劇場版『きのう何食べた?』
- 監督:中江和仁
- 脚本:安達奈緒子
- 井上航:磯村勇斗
- 小日向大策:山本耕史
ジルベールはテレビドラマだけの登場人物ではありません。2021年11月3日公開の劇場版にも、井上航役として磯村勇斗が出演しています。
映画公式サイトのキャスト一覧にも、山本耕史演じる小日向大策と、磯村勇斗演じる井上航の名前が掲載されています。
映画版では航の失踪が物語のきっかけに劇場版では、シロさんとケンジが京都旅行をきっかけに、互いの気持ちをうまく伝えられなくなるという展開が描かれます。
その一方、小日向からシロさんに相談が持ち込まれます。
内容は、恋人の航がいなくなってしまったというもの。
小日向と航の関係にも波乱が起こり、いつもは航に振り回されながらも幸せそうな小日向が、深刻な状況に直面します。
映画公式のストーリー紹介でも、航の失踪と小日向からの相談が明確に描かれています。
この展開で注目したいのは、小日向の航に対する愛情です。
普段はわがままを言われても受け入れている小日向ですが、航がいなくなると、その存在の大きさが浮き彫りになります。
二人の関係は、コミカルな掛け合いだけで成り立っているわけではありません。相手がそばにいることの安心感や、失うかもしれない不安も描かれています。
映画版でも磯村勇斗が続投した意味磯村勇斗にとって、井上航はseason1から演じてきた大切な役です。
テレビ東京の2023年のインタビューでは、season1、正月スペシャル、映画を経てseason2に戻った際、山本耕史、西島秀俊、内野聖陽と再び一緒に撮影することで、自然に航としての感覚を取り戻せたと語っています。
シリーズを通して同じ俳優が演じ続けているからこそ、二人の関係にも時間の積み重ねが感じられます。
【人気の理由】ジルベールが視聴者を惹きつける3つの魅力

ジルベールが印象に残る理由は、単に個性的な見た目や毒舌だけではありません。
磯村勇斗の演技、小日向との掛け合い、そしてシロさんやケンジとの距離感が組み合わさることで、独特の存在感が生まれています。
1. 言いたいことを遠慮なく言う率直さ航は、相手に気を遣って本音を隠すタイプではありません。
ときには相手が言われたくないことまで口にしますが、その発言が的を射ていることも少なくありません。
2023年のテレビ東京公式インタビューで、磯村勇斗は航の人気について、普段は口にしにくい本音を明るく言えるところが愛される理由ではないかと分析しています。
視聴者が航の発言に驚きながらも笑ってしまうのは、この率直さがキャラクターの大きな魅力になっているからです。
2. 小日向の前だけで見せる甘え小日向は、外では落ち着いた大人の男性として描かれています。
ところが航の前では、途端に甘い態度になります。
航が少し機嫌を損ねるだけで慌てたり、無理なお願いにも応えたりする姿は、シロさんやケンジとの会話の中でも際立っています。
この二人の関係が面白いのは、どちらか一方だけが相手を必要としているわけではないことです。
小日向は航を大切にし、航も小日向との関係を自分なりの方法で築いています。表面的なわがままの奥に、二人の親密さが見えてくるのです。
3. 磯村勇斗の演技による絶妙なギャップ磯村勇斗の演技で特に注目したいのが、表情と発言の食い違いです。
たとえば、シロさんの料理をおいしいと感じているのに、口では素直に褒めない。こうした複雑な反応を、表情や間の取り方で表現しています。
season2のインタビューでは、磯村自身も、心の中ではおいしいと思いながら、口では否定的な言葉を発する演技の難しさについて触れています。
その結果、航は単なる毒舌キャラクターではなく、感情を素直に表現できない不器用さを持つ人物としても受け取れます。
【プロの結論】
ジルベールの魅力を理解する鍵は、言葉だけで人物を判断しないことです。
航の発言、表情、小日向との距離感を合わせて見ると、わがままな態度の中にある愛情や繊細さが見えてきます。
この多面性こそ、2019年の登場から映画、season2まで長く愛されている理由の一つです。
【よくある質問】きのう何食べた?のジルベールに関するFAQ
Q1:きのう何食べた?のジルベールの正体は誰ですか?
ジルベールの正体は井上航です。小日向大策の恋人で、俳優の磯村勇斗が演じています。小日向が航を漫画『風と木の詩』の美少年ジルベールにたとえたことが、愛称の由来です。
Q2:ジルベールはドラマの何話に初登場しますか?
井上航本人が登場するのは、2019年放送のシーズン1第6話です。ただし、第3話ですでに小日向が恋人について説明しており、ジルベールのイメージが登場しています。
Q3:小日向大策と井上航はどこで出会ったのですか?
season2第3話で明かされます。大学生だった小日向が、12歳の航の家庭教師をしていたことが出会いのきっかけです。その後、航が18歳になるまで待ち、恋愛関係に進むきっかけは航からの告白でした。
Q4:ジルベールの名前の由来は何ですか?
竹宮惠子の漫画『風と木の詩』に登場する美少年ジルベールが由来です。小日向が航の容姿を説明する際に引き合いに出し、シロさんも航をジルベールと呼ぶようになりました。
Q5:劇場版にもジルベールは登場しますか?
登場します。2021年11月3日公開の劇場版でも、磯村勇斗が井上航を演じています。映画では航がいなくなり、小日向がシロさんに相談するという展開があります。
Q6:season2でジルベールの出会いが描かれるのは何話ですか?
season2第3話です。2023年10月20日深夜に放送されたハロウィンパーティーのエピソードで、小日向と航の馴れ初めが明かされました。
『きのう何食べた?』のジルベールは、磯村勇斗演じる井上航であり、小日向大策の恋人です。
今回の要点を整理します。
- ジルベールの本名は井上航。
- 演じているのは磯村勇斗。
- 小日向大策を演じるのは山本耕史。
- 愛称は竹宮惠子の漫画『風と木の詩』の登場人物が由来。
- 航本人の初登場はシーズン1第6話。
- 小日向との出会いの真相はseason2第3話で描かれた。
- 2021年公開の劇場版にも登場する。
2026年に改めてシリーズを楽しむなら、まずシーズン1第3話と第6話を続けて見るのがおすすめです。小日向の説明によって生まれたジルベールのイメージと、実際に登場した航のギャップを楽しめます。
さらにseason2第3話を視聴すれば、二人の出会いや関係が深く理解できます。
シロさんとケンジの穏やかな日常とはまた違う、小日向と航の自由奔放で愛情たっぷりの関係。ジルベールは、『きのう何食べた?』という作品に欠かせない、個性豊かな登場人物です。