2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた侍ジャパン。大谷翔平、ダルビッシュ有、佐々木朗希、山本由伸ら国内外のスター選手が集結し、日本中を熱狂させたチームは、どのようなメンバーで構成されていたのでしょうか。
2026年現在、WBC2023の日本代表メンバーを振り返るうえで押さえておきたいのは、1月26日に発表された当初の登録予定30人と、大会中の負傷による変更を経た最終登録30人は同じではないという点です。鈴木誠也の出場辞退、牧原大成の追加招集、栗林良吏の途中離脱、山﨑颯一郎の登録という経緯がありました。
【まず結論】WBC2023日本代表メンバーは最終的に30人!

2023年大会の侍ジャパンは、栗山英樹監督のもとで編成された30人の代表チームです。
日本野球代表の公式発表によると、2023年1月26日に登録予定の30選手が発表されました。その後、負傷による選手変更が行われ、3月14日に公表された大会最終登録名簿には、投手15人、捕手3人、内野手8人、外野手4人が掲載されています。
特に注目されたのは、大谷翔平とダルビッシュ有というメジャーリーグのスター選手に加え、佐々木朗希や山本由伸といった日本球界を代表する投手がそろったことです。
打線には村上宗隆、岡本和真、吉田正尚、近藤健介らが名を連ね、日系メジャーリーガーのラーズ・ヌートバーも初めて侍ジャパンに選ばれました。
なお、以下の所属球団はすべて2023年大会当時のものです。2026年現在の所属球団とは異なる場合があります。
【完全一覧】WBC2023侍ジャパン最終登録30人の背番号と所属球団
投手15人投手陣はチーム全体の半数を占める15人。先発、中継ぎ、抑えまで幅広い役割を担える選手が集められました。
- 11番・ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)
- 12番・戸郷翔征(読売ジャイアンツ)
- 13番・松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 14番・佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)
- 15番・大勢(読売ジャイアンツ)
- 16番・大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
- 17番・伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)
- 18番・山本由伸(オリックス・バファローズ)
- 21番・今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)
- 22番・湯浅京己(阪神タイガース)
- 26番・宇田川優希(オリックス・バファローズ)
- 28番・髙橋宏斗(中日ドラゴンズ)
- 29番・宮城大弥(オリックス・バファローズ)
- 47番・高橋奎二(東京ヤクルトスワローズ)
- 63番・山﨑颯一郎(オリックス・バファローズ)
当初の登録予定メンバーには、20番の栗林良吏が入っていました。しかし、大会中に腰の張りが原因で登録を抹消され、山﨑颯一郎が代わって登録されています。
そのため、最終登録30人を確認するときは、栗林ではなく山﨑の名前を掲載する必要があります。
捕手3人捕手は3人。異なる特徴を持つ選手がそろい、投手陣を支える重要なポジションを担いました。
- 10番・甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)
- 24番・大城卓三(読売ジャイアンツ)
- 27番・中村悠平(東京ヤクルトスワローズ)
甲斐拓也は強肩と守備力、中村悠平は経験豊富なリード、大城卓三は打撃面も含めた総合力が特徴です。投手の持ち味を引き出す捕手陣の構成も、チーム編成の要点でした。
内野手8人内野手は当初の7人から、鈴木誠也の辞退に伴う牧原大成の追加招集によって8人となりました。
- 1番・山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)
- 2番・源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)
- 3番・牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)
