が少しずつ表面化します。

阿部寛と松嶋菜々子の共演を楽しみにしている人にとっても、見応えのある組み合わせです。

【ネタバレ】浅居博美の正体と過去、越川睦夫の本当の姿

重大なネタバレあり

ここからは、事件の真犯人と浅居博美の過去を明らかにします。

越川睦夫の正体は浅居博美の父・浅居忠雄

最も重要な真相は、行方不明になっていた越川睦夫の正体です。

越川睦夫は、浅居博美の父親である浅居忠雄でした。

加えて、加賀の母・百合子が仙台で親しくしていた男性、綿部俊一も同じ人物です。

つまり、次のような関係になります。


浅居忠雄を中心とした人物関係

浅居忠雄

博美の父親・事件の中心人物




横山一俊

成り代わった人物




越川睦夫

事件現場のアパートの住人名




綿部俊一

百合子の恋人としての名前



複数の名前を使い分けていたことが、事件を複雑に見せる仕掛けになっています。

博美と父親が別々に暮らすことになった過去

博美の家庭が崩壊するきっかけは、母親の厚子でした。

厚子は忠雄以外の男性と関係を持ち、家の金を持ち出したうえ、多額の借金を残して姿を消します。

当時14歳だった博美と忠雄は、借金の取り立てから逃れるために滋賀から能登へ逃亡しました。

そこで博美は、横山一俊という男性から暴行されそうになり、抵抗する中で彼を死なせてしまいます。

娘の犯した出来事を知った忠雄は、博美を守るために自分の身元を偽ることを決意します。

横山の遺体を利用して自分が死亡したように見せかけ、横山の名前を使って生きる道を選んだのです。

その後、博美は父が亡くなったと思ったまま施設で育ち、女優を経て舞台演出家として成功します。

一方の忠雄は、娘の人生を邪魔しないように正体を隠し続けました。

押谷道子を殺害したのは誰なのか

押谷道子を殺害したのは浅居忠雄です。

道子は博美の中学時代の同級生で、老人ホームで博美の母・厚子と再会したことをきっかけに、博美へ会いに東京を訪れました。

その際、博美の舞台を観に来ていた忠雄の姿を目撃します。

すでに亡くなったはずの博美の父が生きている。

この秘密が明るみに出れば、長年続けてきた偽りの生活が崩れてしまいます。

忠雄は秘密を守ろうとし、道子を殺害しました。

また、博美の中学時代の担任であり、彼女と関係を持っていた苗村誠三も、忠雄の正体に気付いたことで殺害されています。

ここで注意したいのは、押谷道子を直接殺害した人物と、最後に発見された焼死体の人物が同じではないという点です。

河川敷の焼死体をめぐる真相

押谷道子の遺体が発見された時期、新小岩の河川敷でもホームレスの焼死体が見つかります。

捜査が進むと、この焼死体も浅居忠雄だったことが分かります。

忠雄は押谷を殺害した後、長年にわたって逃げ続けてきた生活に限界を感じ、自ら命を絶とうとしました。

しかし、博美は父親の死に方を受け入れられませんでした。

父親が以前から焼死を恐れていたことを知っていた博美は、父を自らの手で殺害し、その後に火を放ちます。

つまり、押谷道子殺害と河川敷の焼死事件では、事件に関与した人物の役割が異なります。

この二つの事件を正しく整理すると、映画の複雑な人間関係が理解しやすくなります。

【結末・真相】加賀恭一郎の母はなぜ失踪したのか

結末までネタバレあり

本作でシリーズファンが最も知りたかった謎が、加賀の母・田島百合子の失踪理由です。

母・田島百合子が家を出た本当の理由

加賀が10歳の頃、母の百合子は家を出ました。

家には、息子に向けた「探さないでください」という趣旨の手紙が残されていました。

加賀は母がなぜ自分を置いていったのか、長年理解できずにいました。

実は百合子は、家庭内で大きな精神的負担を抱えていたのです。

夫の隆正は仕事中心の生活を送っており、百合子は水商売で働いていました。その職業を理由に夫の親族から厳しい扱いを受けていましたが、夫にも十分に相談できませんでした。

