NHKドラマ10『大奥』のキャストは誰なのか、Season1とSeason2ではどの俳優がどの役を演じたのか。堀田真由、福士蒼汰、中島裕翔、冨永愛、仲里依紗、山本耕史ら豪華出演者の配役を、2026年11月時点の作品情報をもとに整理する。
よしながふみの人気漫画を原作とするNHK版『大奥』は、2023年にSeason1、同年秋にSeason2が放送された。Season1は徳川家光・徳川綱吉・徳川吉宗の3つの時代を描き、Season2では赤面疱瘡の撲滅を目指す「医療編」と、江戸幕府の終焉に迫る「幕末編」が展開された。シリーズ全体を通じて、総勢多数の俳優が歴史上の人物を大胆に再構成した役柄で演じている。
【まず結論】NHKドラマ『大奥』のSeason1・Season2と放送時期

NHK版『大奥』は、江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還までを描いた歴史ドラマだ。原作は、漫画家・よしながふみの『大奥』。脚本は森下佳子が担当した。
最大の特徴は、若い男性だけが感染する疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」によって男性人口が女性の約4分の1にまで減少したという架空の歴史設定である。
その結果、将軍職は女性が継承し、男性は将軍に仕える存在へと変化する。史実では男性だった徳川家光や徳川吉宗を女性が演じ、史実とは異なる男女関係や権力構造が描かれる。
放送時期と構成は次のとおり。
- Season1:2023年1月10日~3月14日、全10回。
- Season2:2023年10月3日~12月12日、第11回~第21回の全11回。
- Season2前半:医療編(第11回~第15回)。
- Season2後半:幕末編(第16回~第21回)。
NHKグループ公式の商品情報でも、Season2は医療編と幕末編の2部構成として紹介されている。シリーズ全体では21回にわたり、江戸時代の社会構造の変化から幕府の終焉までを描いた。
出典:NHKエンタープライズ公式商品情報、NHKオンデマンド。
【Season1】徳川家光・綱吉・吉宗を演じた主要キャスト一覧
Season1は、3代将軍・徳川家光、5代将軍・徳川綱吉、8代将軍・徳川吉宗という3つの時代に分かれている。それぞれ異なる人間関係と政治的背景があり、出演者も大きく入れ替わる。
3代・徳川家光×万里小路有功編物語の始まりとなる家光編では、堀田真由が徳川家光を演じ、福士蒼汰が万里小路有功を演じた。
- 堀田真由:徳川家光/千恵
- 福士蒼汰:万里小路有功(までのこうじ・ありこと)
- 斉藤由貴:春日局
- 眞島秀和:稲葉正勝
- 岡山天音:村瀬正資(若き日)
- 奥智哉:玉栄
堀田真由が演じるのは、赤面疱瘡によって亡くなった本来の徳川家光に代わり、将軍として生きることになった千恵。女性でありながら男性名を名乗り、将軍の座を担うという難しい役どころだ。
一方、福士蒼汰演じる有功は、公家出身の僧。春日局の策略によって還俗させられ、家光の側室として大奥に入る。
家光と有功の関係は、単なる将軍と側室という立場を超えて、愛情や権力、孤独が交差する物語の中心となっていく。
斉藤由貴が演じる春日局も見逃せない。将軍家の存続を優先し、大奥の仕組みを大きく変える人物であり、物語の方向性を決定づける重要な存在だ。
出典:CINRA「『大奥』のキャスト紹介」。
続く綱吉編では、仲里依紗が5代将軍・徳川綱吉、山本耕史が右衛門佐を演じる。
- 仲里依紗:徳川綱吉
- 山本耕史:右衛門佐(えもんのすけ)
- 竜雷太:桂昌院
- 倉科カナ:柳沢吉保
仲里依紗演じる綱吉は、政治的な能力と強い意志を持つ女性将軍。しかし、将軍家の後継者を残すという宿命に縛られ、次第に個人としての幸福と権力者としての責任の間で揺れ動く。
山本耕史の右衛門佐は、学問に優れ、男女関係よりも政治的な権力を重視する人物。綱吉の信頼を得て、大奥総取締として存在感を発揮する。
竜雷太演じる桂昌院は、家光編から続く重要人物。世継ぎを残すことへの執念が、綱吉の人生や幕府の政治にも影響を与えていく。
綱吉編は、将軍の華やかな生活の裏にある孤独や、世継ぎをめぐる政治的圧力を描いたエピソードだ。
