戸崎圭太騎手の落馬が大きな注目を集めたのは、2025年11月30日に東京競馬場で開催された第45回ジャパンカップです。ダノンデサイルに騎乗して3着でゴールした直後、空馬となっていたアドマイヤテラを避けようとした際に他馬と交錯し、戸崎騎手が落馬するアクシデントが発生しました。
負傷したのは左膝付近で、ラチの支柱に足を強打したと報じられています。当初は足の腫れや内出血が確認され、松葉づえで取材に応じる姿も見られました。しかし、検査では骨や靱帯に異常はなく、12月にはレースへの騎乗を再開しています。さらに2026年11月現在は、ダノンデサイルとのコンビで天皇賞(秋)を制するなど、第一線で活躍しています。
【発生日とレースを特定】戸崎圭太の落馬は2025年ジャパンカップのゴール後

戸崎圭太騎手が落馬したのは、2025年11月30日(日曜)の東京競馬場、第12レースとして行われたジャパンカップです。
騎乗馬は、2024年の日本ダービーを制したダノンデサイル。安田翔伍厩舎の4歳牡馬で、戸崎騎手とのコンビで世界の強豪が集まる芝2400メートルの大一番に挑みました。
レースでは、フランスから遠征したカランダガンがレコードタイム2分20秒3で優勝。C.ルメール騎手のマスカレードボールが2着、戸崎騎手のダノンデサイルが3着という結果でした。
問題の落馬は、競走中ではなくゴールを通過した後に発生しています。レースそのものは3着で確定しており、落馬によってダノンデサイルの入線順位が変更されたわけではありません。
JRAの公式成績でも、ダノンデサイルの3着とアドマイヤテラの競走中止が記録されています。つまり、戸崎騎手の落馬はレース中の走行中に発生したものではなく、入線後の馬の動きが重なったことで起きた事故でした。
【落馬の原因と経緯】アドマイヤテラとマスカレードボールの接触が関係
今回の事故を理解するうえで重要なのが、レース序盤に発生したアドマイヤテラの落馬です。
スタート直後に川田将雅騎手が落馬ジャパンカップでは、川田将雅騎手が騎乗していたアドマイヤテラが、スタート直後につまずくように前のめりとなり、川田騎手が落馬しました。
騎手がいなくなったアドマイヤテラは空馬となり、そのまま競走を続ける形になりました。JRAは競走後、アドマイヤテラについて騎手、馬ともに異常なしと発表しています。
空馬は騎手の制御を受けないため、通常の競走馬とは異なる動きをする可能性があります。今回もゴール付近で他馬との距離が問題になる状況が生まれました。
ゴール後、戸崎騎手とルメール騎手が落馬報道によると、ゴール直後、空馬となっていたアドマイヤテラとの衝突を避けようと戸崎騎手が進路を変更。その際、ルメール騎手が騎乗していたマスカレードボールと交錯し、戸崎騎手とルメール騎手の双方が落馬するアクシデントとなりました。
この場面で注意したいのは、戸崎騎手がアドマイヤテラに直接接触して転落したと断定するのは正確ではないという点です。ダノンデサイルの安田翔伍調教師も映像を確認したうえで、馬自体は空馬と接触していないように見え、回避しようとした際に落馬したとの見方を示しています。
つまり、事故の発端はスタート直後のアドマイヤテラの落馬であり、入線後の落馬には空馬を避ける動きとマスカレードボールとの交錯が関係していました。
一連のアクシデントは、競走中の落馬とゴール後の接触事故を区別して理解する必要があります。
【負傷状況を検証】骨折はあった?左膝の腫れや内出血、その後の経過
落馬直後に心配されたのが、戸崎騎手の身体へのダメージです。
転倒した際にラチの支柱へ足を強打し、担架で運ばれました。その後、松葉づえを使用して取材に応じる姿が報道され、左膝を痛めたことが明らかになっています。
検査では骨や靱帯に異常なし2025年11月30日、戸崎騎手の公式YouTubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」の公式Instagramが、負傷状況について報告しました。
発表された内容では、検査で骨や靱帯に異常はなかった一方、足の腫れと内出血が確認されたとのことでした。また、転倒時にはラチの支柱に足を強打していたと伝えられています。
この情報から、2025年のジャパンカップでの落馬については、右肘などの骨折が発生したという事実はありません。少なくとも当時の検査報告では、骨折や靱帯損傷は確認されていませんでした。
12月3日には騎乗再開の見通しを説明12月1日の続報では、引き続き診察を受けた結果、大事には至らない見込みと発表されました。
そして12月3日、美浦トレーニングセンターで本人が取材に応じ、身体の状態を説明しています。
「レントゲン撮って骨も靱帯も異常がなかったので、大丈夫と思っていた」
戸崎騎手は、左膝の腫れは残っていたものの、膝を曲げることができ、想定していたよりも状態は良かったと説明しました。
当初は翌週の騎乗予定も回復次第とされていましたが、診察を重ねた結果、騎乗に前向きな姿勢を示し、12月7日のチャンピオンズカップではナルカミに騎乗しています。
