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『好きな人がいること』主題歌は誰?JYの歌詞の意味・発売日・挿入曲との違いを徹底解説

滑原 圭介 滑原 圭介 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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2026年現在も、夏の恋愛ドラマを振り返る際に名前が挙がるフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』。その主題歌を担当したのは、元KARAのメンバーで、女優としても活動する知英(ジヨン)のアーティスト名、JY(ジェイワイ)です。楽曲名もドラマと同じ「好きな人がいること」。2016年8月31日にCDシングルとして発売され、桐谷美玲主演のラブストーリーを爽やかに彩りました。

この曲には、単純な片思いや恋愛のときめきだけではない意味が込められています。JY自身が作詞に参加し、作曲を手がけた山本加津彦とともに、恋愛や人生で失敗しても何度でも前に進む気持ちを表現しました。加えて、蜷川実花が監督したミュージックビデオや、劇中で使用された「Piano Slow Edit」、世武裕子によるオリジナルサウンドトラックなど、楽曲を取り巻く音楽的な背景も見逃せません。

【主題歌の正体】JY(知英)が歌う「好きな人がいること」とは?

好きな人がいること主題歌

ドラマ『好きな人がいること』の主題歌は、JYの同名楽曲「好きな人がいること」です。2016年7月11日から9月19日まで放送されたフジテレビ系月9ドラマのために選ばれた楽曲で、主演の桐谷美玲が演じる櫻井美咲の恋愛模様と作品の世界観に寄り添っています。

JYは元KARAの知英と同一人物

JYは、韓国のガールズグループKARAの元メンバーである知英(ジヨン)が、日本で音楽活動を行う際に使用したアーティスト名です。

2016年3月16日にシングル「最後のサヨナラ」でソロアーティストとしてデビュー。同年1月には日本テレビ系ドラマ『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』の主題歌・オープニングテーマにも起用されていました。

その後、2枚目のシングルとして発表されたのが「好きな人がいること」です。KARA時代のグループ活動で知られた知英が、ソロアーティストJYとして異なる音楽表現に挑戦した時期の代表的な作品の一つとなりました。

ドラマ『好きな人がいること』のあらすじと楽曲の関係

物語の主人公は、桐谷美玲演じるパティシエの櫻井美咲。仕事に一生懸命取り組むものの、思うような結果を出せずにいた美咲は、初恋の相手である柴崎千秋(三浦翔平)から湘南のレストランで働かないかと誘われます。

そこで出会うのが、山﨑賢人演じる柴崎夏向、野村周平演じる柴崎冬真です。美咲は柴崎家の3兄弟と共同生活を送りながら、仕事や恋愛、人間関係に向き合っていきます。

物語の中心にあるのは、好きな人への気持ちをどう伝えるかという悩みだけではありません。相手の気持ちが分からないもどかしさ、自分の思いどおりにいかない日常、それでも前に進もうとする姿が描かれています。

軽快で明るい「好きな人がいること」は、湘南の夏を舞台にしたドラマの開放感と、恋愛に踏み出す女性の心情を表現する役割を担いました。

【起用経緯を検証】なぜJYの楽曲がフジテレビ月9の主題歌に選ばれたのか

この楽曲の制作背景には、意外な事実があります。実は「好きな人がいること」は、最初からドラマのために制作された書き下ろし曲ではありませんでした。

既存のデモ音源から藤野良太プロデューサーが選出

2016年6月17日に公開されたソニー・ミュージックレーベルズの発表資料によると、主題歌の候補となる複数のデモ音源の中から、フジテレビのドラマプロデューサー・藤野良太がこの曲を選びました。

藤野が求めていたのは、恋愛や仕事に毎日一生懸命取り組む女性たちを応援する楽曲です。

桐谷美玲が演じる美咲は、恋にも仕事にも真剣ですが、何かとうまくいかず空回りしてしまう人物。藤野は、そんな主人公の心情に寄り添い、聴き終わったときに明日への活力が生まれるような曲を探していました。

そのタイミングで出会ったのが、JYのデモ音源だったのです。

「この曲だ」

— 藤野良太プロデューサーの起用経緯に関するコメント(ソニー・ミュージックレーベルズ発表資料より)

さらに藤野は、JY本人と会った際、慣れない環境の中でも一生懸命に活動する姿に注目しました。その人柄が曲の方向性と重なると感じ、JY自身にも作詞へ参加してほしいと依頼しています。

JY本人も主題歌決定を最後に知らされた

興味深いのは、JY本人が月9主題歌への起用を知ったタイミングです。

Billboard JAPANの2016年のインタビューで、JYは主題歌になることを教えてもらったのが一番最後だったと明かしています。周囲のスタッフはすでに知っていたものの、本人は歌詞制作やレコーディングを終えた段階で知らされたそうです。

