土屋太鳳は、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)に何作品出演しているのでしょうか。代表作として知られる『まれ』だけを思い浮かべる人も多い可能性がありますが、実はその前に『おひさま』『花子とアン』にも出演しています。
土屋太鳳の朝ドラ出演作は、2011年の『おひさま』、2014年の『花子とアン』、2015年の『まれ』の全3作品です。 最初は主人公の教え子、次は主人公の妹、そして3作目では自らがヒロインに抜てきされました。脇役から主演へと段階的に存在感を高めてきた経歴が特徴です。
2026年現在の活動も含め、3作品の放送順、役名、役柄の違い、『まれ』のヒロインに選ばれた経緯まで整理します。
【出演順を先に確認】土屋太鳳の朝ドラ出演は全3作品

土屋太鳳の朝ドラ出演歴を時系列で見ると、出演順は明確です。
1. 2011年『おひさま』:木村ハナ役
2. 2014年『花子とアン』:安東もも役
3. 2015年『まれ』:主演・津村希役
注目したいのは、3作品で演じた役の立ち位置が異なることです。
最初の『おひさま』では主人公の教え子という立場でした。続く『花子とアン』では主人公の妹を演じ、物語に深く関わる人物へと役柄が変化。そして『まれ』では、物語全体を背負うヒロインに抜てきされました。
2014年7月31日に『まれ』のヒロイン決定が発表された際、NHKは土屋が朝ドラ出演3作目で主演を務めることになると紹介しています。つまり、朝ドラの出演経験を積み重ねた末にヒロインの座をつかんだ女優です。
【3作品の役柄を比較】木村ハナ・安東もも・津村希の違い
土屋太鳳の朝ドラ出演歴を理解するうえで欠かせないのが、それぞれの役柄の違いです。
単純に出演作品を並べるだけでは、彼女が朝ドラでどのような経験を重ねてきたのかは見えてきません。
1. 『おひさま』木村ハナ役(2011年)
作品名:『おひさま』
放送時期:2011年4月~10月
役名:木村ハナ
主演:井上真央
最初の出演作は、2011年前期の連続テレビ小説『おひさま』です。
井上真央が演じた主人公・須藤陽子が教師として受け持つクラスの教え子として登場したのが、土屋太鳳演じる木村ハナでした。
ハナは貧しい家庭に生まれ、戦後の苦しい生活のなかで懸命に生きる女性です。戦後、足に後遺症を抱えることになり、家業を続けることが難しくなった後も、自分の生活を切り開いていきます。
土屋は15歳からのハナを演じ、苦労を経験しながらも前向きに生きる人物を表現しました。主人公ではありませんが、人生の厳しさと人間の強さを伝える役柄でした。
2. 『花子とアン』安東もも役(2014年)
作品名:『花子とアン』
放送時期:2014年4月~9月
役名:安東もも
主演:吉高由里子
2作品目は、2014年前期の『花子とアン』です。
土屋が演じた安東ももは、吉高由里子演じる主人公・安東はなの妹です。
ももは三人姉妹の末っ子として育ちます。姉のはなが東京の女学校で学ぶ一方、ももは家の仕事を手伝いながら生活を支える立場にありました。
その後、北海道に嫁ぎますが、夫との死別や嫁ぎ先での苦難など、厳しい経験を重ねます。
物語の後半では、姉の花子との関係にも大きな展開が訪れます。ももは自分の子どもである美里を花子の養女として送り出すという重要な選択をします。
『おひさま』に続いて、困難に直面しながらも人生を歩む女性を演じた作品です。
特に注目したいのは、土屋が演じるももが単なる主人公の妹にとどまらず、物語の家族関係を動かす存在だったことです。
3. 『まれ』津村希役(2015年)
作品名:『まれ』
放送時期:2015年3月~9月
役名:津村希
主演:土屋太鳳
3作品目が、土屋太鳳の代表的な朝ドラ出演作となった『まれ』です。
ここで初めて、物語の中心となるヒロインを演じました。
津村希は、石川県能登地方で暮らす女性です。「地道にコツコツ」をモットーとし、当初は夢を追うことよりも安定した生活を重視していました。
しかし、さまざまな人との出会いを通じて、自分が本当にやりたいことを再認識します。
その夢がパティシエになることでした。
能登から横浜へと舞台を移しながら、希が菓子職人として成長していく姿が描かれます。
『おひさま』と『花子とアン』で培った経験を経て、土屋自身が物語を引っ張る立場になった作品です。
土屋太鳳の朝ドラ出演歴・比較一覧表3作品の基本情報を
この表から分かるように、土屋太鳳の朝ドラ出演回数は3作品です。
