2027年の第4回WBSCプレミア12は、11月に開催されます。大会方式の変更に伴い、従来のグループリーグから決勝までの流れも大きく変わります。
2026年8月17日、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が新しい大会方式と主要開催地を発表しました。日本のファンにとって最大の注目要点は、東京ドームでスーパーラウンドとメダルラウンドが開催されることです。
2027年大会の主要日程| 大会ステージ | 開催予定日 | 開催地 |
|---|---|---|
| オープニングラウンド・グループA | 11月8日~12日 | 台湾・台北ドーム |
| セカンドラウンド | 11月13日~15日 | 台湾など |
| スーパーラウンド | 11月18日~20日 | 日本・東京 |
| メダルラウンド | 11月21日 | 東京ドーム |
※日付は2027年の予定です。全試合の開始時刻や対戦カード、各グループの詳細は別途発表される情報を確認する必要があります。
特に注目したいのは、次の3つです。
1. 台湾・台北ドームが開幕の舞台
グループAのオープニングラウンドは11月8日から12日まで開催されます。チャイニーズ・タイペイは2025年末のWBSC世界ランキングで2位となり、すでに出場権を確保しています。地元開催で連覇を狙う立場です。
2. 東京でスーパーラウンドを開催
セカンドラウンドを勝ち抜いたチームが東京に集結します。スーパーラウンドは11月18日から20日までの予定で、上位2チームが決勝へ進みます。
3. 11月21日に東京ドームで決勝
決勝の会場は東京ドームです。日本が勝ち上がれば、国内の野球ファンにとって大きな注目イベントになります。
なお、開催日が決まっていることと、個別の試合時刻が確定していることは別です。現段階では、侍ジャパンの初戦日時まで決定したかのように扱わないことが大切です。
【出場16チーム】侍ジャパンのライバルと予選通過国を整理

2027年大会の大きな変更点は、参加チームが12から16へ拡大することです。
大会名は引き続き「プレミア12」ですが、実際の出場枠は16チームになります。これは名称を変更しないまま、世界ランキング上位12チームの自動出場枠に、予選を勝ち抜いた4チームを加える方式です。
すでに出場が決まっている12チーム2025年末のWBSC世界ランキング上位12チームには、次の国・地域が選ばれました。
| 地域 | 出場決定チーム |
|---|---|
| アジア | 日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国 |
| 北中米・南米 | アメリカ、ベネズエラ、メキシコ、プエルトリコ、パナマ、キューバ、ドミニカ共和国 |
| 欧州 | オランダ |
| オセアニア | オーストラリア |
日本はランキング1位、チャイニーズ・タイペイは2位、韓国は4位で、それぞれ自動出場枠を獲得しています。
予選はスペイン開催と中国開催の2大会残る4枠は、2026年に実施される2つの予選大会で決定します。
最初の予選はスペイン・バルセロナで10月9日から11日まで開催されました。
参加したのはスペイン、コロンビア、イタリア、ドイツの4チームです。大会ではスペインとイタリアが上位2チームとなり、2027年本大会への出場権を獲得しました。
もう一つの予選は、中国・中山で11月26日から28日まで開催予定です。
参加するのは次の4チームです。
- 中国
- チェコ
- ニカラグア
- イギリス
この4チームが総当たりで対戦し、上位2チームが本大会へ進出します。つまり、2026年11月6日時点では、16枠のうち14枠が決まっており、残る2枠は中山予選の結果待ちです。
16チーム制で大会はどう変わる?新方式では、16チームが4チームずつ4グループに分かれます。
オープニングラウンドでは各グループの上位2チームが次のステージに進出。合計8チームが4チームずつ2グループに分かれてセカンドラウンドを戦います。
ここではオープニングラウンドで対戦していない2チームと試合を行い、それぞれのグループ上位2チームがスーパーラウンドに進みます。
最終的にスーパーラウンドの4チームがメダルを争う仕組みです。
この方式の特徴は、出場枠が増えるだけでなく、予選から決勝までの競争が長くなることです。
従来はランキング上位国を中心とした大会でしたが、今回からは予選を勝ち抜いた国にも世界の強豪と戦う機会が与えられます。スペインやイタリアのような欧州勢が、上位国とどこまで渡り合えるかも見どころです。
ロサンゼルス五輪の出場権にも直結2027年大会を見逃せない理由は、2028年ロサンゼルス五輪との関係にもあります。
プレミア12では、アジア最上位チームと欧州・オセアニア地域の最上位チームに、それぞれ五輪出場枠が与えられる予定です。日本にとっては、アジア勢の中で最上位になることが直接出場への条件となります。
日本は優勝だけでなく、韓国やチャイニーズ・タイペイといったアジアのライバルを上回ることも重要になります。
【2026年最新】プレミア12の地上波テレビ中継・ネット配信は発表された?