ラブストーリーの女性を応援する曲という方向性は伝えられていたため、結果的にドラマのタイアップを過度に意識せず、自分の言葉で歌詞を制作できたと振り返っています。

つまり、この楽曲はドラマに合わせて機械的に作られた主題歌ではありません。もともと存在していた音楽と、作品のテーマ、そしてJY本人の経験が結びついて完成した作品なのです。

【歌詞の意味を深掘り】「何度も何度もやり直せばいいよね」に込められたメッセージ

「好きな人がいること」の歌詞は、好きな人の前で素直になれない女性の心情から始まります。

相手にそっけない態度を取ってしまったことを後悔したり、もう一度やり直せたらと考えたりする姿は、恋愛経験のある人なら共感しやすいものです。

恋愛の後悔と素直になれない気持ち

歌詞の冒頭では、ほんの数分前の自分の言動を振り返る場面が描かれています。

好きな人を前にすると、普段ならできることができなくなる。言いたいことが言えず、後から「ああすればよかった」と考えてしまう。そうした小さな後悔が、楽曲全体の出発点です。

この表現が巧みなのは、大きな失恋や劇的な出来事ではなく、日常の些細な会話に焦点を当てている点です。好きな人からの返事や何気ない表情に一喜一憂する気持ちが、自然な言葉で表現されています。

明るいメロディに隠された人生への応援歌

この曲を恋愛ソングとしてだけ聴くと、見落としてしまう部分があります。それは、失敗しても何度でもやり直せるという人生全体へのメッセージです。

JYはBillboard JAPANのインタビューで、山本加津彦と日本で活動してきた中での苦労などを話し合った結果、恋愛だけではなく人生を歌うような歌詞になったと説明しています。

また、明るいメロディでありながら、歌詞には深い意味があるとも語っています。

好きな人とうまく話せなかった日も、仕事で失敗した日も、思いどおりにならなかった日もある。それでも翌日にはまた新しい自分として一歩を踏み出せる。そんな考え方が楽曲の根底にあります。

作詞・作曲を担当した山本加津彦との共同制作

楽曲の作詞にはJYと山本加津彦が参加し、作曲は山本加津彦が担当しました。

JYは日本語の歌詞制作についても試行錯誤を重ねています。インタビューでは、山本と相談しながら歌詞を調整し、最初のデモにあった表現を生かしつつ、より多くの人が共感できるように内容を練ったと説明しています。

特に印象的なのは、歌詞を詰め込みすぎず、会話をするような自然な歌い方を目指したことです。JYは明るい曲調に合わせて声をかわいらしくしすぎると、歌詞の意味が伝わりにくくなると考え、何度もレコーディングをやり直しました。

その制作過程からも、単に明るい恋愛ソングとして仕上げるのではなく、歌詞の一つひとつを聴き手に届けようとした姿勢が伝わります。

【関係者・作品相関表】JY、桐谷美玲、山本加津彦、世武裕子の役割

『好きな人がいること』の音楽を理解するには、歌手、作詞・作曲家、ドラマ出演者、劇伴作曲家の役割を分けて考えることが大切です。同じ作品に関わっていても、それぞれが担当した領域は異なります。

人物・作品 担当・関係 主な役割・特徴
JY(知英) 主題歌の歌唱・作詞 元KARAのメンバー。知英名義で女優としても活動
山本加津彦 作曲・共同作詞 楽曲のメロディと歌詞制作を担当
蜷川実花 MV監督・ジャケット撮影 色彩豊かな映像表現で楽曲の世界観を演出
桐谷美玲 ドラマ主演 パティシエ・櫻井美咲を演じる
山﨑賢人 ドラマ出演 柴崎夏向役
三浦翔平 ドラマ出演 柴崎千秋役
野村周平 ドラマ出演 柴崎冬真役
世武裕子 ドラマ劇伴音楽 オリジナルサウンドトラックを担当
藤野良太 ドラマプロデューサー 主題歌の選定とJYへの作詞依頼に関わる

この関係を押さえておけば、主題歌とドラマの劇伴、ミュージックビデオを混同せずに楽しめます。

【挿入歌・劇中音楽との違い】Piano Slow Editと世武裕子のサントラを解説

検索すると「好きな人がいること 挿入歌」「Piano Slow Edit」「オリジナルサウンドトラック」など、複数の音楽情報が見つかります。これらは同じものではありません。

「好きな人がいること-Piano Slow Edit-」とは?

