2026年11月現在、世界陸上開会式を振り返るうえで重要なのが、2025年9月に開催された「東京2025世界陸上競技選手権大会」です。開会式は2025年9月13日(土)17時35分~17時50分の15分間、東京・国立競技場で実施されました。太鼓芸能集団「鼓童」によるオープニングパフォーマンス、ソプラニスタ岡本知高による国歌独唱、世界陸連会長セバスチャン・コーの主催者挨拶、小池百合子東京都知事の開催地代表挨拶に続き、秋篠宮皇嗣殿下が開会宣言を行う構成でした。
東京大会はすでに終了していますが、2026年時点では次回の北京2027世界陸上に向けた準備も進んでいます。特に注目したいのは、2026年9月に正式発表された開催日程の変更です。北京大会は2027年9月10日~19日に開催され、開会式も初日の9月10日に競技セッションと合わせて行われる予定となりました。東京大会の実績と比較しながら、式次第、出演者、チケット条件、歴代開催地、次回大会の最新情報を整理します。
【2026年最新】東京2025世界陸上の開会式はいつ開催された?日時と会場を解説

東京2025世界陸上の開会式は、2025年9月13日(土)に東京都新宿区の国立競技場で開催されました。
東京2025世界陸上財団が2025年9月5日に発表した公式資料では、開会式の時間は17時35分から17時50分までと案内されています。
大会そのものは9月13日から21日までの9日間。世界陸連(World Athletics)が主催する世界最高峰の陸上競技大会で、東京開催は1991年以来34年ぶりでした。
東京2025大会は世界陸上の第20回大会に当たり、日本での開催としては1991年の東京大会、2007年の大阪大会に続く3回目でした。
会場となった国立競技場は、東京2020オリンピック・パラリンピックのメイン会場としても使用された施設です。国際的な陸上競技大会の舞台として、再び世界各国の選手や観客を迎えました。
2026年時点で押さえておきたい基本情報東京大会の開会式に関する基本情報は次のとおりです。
- 大会名:東京2025世界陸上競技選手権大会
- 開会式開催日:2025年9月13日(土)
- 開会式時間:17時35分~17時50分
- 会場:国立競技場
- 大会期間:2025年9月13日~21日
- 開会式の所要時間:15分間
- 開会宣言:秋篠宮皇嗣殿下
大会終了後に公表された東京2025世界陸上財団の2025年度事業報告書でも、9月13日に秋篠宮皇嗣同妃両殿下が開会式に臨席し、皇嗣殿下による開会宣言が行われたことが記録されています。
同報告書によると、大会には193の国・地域から1,992人の選手が参加。9日間の大会全体の入場者数は60万人を超え、国立競技場では連日、多くの観客が競技を見守りました。
【式次第を完全解説】鼓童・岡本知高から秋篠宮皇嗣殿下の開会宣言まで
開会式の進行順と関係者一覧東京2025世界陸上の開会式は、日本文化を象徴するパフォーマンスから始まり、国歌独唱、国際競技団体の代表挨拶、開催都市の代表挨拶、そして正式な開会宣言へと進む構成でした。
東京2025世界陸上財団が公表した式次第をもとに、出演者と関係者の役割を整理します。
| 順番 | 式次第・人物 | 役割・内容 | 関係性 |
|---|---|---|---|
| 1 | 太鼓芸能集団 鼓童 | オープニングパフォーマンス | 日本の伝統芸能を表現 |
| 2 | 岡本知高 | 国歌独唱 | 男性ソプラノ歌手 |
| 3 | セバスチャン・コー | 主催者挨拶 | ワールドアスレティックス会長 |
| 4 | 小池百合子 | 開催地代表挨拶 | 東京都知事 |
| 5 | 秋篠宮皇嗣殿下 | 正式な開会宣言 | 大会の開幕を宣言 |
この構成で特徴的なのは、単なる競技大会の開始を告げる式典ではなく、日本の文化、国際スポーツ組織、開催都市、皇室という異なる立場の関係者が順番に登場する点です。
また、各登壇者には明確な役割の違いがあります。世界陸連会長は大会主催者として、小池都知事は開催都市の代表として挨拶し、秋篠宮皇嗣殿下が正式な開会宣言を担いました。
太鼓芸能集団「鼓童」がオープニングを担当開会式の最初を飾ったのは、太鼓芸能集団鼓童(こどう)です。
鼓童は太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能を現代的に再構築する集団で、1981年にベルリン芸術祭でデビューしました。