検索する人が最も知りたいのは、結局どのチャンネルで試合を見られるのかという点でしょう。
2026年11月6日時点では、2027年大会について、テレビ朝日系列・TBS系列・J SPORTS・Amazon Prime Videoのいずれが日本国内の放送・配信を担当するか、試合ごとの正式な放送予定は公表されていません。
そのため、現時点で「テレビ朝日が全日本戦を放送する」「Prime Videoが全試合を独占配信する」といった情報を確定事項として受け取るのは早計です。
テレビ朝日系列の放送実績テレビ朝日系列は、過去のプレミア12で侍ジャパンの試合を中継してきました。
2019年大会では、日本戦の一部をテレビ朝日系列が生中継。2024年大会でも、日本対オーストラリア、日本対キューバ、日本対ドミニカ共和国、決勝などを放送しました。
2024年大会の決勝では、テレビ朝日が日本対チャイニーズ・タイペイ戦を中継しています。
TBS系列の放送実績TBS系列も侍ジャパン戦の主要な中継局です。
2019年大会では日本対プエルトリコ、日本対チャイニーズ・タイペイなどを担当。2024年大会では日本対韓国、日本対ベネズエラなどを中継しました。
テレビ朝日とTBSが大会中の日本戦を分担する形は、過去大会の放送実績から確認できます。
J SPORTSの放送・配信実績J SPORTSは、地上波では放送されない海外チーム同士の試合も視聴したい人にとって重要な選択肢です。
2019年大会では、侍ジャパン公式の放送予定に日本戦を含む全試合の放送・配信が掲載されました。
2024年大会でも、J SPORTSとJ SPORTSオンデマンドで各国の試合が放送・配信され、日本戦についても録画配信の予定が掲載されています。
Amazon Prime Videoの配信実績2024年大会では、Amazon Prime Videoが侍ジャパン戦をライブ配信しました。
日本戦だけでなく、3位決定戦や決勝も配信対象となっていました。ただし、J SPORTSのように大会全試合を網羅するサービスと同じ扱いではありません。
この実績から、2027年大会でもPrime Videoが配信候補として注目されるのは自然です。しかし、2024年の契約・放送形態がそのまま2027年にも引き継がれるとは限りません。
2027年の放送情報を確認する際の判断基準| 確認対象 | 2026年11月時点の状況 | 視聴者が見るべきポイント |
|---|---|---|
| テレビ朝日系列 | 過去大会で日本戦を中継 | 2027年の担当試合 |
| TBS系列 | 過去大会で日本戦を中継 | 日本戦の放送日・時間 |
| J SPORTS | 過去大会で全試合を放送・配信した実績 | 全試合対応か、一部試合か |
| Amazon Prime Video | 2024年大会で日本戦などを配信 | 2027年の配信権と対象試合 |
| 2027年正式番組表 | 未公表 | 公式の試合別放送予定 |
放送実績と2027年の正式決定は、明確に分けておきたいところです。
【過去大会を検証】2019年・2024年の放送実績から見える視聴方法
2027年の視聴方法を考えるうえでは、過去大会の中継体制が参考になります。
特に重要なのが2019年大会と2024年大会の違いです。
2019年大会は地上波2局とJ SPORTSが中心2019年大会では、テレビ朝日系列とTBS系列が侍ジャパンの全試合を生中継しました。
J SPORTSは日本戦を含む全試合を放送・配信。地上波では見られない海外チーム同士の試合まで追いかけられる体制でした。
2024年大会ではPrime Videoが加わった2024年大会は、従来のテレビ放送に加え、Amazon Prime Videoによるライブ配信が大きな特徴でした。
侍ジャパンの試合をテレビだけでなく、スマートフォンやパソコンなどでも視聴できる選択肢が広がりました。
一方、J SPORTSは日本戦以外の試合も含めた放送・配信を担当。視聴者は応援したいチームや試合に応じてサービスを選べる形でした。
2027年は何を基準に視聴サービスを選ぶべき?視聴方法は、何を見たいかによって変わります。
- 侍ジャパンの試合を無料で見たい人: 地上波のテレビ朝日系列・TBS系列の正式発表を確認する。
- 海外チームの試合も追いたい人: J SPORTSの放送対象試合と配信プランを確認する。
- スマートフォンやパソコンで見たい人: Prime Videoなどの配信対象試合を確認する。
- 大会全体を追いかけたい人: 全試合をカバーするサービスかどうかを優先する。
特に注意したいのは、サービスの契約があっても、すべての試合を視聴できるとは限らないことです。
「日本戦だけ見たい」のか、「大会全試合を見たい」のかを先に決めると、不要な契約を避けやすくなります。