「好きな人がいること-Piano Slow Edit-」は、JYが歌う主題歌をピアノ中心のスローテンポなアレンジにしたバージョンです。

このバージョンが生まれたきっかけについて、JYはBillboard JAPANのインタビューで具体的に説明しています。

レコーディング中、山本加津彦が突然ピアノを持ってきて、試しに歌ってみようと提案したことが始まりでした。実際に歌ってみるとドラマでも使えそうだという話になり、劇中で使用されることになったそうです。

JY自身も、原曲の歌詞には切なさがあるため、スローバージョンとの相性が良いと話しています。

通常のアップテンポ版が恋の始まりや夏の高揚感を表現するのに対し、Piano Slow Editは歌詞に含まれる後悔や寂しさ、相手を思う気持ちをより強く感じさせるアレンジです。

世武裕子のオリジナルサウンドトラックは別作品

一方、ドラマ全体の劇伴音楽を担当したのは作曲家の世武裕子です。

2016年8月31日には、ポニーキャニオンから『フジテレビ系ドラマ「好きな人がいること」オリジナルサウンドトラック』が発売されました。

収録曲は全22曲。「ブルー!ブルー!ブルー!」「水しぶきとキス」「ひと夏のクルージング」「君と出会った日のこと」「こんなにも切ない」など、ドラマの情景や登場人物の心情を連想させるタイトルが並んでいます。

主題歌がJYの歌声によって作品全体の印象を作る楽曲であるのに対し、世武裕子の劇伴は各場面の空気や感情を細かく支える音楽です。

主題歌・挿入曲・劇伴の違いを整理
  • 主題歌:JY「好きな人がいること」。ドラマを代表するメインの歌唱曲。
  • 劇中使用バージョン:JY「好きな人がいること-Piano Slow Edit-」。主題歌の別アレンジで、劇中でも使用。
  • 劇伴・BGM:世武裕子によるオリジナル音楽。ドラマの場面や感情を演出。

そのため、Piano Slow Editを独立した別の主題歌と考えるのは正確ではありません。また、世武裕子のサウンドトラックとJYのシングルも、担当者と収録内容が異なる別の音楽作品です。

【発売日・CD収録曲・MV】2016年8月31日のリリース情報と現在の配信状況

JYの「好きな人がいること」は、2016年8月31日に2枚目のシングルとして発売されました。ドラマが放送されていた2016年夏のリリースで、同日には世武裕子によるオリジナルサウンドトラックも発売されています。

CDシングルの基本情報と収録曲
  • アーティスト:JY
  • 楽曲名:好きな人がいること
  • 発売日:2016年8月31日
  • レーベル:ソニー・ミュージックレコーズ
  • 作詞:JY、山本加津彦
  • 作曲:山本加津彦
  • 編曲:山口隆志(通常バージョン)
  • タイアップ:フジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』主題歌

通常盤の収録内容は次の4曲です。

  1. 好きな人がいること
  2. Hello Mr.
  3. 夢先案内人
  4. 好きな人がいること-Piano Slow Edit-

「夢先案内人」は山口百恵の楽曲をJYがカバーしたものです。恋愛をテーマにした表題曲だけでなく、JYが日本の歌謡曲に関心を持ち、山口百恵の作品を歌いたいと考えていたこともシングルの特徴です。

発売時には完全生産限定盤、初回生産限定盤、通常盤の3形態が用意されました。限定盤にはDVDなどの特典もあり、蜷川実花が監督したミュージックビデオも収録されています。

蜷川実花が監督したミュージックビデオ

「好きな人がいること」のミュージックビデオは、写真家・映画監督として知られる蜷川実花が監督を務めました。

ソニー・ミュージックレーベルズの発表資料によると、2016年5月末にグアムで2泊3日の撮影が行われ、全7シチュエーションで映像を制作。衣装も6パターン用意されました。

全面ガラス張りのチャペル、青い海と空、写真が飾られたブライズルームなど、蜷川らしい鮮やかな色彩が映像の特徴です。

JYはBillboard JAPANのインタビューで、撮影現場で見た景色が映像になると色使いや流れが歌詞に合っていたことに驚いたと振り返っています。

また、蜷川実花はCDジャケットの撮影も担当しました。音楽だけでなくビジュアル面でも作品の世界観を統一した取り組みです。

2026年現在も配信で聴ける?