ワールドアスレティックスの公式プロフィールによると、50以上の国と地域で7,500回を超える公演を行っており、海外の主要な芸術祭や映画音楽などにも参加しています。
加えて、2012年から2016年までは坂東玉三郎氏を芸術監督に招聘。クラシック、ジャズ、ロック、ダンスなど幅広いジャンルとの共演にも取り組んできました。
2025年には大阪・関西万博の開会式にも出演しており、国際的な舞台で日本の伝統文化を発信してきた実績があります。
東京大会で和太鼓が選ばれた背景について、東京2025世界陸上財団の事業報告書は、日本・東京らしさを世界に発信する演出として採用したと説明しています。
世界中から選手や関係者が集まる舞台で、日本の伝統的な打楽器を開幕の演出に取り入れたことは、大会の文化的な方向性を象徴するものでした。
岡本知高が国歌独唱を担当国歌独唱を担当したのは、ソプラニスタとして知られる岡本知高(おかもと・ともたか)です。
岡本知高は1976年生まれ、高知県宿毛市出身。国立音楽大学を卒業後、フランスのプーランク音楽院で学び、首席で修了しました。
男性でありながら高音域のソプラノを歌う、世界的にも珍しい声質を持つ歌手です。
宗教曲やオペラだけでなく、日本の唱歌、ポップス、クロスオーバー作品など幅広いレパートリーを持ち、クラシック音楽の枠を超えた活動を続けています。
東京2025大会では、その独特な歌声による国歌独唱が開会式の重要なプログラムに位置づけられました。
競技に挑む選手たちだけでなく、各国の関係者や観客が一堂に会する国際大会において、国歌独唱は式典の節目をつくる役割を担います。
セバスチャン・コーと小池百合子の挨拶主催者挨拶を担当したのは、ワールドアスレティックス会長のセバスチャン・コーです。
コー会長は、世界陸上を統括する国際競技団体のトップとして登壇しました。大会初日の開会式では、東京が陸上競技の歴史を刻む舞台であることや、世界最高峰の舞台に挑む選手たちへの期待を伝えました。
続いて、開催地代表として小池百合子東京都知事が挨拶しました。
東京都の公式活動記録によると、小池知事は、東京オリンピック・パラリンピックから4年を経た国立競技場に、34年ぶりに世界陸上を迎えられたことに触れ、国内外の観客を歓迎しました。
また、伝統芸能や祭りに代表される江戸の歴史・文化と、環境技術や次世代型太陽電池などに象徴される先進性が共存する都市として東京を紹介。大会が世界の人々や次世代を担う子どもたちに感動と希望を届けることへの期待を示しました。
秋篠宮皇嗣殿下による開会宣言開会式の最後を締めくくったのが、秋篠宮皇嗣殿下による開会宣言です。
東京2025世界陸上財団の公式発表では、皇嗣殿下が正式な開会宣言を行うことが事前に告知されていました。
大会終了後の事業報告書でも、9月13日に秋篠宮皇嗣同妃両殿下が開会式に臨席し、皇嗣殿下による宣言が行われたことが確認できます。
オープニングパフォーマンスから始まった式典は、国際スポーツ界と開催都市の挨拶を経て、皇嗣殿下の宣言によって正式な開幕を迎えました。
【17時35分と18時05分の違い】開会式の開催時間と競技開始時間を比較
世界陸上開会式を調べる際に間違えやすいのが、開会式の開始時間と競技開始時間です。
東京2025大会では、開会式が17時35分から始まり、競技は18時05分から開始する予定でした。両者は同じ時刻ではありません。
開会式と競技開始のタイムライン- 17時35分:開会式スタート
- 17時35分~17時50分:開会式の実施時間
- 17時50分:開会式終了予定
- 18時05分:初日のイブニングセッションで競技開始予定
つまり、開会式と競技開始の間には15分の時間差が設定されていました。
開会式は競技そのものではなく、大会の正式な開始を象徴する式典です。そのため、開会式の終了後に競技へ移る進行となっています。
初日に行われた競技にも注目2025年9月13日のイブニングセッションでは、男子3000メートル障害の予選、女子走幅跳の予選、女子100メートルの予選、男子100メートルの予選などが予定されていました。
加えて、女子10000メートル決勝や混合4×400メートルリレー決勝なども組まれ、開幕初日から注目種目が並びました。
開会式は約15分という短い時間でしたが、その直後には世界トップレベルの選手たちによる競技が始まるという構成です。
開会式と競技開始時間を区別しておけば、テレビ中継や大会スケジュールを確認するときにも混乱しません。
【チケット・観覧条件】東京2025の開会式は誰でも見られた?