- 5番・牧原大成(福岡ソフトバンクホークス)
- 7番・中野拓夢(阪神タイガース)
- 25番・岡本和真(読売ジャイアンツ)
- 33番・山川穂高(埼玉西武ライオンズ)
- 55番・村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)
山田哲人、源田壮亮、牧秀悟らは攻守のバランスに優れ、岡本和真、山川穂高、村上宗隆は長打力を期待された中心選手です。
牧原大成は内野を中心に複数ポジションを守れるユーティリティープレーヤー。外野手の代替として招集されながら、公式登録上は内野手として名を連ねました。
外野手4人最終登録の外野手は4人です。鈴木誠也が辞退したことで、当初の5人から1人減りました。
- 8番・近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)
- 9番・周東佑京(福岡ソフトバンクホークス)
- 23番・ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)
- 34番・吉田正尚(ボストン・レッドソックス)
近藤健介は出塁能力と打撃技術、周東佑京は俊足を生かした走塁、ヌートバーは積極的なプレーと強肩、吉田正尚は高い打撃力が持ち味です。
特にヌートバーは、侍ジャパンに初めて選出された日系メジャーリーガーとして大きな注目を集めました。
以上が、2023年大会の最終登録30人です。選手名や背番号は大会公式の日本代表ロースターと侍ジャパン公式発表に基づいています。
【選考理由を分析】栗山英樹監督が重視した投手力と選手の多様性
栗山英樹監督が編成した2023年の日本代表には、明確なチーム構想がありました。それは、投手陣を厚くし、守りを軸に試合を組み立てることです。
投手15人という異例の厚み2023年1月26日のメンバー発表会見で、栗山監督は投手を15人選んだ理由について説明しました。
「投手力で我慢して勝つということを決めたからには、投手交代のところで“足りない”ことは許されないので厚みを増そうと決めました」
この発言から読み取れるのは、単に有名な投手を集めたのではなく、試合展開に応じて継投できる選手層を重視したということです。
また、当時のWBCではワンポイント継投ができないルールも考慮されました。栗山監督は左投手か右投手かという左右の相性だけでなく、実際に良い球を投げられる投手を選ぶ考えを示しています。
宇田川優希を選んだ理由投手陣の中で注目されたのが、オリックスの宇田川優希です。
宇田川は2022年シーズン途中に育成選手から支配下登録され、日本シリーズでも存在感を示しました。栗山監督は、走者を背負った場面で力を発揮するフォークと、最速159キロのストレートを評価しています。
実績のあるベテランだけでなく、短期間で大きく成長した若手も起用する。こうした選考姿勢が、投手陣の厚みにつながりました。
ヌートバーを選出した背景ラーズ・ヌートバーの選出も、2023年大会を象徴する決断でした。
栗山監督は公式会見で、ヌートバーの強肩、一球ごとに全力でプレーする姿勢、学び続ける能力を評価したと説明しています。
日本のプロ野球経験者だけで構成するのではなく、メジャーリーグで活躍する日系選手も加えることで、チームに新しい力を取り込んだのです。
侍ジャパンの公式会見レポートでは、投手15人の構成や宇田川の選出理由、ヌートバーへの期待が詳しく紹介されています。
【時系列で検証】鈴木誠也・牧原大成・栗林良吏・山﨑颯一郎の変更経緯
WBC2023のメンバーを調べる際、特に混乱しやすいのが大会前後の選手変更です。発表時期を追うと、当初の30人と最終登録30人の違いが明確になります。
| 日付 | 選手・出来事 | 変更内容と背景 |
|---|---|---|
| 2023年1月6日 | 12選手を先行発表 | 大谷翔平、ダルビッシュ有らの出場を先に公表。 |
| 2023年1月26日 | 登録予定30人を発表 | 栗山英樹監督が残る18人を含む30人の構成を公表。 |
| 2023年2月28日 | 鈴木誠也が辞退 | 左脇腹の負傷により出場を断念。 |
| 2023年3月1日 | 牧原大成を追加招集 | 鈴木の代替選手として登録。 |
| 2023年3月14日 | 栗林良吏が登録抹消 | 腰の張りによる離脱。山﨑颯一郎が追加登録。 |
当初、外野手として背番号51を与えられていた鈴木誠也は、2023年2月28日にWBC出場辞退が発表されました。