8代・徳川吉宗×水野祐之進編Season1の後半を飾る吉宗編では、冨永愛と中島裕翔が中心となる。
- 冨永愛:徳川吉宗
- 中島裕翔:水野祐之進
- 風間俊介:杉下
- 貫地谷しほり:加納久通
- 片岡愛之助:藤波
- 白石聖:信(お信)
- 橋本淳:松島
- 井上祐貴:柏木
- 石橋蓮司:村瀬正資
- 三浦透子:徳川家重
冨永愛が演じる徳川吉宗は、質素倹約を掲げ、財政難に苦しむ幕府の立て直しを目指す将軍。従来の大奥の慣習にもとらわれず、合理的な判断を下していく。
中島裕翔演じる水野祐之進は、貧しい旗本の息子。幼なじみのお信との関係や家計の事情から大奥入りを決意し、吉宗と出会う。
風間俊介の杉下、貫地谷しほりの加納久通も、吉宗を支える重要人物だ。特に加納久通は、吉宗の幼なじみであり、紀州時代から仕えてきた側近として物語を支える。
また、吉宗が「没日録」を通して過去の将軍たちの記録を調べる展開は、家光編や綱吉編で描かれた出来事をつなぎ直す役割を果たしている。
出典:CINRA、MANTANWEB、NHKオンデマンド。
【Season2】医療編・幕末編のキャストと役名一覧
Season2は、吉宗の死後から幕末までを描く。前半の医療編では赤面疱瘡の撲滅、後半の幕末編では開国や大政奉還、江戸城無血開城が大きなテーマとなる。
医療編の出演者と役名医療編の中心となるのは、平賀源内、青沼、黒木ら、赤面疱瘡の研究に取り組む人々だ。
- 鈴木杏:平賀源内
- 玉置玲央:黒木
- 村雨辰剛:青沼
- 岡本圭人:伊兵衛
- 新名基浩:僖助
- 中村蒼:徳川家斉
- 蓮佛美沙子:御台・茂姫
- 安達祐実:松平定信
- 松下奈緒:田沼意次
- 仲間由紀恵:一橋治済
- 高田夏帆:徳川家治
- 趙民和:五十宮
- 前田公輝:松方
- 佐津川愛美:お志賀の方
- 佐藤江梨子:武女
医療編の物語を牽引する平賀源内は、弟を赤面疱瘡で亡くした経験から、疫病の解明に取り組む人物。鈴木杏がその行動力と知性を表現する。
村雨辰剛演じる青沼は、長崎で育ち、オランダ語や蘭学に精通した人物。平賀源内に誘われて大奥に入り、蘭方医学の講義を通して赤面疱瘡の撲滅を目指す。
玉置玲央演じる黒木は、当初は医学や蘭学に反発する立場だったが、青沼の姿勢に触れて変化していく。岡本圭人演じる伊兵衛も研究に参加し、異なる立場の人々が協力していく姿が描かれる。
政治面では、松下奈緒演じる田沼意次と安達祐実演じる松平定信が重要な役割を担う。加えて、仲間由紀恵演じる一橋治済が物語に緊張感をもたらす。
2023年9月の追加キャスト発表では、新名基浩、高田夏帆、趙民和、前田公輝、佐津川愛美、佐藤江梨子の6人が発表された。
出典:シネマトゥデイ、TV LIFE。
幕末編では、江戸幕府の終焉に向かう激動の時代が描かれる。将軍家の人々だけでなく、幕府の要職を担う人物や新政府側の人物も登場する。
- 古川雄大:瀧山
- 愛希れいか:徳川家定
- 瀧内公美:阿部正弘
- 岸井ゆきの:和宮
- 志田彩良:徳川家茂
- 福士蒼汰:胤篤・天璋院
- 高嶋政伸:徳川家慶
- 津田健次郎:井伊直弼
- 木村了:中澤
- 中川翼:仲野
- 高木渉:堀田正睦
- 味方良介:勝義邦・勝海舟
- 大東駿介:一橋慶喜
- 平岩紙:庭田・勧行院
- 山村紅葉:土御門
- 中村アン:能登・志摩
- 原田泰造:西郷隆盛
古川雄大が演じる瀧山は、最後の大奥総取締となる人物。自由な人生を望みながらも、幕府の中枢で大きな役割を担っていく。
愛希れいか演じる徳川家定は13代将軍。父親との関係など複雑な過去を抱えながら、瀧山や阿部正弘との信頼関係を築いていく。
岸井ゆきの演じる和宮は、公武合体政策によって14代将軍・家茂に嫁ぐ人物。志田彩良演じる徳川家茂との関係も、幕末編の重要な軸となる。
福士蒼汰は、Season1の万里小路有功に続き、幕末編では胤篤・天璋院を演じる。同じ俳優が異なる時代の別人物を担当している点は、キャストを確認する際に押さえておきたいポイントだ。
加えて、津田健次郎の井伊直弼、大東駿介の一橋慶喜、原田泰造の西郷隆盛など、幕末の歴史を動かす人物が登場する。
出典:シネマトゥデイ「大奥」シーズン2幕末編キャスト一覧。
【キャスト相関・比較表】Season1からSeason2までの出演者と役柄の関係