孤立した生活の中で、百合子は精神を病んでいきます。

ある時、自分の手に包丁が握られていることに気付き、自分自身の行動に恐怖を覚えました。

自分がこのまま家庭にいることで、息子を傷つけてしまうかもしれない。

そうした恐怖と精神的な混乱から、家を出る決断をしたのです。

百合子が仙台で過ごした18年間

百合子は家を出た後、仙台へ向かいます。

1983年の冬に仙台へたどり着き、スナックで働きながら生活を始めました。

そこで知り合った男性が、綿部俊一です。

百合子はその後、2001年に心不全で亡くなるまで、仙台で暮らしていました。

綿部は百合子の死後、スナックの関係者から連絡を受けますが、葬儀には姿を見せませんでした。

代わりに、百合子の息子である加賀恭一郎の存在を確認し、関係者に伝えます。

加賀は母の遺骨を受け取り、綿部の行方を追い始めました。

しかし、綿部を見つけられないまま長い年月が過ぎていきます。

加賀が日本橋署にとどまり続けた理由

加賀が日本橋署で働き続けていた理由も、ここで明らかになります。

母の遺品に残されたカレンダーには、日本橋周辺の橋の名前が書かれていました。

加賀はその意味を知るため、そして母が家を出た後にどのような人生を送ったのかを知るために、手掛かりを追っていたのです。

その橋の名前が、事件現場のカレンダーにも記されていました。

つまり、葛飾区の殺人事件は、加賀が長年追い求めてきた母の過去に直結していたのです。

百合子は息子を忘れていなかった

物語の最後に明らかになるのは、百合子が家を出た後も、息子のことをずっと気に掛けていたという事実です。

綿部は百合子に加賀の活躍を伝えるため、彼が写った雑誌を見せていました。

百合子は息子の姿を目にすると、思わず雑誌を抱き寄せます。

しかし、自分が息子を置いて家を出たことへの後悔から、その雑誌を持つ資格がないと感じてしまいます。

それでも、遠く離れた場所から息子の幸せを願い続けていました。

加賀が長年抱えてきた母への疑問は、最後にようやく答えを得ます。

母は息子を嫌っていたわけでも、忘れていたわけでもありません。自分の精神状態を恐れ、息子を傷つけないために離れることを選んだのです。

父・隆正についても、母の苦しみに気付きながら家庭を十分に支えられなかったことへの後悔が描かれます。

加賀にとって、母だけでなく父との関係にも一つの区切りがつく結末です。

【日本橋の12の橋】名前の一覧と物語に隠された意味

本作の象徴ともいえる日本橋の12の橋は、単なる背景ではありません。

浅居忠雄と博美が、周囲に知られずに会うための合図として使っていたものです。

12の橋の名前一覧

作中に登場する橋は次の12か所です。

番号 橋の名前 所在する川
1 常盤橋 日本橋川
2 一石橋 日本橋川
3 西河岸橋 日本橋川
4 日本橋 日本橋川
5 江戸橋 日本橋川
6 鎧橋 日本橋川
7 茅場橋 日本橋川
8 湊橋 日本橋川
9 豊海橋 日本橋川
10 柳橋 神田川
11 浅草橋 神田川
12 左衛門橋 神田川

