2026年9月24日の試合で、日本代表は森保一監督のもと、11人の先発メンバーを送り出した。JFAの公式メンバー表とJリーグの試合記録で確認できる両チームの先発は次のとおりだ。
日本代表のスタメン11人| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 23 | 早川友基 |
| DF | 3 | 瀬古歩夢 |
| DF | 4 | 板倉滉 |
| DF | 21 | 伊藤洋輝 |
| MF | 24 | 佐野海舟 |
| MF | 28 | 佐野航大 |
| MF | 13 | 中村敬斗 |
| MF | 19 | 松木玖生 |
| MF | 8 | 鈴木唯人 |
| MF | 10 | 堂安律(主将) |
| FW | 11 | 前田大然 |
特に注目されたのが、GK早川友基とMF松木玖生の先発起用だ。
早川はゴールマウスを任され、最終ラインには板倉滉、伊藤洋輝、瀬古歩夢が並んだ。中盤では佐野海舟と佐野航大の兄弟がダブルボランチを形成。右ウイングバックには代表デビューとなる松木玖生、左には中村敬斗が配置された。
前線では堂安律と鈴木唯人が前田大然の後方を支える構成となった。
ウルグアイ代表のスタメン11人| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | サンティアゴ・メレ |
| DF | ナイタン・ナンデス |
| DF | ロナルド・アラウホ |
| DF | マティアス・オリベラ |
| DF | フアン・マヌエル・サナブリア |
| MF | ブライアン・ロドリゲス |
| MF | ルーカス・トレイラ |
| MF | ロドリゴ・ベンタンクール(主将) |
| MF | マクシミリアノ・アラウホ |
| FW | ダルウィン・ヌニェス |
| FW | フェデリコ・ビニャス |
ウルグアイは、ダルウィン・ヌニェスとフェデリコ・ビニャスを前線に配置。中盤にはベンタンクールとトレイラという経験豊富な選手を起用した。
また、守備陣にはロナルド・アラウホとマティアス・オリベラが入り、フィジカルと守備能力を重視したメンバー構成となった。
指揮を執ったのはディエゴ・フォルラン。ウルグアイサッカー協会(AUF)の公式記録にも、この試合の先発11人が掲載されている。
【布陣を徹底比較】3-4-2-1と4-4-2は何が違ったのか

今回の試合を理解するうえで重要なのが、日本の3-4-2-1とウルグアイの4-4-2という配置の違いだ。
日本の3-4-2-1は両サイドの攻撃が鍵日本の布陣は、3人のセンターバックを基盤に、両ウイングバックが幅を確保する形だった。
中央の佐野海舟と佐野航大がボールを回収し、前線へ供給する。左右の中村敬斗と松木玖生が攻撃に参加することで、相手の守備陣を横方向に広げられる構造だ。
加えて、堂安律と鈴木唯人が前田大然の近くでプレーすることで、中央の攻撃にも厚みを持たせられる。
松木が右サイドから中央へ切り込んで先制点を決めたことは、この配置が攻撃面で機能した象徴的な場面だった。
ウルグアイの4-4-2は中央の強度と前線の連係が特徴対するウルグアイは、4人のDFと4人のMFを並べ、前線に2人を配置する4-4-2が基本形。
ダルウィン・ヌニェスとフェデリコ・ビニャスが前線を担当し、ベンタンクールやトレイラが中央でボールを奪って攻撃につなげる。
日本の3バックに対して2トップが圧力をかけられるため、日本のビルドアップには難しさも生まれる。
実際、42分の失点は日本の自陣でのボールロストから始まった。ウルグアイの前線からの圧力が、日本の守備に影響を与えた場面だった。
両チームの選手と役割の関係今回の試合における主要な選手と戦術上の関係を整理すると、次のようになる。
| 区分 | 選手・布陣 | 主な役割・関係 |
|---|---|---|
| 日本GK | 早川友基 | 最終ラインを支える守護神 |
| 日本主将 | 堂安律 | 攻撃の組み立てとチーム統率 |
| 日本中盤 | 佐野海舟・佐野航大 | 兄弟でダブルボランチを形成 |
| 日本新戦力 | 松木玖生 | 右ウイングバックで代表デビュー |
| 日本前線 | 前田大然・鈴木唯人 | 前線の突破と攻撃の連係 |