NHKドラマ『大奥』のキャストを理解するには、出演者と役名だけでなく、各編の時代背景と物語上のつながりを整理すると分かりやすい。
特にSeason1は将軍の交代を軸にした構成、Season2は疫病の研究から幕府の終焉へ進む構成となっている。
| 編・放送時期 | 中心人物・役名 | 主な出演者 | 物語のテーマ |
|---|---|---|---|
| Season1・家光編 2023年1月~ |
徳川家光/千恵、万里小路有功 | 堀田真由、福士蒼汰、斉藤由貴 | 男女逆転の始まりと大奥の形成 |
| Season1・綱吉編 2023年2月頃 |
徳川綱吉、右衛門佐 | 仲里依紗、山本耕史、竜雷太 | 権力、世継ぎ、将軍の孤独 |
| Season1・吉宗編 2023年3月まで |
徳川吉宗、水野祐之進 | 冨永愛、中島裕翔、風間俊介 | 改革と赤面疱瘡の謎 |
| Season2・医療編 2023年10月3日~31日 |
平賀源内、青沼、田沼意次 | 鈴木杏、村雨辰剛、松下奈緒 | 赤面疱瘡の撲滅 |
| Season2・幕末編 2023年11月7日~12月12日 |
瀧山、徳川家定、和宮、天璋院 | 古川雄大、愛希れいか、岸井ゆきの、福士蒼汰 | 開国、大政奉還、江戸城無血開城 |
この表から分かるのは、Season1とSeason2が独立した時代劇ではなく、連続した歴史の流れを描いているという点だ。
家光編で生まれた男女逆転の社会は、吉宗編でその起源が探られ、医療編で赤面疱瘡の撲滅に向けた動きが進む。そして幕末編では、疫病によって形成された社会構造そのものが大きく変化していく。
なお、上記の放送時期は初回放送に基づく。Season1の各編は連続した全10回の中で展開され、Season2は第11回から第21回までを医療編と幕末編に分けている。
出典:NHKエンタープライズ公式商品情報、CINRA、シネマトゥデイ。
【男女逆転の秘密】NHK版『大奥』が歴代の大奥ドラマと異なる理由
NHK版『大奥』が一般的な時代劇と大きく異なるのは、単に女性の登場人物を増やした作品ではないという点だ。
物語の出発点となるのは、若い男性だけが感染する赤面疱瘡という架空の疫病。男性人口が大幅に減少した結果、女性が労働力や政治の中心を担うようになり、将軍職も女性へと受け継がれていく。
史実とドラマの設定は別物実際の江戸時代では、徳川家光、徳川綱吉、徳川吉宗は男性の将軍だった。一方、NHK版では女性がそれぞれの将軍として描かれる。
この男女逆転は、単なる配役の変更ではない。社会の中で誰が権力を持ち、誰が家を継ぎ、誰が子孫を残すことを求められるのかという問題まで反転させている。
そのため、堀田真由や仲里依紗、冨永愛が演じる将軍たちの苦悩は、実在の徳川将軍の伝記をそのまま再現したものではない。史実を土台にしながら、異なる社会構造の中で生きる人物として再構築されている。
Season1とSeason2で変化する物語の焦点Season1では、将軍と側室の関係、世継ぎをめぐる争い、女性将軍が政治を担う社会の仕組みが中心となる。
Season2では、その社会を生み出した疫病そのものに焦点が移る。医療編では、身分や立場を超えて研究に取り組む人々の姿が描かれ、幕末編では男女の人口構成が変化した後の政治的混乱が描かれる。
つまり、Season1が男女逆転社会の成立と発展を描く物語なら、Season2はその社会の変化と終焉を描く物語だ。
この構成によって、恋愛ドラマ、歴史ドラマ、医療ドラマ、政治ドラマという複数の要素が一つの作品に結びついている。
歴代の映像作品と比較したNHK版の特徴「大奥」というタイトルの映像作品は複数存在するが、NHKドラマ10版は、よしながふみの漫画を原作とする男女逆転の物語である。
そのため、過去の実写映画やフジテレビ系の『大奥』シリーズなどと出演者や役名を混同しないことが大切だ。NHK版の家光は堀田真由、綱吉は仲里依紗、吉宗は冨永愛という配役である。
同じ徳川将軍を扱っていても、作品ごとに時代設定、人物像、配役、物語の解釈は異なる。NHK版を探している場合は、「2023年放送」「ドラマ10」「よしながふみ原作」という3つの情報を手掛かりにすると区別しやすい。
【2026年最新情報】NHK『大奥』の新キャスト・続編・再放送は?
