セブン‐イレブンのスイーツは、2022年にどの商品が最も支持されていたのか。春・夏・秋・冬の購入者率を比較すると、年間を通じて人気を集めたシュークリームだけでなく、夏の「ふんわりクリームシフォン」や秋の「シュー・パティシエール」など、季節によって主役が入れ替わる興味深い結果が見えてくる。
フェリカネットワークスのIDレシート購買データをもとに、2022年の季節別ランキングを検証。加えて、2026年1月28日に発表されたモデルプレス読者のベストスイーツランキングや、2026年版の購買データとも比較する。2022年の人気商品、購入者率、購入者あたり購入数、価格・カロリーまで整理した。
【先に結論】セブンイレブンスイーツランキング2022は季節ごとに首位が違う

2022年のセブンスイーツ人気ランキングを確認すると、春夏秋冬でトップ商品が異なる。年間を通じた単独の総合1位ではなく、3か月単位の購買データで見ることが、当時の人気を正確に理解するポイントだ。
ランキングの集計期間は次の4区分となっている。
- 春:2022年3月~5月
- 夏:2022年6月~8月
- 秋:2022年9月~11月
- 冬:2022年12月~2023年2月
ここで注目したいのが、シュークリーム系商品の安定感だ。春は「シュー・ア・ラ・クレーム」、夏は「シュー・パティシエール」が上位に入り、秋も「シュー・パティシエール」が首位を獲得。冬には「窯焼きシューとろ生カスタード」が1位となった。
つまり、2022年のセブン‐イレブンでは、季節限定の商品が注目を集める一方、カスタードを中心としたシュー系スイーツが継続的に選ばれていた。
【春・夏ランキング】シュークリームとふんわりクリームシフォンが人気
春1位はシュー・ア・ラ・クレーム2022年春の購入者率トップは「シュー・ア・ラ・クレーム」。購入者率は10.6%、購入者あたり購入数は1.2個だった。
2位は「焼きチョコシュー」で購入者率8.1%。3位には「ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー」が入り、購入者率は6.6%、購入者あたり購入数は1.4個だった。
4位の「こだわりチョコのカスタードエクレア」も5.7%を記録。上位4商品を見ると、カスタードやチョコレートを使った洋菓子が強かったことがわかる。
特にダブルクリームのシューは、春だけでなく夏以降も上位を維持している。カスタードの濃厚さとホイップの軽さを同時に楽しめる構成が、幅広い購入者に受け入れられたと考えられる。
夏1位はふんわりクリームシフォン2022年夏の首位は「ふんわりクリームシフォン」。購入者率は9.2%、購入者あたり購入数は1.3個だった。
2位は「シュー・パティシエール」で8.8%。3位は「ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー」で8.0%となった。
春の1位だったシュー・ア・ラ・クレームに代わり、夏はシフォンケーキを使ったカップスイーツがトップに立った点が特徴的だ。
ふんわりクリームシフォンは、シフォン生地とホイップクリームを組み合わせたボリューム感のある商品。2022年6月発売時の商品情報では、価格は345円(税込)、カロリーは450kcalだった。
シュークリームよりもボリュームのあるデザートを楽しみたい人に適した商品であり、夏のランキングで高い購入者率を記録したことは、定番の洋菓子以外にも需要が広がっていたことを示している。
また、7位には「もちもちリングシュガー」がランクイン。購入者率4.4%、購入者あたり購入数1.4個だった。ドーナツ系のもちもちした食感も、2022年の人気を支えた要素の一つだ。
【秋・冬ランキング】シュー・パティシエールとカカオ香るエクレアが躍進
秋はシュー・パティシエールが購入者率8.3%で1位2022年秋のランキングでは、「シュー・パティシエール」が購入者率8.3%でトップとなった。
2位は「ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー」で7.4%。3位には「カカオ香るエクレアカスタード」が5.5%で入った。
さらに4位には「もちもちリングシュガー」と「イタリア栗のモンブラン」が並び、どちらも購入者率4.8%を記録している。
秋の特徴は、カスタード系の定番商品に加えて、栗や抹茶、かぼちゃなど、季節を感じさせる商品がランキングに登場したことだ。