日本橋川に架かる橋が9か所、神田川に架かる橋が3か所です。

映画では、これらの橋がカレンダーに月ごとに書き込まれています。

橋の名前が暗号になった理由

なぜ父娘は普通に会うのではなく、橋の名前を使ったのでしょうか。

それは、忠雄が自分の正体を隠して生きていたためです。

博美は舞台演出家として社会的な地位を築いていました。一方、忠雄は過去の事件から逃れるため、別人として生活していました。

父親と娘が一緒にいるところを目撃されれば、博美の過去や忠雄の秘密が露見する危険があります。

そこで二人は日本橋周辺の橋を待ち合わせの目印にし、離れた場所から連絡を取り合う方法を選びました。

橋の名前が書かれたカレンダーは、二人だけが意味を理解できる連絡手段だったのです。

なぜ日本橋が重要な舞台なのか

日本橋には、博美が演出家として夢を実現した明治座があります。

父親にとって、娘が舞台の世界で成功することは大きな願いでした。

そして博美にとっても、日本橋は父親とのつながりを感じられる特別な場所でした。

加賀の母も同じ場所に関わっていたことから、二組の親子の人生が一つにつながります。

映画では、日本橋の風景が単なるロケーションではなく、人物の記憶や人生を結び付ける装置として機能しています。

特に、日本橋の伝統行事である「橋洗い」が物語の重要な場面に登場する点も注目です。

実際の中央区観光協会特派員ブログでも、作品に登場する12の橋と、それぞれの映画内での描写が紹介されています。

【シリーズの見る順番・主題歌・評判】2026年に見直したい理由

新参者シリーズを楽しむおすすめの順番

『祈りの幕が下りる時』をより深く理解するなら、阿部寛が加賀を演じた映像シリーズを順番に見るのがおすすめです。

公開・放送順は次のとおりです。

1. 連続ドラマ『新参者』(2010年)
2. スペシャルドラマ『赤い指』(2011年)
3. 映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2012年)
4. スペシャルドラマ『“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」』(2014年)
5. 映画『祈りの幕が下りる時』(2018年)

この順番で見ると、加賀の人物像や家族関係の変化を自然に追えます。

ただし、物語の時系列と公開順は一致していません。

特に『眠りの森』は加賀の過去を描くエピソードです。公開順では『麒麟の翼』の後ですが、作中の時系列ではより前の出来事に位置します。

初めて見る人は公開順、シリーズを見直したい人は時系列を意識して楽しむとよいでしょう。

東野圭吾の原作シリーズも完結したのか

ここは誤解しやすいポイントです。

映画『祈りの幕が下りる時』は、阿部寛主演の「新参者」映像シリーズの完結編です。

しかし、東野圭吾の加賀恭一郎シリーズそのものが終了したわけではありません。

例えば、2019年刊行の『希望の糸』や、2023年に単行本として刊行された『あなたが誰かを殺した』も加賀シリーズの作品です。

さらに『あなたが誰かを殺した』は、2026年8月12日に講談社文庫版が発売されています。

したがって、映画の完結と小説シリーズの完結は別の話です。映画を見終わった後も、加賀恭一郎の新たな事件を原作で楽しめます。

主題歌はJUJUの「東京」


「東京」

映画主題歌
2018年1月24日発売・36枚目のシングル
大切な人を失った悲しみと、東京という街に残る記憶をテーマにした楽曲。

主題歌を担当したのはJUJUです。

楽曲「東京」は、映画公開に先駆けて2018年1月24日に発売されました。

JUJUの公式発表では、大切な人を失ったときの感情を東京という街を舞台に描いた楽曲として紹介されています。

前作『麒麟の翼』でもJUJUが主題歌「sign」を担当しており、阿部寛主演作品とのタッグが約6年ぶりに実現しました。

映画のラストを見届けた後に聴くと、物語で描かれた親子の別れや、離れていても相手を思い続ける気持ちがより深く伝わってきます。

監督・福澤克雄の演出にも注目


映画監督・演出家
『半沢直樹』『陸王』『下町ロケット』などを手掛けた人物。

本作の監督は福澤克雄です。

福澤監督の演出で注目したいのは、複数の人物の過去と現在を交互に描きながら、最終的に一つの真相へ収束させる構成です。

事件の謎を追うサスペンスと、登場人物の感情を掘り下げるヒューマンドラマを両立させています。

特に本作では、事件の真相が判明するほど、単純な犯人探しでは捉えきれない家族の問題が浮かび上がります。

祈りの幕が下りる時の感想・評判

作品の評価を考えるうえでは、観客がどの部分に魅力を感じるかを分けて見ると理解しやすくなります。

KINENOTEの掲載データでは、平均評点は76.0点(1,228人)。レビュー掲載数は160件となっています。これは同サイト上の集計値であり、すべての映画ファンの評価を代表するものではありません。

作品の見どころとして整理できるのは、次のポイントです。

評価されやすいポイント

- 加賀恭一郎の長年の謎が解決するシリーズ完結編としての満足感。
- 阿部寛と松嶋菜々子を中心とした実力派キャストの演技。
- 日本橋の実在する橋を使った、土地と人物の記憶が結び付く演出。
- ミステリーの結末に家族の愛情というテーマが重なる構成。
- JUJUの主題歌が物語の余韻を深める点。

好みが分かれる可能性があるポイント

- 現在と過去を行き来するため、人物関係を整理しながら見る必要がある。
- 家族の事情や登場人物の心理を丁寧に描くため、純粋な謎解きだけを期待すると展開が重く感じられる。
- 犯罪の背景にある事情は理解できても、登場人物の行動すべてに共感できるとは限らない。