MLB公式報道によると、鈴木は所属するシカゴ・カブスの春季キャンプ中に左脇腹を負傷。検査の結果、中程度の左腹斜筋の損傷と診断されました。
無理をして大会に出場すれば、所属球団でのシーズン開幕にも影響する可能性がありました。日本代表にとっては大きな戦力ダウンでしたが、負傷からの回復を優先する判断となりました。
鈴木誠也の代役に牧原大成が選ばれた理由鈴木の辞退を受けて、3月1日に追加招集が発表されたのがソフトバンクの牧原大成です。
牧原は内野だけでなく外野も守れる選手で、複数ポジションに対応できる守備力と走力が特徴です。外野手の鈴木と同じポジションの選手を単純に補充するのではなく、チーム全体の柔軟性を高められる選手が選ばれました。
実際、最終登録では牧原が内野手として登録され、内野手8人、外野手4人という構成になっています。
栗林良吏は腰の張りで途中離脱もう一つの大きな変更は、広島東洋カープの栗林良吏です。
栗林は大会前から守護神候補として期待されていました。しかし、2023年3月9日の中国戦に向けた調整中に腰の違和感を覚え、その後もコンディションが整わず、1次ラウンドの4試合で登板できませんでした。
栗山監督は、選手の将来を守ることを優先して登録抹消を決断。3月14日に侍ジャパン公式サイトから、背番号20の栗林に代わって背番号63の山﨑颯一郎が登録されたと発表されました。
山﨑颯一郎の追加招集で投手陣を再編栗林の代役となった山﨑颯一郎は、オリックス・バファローズに所属する右腕です。
山﨑はWBC使用球での実戦経験もあり、強化試合でも登板していました。大会中の追加招集によって、侍ジャパンの投手陣に加わっています。
この変更は、単なる名簿上の入れ替えではありません。大会期間中にコンディションを見極め、選手の健康とチームの勝利を両立させるという代表チームの判断が表れた出来事でした。
なお、公式発表上の登録変更は、鈴木から牧原への変更が3月1日、栗林から山﨑への変更が3月14日です。
【注目選手を深掘り】大谷翔平・ダルビッシュ有・ヌートバーの存在感
大谷翔平:投打二刀流で大会MVPを獲得2023年WBCの象徴的な存在となったのが大谷翔平です。
当時はロサンゼルス・エンゼルスに所属。背番号16を背負い、投手としてだけでなく打者としてもチームを支えました。
特に決勝のアメリカ戦では、最終回に救援登板。最後の打者となったマイク・トラウトを三振に仕留め、日本の優勝を決定づけました。
大会MVPにも選出され、投手と指名打者の両部門で大会ベストナインに選ばれています。
ダルビッシュ有:経験と実績でチームを支えたベテラン背番号11のダルビッシュ有は、当時サンディエゴ・パドレスに所属していました。
メジャーリーグで長年活躍してきた経験を持ち、若手選手が多い侍ジャパンの中で大きな存在感を発揮しました。
特に宮崎での事前合宿では、代表選手たちと交流しながら大会に向けた準備を進めました。大谷や佐々木朗希らとともに、世界一を目指す投手陣の中心的存在として注目されました。
ラーズ・ヌートバー:日本代表に新しい風を吹き込んだ選手背番号23のラーズ・ヌートバーは、セントルイス・カージナルスに所属していた外野手です。
母親が日本人の日系メジャーリーガーで、2023年大会では初めて侍ジャパンに選出されました。
積極的な走塁、強肩、全力でプレーする姿勢によって、試合中だけでなくベンチでもチームを盛り上げました。
ヌートバーの存在は、侍ジャパンが国内プロ野球の枠を超えて、国際的な選手構成を取り入れた象徴的な事例でもあります。
【優勝メンバーの実績】2023年WBCで侍ジャパンが世界一になった理由
2023年3月22日、日本代表はアメリカ代表との決勝戦に3対2で勝利しました。これにより、2009年以来となる3大会ぶり3度目のWBC制覇を達成しています。
日本代表は1次ラウンドを4戦全勝で突破。準々決勝ではイタリアを9対3で下し、準決勝ではメキシコに6対5で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めました。
決勝では、村上宗隆や岡本和真らの打撃で得点を重ね、最後は大谷翔平がマウンドに上がりました。大谷とトラウトの対決は、2023年大会を象徴する場面として世界中で報じられました。
大会の主な結果は次のとおりです。
- 優勝:日本
- 準優勝:アメリカ
- 決勝スコア:日本3対2アメリカ
- 大会MVP:大谷翔平
- ベストナイン投手:大谷翔平
- ベストナイン外野手:吉田正尚
- ベストナイン指名打者:大谷翔平