「イタリア栗のモンブラン」は、2022年6月にも発売されていた商品で、渋皮付きのイタリア栗を使ったマロンペーストとホイップクリームを組み合わせたもの。セブン‐イレブンの公式発表では、当時の価格は320円(税込345.60円)だった。
冬は窯焼きシューとろ生カスタードが首位2022年冬のランキングでは、「窯焼きシューとろ生カスタード」が購入者率10.2%で1位に輝いた。
2位は「ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー」で8.2%。3位は「カカオ香るエクレアカスタード」で8.1%だった。
この3商品に共通するのは、シュー生地とクリームを中心にした洋菓子であること。特にダブルクリームのシューとカカオ香るエクレアは、秋から冬にかけても上位を維持している。
6位には「もちもちリングシュガー」が5.1%で入り、8位には「ふんわりクリームシフォン」が4.3%でランクイン。10位の「イタリア栗のモンブラン」も4.1%を記録した。
冬はチョコレート系や濃厚なクリーム系の存在感が強まる一方、シフォンやモンブランといった定番商品も一定の支持を集めていた。
【季節別ランキング一覧】購入者率と購入者あたり購入数を徹底比較
ここまで紹介した2022年のデータを、上位3商品ずつに整理した。数値はフェリカネットワークスのIDレシートデータに掲載された購入者率と購入者あたり購入数である。
| 季節・期間 | 順位 | 商品名 | 購入者率 | 購入者あたり購入数 |
|---|---|---|---|---|
| 春(3~5月) | 1位 | シュー・ア・ラ・クレーム | 10.6% | 1.2個 |
| 春(3~5月) | 2位 | 焼きチョコシュー | 8.1% | 1.2個 |
| 春(3~5月) | 3位 | ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー | 6.6% | 1.4個 |
| 夏(6~8月) | 1位 | ふんわりクリームシフォン | 9.2% | 1.3個 |
| 夏(6~8月) | 2位 | シュー・パティシエール | 8.8% | 1.2個 |
| 夏(6~8月) | 3位 | ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー | 8.0% | 1.5個 |
| 秋(9~11月) | 1位 | シュー・パティシエール | 8.3% | 1.2個 |
| 秋(9~11月) | 2位 | ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー | 7.4% | 1.4個 |
| 秋(9~11月) | 3位 | カカオ香るエクレアカスタード | 5.5% | 1.2個 |
| 冬(12月~翌2月) | 1位 | 窯焼きシューとろ生カスタード | 10.2% | 1.4個 |
| 冬(12月~翌2月) | 2位 | ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー | 8.2% | 1.4個 |
| 冬(12月~翌2月) | 3位 | カカオ香るエクレアカスタード | 8.1% | 1.4個 |
出典:フェリカネットワークス「IDレシートBIツール・セブンイレブン人気スイーツランキング」。一部商品は集計対象に含まれない場合がある。
この表から読み取れるのは、単にシュークリームが強かったという結果だけではない。
特に注目したいのは、ダブルクリームのカスタード&ホイップシューが春から冬まで4シーズン連続でトップ3に入っていることだ。
夏には購入者あたり購入数1.5個を記録している。これは購入者1人あたりの平均購入数量であり、必ずしも複数回の来店やリピート率を意味するものではない。それでも、1人が複数個購入するケースを含め、まとまった購入数量があったことを示す。
一方、シュー・パティシエールは夏2位、秋1位と安定した結果を残した。カカオ香るエクレアカスタードも秋3位、冬3位と、チョコレート系の人気商品として存在感を示している。
なお、購入者率とは、セブン‐イレブンのスイーツカテゴリにおける総購入者数のうち、その商品を購入した人の割合を指す。売上金額のシェアや販売個数の構成比とは異なる指標だ。
【価格・カロリー比較】2022年の人気スイーツはどれがお得だった?