DAY1イブニングセッションのチケットが必要東京2025世界陸上の開会式は、国立競技場内で観覧できるプログラムでした。
東京2025世界陸上財団の公式発表では、大会初日である9月13日のイブニングセッションのチケットを持っている人が開会式を観覧できると案内されていました。
したがって、開会式だけを目的に国立競技場へ入場する場合でも、対象となるイブニングセッションの入場資格が必要でした。
公式案内に示された観覧条件は、次のように整理できます。
- 対象日:2025年9月13日(土)
- 対象セッション:DAY1イブニングセッション
- 対象会場:国立競技場内
- 開会式の時間:17時35分~17時50分
- 競技開始予定:18時05分
公式発表で案内されていたのは、初日のイブニングセッションのチケットによる観覧です。開会式だけを対象とする独立した無料入場制度は、同発表には記載されていません。
一方、国立競技場の外構部などでは、チケットを持たない人も楽しめる関連イベントが展開されていました。
大会のメダルセレモニーやトークショーなどが行われたメダルプラザは、チケットを持たない観客も入場できるエリアとして運営されていました。
ただし、屋外の関連イベントと、国立競技場内で実施される開会式は別のプログラムです。両者を混同しないことが大切です。
2026年に東京大会のチケットを購入できる?東京2025世界陸上は2025年9月21日に終了しているため、2026年現在、当時の開会式を観覧するための新規チケットを購入することはできません。
これから現地観戦を計画する人は、次回の北京2027世界陸上の公式チケット情報を確認する必要があります。
【歴代開催地を総整理】東京2025から北京2027へ世界陸上はどう変わる?
世界陸上の歴代開催地一覧世界陸上競技選手権大会は、1983年にフィンランドのヘルシンキで第1回大会が開催されました。
その後、ヨーロッパ、北米、アジア、中東など、さまざまな地域で開催され、世界の陸上競技を代表する国際大会として発展してきました。
主な開催地を年代順に整理すると、次のとおりです。
- 1983年:ヘルシンキ(フィンランド)
- 1987年:ローマ(イタリア)
- 1991年:東京(日本)
- 1993年:シュトゥットガルト(ドイツ)
- 1995年:ヨーテボリ(スウェーデン)
- 1997年:アテネ(ギリシャ)
- 1999年:セビリア(スペイン)
- 2001年:エドモントン(カナダ)
- 2003年:パリ(フランス)
- 2005年:ヘルシンキ(フィンランド)
- 2007年:大阪(日本)
- 2009年:ベルリン(ドイツ)
- 2011年:大邱(韓国)
- 2013年:モスクワ(ロシア)
- 2015年:北京(中国)
- 2017年:ロンドン(イギリス)
- 2019年:ドーハ(カタール)
- 2022年:ユージーン(アメリカ)
- 2023年:ブダペスト(ハンガリー)
- 2025年:東京(日本)
- 2027年:北京(中国・開催予定)
なお、2022年のユージーン大会は、当初の開催サイクルとは異なる年に実施された大会です。歴代大会の記録を見る際には、2021年と2022年を混同しないよう注意が必要です。
東京開催は1991年以来34年ぶり東京で世界陸上が開催されたのは、1991年と2025年の2回です。
1991年大会から2025年大会までの間には、2007年の大阪大会も開催されており、日本全体では複数回の開催実績があります。
東京2025大会が特に注目された理由の一つは、34年ぶりに東京へ世界最高峰の陸上競技大会が戻ってきたことです。
東京大会では、和太鼓を中心とする開会式の演出や、東京の歴史・文化と先進技術を組み合わせた開催都市の発信など、日本らしさを国際的な舞台で伝える取り組みが見られました。
北京2027世界陸上は2027年9月10日~19日に開催次回の世界陸上競技選手権大会は、中国・北京で開催される北京2027世界陸上です。
ワールドアスレティックスは2026年9月10日付の公式発表で、開催日程を2027年9月10日(金)~19日(日)に変更すると発表しました。
当初は9月11日から19日までの予定でしたが、日程変更によって大会期間が10日間に拡大しています。
特に注目されるのが、開会式の実施日です。ワールドアスレティックスの発表によれば、開会式は2027年9月10日の初回競技セッションと合わせて実施する予定です。
東京2025大会では開会式を17時35分から17時50分まで実施し、その後18時05分に競技を開始する予定でした。一方、北京2027では開会式を初日の競技セッションと組み合わせる日程方針が示されています。