| 日本途中出場 | 塩貝健人・上田綺世 | 終盤の勝ち越しと追加点 |
| ウルグアイ主将 | ロドリゴ・ベンタンクール | 中盤の統率と縦への配球 |
| ウルグアイFW | ダルウィン・ヌニェス | 前線の攻撃を担う |
| ウルグアイFW | フェデリコ・ビニャス | ヌニェスと2トップを形成 |
| 基本布陣 | 日本3-4-2-1/ウルグアイ4-4-2 | 中盤と両サイドの主導権争い |
この対戦で注目すべきなのは、単純なフォーメーションの優劣ではない。
日本は3バックを利用した後方からの組み立てと、ウイングバックの攻撃参加を組み合わせた。一方、ウルグアイは4-4-2のコンパクトな守備と前線からの圧力で対抗した。
なお、布陣は試合中に変化するため、3-4-2-1対4-4-2は基本配置を理解するための整理であり、90分間固定されたものではない。
【得点経過と交代選手】日本が終盤に3-1へ突き放した理由
スコアだけを見ると日本の2点差勝利だが、試合内容は決して一方的ではなかった。
前半は1-1で終了し、後半も両チームがチャンスを作る展開が続いた。試合を決定づけたのは、終盤の選手交代と攻撃陣の連係だった。
日本対ウルグアイの得点経過| 時間 | 得点者 | スコア | 試合のポイント |
|---|---|---|---|
| 11分 | 松木玖生 | 1-0 | 右サイドから切り込み先制 |
| 42分 | マクシミリアノ・アラウホ | 1-1 | こぼれ球を押し込み同点 |
| 90+1分 | 塩貝健人 | 2-1 | 途中出場から勝ち越し |
| 90+6分 | 上田綺世 | 3-1 | カウンターから追加点 |
試合の流れを最初に変えたのは松木玖生だった。
中村敬斗から右サイドへ展開されたボールを受けた松木は、対峙するサナブリアをかわしながら中央へ進入。ペナルティーエリア手前から左足でシュートを放ち、ゴール左隅へ決めた。
代表デビューと初得点を同時に記録した松木にとって、強烈な印象を残す一戦となった。
単にゴールを決めただけでなく、右ウイングバックというポジションから積極的に仕掛けたことも評価したいポイントだ。
42分:マクシミリアノ・アラウホが同点弾日本にとって悔やまれる失点だった。
日本のビルドアップが乱れ、自陣でボールを奪われる。ウルグアイはベンタンクールの縦パスからビニャスがシュートまで持ち込んだ。
このシュートは早川友基が右足で防いだものの、こぼれ球に反応したマクシミリアノ・アラウホが左側からシュートを決めた。
早川のセーブがあったにもかかわらず、失点を防ぎ切れなかった場面だ。
後半開始:鎌田大地を投入日本はハーフタイムに佐野航大に代えて鎌田大地を投入した。
中盤の構成を変え、攻撃のリズムを取り戻そうとする采配だった。
64分:日本が4人を同時投入後半64分、日本は一気に4人を交代させた。
- 鈴木淳之介(板倉滉に代わって出場)
- 伊東純也(松木玖生に代わって出場)
- 上田綺世(前田大然に代わって出場)
- 久保建英(堂安律に代わって出場)
攻撃の選択肢を増やし、試合終盤に向けて勝負をかける交代だった。
その後、77分には相馬勇紀と田中碧、83分には塩貝健人が投入された。
90+1分:塩貝健人が劇的な勝ち越し弾試合が引き分けで終わる可能性も見え始めた時間帯、日本が待望の追加点を奪った。
伊東純也が右足のアウトサイドを使って左方向へ展開。塩貝健人がボールを落として前へ走り込み、上田綺世が絶妙なスルーパスを供給した。
塩貝はGKとの1対1を制し、ゴールへ流し込んだ。
これが日本の2点目となり、スコアは2-1に変わった。
塩貝にとっては代表初ゴール。途中出場の選手が試合を決める重要な仕事を果たした。
90+6分:上田綺世が3点目さらに日本は直後にも得点する。
ウルグアイの反撃をしのいだ後、久保建英がボールを保持して攻撃を組み立て直す。そこから伊東純也が右サイドの浅い位置でボールを受け、前方へスルーパスを送った。
走り込んだ上田綺世がGKをかわし、無人のゴールへシュート。
試合終了間際に3-1とし、日本の勝利を決定づけた。
【3-1勝利の分析】日本代表がウルグアイを上回った3つのポイント