3作品ともNHK連続テレビ小説への出演ですが、ヒロインとして出演したのは『まれ』の1作品です。
この違いを理解しておくと、「朝ドラに3回出演した」という情報と「朝ドラのヒロインを3回務めた」という誤解を区別できます。
【2015年前期・第92作】『まれ』の放送期間と津村希の物語
『まれ』は、NHK連続テレビ小説の第92作として制作された作品です。
放送期間は2015年3月30日から9月26日まで。全156回が放送されました。
脚本を担当したのは篠崎絵里子です。
『まれ』の基本情報- 作品名:連続テレビ小説『まれ』
- 放送枠:2015年前期
- 朝ドラ作品番号:第92作
- 放送開始:2015年3月30日
- 放送終了:2015年9月26日
- 全話数:156回
- 主演:土屋太鳳
- 主人公:津村希
- 主な舞台:石川県能登地方・神奈川県横浜市
- 脚本:篠崎絵里子
放送ライブラリーの番組記録にも、第92作、全156回という情報が記録されています。
パティシエを目指す津村希の成長『まれ』の物語は、希が幼いころに家族とともに能登へ移住するところから始まります。
父・津村徹を大泉洋、母・藍子を常盤貴子が演じました。
希は、夢ばかり語る父の影響もあり、夢を追うことに慎重な性格として成長します。
しかし、幼いころに抱いていたケーキ職人への思いを取り戻し、やがてパティシエになる道を選びます。
物語の見どころは、単なるサクセスストーリーではないところです。
希は仕事や人間関係、家族とのつながりに悩みながら、自分にとっての幸せを探していきます。
また、能登と横浜という異なる地域の文化や人々の交流も、作品を特徴づける要素でした。
土屋太鳳は主題歌の作詞にも参加『まれ』には、俳優としての土屋太鳳だけではなく、表現者としての一面も反映されています。
オープニングテーマ「希空~まれぞら~」では、土屋が作詞を担当しました。作曲は澤野弘之です。
能登での撮影を通じて感じた空気や、人と人とのつながりを歌詞に込めたことが紹介されています。
ヒロインとして出演するだけでなく、作品の世界観を音楽面からも支えた点は、土屋の朝ドラ出演歴を振り返る際に見逃せないポイントです。
【2020人から選ばれた理由】土屋太鳳のヒロイン抜てきの経緯
『まれ』のヒロイン決定で特に注目されたのが、オーディションの規模です。
2014年7月31日、NHKは2015年前期の朝ドラ『まれ』のヒロインに土屋太鳳を起用すると発表しました。
選考には2020人が参加しており、その中から土屋が選ばれています。
当時19歳だった土屋にとって、大きな転機となる出来事でした。
選考で評価されたのは演技だけではなかった当時の報道によると、土屋の選出には最終オーディションでの姿勢や、本人が伝えた思いが関係していました。
オリコンが報じたヒロイン発表会見では、土屋が最終選考でNHKへの感謝や作品に参加したいという思いを伝え、最後に「チャンスをください」と訴えたエピソードが紹介されています。
また、MANTANWEBによると、制作統括を務めた高橋練チーフプロデューサーは、最終のカメラテストで土屋の姿を見て、彼女しかいないと思ったと説明しています。
特に、自分の夢を語ったあいさつが印象に残ったとされています。
ここから読み取れるのは、選考で重視されたものが演技技術だけではなかったという点です。
ヒロインには、長期間にわたる撮影を乗り切る力だけでなく、作品のテーマを理解し、周囲と協力しながら物語を引っ張る存在感も求められます。
土屋の熱意や、これまでのNHK作品への出演経験が、制作側の判断に影響したと考えられます。
朝ドラ3作品目でのヒロイン抜てきだったもう一つ重要なのが、土屋が朝ドラ初出演の新人ではなかったことです。
『おひさま』と『花子とアン』でNHKの連続テレビ小説を経験していました。
つまり、制作側にとっても、土屋の現場での経験や演技を把握する機会がすでにあったということです。
MANTANWEBの記事では、高橋チーフプロデューサーが、今回の3度目の出演を「ホップ、ステップ、ジャンプ」という趣旨で表現し、大きく飛躍してほしいという期待を語っています。
この経緯を踏まえると、『まれ』のヒロイン抜てきは突然の大抜擢というだけではありません。
2作品で積み重ねてきた出演経験と、オーディションで示した意欲が結びついた結果だったと整理できます。
【朝ドラ出演後の歩み】土屋太鳳の2026年現在の活動
『まれ』以降、土屋太鳳は映画、テレビドラマ、舞台など幅広い分野で活動しています。