ただし、2026年11月時点では、北京大会の開会式の具体的な開始時刻、式次第、出演者、観覧チケットの詳細は、東京2025と同じ水準では公表されていません。
現段階で確定している開催日程と、今後発表される個別のプログラム情報を分けて確認が必要です。
【プロの結論】世界陸上の開会式を理解するために知っておきたい3つの視点
1. 開会式は競技の開始時刻とは別に設定される東京2025大会で最も混同されやすかったのが、開会式の17時35分と競技開始の18時05分です。
開会式は大会の正式な幕開けを演出する式典であり、競技スケジュールとは別の時間枠で組まれます。テレビ番組表や競技日程を調べる場合は、どちらの時刻を示しているのかを確認することが大切です。
2. 出演者だけでなく、それぞれの役割を見る鼓童や岡本知高の出演だけに注目すると、東京大会の開会式の全体像は見えにくくなります。
鼓童は日本文化の発信、岡本知高は国歌独唱、セバスチャン・コーは主催者としての挨拶、小池百合子は開催都市の代表としての歓迎、秋篠宮皇嗣殿下は正式な開会宣言という役割を担いました。
この関係性を理解すると、国際スポーツ大会の開会式が、競技団体と開催都市、文化、公式儀礼を結びつける場であることが分かります。
3. 次回大会の情報は発表段階を区別する北京2027については、開催期間が2026年9月に正式発表され、開会式を9月10日に初回競技セッションと合わせて行う方針も公表されました。
しかし、東京2025のような出演者一覧や開始時刻がすべて発表されたわけではありません。
次回大会を調べる際には、開催日程、会場、開会式の日付、具体的な式次第、チケット販売情報をそれぞれ分けて確認することが、正確な情報収集につながります。
世界陸上開会式に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京2025世界陸上の開会式は何時から開催されましたか?
A1:2025年9月13日(土)17時35分から17時50分まで、国立競技場で開催されました。所要時間は15分間です。
Q2:世界陸上の開会式には誰が出演しましたか?
A2:オープニングパフォーマンスを太鼓芸能集団「鼓童」が担当し、岡本知高が国歌独唱を行いました。その後、セバスチャン・コー会長、小池百合子東京都知事が挨拶し、秋篠宮皇嗣殿下が開会宣言を行いました。
Q3:東京2025世界陸上の開会式は無料で観覧できましたか?
A3:国立競技場内での観覧には、大会初日のDAY1イブニングセッションのチケットが必要でした。開会式だけを対象とする独立した無料入場制度は、公式発表では案内されていません。
Q4:開会式の17時35分と競技開始の18時05分は何が違いますか?
A4:17時35分は開会式の開始時刻、18時05分は初日のイブニングセッションの競技開始予定時刻です。開会式は競技に先立って行われました。
Q5:次回の北京2027世界陸上の開会式はいつですか?
A5:開会式は2027年9月10日に初回競技セッションと合わせて実施する予定です。大会期間は9月10日から19日までです。具体的な開始時刻や出演者、式次第などは今後の公式発表が待たれます。
Q6:世界陸上が東京で開催されたのは何回目ですか?
A6:東京開催は1991年と2025年の2回です。日本全体では2007年の大阪大会も含めて、2025年までに3回開催されています。
東京2025世界陸上の開会式は、2025年9月13日17時35分から国立競技場で開催されました。鼓童による和太鼓の演奏、岡本知高の国歌独唱、セバスチャン・コー会長と小池百合子東京都知事の挨拶、秋篠宮皇嗣殿下による開会宣言という流れで、東京大会の幕開けを飾りました。
特に押さえておきたいのは、開会式の終了予定が17時50分で、競技開始予定が18時05分だったことです。また、観覧には初日のイブニングセッションのチケットが必要でした。
そして、次回の北京2027世界陸上は2027年9月10日から19日まで開催されます。2026年9月のワールドアスレティックスの発表により、開会式も初日の9月10日に競技セッションと合わせて行われる方針が明らかになりました。
東京2025の開会式は、日本の伝統文化と国際スポーツの融合を示した式典でした。北京2027では、どのような文化的演出や国際色豊かなプログラムが用意されるのか。開催日程だけでなく、出演者や式次第、観覧条件の正式発表にも注目が集まります。
世界陸上の開会式をより深く楽しむには、開催日時だけでなく、登壇者の役割、競技開始との時間差、開催都市が発信する文化的メッセージまで確認することがポイントです。
東京2025の記録を振り返りながら、次の北京大会の最新情報を追うことで、世界陸上という国際スポーツイベントの魅力をさらに理解できるはずです。