今回の勝利を評価する際、単純に得点数だけを見るのは十分ではない。先制、失点、交代、終盤の決定力という4つの局面を整理すると、日本の勝因が見えてくる。
1. 松木玖生の積極性が攻撃に変化をもたらした最初の要点は松木玖生の起用だ。
日本は右ウイングバックに松木を配置した。守備だけでなく、ボールを持った際に前へ運ぶ能力を生かす狙いがあったと考えられる。
11分のゴールは、まさにその特徴が表れたプレーだった。
相手DFをかわして中央へ持ち込み、利き足ではない方向への警戒も必要とさせる攻撃は、ウルグアイの守備に新たな対応を迫った。
代表デビュー戦で結果を出したことは、今後の代表選考に向けても注目材料となる。
2. 佐野兄弟のダブルボランチという新しい組み合わせ佐野海舟と佐野航大が同時に先発した点も見逃せない。
中盤の守備強度を確保しながら、ボールを前線へつなぐ役割を担う2人の組み合わせは、日本の3-4-2-1を機能させるうえで重要だった。
特に佐野海舟は、試合序盤に自陣でボールを奪われた後の相手の速攻に対して、パスをカットしてチャンスを阻止した場面も記録されている。
ただし、兄弟であることだけを理由に連係が完成していると評価するのは早い。代表チームでは、相手のプレス強度や試合展開に応じた判断力が問われる。
今回の同時起用は、その可能性を確認する機会になった。
3. 途中出場の選手が試合を決めた最も大きかったのは交代選手の働きだ。
塩貝健人は代表初ゴールを記録し、上田綺世も得点とアシストに絡む活躍を見せた。
さらに伊東純也は、両得点の攻撃に関与。久保建英も最後の得点につながる攻撃の起点となった。
先発メンバーだけでなく、途中出場の選手が試合の流れを変えられることは、代表チームの選手層を考えるうえで大切な要素だ。
今回の3-1という結果は、先発組と交代組の双方が役割を果たした試合だったと評価できる。
【過去の対戦経緯】日本とウルグアイの関係はどう変わった?
日本代表とウルグアイ代表は、長年にわたって国際親善試合などで対戦してきた。
2026年9月の試合は、両国の実力を比較するうえでも興味深い一戦だった。
2023年の対戦は1-1の引き分け直近の大きな対戦として挙げられるのが、2023年3月24日のキリンチャレンジカップだ。
東京・国立競技場で行われた試合は1-1の引き分け。
ウルグアイがフェデリコ・バルベルデのゴールで先制し、日本は75分に西村拓真が同点ゴールを決めた。
当時の日本は森保一監督の第2次体制の初陣で、ワールドカップ後の新しいチームづくりを進めていた。
それから約3年半後の2026年9月、再び両国が対戦。今回は日本が3-1で勝利し、前回の引き分けから結果を変えた。
2026年9月はウルグアイの新体制にも注目この試合は、ウルグアイにとっても新しいスタートだった。
AUFの公式記録では、ディエゴ・フォルランが指揮官としてチームを率いている。
一方、日本は森保一監督の体制を継続。ワールドカップ後の初戦として、新しい選手の起用やチームの再構築が注目されていた。
両国ともに次の国際大会を見据えた試合であり、単なる親善試合以上の意味を持っていた。
日本対ウルグアイの対戦記録JFAの2026年試合前の対戦資料では、日本の過去の対戦成績は4勝3分2敗とされていた。今回の3-1の勝利を加えると、同資料の集計を基準にした通算成績は5勝3分2敗となる。
対戦の主な経緯は以下のとおり。
| 年月日 | 大会 | 日本の結果 |
|---|---|---|
| 1985年5月26日 | キリンカップ | 4-1で勝利 |
| 1996年8月25日 | 国際親善試合 | 3-5で敗戦 |
| 2003年3月28日 | 国際親善試合 | 2-2で引き分け |
| 2008年8月20日 | キリンチャレンジカップ | 3-1で勝利 |
| 2013年8月14日 | キリンチャレンジカップ | 4-2で勝利 |
| 2014年9月5日 | キリンチャレンジカップ | 2-0で勝利 |
| 2018年10月16日 | キリンチャレンジカップ | 3-4で敗戦 |
| 2019年6月20日 | コパ・アメリカ | 2-2で引き分け |
| 2023年3月24日 | キリンチャレンジカップ | 1-1で引き分け |