この結果は、単にスター選手を集めたから生まれたものではありません。投手陣の層の厚さ、複数ポジションを守れる選手の存在、状況に応じた采配、そして選手同士の連携が組み合わさった成果でした。
侍ジャパン公式の2023年大会記録でも、日本の優勝と大谷翔平のMVP獲得が確認できます。
【プロの結論】WBC2023メンバーを調べるときに間違えやすい3つのポイント
2026年にWBC2023の選手名簿を調べる場合、特に注意したいのは、発表時点によって掲載選手が異なることです。
1. 1月26日の30人と大会最終登録30人は異なる1月26日に発表された30人は登録予定メンバーです。その後、鈴木誠也と栗林良吏の変更がありました。
最終登録を知りたい場合は、3月14日時点の公式ロースターを基準にする必要があります。
2. 牧原大成は外野手ではなく内野手登録鈴木誠也の代わりとして招集されたため、牧原を外野手として紹介している情報もあります。しかし、大会公式の最終登録では内野手に分類されています。
選手の守備能力と大会の登録ポジションは必ずしも一致しません。この違いを理解すると、30人の構成を正確に把握できます。
3. 栗林良吏と山﨑颯一郎は同時に最終登録されたわけではない栗林は当初の登録予定メンバーに含まれていましたが、腰の張りで離脱しました。代わりに登録されたのが山﨑です。
両選手を最終登録30人に同時に含めると人数が合わなくなります。歴史的な名簿を作る際は、選手変更の時系列を確認することが大切です。
また、鈴木誠也は大会前に出場を辞退しているため、2023年の優勝時の最終登録30人には含まれません。
【よくある質問】WBC2023メンバーに関するFAQ
Q1:WBC2023の日本代表メンバーは全部で何人ですか?
A1:大会最終登録は30人です。投手15人、捕手3人、内野手8人、外野手4人で構成されました。
Q2:WBC2023の日本代表メンバーはいつ発表されましたか?
A2:2023年1月6日に12人が先行発表され、1月26日に登録予定30人が発表されました。その後、負傷による変更を経て、3月14日に最終登録名簿が公表されました。
Q3:WBC2023で鈴木誠也の代わりに選ばれた選手は誰ですか?
A3:福岡ソフトバンクホークスの牧原大成です。鈴木が左脇腹を負傷して出場を辞退したため、2023年3月1日に追加招集されました。
Q4:栗林良吏の代わりに選ばれた投手は誰ですか?
A4:オリックス・バファローズの山﨑颯一郎です。栗林は腰の張りによって離脱し、2023年3月14日に山﨑が追加登録されました。
Q5:WBC2023で大谷翔平の背番号はいくつでしたか?
A5:背番号16です。投手として登録され、打者としても出場。大会MVPを獲得しました。
Q6:WBC2023でヌートバーはどこの球団に所属していましたか?
A6:当時はMLBのセントルイス・カージナルスに所属していました。背番号23で侍ジャパンに選出され、日系メジャーリーガーとして初めて日本代表に選ばれた選手となりました。
Q7:WBC2023で日本は優勝しましたか?
A7:優勝しました。2023年3月22日の決勝でアメリカを3対2で破り、3大会ぶり3度目の世界一を達成しています。
WBC2023の日本代表は、大谷翔平、ダルビッシュ有、佐々木朗希、山本由伸らを中心とした投手15人、捕手3人、内野手8人、外野手4人の計30人で構成されました。
大会前には鈴木誠也の負傷による辞退と牧原大成の追加招集があり、大会中には栗林良吏の腰の張りによる離脱と山﨑颯一郎の追加登録がありました。
こうした変更を経て完成したチームは、決勝でアメリカを破り、3度目のWBC優勝を達成。大谷翔平の大会MVPをはじめ、選手それぞれが世界一に向けて役割を果たしました。
2026年に改めて当時のメンバーを確認するなら、最初の発表名簿だけでなく、3月14日時点の最終登録30人を基準にすることがポイントです。背番号、所属球団、選手変更の経緯を合わせて確認すれば、2023年の侍ジャパンがどのようなチームだったのかを正確に理解できます。
主な参照資料
- 侍ジャパン公式「WBC登録予定30選手を発表」
- 侍ジャパン公式「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 出場選手一覧」
- 侍ジャパン公式「出場選手の辞退・変更について」
- MLB公式「鈴木誠也のWBC出場辞退について」
- 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC公式大会記録