なお、同レースでは1番人気に支持されたナルカミが13着。戸崎騎手は復帰後の実戦に臨みましたが、結果は厳しいものとなりました。
負傷からの復帰という観点では、落馬から約1週間で再びGⅠの舞台に戻ったことが重要です。2025年の事故は、長期間の戦線離脱につながる骨折ではありませんでした。
【経緯と関係者を時系列で整理】2019年JBC落馬との違いも比較
戸崎圭太騎手の落馬歴を調べると、2025年のジャパンカップだけでなく、2019年のJBCレディスクラシックでの重大事故も検索されます。
ただし、両者は発生したレースも負傷部位も深刻度も異なります。今回のジャパンカップの事故と混同しないことが大切です。
戸崎圭太の落馬・負傷と関連馬の関係一覧| 時期・出来事 | 関係者・馬 | 確認された内容 |
|---|---|---|
| 2019年11月4日 JBCレディスクラシック | 戸崎圭太・モンペルデュ | 落馬により右肘開放骨折。11月6日に手術。 |
| 2025年11月30日 ジャパンカップ序盤 | 川田将雅・アドマイヤテラ | スタート直後に落馬。アドマイヤテラは空馬となり競走中止。 |
| 2025年11月30日 ジャパンカップ入線後 | 戸崎圭太・ダノンデサイル | 3着入線後、空馬を避ける動きのなかで落馬。左膝を強打。 |
| 2025年11月30日 ジャパンカップ入線後 | C.ルメール・マスカレードボール | 戸崎騎手との接触が報じられ、ルメール騎手も落馬。 |
| 2025年12月3日 | 戸崎圭太 | 骨・靱帯に異常なしと説明。翌週の騎乗に向けて回復。 |
| 2025年12月7日 | 戸崎圭太・ナルカミ | チャンピオンズカップで騎乗を再開。結果は13着。 |
| 2026年3月14日〜4月5日 | 戸崎圭太・ノビリシマビジョン | 中山9Rの進路の取り方を理由に9日間の騎乗停止。 |
| 2026年11月1日 | 戸崎圭太・ダノンデサイル | 天皇賞(秋)を優勝。現在も第一線で騎乗。 |
この比較で特に重要なのが2019年のJBCレディスクラシックです。
2019年JBC落馬では右肘の開放骨折2019年11月4日、浦和競馬場で開催されたJBCレディスクラシックで、戸崎騎手はモンペルデュに騎乗していました。
スタート直後に馬が内ラチへ激突する形となり、戸崎騎手は落馬。右肘の開放骨折と診断され、さいたま市内の病院へ搬送されました。
11月6日に手術が行われ、翌8日付のスポーツ紙では手術の成功が報じられています。当時は全治までの期間や復帰時期が未定とされるほどの大きな負傷でした。
2019年の事故と2025年のジャパンカップの事故を比べると、次のような違いがあります。
- 2019年:右肘の開放骨折。手術が必要となった重大事故。
- 2025年:左膝を強打。腫れと内出血はあったが、検査で骨や靱帯の異常は確認されなかった。
ネット検索では「戸崎圭太 右肘開放骨折」という情報が現在も表示されますが、これは2019年の事故に関するものです。2025年のジャパンカップの負傷と混同してはいけません。
【2026年最新情報】戸崎圭太の現在の騎乗状況と成績
2026年11月現在、戸崎圭太騎手は現役で騎乗を続けています。2025年のジャパンカップ後に長期休養へ入ったわけではなく、12月のチャンピオンズカップで復帰し、その後も重賞やGⅠで騎乗を重ねています。
2026年11月1日、天皇賞(秋)でダノンデサイルが優勝2026年の騎乗状況を象徴する結果が、11月1日に東京競馬場で行われた第174回天皇賞(秋)です。
戸崎騎手はダノンデサイルに騎乗し、4番人気から見事に優勝。勝ち時計は1分56秒7、2着ネブラディスクに2馬身半差をつける快勝でした。
この勝利は、2025年のジャパンカップで落馬した際と同じダノンデサイルとのコンビによるものです。両者が再びGⅠの舞台で結果を残した点は、今回の落馬事故後の騎乗状況を考えるうえでも注目されます。
JRAの公式レース結果にも、2026年11月1日の天皇賞(秋)で戸崎圭太騎手がダノンデサイルを優勝に導いたことが記録されています。
2026年の騎手成績11月2日更新の騎手成績データでは、2026年の戸崎騎手の成績は次のようになっています。
- 1着:70回
- 2着:88回
- 3着:73回
- 騎乗回数:547回
- 勝率:12.8%
- 連対率:28.9%
- 3着内率:42.2%
勝利数だけでなく、3着以内に入る割合も42.2%に達しています。騎乗回数547回という数字からも、継続して競馬に参加していることが分かります。
なお、これらは11月2日更新時点の集計値であり、2026年の年間最終成績ではありません。
2026年3月の騎乗停止は落馬事故とは別件2026年の戸崎騎手を検索すると、「3月に騎乗停止」という情報も見つかります。
これは2025年のジャパンカップでの負傷とはまったく別の出来事です。