ランキング上位の商品を選ぶ際、味や人気だけでなく、価格とカロリーも気になるところだ。2022年当時の商品情報を確認できる代表的な商品を比較する。
- シュー・パティシエール:税込172.80円/194kcal。濃厚なカスタードと香ばしいシュー生地を楽しみたい人向け。
- ダブルクリームのカスタード&ホイップシュー:税込162円/282kcal。カスタードとホイップの両方を味わえる満足感重視の商品。
- カカオ香るエクレアカスタード:税込159.84円/233kcal。チョコレートの風味を楽しみたい人に適した商品。
- ふんわりクリームシフォン:税込345円/450kcal。ボリューム感のあるカップスイーツ。
- イタリア栗のモンブラン:税込345.60円/255kcal。栗の風味とクリームの組み合わせを楽しめる商品。
価格・栄養成分の出典は、セブン‐イレブンの2022年公式商品発表、日本食糧新聞の2022年10月調査、当時の商品情報・栄養成分記録。地域や販売時期、規格による差がある。
価格だけを見ると、シュー・パティシエールやダブルクリームシュー、エクレアは比較的購入しやすい価格帯にまとまっている。
カロリーでは、ふんわりクリームシフォンの450kcalが目立つ。これはカップスイーツとしてのボリューム感を反映した数値だ。軽めのスイーツを選びたい人には、194kcalのシュー・パティシエールが比較的選びやすい。
ただし、カロリーが低い商品が必ずしも満足度の高い商品とは限らない。クリームの量、食べ応え、価格とのバランスを考えて選ぶことが大切だ。
【2026年最新ランキング】とろ生食感チーズケーキとクワトロチョコエクレアが上位に
2026年のセブンスイーツ人気を確認するうえで注目したいのが、2026年1月28日に発表されたモデルプレスの読者ランキングだ。
このランキングは、モデルプレス読者を対象にした試食会の参加者アンケートをもとに作成された。2022年のIDレシート購買データとは調査方法が異なるため、順位を直接比較するのではなく、読者が評価した商品や人気カテゴリーの変化を見る材料として扱いたい。
2026年モデルプレス読者ベストスイーツTOP10- 1位:とろ生食感チーズケーキ
- 2位:クワトロチョコエクレア
- 3位:ぷるるんわらび餅 8個入り
- 4位:こだわり卵の濃厚カスタードシュー
- 5位:雲どら つぶあん&ホイップ
- 6位:イタリア栗の7層モンブラン
- 7位:濃厚ミルク寒天
- 8位:もちもち生地のチョコバナナクレープ
- 9位:こだわり卵のたっぷりホイップWシュー
- 10位:つぶあんたっぷり 豆大福
1位の「とろ生食感チーズケーキ」は、税込291.60円。クリームをふんだんに使用し、高温短時間で焼き上げることで、ベイクドチーズケーキでありながらレアのようなとろける食感を実現した商品だ。底面のビスケットが食感のアクセントになっている。
2位の「クワトロチョコエクレア」は税込397.44円。4種類のチョコ具材を使用し、パキッとしたチョココーティングと、ふわっとしたクリームの食感を組み合わせている。チョコクリームにはクーベルチュールチョコを使用している。
4位の「こだわり卵の濃厚カスタードシュー」は税込172.80円。2022年に上位を占めたシュー系商品と同じく、カスタードを中心とした王道の洋菓子だ。
6位には「イタリア栗の7層モンブラン」もランクイン。2022年秋の「イタリア栗のモンブラン」と同じ栗系スイーツの系譜にある商品で、7層の構造やビスケットの食感が特徴となっている。
なお、今回のモデルプレス調査では女性が95.7%、男性が4.3%。年代別では20代が40.4%、30代が27.7%を占めていた。試食会参加者の回答をもとにしたランキングであり、全国の全購入者を対象にした販売数量ランキングではない点に注意したい。
2026年の購買データでもシューとエクレアは強いフェリカネットワークスが公開する2026年版のセブン‐イレブンスイーツランキングには、2025年冬(2025年12月~2026年2月)のIDレシート購買データも掲載されている。
同期間の購入者率トップ3は次のとおりだ。
- 1位:濃厚カスタードのエクレア・6.0%
- 2位:たっぷりホイップのダブルシュー・5.8%
- 3位:濃厚バニラのカスタードシュー・5.4%
加えて、クワトロチョコエクレアは7位タイ、とろ生食感チーズケーキは9位に入っている。
2022年冬にダブルクリームシューやカカオ香るエクレアが上位に入ったことを考えると、シューやエクレアという商品カテゴリーは、2026年においても購入者を集めている。
ただし、2022年の商品と2026年の商品は、名称や配合、製法が異なる。人気カテゴリーが継続していることと、同一商品が同じ人気を保っていることは区別する必要がある。
セブン‐イレブン自身も2026年1月22日の公式発表で、スイーツのパッケージや商品構成を刷新。「しあわせ食感」をコンセプトに掲げ、とろ生食感チーズケーキやクワトロチョコエクレアなどを展開した。食感を商品価値の中心に据える動きが、2026年の人気商品にも表れている。