2026年11月時点で確認できるNHK版『大奥』の基本的なキャスト情報は、2023年に放送されたSeason1とSeason2の出演者を中心としている。
NHK公式の商品情報ではSeason2の収録内容として医療編の第11回~第15回、幕末編の第16回~第21回が案内されており、原作・よしながふみ、脚本・森下佳子という制作情報も掲載されている。
2026年版として新たに発表されたSeason3や新キャストの情報は、今回確認できたNHKの作品資料には掲載されていない。したがって、過去の出演者一覧を2026年の新作キャストとして紹介するのは適切ではない。
2026年に確認しておきたい3つのポイント- 過去作のキャスト:Season1・Season2の出演者と役名は、NHKの作品情報や公式商品資料で確認できる。
- 新作・続編情報:新シーズンや追加キャストは、正式なNHKの番組発表と区別して判断する必要がある。
- 再放送・配信情報:過去の再放送実績と2026年現在の放送予定は別の情報であり、過去の放送日を現在の再放送予定として扱わないことが大切だ。
なお、Season1は2025年にも一挙再放送が報じられている。再放送の実績があることと、2026年に新たな放送日が決まっていることは同じではない。視聴予定を立てる場合は、NHKの番組表やNHKオンデマンドの最新掲載情報を確認したい。
出典:NHKエンタープライズ公式商品情報、シネマトゥデイ、MANTANWEB。
【よくある質問】NHKドラマ『大奥』のキャストに関するFAQ
Q1:NHKドラマ『大奥』で徳川家光を演じた俳優は誰ですか?
A1:Season1の3代将軍・徳川家光/千恵を演じたのは堀田真由です。福士蒼汰が万里小路有功、斉藤由貴が春日局を演じています。
Q2:徳川吉宗役は誰ですか?
A2:8代将軍・徳川吉宗を演じたのは冨永愛です。吉宗の相手となる水野祐之進役は中島裕翔、杉下役は風間俊介です。
Q3:徳川綱吉と右衛門佐を演じたのは誰ですか?
A3:徳川綱吉役は仲里依紗、右衛門佐役は山本耕史です。桂昌院役は竜雷太、柳沢吉保役は倉科カナです。
Q4:Season2の医療編で平賀源内を演じた俳優は誰ですか?
A4:鈴木杏です。青沼役は村雨辰剛、黒木役は玉置玲央、伊兵衛役は岡本圭人、田沼意次役は松下奈緒が担当しています。
Q5:Season2の幕末編で福士蒼汰が演じた役は何ですか?
A5:胤篤・天璋院です。Season1では万里小路有功を演じており、Season2では別の人物を演じています。
Q6:NHKドラマ『大奥』の幕末編で和宮と徳川家茂を演じたのは誰ですか?
A6:和宮役は岸井ゆきの、徳川家茂役は志田彩良です。徳川家定役は愛希れいか、瀧山役は古川雄大です。
Q7:NHKドラマ『大奥』は全部で何話ありますか?
A7:Season1が全10回、Season2が第11回から第21回までの全11回です。シリーズ全体では全21回となります。
Q8:2026年にNHK『大奥』の新キャストやSeason3は発表されていますか?
A8:今回確認できたNHKの公式作品資料では、2023年放送のSeason1・Season2のキャストが掲載されています。2026年版の新作キャストやSeason3の正式発表は、確認できた資料にはありません。
NHKドラマ10『大奥』は、Season1とSeason2を通して、徳川家光の時代から幕末・大政奉還までを描いた大作である。
Season1では、堀田真由、福士蒼汰、仲里依紗、山本耕史、冨永愛、中島裕翔らが中心となり、男女逆転の社会で生きる将軍と大奥の人々を演じた。
Season2では、鈴木杏、村雨辰剛、松下奈緒、仲間由紀恵らが医療編を支え、古川雄大、愛希れいか、岸井ゆきの、志田彩良、福士蒼汰らが幕末編を彩った。
作品をより深く楽しむための要点は、次の3つだ。
- 人物関係を知りたい人:まずSeason1の家光編・綱吉編・吉宗編から見る。
- 作品の核心を理解したい人:Season2の医療編で赤面疱瘡の謎を追う。
- 歴史の結末まで知りたい人:幕末編まで続けて視聴し、江戸幕府と大奥の終焉を見届ける。
キャストの豪華さだけでなく、同じ俳優が演じる人物の違いや、時代を超えて受け継がれる人間関係にも注目したい。2026年に作品を振り返るなら、Season1からSeason2まで順番に見ることで、よしながふみが描いた男女逆転の世界とNHK版ならではの壮大な物語をより立体的に理解できるはずだ。