| 2026年9月24日 | キリンチャレンジカップ | 3-1で勝利 |
今回の結果は、過去の対戦経緯に新たな勝利を加えるものとなった。
2026年9月24日の試合情報も整理しておこう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キリンチャレンジカップ2026 |
| 対戦カード | 日本代表対ウルグアイ代表 |
| 開催日 | 2026年9月24日(木) |
| キックオフ | 19時05分 |
| 会場 | キューアンドエースタジアムみやぎ |
| 試合結果 | 日本3-1ウルグアイ |
| 前半 | 1-1 |
| 後半 | 2-0 |
| 入場者数 | 44,070人 |
| 天候 | 晴れ |
| 気温 | 21度 |
| 湿度 | 76% |
| 主審 | アレクサンダー・キング |
試合会場となったキューアンドエースタジアムみやぎは、宮城県宮城郡利府町に位置するスタジアムだ。
当日は44,070人が来場。JFAの開催情報によると、試合はフジテレビ系列で全国生中継され、TVerでもライブ配信された。
また、この日は東日本大震災から15年の節目に合わせた「FUTURE LEGACY MATCH in MIYAGI 2026」も関連企画として実施された。
サッカーを通じて震災の記憶や防災・減災への意識を次世代につなぐという開催背景もあった。
【サッカー日本代表対ウルグアイ代表スタメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年9月24日の日本代表対ウルグアイ代表のスタメンは?
A1:日本の先発はGK早川友基、DF瀬古歩夢・板倉滉・伊藤洋輝、MF佐野海舟・佐野航大・中村敬斗・松木玖生・鈴木唯人・堂安律、FW前田大然の11人。堂安律が主将を務めた。
Q2:日本代表とウルグアイ代表の試合結果は?
A2:2026年9月24日のキリンチャレンジカップ2026は、日本が3-1で勝利した。得点者は松木玖生、塩貝健人、上田綺世。ウルグアイはマクシミリアノ・アラウホが得点した。
Q3:松木玖生は代表デビュー戦でゴールを決めた?
A3:決めた。11分に右サイドから中央へ切り込み、左足のシュートで先制点を記録。代表デビュー戦で初ゴールを挙げた。
Q4:堂安律は日本代表のキャプテンだった?
A4:はい。JFAの公式メンバー記録では堂安律にキャプテン表記が付いている。ウルグアイ側はロドリゴ・ベンタンクールが主将だった。
Q5:佐野海舟と佐野航大は兄弟で同時に先発した?
A5:はい。2人はダブルボランチとして同時に先発した。佐野航大はハーフタイムに鎌田大地と交代し、佐野海舟は後半77分に田中碧と交代した。
Q6:ダルウィン・ヌニェスは先発出場した?
A6:はい。ウルグアイ代表の先発FWとしてフェデリコ・ビニャスとともに出場した。
Q7:日本代表の決勝ゴールを決めた選手は誰?
A7:90+1分に途中出場の塩貝健人が決勝ゴールを決めた。その後、90+6分に上田綺世が追加点を挙げた。
2026年9月24日のキリンチャレンジカップ2026、日本対ウルグアイは、日本が3-1で勝利した。
この試合で特に注目したいのは、次の4点だ。
- 早川友基がGKとして先発し、ウルグアイの攻撃に対応したこと。
- 松木玖生が代表デビュー戦で先制ゴールを決めたこと。
- 佐野海舟と佐野航大の兄弟がダブルボランチを形成したこと。
- 塩貝健人と上田綺世が終盤に連続得点を挙げたこと。
今回の勝利は、先発メンバーの選択だけでなく、交代選手の質と試合終盤の攻撃力が結果に直結した一戦だった。
【プロの結論】
この試合から日本代表を評価する際は、先発11人の知名度や所属クラブだけで判断しないことが大切だ。
注目すべきなのは、3-4-2-1の中で各選手がどのような役割を果たしたか、途中出場の選手が試合の流れを変えられたか、そして強度の高い相手に対して自陣からの組み立てを維持できたかという点である。
松木玖生のような新戦力の台頭と、塩貝健人や上田綺世ら交代選手の活躍は、今後の日本代表の選手層を考えるうえで大きな収穫となった。
2027年のAFCアジアカップを見据えるうえでも、今回のウルグアイ戦はチームの競争力と攻撃の選択肢を確認できる重要な一戦だった。