【プロの結論】2027年大会で注目すべき放送情報と野球の見どころ
2027年のプレミア12は、放送面だけでなく、国際野球の大会構造そのものが変わる節目になります。
特に注目すべき要点は3つです。
第一に、16チーム制への拡大です。
出場国が増えることで、これまでプレミア12の本大会に出場できなかった国にもチャンスが広がります。スペインやイタリアなど、新たに出場権を獲得したチームが大会の勢力図を変える可能性があります。
第二に、侍ジャパンにとって五輪出場権が懸かった大会であることです。
日本は2028年ロサンゼルス五輪への直接出場を目指すうえで、アジア最上位という明確な目標があります。優勝争いと五輪予選という2つの意味を持つ大会です。
第三に、視聴環境の選択肢が広がっていることです。
2019年には地上波とJ SPORTS、2024年にはさらにPrime Videoが加わりました。2027年大会でもテレビとネット配信の両方が注目されますが、実際の放送権や配信対象は正式発表を待つ必要があります。
放送情報を見極めるためのチェックポイント今後、2027年大会の放送予定が発表された際には、次の順番で確認すると情報を整理しやすくなります。
1. WBSCによる大会公式発表
2. 侍ジャパン公式サイトの放送予定
3. テレビ朝日・TBSの番組表
4. J SPORTSの番組・配信スケジュール
5. Amazon Prime Videoの配信対象作品・スポーツ番組情報
とりわけ、日本戦の地上波放送と全試合のネット配信は別々に発表される可能性があります。両方の情報を確認することが大切です。
【プレミア12の放送予定】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2027年のプレミア12は地上波で無料視聴できますか?
A1:2026年11月6日時点では、2027年大会の地上波放送局は正式発表されていません。2019年・2024年大会ではテレビ朝日系列とTBS系列が侍ジャパン戦を生中継していました。2027年も同様になるかは、今後の公式発表を確認してください。
Q2:2027年大会はAmazon Prime Videoで配信されますか?
A2:2027年大会のPrime Video配信予定は正式発表されていません。2024年大会では日本戦やメダルゲームのライブ配信実績がありますが、次回大会の配信権は別途確認が必要です。
Q3:J SPORTSならプレミア12の全試合を見られますか?
A3:2019年大会では全試合の放送・配信実績があり、2024年大会でも大会全体をカバーする放送・配信が行われました。2027年大会の対象試合や生中継の範囲は、正式な番組表で確認してください。
Q4:2027年大会はいつ開催されますか?
A4:2027年11月開催です。台北ドームでのグループAは11月8日から12日、セカンドラウンドは11月13日から15日、東京でのスーパーラウンドは11月18日から20日、メダルラウンドは11月21日の予定です。
Q5:プレミア12の出場チームは12チームではないのですか?
A5:2027年大会から16チーム制に拡大します。世界ランキング上位12チームが自動出場し、2つの予選大会から各2チームが加わる仕組みです。
Q6:侍ジャパンは2027年大会で優勝すれば五輪に出場できますか?
A6:優勝だけが条件ではありません。2027年大会ではアジア最上位チームにロサンゼルス五輪の出場枠が与えられるため、日本は韓国やチャイニーズ・タイペイなどを上回る必要があります。
2027年の第4回WBSCプレミア12は、16チーム制への拡大、台湾と日本を中心とした開催、そしてロサンゼルス五輪出場権を懸けた戦いという3つの大きな特徴があります。
2026年11月6日時点で判明している情報を整理すると、次のとおりです。
- 大会は2027年11月に開催予定。
- 決勝は11月21日に東京ドームで実施予定。
- 出場枠は16チームに拡大。
- 自動出場12チームにスペインとイタリアが加わり、残り2枠は中国・中山予選で決定予定。
- テレビ朝日系列、TBS系列、J SPORTS、Amazon Prime Videoの2027年大会の正式な放送予定は未発表。
過去大会ではテレビ朝日系列とTBS系列による日本戦の生中継、J SPORTSによる大会全体の放送・配信、2024年のPrime Videoによるライブ配信という実績がありました。
ただし、過去の放送体制が次回大会でも継続するとは限りません。
今の段階では、2027年大会の日程と出場枠を把握しておき、放送局や配信サービスの正式発表が出た段階で視聴方法を決めるのが確実です。
侍ジャパンの五輪出場権獲得にも関係する2027年大会。放送予定だけでなく、予選の結果や組み合わせにも注目しておきたいところです。