CD発売後、楽曲はデジタル配信でも展開されました。2026年11月現在、SpotifyではJYの「好きな人がいること」の楽曲ページが確認でき、通常バージョンだけでなく「好きな人がいること-Piano Slow Edit-」も掲載されています。

また、楽曲は2017年発売のJYのアルバム『Many Faces -多面性-』にも収録されています。

現在聴く場合は、音楽配信サービスで「JY 好きな人がいること」と検索するのが簡単です。原曲とピアノバージョンを聴き比べると、同じ歌詞でも受ける印象が大きく変わることが分かります。

【プロの結論】この主題歌が10年後も色あせない理由

2016年の発売から10年が経過した2026年。「好きな人がいること」が今もドラマの主題歌として記憶される理由は、単に夏らしい爽やかなメロディだからではありません。

楽曲の構造には、恋愛ドラマの主題歌としての分かりやすさと、聴き手自身の人生に重ねられる普遍性が共存しています。

恋愛ドラマと楽曲のメッセージが一致している

ドラマの美咲は、恋愛でも仕事でも思いどおりにいかないことがあります。それでも人と向き合い、自分の気持ちを確かめながら進んでいきます。

主題歌もまた、好きな人の前でうまく振る舞えない自分を認め、失敗を繰り返しながら前へ進むことを肯定しています。

ドラマと楽曲が同じ方向を向いているからこそ、主題歌が流れる場面で物語の感情が自然に補強されます。

原曲とピアノバージョンを聴き分けると作品の理解が深まる

もう一つの魅力は、同じ楽曲に異なる表情があることです。

原曲は軽快なメロディと明るい歌声が印象的で、夏の恋愛ドラマらしい開放感があります。一方、Piano Slow Editでは歌詞の切なさや、相手を思う時間の長さが際立ちます。

ドラマの音楽を振り返る際には、どちらか一方だけを聴くのではなく、2つのバージョンを比較するのがおすすめです。

特に、恋愛ソングとしての楽しさを求めるなら原曲、歌詞の意味や登場人物の心情をじっくり味わいたいならPiano Slow Editが向いています。

【好きな人がいることの主題歌】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ドラマ『好きな人がいること』の主題歌を歌っているのは誰ですか?

A1:JY(ジェイワイ)です。元KARAのメンバーで、女優として活動する知英(ジヨン)のアーティスト名です。楽曲名もドラマと同じ「好きな人がいること」です。

Q2:JY「好きな人がいること」のCD発売日はいつですか?

A2:2016年8月31日です。JYの2枚目のシングルとして、完全生産限定盤、初回生産限定盤、通常盤の3形態で発売されました。

Q3:「好きな人がいること」の作詞・作曲は誰ですか?

A3:作詞はJYと山本加津彦、作曲は山本加津彦です。JY本人も歌詞制作に参加し、恋愛だけでなく人生の苦労や再挑戦をテーマにした内容に仕上げました。

Q4:「好きな人がいること-Piano Slow Edit-」は挿入歌ですか?

A4:主題歌のピアノアレンジ版です。JYのインタビューによると、山本加津彦の提案で制作され、実際にドラマの劇中でも使用されました。独立した別の主題歌ではありません。

Q5:ドラマのオリジナルサウンドトラックを担当したのは誰ですか?

A5:作曲家の世武裕子です。2016年8月31日に全22曲を収録したオリジナルサウンドトラックがポニーキャニオンから発売されました。

Q6:JY「好きな人がいること」は現在も配信されていますか?

A6:2026年11月現在、Spotifyで楽曲の配信ページを確認できます。原曲のほか、Piano Slow Editも掲載されています。利用するサービスによって配信状況は異なるため、各サービスで最新情報を確認してください。

フジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の主題歌は、JY(知英)が歌う同名曲「好きな人がいること」です。2016年8月31日にCDシングルとして発売され、作詞にはJYと山本加津彦、作曲には山本加津彦が参加しました。

この曲が主題歌に選ばれた背景には、藤野良太プロデューサーが既存のデモ音源を気に入り、恋愛や仕事に向き合う女性を応援する作品の方向性に合うと判断した経緯があります。

歌詞に込められているのは、好きな人の前で素直になれない切なさだけではありません。失敗しても何度でもやり直せるという、人生全体に向けた前向きなメッセージです。

加えて、蜷川実花が監督したミュージックビデオ、劇中で使われたPiano Slow Edit、世武裕子によるオリジナルサウンドトラックまで知ると、ドラマを支えた音楽の魅力がより深く見えてきます。

2026年に改めて聴くなら、まずはJYの原曲でドラマの爽やかな夏を思い出し、その後にPiano Slow Editで歌詞の切なさを味わってみてください。発売から10年を経ても、この曲が伝える「何度でもやり直せる」というメッセージは、色あせることがありません。

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コンテンツディレクター 滑原 圭介
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旅行・観光を担当。現地の公式観光資料と営業情報を確認してから記事にします。

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