2018年の全国映画概況では、興行収入は15億9,000万円と記録されています。原作ファンだけでなく、映画としても幅広い観客に届いた作品です。

【プロの結論】この映画を見るべき人、見る前に知っておきたいこと

『祈りの幕が下りる時』は、犯人を推理するだけの映画ではありません。

事件の真相を知ることが、加賀恭一郎自身の人生を理解することにつながる点に、この作品の大きな特徴があります。

特におすすめしたいのは、次のような人です。

- 東野圭吾の加賀恭一郎シリーズが好きな人。
- 阿部寛の刑事役をじっくり楽しみたい人。
- 松嶋菜々子の感情表現や心理描写に注目したい人。
- 親子関係や家族の過去を扱ったヒューマンミステリーが好きな人。
- 日本橋や明治座など、東京の実在する街並みが登場する作品を楽しみたい人。

一方、テンポの速いアクションや、最後まで犯人を推理する本格謎解きを最優先したい人には、やや人間ドラマ寄りに感じられる可能性があります。

私が本作で特に注目したいのは、二組の親子が、それぞれ異なる形で相手の幸せを願っていたことです。

浅居忠雄と博美は、互いを守ろうとする中で大きな過ちを重ねました。加賀と百合子も、離れて暮らしながら相手を思い続けていました。

愛情があればすべてが許されるわけではありません。それでも、相手を思う気持ちがどのような選択につながるのかを、映画は静かに問い掛けています。

【祈りの幕が下りる時の映画】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:映画『祈りの幕が下りる時』の犯人は誰ですか?

A1:押谷道子を殺害したのは浅居忠雄です。忠雄は博美の父親で、越川睦夫や綿部俊一など複数の名前を使って生活していました。

Q2:浅居博美の正体と過去は何ですか?

A2:博美は舞台演出家として成功した女性です。少女時代に家族の借金問題や逃亡生活を経験し、父親と離れて暮らすことになりました。父親の正体を隠し続けていたことが事件の重要な背景です。

Q3:加賀恭一郎の母はなぜ失踪したのですか?

A3:百合子は家庭内の孤立や精神的な問題を抱え、息子を傷つけてしまうことを恐れて家を出ました。その後は仙台で生活し、2001年に亡くなっています。

Q4:日本橋の12の橋にはどんな意味がありますか?

A4:浅居忠雄と博美が密かに会うための待ち合わせ場所を示す合図です。百合子の遺品にも同じ橋の名前が残されており、事件と加賀の母の過去を結ぶ手掛かりになります。

Q5:阿部寛と松嶋菜々子は以前にも共演していましたか?

A5:本作が初共演とされています。阿部寛が加賀恭一郎、松嶋菜々子が浅居博美を演じています。

Q6:新参者シリーズはどの順番で見ればいいですか?

A6:『新参者』→『赤い指』→『麒麟の翼』→『眠りの森』→『祈りの幕が下りる時』の公開・放送順がおすすめです。

Q7:映画『祈りの幕が下りる時』の主題歌は何ですか?

A7:JUJUの「東京」です。2018年1月24日に発売されたシングルで、映画の主題歌として使用されました。

Q8:映画を見れば加賀恭一郎シリーズはすべて完結しますか?

A8:阿部寛主演の「新参者」映像シリーズは本作で完結します。ただし、東野圭吾の原作小説シリーズはその後も続いています。

映画『祈りの幕が下りる時』は、葛飾区で発生した絞殺事件を入口に、日本橋の12の橋、浅居博美と父・忠雄の秘密、そして加賀恭一郎の母・百合子の失踪理由を一つにつなげた作品です。

阿部寛と松嶋菜々子の初共演、福澤克雄監督の演出、JUJUの主題歌「東京」など、映像作品としての魅力も豊富です。

何より印象的なのは、事件の真相が明らかになるにつれ、加賀が長年抱えてきた母への疑問にも答えが与えられることです。

2018年の公開から年月が経った2026年現在も、シリーズを振り返るうえで欠かせない一本です。初めて見る人は公開順でシリーズを楽しみ、すでに鑑賞した人は12の橋や登場人物の関係を意識して見直すと、新たな発見があるはずです。

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コンテンツディレクター 黒田 宗一郎
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グルメ・レシピ担当。材料と手順は必ず再現検証し、出典を明記します。

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