2026年3月14日、中山競馬場9Rの房総特別で、戸崎騎手はノビリシマビジョンに騎乗していました。最後の直線で十分な間隔がない状態で先行馬を追い抜いたことについて、JRAが制裁を発表しています。
この件では、被害を受けたロートホルンの調教師から降着を求める申し立てもありました。しかし、JRAは着順を変更する事象とは認めず、到達順位どおりに確定しました。
一方、進路の取り方については戸崎騎手に対して3月28日から4月5日までの9日間、開催日4日間を含む騎乗停止処分が科されました。
この処分によって、高松宮記念のレイピアや大阪杯のダノンデサイルに騎乗できなくなったことも報じられています。
したがって、2026年3月の騎乗停止は競走中の進路に関する制裁であり、落馬による負傷や治療を理由とした休養ではありません。
【プロの結論】戸崎圭太の落馬を正しく理解する3つのポイント
今回の一連の情報を整理すると、戸崎圭太騎手の落馬をめぐる検索で混同されやすい論点は、大きく3つあります。
1. 2025年の落馬はレース終了後に発生した事故最も重要なのは、ジャパンカップでの落馬がゴール後に起きたという点です。
レース中に騎乗馬の制御を失った事故ではなく、スタート直後に落馬して空馬となったアドマイヤテラの動きと、ゴール後の他馬との交錯が関係しています。
事故の経緯を確認する際は、アドマイヤテラのスタート直後の落馬と、戸崎騎手・ルメール騎手の入線後の落馬を分けて見る必要があります。
2. 2019年の開放骨折と2025年の負傷は別物2019年のJBCレディスクラシックでは右肘の開放骨折を負い、手術が必要になりました。一方、2025年のジャパンカップでは左膝を強打したものの、骨や靱帯に異常はなかったと本人側から報告されています。
過去に大きな落馬事故を経験しているからといって、今回も同じような骨折が起きたと判断することはできません。
3. 2026年3月の騎乗停止は競馬の制裁負傷による休養と騎乗停止は、制度上も意味が異なります。
落馬による負傷は身体の状態に関する問題ですが、騎乗停止は競走中のルール違反に対する制裁です。戸崎騎手の場合、2026年3月の処分は進路の取り方に関するもので、2025年の落馬事故とは無関係です。
現在の騎乗状況を判断する際には、過去の負傷報道だけでなく、直近のJRA公式レース結果や騎手成績を確認することが適切です。
戸崎圭太の落馬に関するよくある質問(FAQ)
Q1:戸崎圭太騎手の落馬はいつ、どのレースで起きましたか?
A1:2025年11月30日の第45回ジャパンカップです。ダノンデサイルで3着に入線した直後、空馬となったアドマイヤテラを避けようとした際にマスカレードボールと交錯し、落馬しました。
Q2:戸崎圭太騎手はジャパンカップの落馬で骨折しましたか?
A2:骨折は確認されていません。左膝を強打して腫れや内出血が生じましたが、検査では骨や靱帯に異常はなかったと報告されています。
Q3:戸崎圭太騎手は2026年現在も騎乗していますか?
A3:はい。2026年11月現在も現役で騎乗しています。11月1日の天皇賞(秋)ではダノンデサイルに騎乗して優勝しました。
Q4:2019年のJBCでの落馬とは何が違いますか?
A4:2019年11月4日のJBCレディスクラシックでは右肘の開放骨折を負い、手術を受けました。2025年のジャパンカップでは左膝を強打しましたが、骨折や靱帯の異常は確認されていません。
Q5:2026年3月の騎乗停止は落馬が原因ですか?
A5:違います。2026年3月14日の中山9Rでの進路の取り方に関する制裁です。3月28日から4月5日まで9日間の騎乗停止となりましたが、負傷による休養ではありません。
戸崎圭太騎手の落馬事故は、2025年11月30日のジャパンカップで発生しました。ダノンデサイルで3着に入線した直後、スタート直後に落馬して空馬となったアドマイヤテラを避けようとした際に他馬と交錯し、戸崎騎手とルメール騎手が落馬する事態となりました。
戸崎騎手は左膝を強打し、腫れや内出血が確認されましたが、検査では骨や靱帯に異常はありませんでした。12月には騎乗を再開し、2026年も継続してレースに参加しています。
2026年3月には進路の取り方を理由に騎乗停止処分を受けましたが、これは落馬事故とは別件です。そして同年11月1日には、ダノンデサイルとのコンビで天皇賞(秋)を制覇しました。
2019年のJBCで経験した右肘開放骨折と、2025年のジャパンカップでの左膝の負傷を混同しないことも大切です。
今回の一連の経緯から分かるのは、落馬事故の発生日や負傷部位だけでなく、その後の公式発表、実際の騎乗再開、最新の競走成績まで確認することが重要だということです。2026年の戸崎圭太騎手は、ダノンデサイルとのGⅠ制覇を含め、引き続き日本競馬のトップシーンで存在感を示しています。
主な事実確認資料: JRA公式の2025年ジャパンカップ成績、2026年天皇賞(秋)成績・裁決発表、日刊スポーツ、スポニチ、ラジオNIKKEIの報道を参照しています。