朝ドラのヒロイン経験は知名度を高める大きな転機になりましたが、その後も出演ジャンルを広げ、主演と助演の双方でキャリアを積んできました。
映画・ドラマでの主な活動所属事務所ソニー・ミュージックアーティスツの公式プロフィールには、次のような作品が掲載されています。
- 『下町ロケット』
- 『チアダン』
- 『やんごとなき一族』
- 『警部補ダイマジン』
- 『海に眠るダイヤモンド』
- 『マッチング』
- 『八犬伝』
- 『盤上の向日葵』
また、2018年には第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、2024年には第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しています。
2026年も映画・舞台などで活動2026年の活動にも注目したいところです。
所属事務所の公式発表などから確認できる主な動きは次のとおりです。
- 2026年6月: 劇場版『それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星』にゲスト声優として出演。パンタン役を担当。
- 2026年9月25日: 映画『マッチング TRUE LOVE』が公開。前作に続く主演作。
- 2026年10月3日・4日: 熊本城ホールで開催された詩楽劇『武と建 ~火の國のまほろば~』に出演。尾上松也らと共演。
- 2026年12月15日発売予定: 『土屋太鳳 日めくりカレンダー』の発売が発表されている。
特に11月1日には所属事務所からカレンダーの表紙公開と二次先行予約開始が発表されました。撮影を担当したのは、俳優仲間でもある杉咲花です。
こうした活動を見ると、2026年の土屋太鳳は、朝ドラのヒロインという過去の代表的な肩書きにとどまらず、映画や舞台、声の仕事など多方面で表現活動を続けていることが分かります。
【土屋太鳳の朝ドラ出演】よくある質問(FAQ)
Q1:土屋太鳳は朝ドラに何作品出演していますか?
A1:全3作品です。2011年の『おひさま』、2014年の『花子とアン』、2015年の『まれ』に出演しています。
Q2:土屋太鳳が朝ドラでヒロインを演じた作品は何ですか?
A2:2015年前期の『まれ』です。主人公の津村希を演じ、パティシエを目指す女性の成長を表現しました。
Q3:『おひさま』で演じた役名は何ですか?
A3:木村ハナです。主人公・須藤陽子の教え子で、戦後の厳しい時代を生きる女性として登場しました。
Q4:『花子とアン』では何役でしたか?
A4:主人公・安東はなの妹である安東もも役です。吉高由里子が主人公を演じ、土屋は物語の家族関係に深く関わる妹を演じました。
Q5:『まれ』のオーディションには何人が参加しましたか?
A5:2020人です。2014年7月31日にヒロイン決定が発表され、土屋太鳳が選ばれました。
Q6:『まれ』は朝ドラ第何作ですか?
A6:第92作です。2015年3月30日から9月26日まで、全156回が放送されました。
Q7:土屋太鳳は2026年現在も朝ドラに出演していますか?
A7:2026年11月4日時点で、2015年の『まれ』以降、新たな朝ドラ出演は所属事務所の公開プロフィールでは確認できません。一方、映画や舞台などで俳優活動を続けています。
【プロの結論】土屋太鳳の朝ドラ出演歴から分かる3つのポイント
土屋太鳳の朝ドラ出演歴を振り返ると、単に出演作品が3つあるというだけではなく、役者としての成長過程が見えてきます。
特に押さえておきたいのは、次の3点です。
1. 朝ドラ出演順は『おひさま』→『花子とアン』→『まれ』
2011年から2015年までの間に、教え子、主人公の妹、ヒロインという順番で役柄が変化しました。
2. 『まれ』は2020人の中から選ばれた転機
土屋太鳳は朝ドラ出演3作目でヒロインに抜てきされました。過去の出演経験に加え、最終オーディションでの熱意や制作側からの評価も注目された出来事です。
3. 2026年現在も活動領域を広げている
映画や舞台、声優としての仕事など、活動の幅は広がっています。朝ドラのヒロイン経験は、現在まで続く俳優キャリアの重要な出発点の一つです。
土屋太鳳の朝ドラ出演作を調べる際には、『まれ』だけでなく、その前の2作品も合わせて確認するのがおすすめです。3作品を順番に見ることで、脇役から主演へと進んだ彼女の歩みや、作品ごとに異なる演技の魅力をより深く理解できます。