【プロの結論】2022年から2026年まで支持されるセブンスイーツの共通点
2022年と2026年のランキングを並べると、セブン‐イレブンのスイーツには3つの特徴が浮かび上がる。
1. カスタードとホイップは長く支持される定番カテゴリー2022年はシュー・ア・ラ・クレーム、シュー・パティシエール、ダブルクリームのカスタード&ホイップシューが上位に入った。2026年も濃厚カスタードシューやダブルシューが読者ランキングと購買データの双方に登場している。
カスタードの濃厚さとホイップの軽さを組み合わせる構成は、幅広い世代に受け入れられやすい。商品名や配合が変わっても、カテゴリーとしての強さが続いている。
2. 食感の差別化が商品選びの決め手になっている2022年には、シュー・パティシエールのしっかりした生地、ふんわりクリームシフォンの軽い口当たり、もちもちリングシュガーの弾力が支持された。
2026年には、とろ生食感チーズケーキのなめらかさや、クワトロチョコエクレアのパキッとした食感が評価されている。
単純に甘いだけではなく、口に入れた瞬間の食感や、食べ進めるときの変化が商品価値になっている点は共通している。
3. 季節限定商品と定番商品を使い分けることが満足度につながる春はシュークリーム、夏はシフォン、秋はモンブランや抹茶、冬はチョコレートや濃厚クリーム系というように、季節によって選びたいスイーツは変わる。
いつも同じ商品を選ぶだけでなく、季節の限定商品を試しながら、自分の好みに合う定番商品を見つける楽しみもある。
どんな人におすすめ?選び方の基準- 濃厚なカスタードが好きな人:シュー・パティシエールやこだわり卵の濃厚カスタードシュー。
- クリームをたっぷり楽しみたい人:ダブルクリーム系のシュー。
- チョコレートが好きな人:カカオ香るエクレアやクワトロチョコエクレア。
- ボリューム重視の人:ふんわりクリームシフォン。
- 栗の風味を楽しみたい人:イタリア栗のモンブラン。
- 食感を重視する人:とろ生食感チーズケーキやもちもち系のドーナツ。
一方、価格を抑えたい人は、300円台後半のご褒美系スイーツよりも、シュークリームなどの定番商品を選ぶと購入予算を調整しやすい。カロリーを気にする場合は、商品ごとの栄養成分表示を確認してから選ぶのが確実だ。
【セブンイレブンスイーツランキング2022】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年に最も人気があったセブンイレブンスイーツは何ですか?
A1:季節によって異なる。春はシュー・ア・ラ・クレームが購入者率10.6%で1位、夏はふんわりクリームシフォンが9.2%で1位、秋はシュー・パティシエールが8.3%で1位、冬は窯焼きシューとろ生カスタードが10.2%で1位だった。
Q2:2022年に最も安定して人気だった商品は何ですか?
A2:ダブルクリームのカスタード&ホイップシューだ。春・夏・秋・冬のすべてでトップ3に入り、購入者率も6.6~8.2%を記録している。
Q3:シュー・パティシエールは何位でしたか?
A3:2022年夏は2位で購入者率8.8%、秋は1位で8.3%だった。厚みのある生地と濃厚なカスタードクリームが特徴で、当時の公式発表価格は税込172.80円だった。
Q4:2026年のセブンスイーツ人気ランキング1位は何ですか?
A4:2026年1月28日に発表されたモデルプレス読者ランキングでは、とろ生食感チーズケーキが1位。2位はクワトロチョコエクレアだった。
Q5:2022年の人気スイーツは2026年も購入できますか?
A5:2022年当時の商品が、そのまま現在も販売されているとは限らない。商品名やレシピ、価格、販売地域が変更される場合がある。2026年は濃厚カスタードシューやダブルシュー、クワトロチョコエクレアなど、同じカテゴリーの新しい商品が展開されている。
セブンイレブンスイーツランキング2022を季節別に振り返ると、春はシュー・ア・ラ・クレーム、夏はふんわりクリームシフォン、秋はシュー・パティシエール、冬は窯焼きシューとろ生カスタードがそれぞれ首位を獲得した。
特にダブルクリームのカスタード&ホイップシューは4シーズン連続でトップ3に入り、2022年の定番人気を象徴する商品となった。
2026年の読者ランキングでは、とろ生食感チーズケーキとクワトロチョコエクレアが上位に登場。現在の購買データでもシューやエクレアの強さが確認できる。
2022年から2026年までを通して見えてくるのは、定番のクリーム系スイーツを軸にしながら、食感や素材に新しい魅力を加えた商品が支持されていることだ。
過去のランキングを参考にするなら、単純な順位だけでなく、購入者率、購入者あたり購入数、価格、カロリーを合わせて確認したい。2022年の売れ筋を知ることは、2026年のセブンスイーツを選ぶ際にも役立つ判断材料になる。