青山学院大学陸上競技部の長距離ブロック公式サイトに掲載されている男子部員は、2026年度の学年別に次の構成となっている。
2026年11月5日時点の公式部員紹介を基準に整理。
男子長距離ブロックの学年別人数

7
4年生
13
3年生
13
2年生
11
1年生
合計44人。女子1年生2人、マネージャー19人は男子長距離選手の人数に含めていない。
4年生:最終学年を迎えた7人- 熊井渓人
- 鳥井健太
- 中村海斗(主将)
- 花本史龍
- 浜川舜斗
- 平松享祐
- 村上直弥
4年生の中心は、主将の中村海斗と、駅伝で実績を積み重ねてきた鳥井健太、平松享祐だ。
特に平松は、5000m13分34秒05、10000m28分25秒01という自己ベストを持ち、2026年全日本大学駅伝では7区を担当。最終学年の経験を生かした走りが期待される。
3年生:チームの中心を担う13人- 安島莉玖
- 飯田翔大
- 遠藤大成
- 小河原陽琉
- 折田壮太
- 黒田然
- 佐々木大輝
- 佐藤愛斗
- 橋本昊太
- 福冨翔
- 船越碧
- 松田煌希
- 若林良樹
2026年度のチームを語るうえで、最も注目したいのが3年生だ。
折田、飯田、佐藤の3人は10000m27分台の自己ベストを持つ。さらに小河原、黒田らも主要駅伝で出走機会を得ており、選手層の厚さを支えている。
2年生:次世代の主力候補13人- 石川浩輝
- 上野山拳士朗
- 大島福
- 神邑亮佑
- 坂本康太
- 椙山一颯
- 田中智稀
- 櫨元優馬
- 日向春空
- 本宮優心
- 前川竜之将
- 松田祐真
- 村岡大雅
2年生では石川浩輝、椙山一颯、前川竜之将がすでに三大駅伝で出走経験を積んでいる。
特に椙山は、11月1日の全日本大学駅伝で1区を任され、区間賞を獲得。青学を先頭に押し上げる重要な役割を果たした。
1年生:将来の駅伝メンバーを担う11人- 大竹実吹
- 大藪遙斗
- 栗林凛太朗
- 斎藤晴樹
- 谷口僚哉
- 寺内頼
- 新見春陽
- 藤岡孝太郎
- 古川陽樹
- 前田蒼空
- 横畑僚大
1年生は5000m13分台の記録を持つ選手が複数在籍している。
新見春陽、古川陽樹は全日本大学駅伝のエントリーメンバーにも選ばれた。実際の出走メンバーには入らなかったものの、入学早々に上級生とともに主要大会の登録メンバーに名を連ねた点は注目できる。
なお、部員名簿への掲載と箱根駅伝の本大会エントリーは別のものだ。44人全員が箱根を走るわけではなく、最終的な出場選手は大会前の登録と選考によって決まる。
【注目選手4人】折田壮太・飯田翔大・佐藤愛斗・平松享祐の自己ベスト比較
2026年度の青学を分析するうえで欠かせないのが、選手個々のトラック記録だ。
5000mはスピード能力、10000mは長い距離を一定のペースで走り続ける力を判断する材料になる。ただし、駅伝では距離適性やコースへの対応力、当日のコンディションも結果を左右する。
5000m・10000mの自己ベスト一覧青山学院大学陸上競技部公式部員紹介掲載値。単位は分・秒。
5000m 13:28.78 / 10000m 27:43.92
折田壮太は、須磨学園高校出身の3年生。5000m13分28秒78、10000m27分43秒92という記録は、2026年度の青学でもトップクラスだ。
注目したいのは、トラックの実績と駅伝での起用状況の違いである。
2026年の出雲駅伝では補員となり、実際の6区間には出走していない。また、全日本大学駅伝ではエントリーメンバーに名を連ねたものの、当日の8人には選ばれなかった。
つまり、持ちタイムだけで箱根の出場区間を決めつけることはできない。実戦でのコンディションや距離への適性を含めた評価が必要になる。
箱根駅伝2027で初めて主要区間を任されるのか、あるいは補欠を含む層の厚さを支えるのか。選手選考の大きな注目点だ。
飯田翔大:出雲・全日本で経験を重ねた3年生
5000m 13:34.20 / 10000m 27:51.51
飯田翔大は、出水中央高校出身の3年生。10000m27分51秒51という記録に加え、2026年の大学三大駅伝で実戦経験を積んでいる。
出雲駅伝では3区を担当。チームは最終的に11位だったが、長距離区間を走った経験は箱根に向けた重要な材料になる。
さらに11月1日の全日本大学駅伝では6区を担当し、36分58秒で区間4位。青学を一時3位に押し上げる走りを見せた。
トラックでのスピードだけでなく、駅伝で順位を動かせる実戦力が飯田の魅力だ。
佐藤愛斗:10000m27分55秒93の安定感
5000m 13:39.10 / 10000m 27:55.93
佐藤愛斗は小林高校出身の3年生。5000m13分39秒10、10000m27分55秒93、ハーフマラソン1時間1分57秒という記録を持つ。
特にハーフマラソンの自己ベストは、箱根駅伝を見据えるうえで注目したい数字だ。
全日本大学駅伝ではエントリーメンバーに入ったものの、実際の出走8人には含まれなかった。
一方、青山学院大学の公式部員紹介には箱根4連覇を目指す意気込みが掲載されている。チーム内競争を経て、箱根でどのような役割を担うのかが焦点になる。
平松享祐:4年生としてチームを支える経験者
5000m 13:34.05 / 10000m 28:25.01
平松享祐は中部大学第一高校出身。2026年度は最終学年となり、駅伝経験を持つ上級生として存在感を示している。
全日本大学駅伝では7区17.6kmを担当。51分59秒で区間7位となり、3位の順位を維持してアンカーにつないだ。
箱根駅伝は全日本大学駅伝よりも長い距離を走る区間があり、長距離への対応力とレース運びが重要になる。
平松に求められるのは、個人記録だけでは測れない経験値と安定感だ。
【2026年大学三大駅伝】出雲11位・全日本4位から見える青学の課題
2026年秋の青山学院大学は、出雲駅伝と全日本大学駅伝で対照的な結果を残した。
単純に順位だけを見ると不調に見える時期もあるが、レースの距離や区間構成、実際に走った選手を確認すると、チームの現在地がより明確になる。
2026年出雲駅伝:序盤の好位置から11位へ2026年10月12日に開催された第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走。
青山学院大学は、2時間9分53秒で11位という結果だった。
大学公式発表によると、出場した6人は次のとおり。
- 1区:石川浩輝(2年)
- 2区:鳥井健太(4年)
- 3区:飯田翔大(3年)
- 4区:小河原陽琉(3年)
- 5区:黒田然(3年)
- 6区:前川竜之将(2年)
特に1区の石川は区間2位の好走。チームも2位でスタートした。
しかし、その後は順位を維持できず、最終的には11位でフィニッシュした。
ここで見逃せないのが、出雲駅伝は全45.1km・6区間という比較的短い構成であることだ。序盤の流れをつかんでも、その勢いを最後まで維持できるとは限らない。
原晋監督が率いる青学にとって、序盤の好位置を総合順位につなげるためのレース運びが課題として浮かび上がった。
2026年全日本大学駅伝:4位まで巻き返す11月1日の第58回全日本大学駅伝では、青学は5時間10分16秒で4位となった。
名古屋の熱田神宮から三重県の伊勢神宮まで、全106.8kmを8区間でつなぐ大会だ。
大学公式発表によると、青学のレース展開は次のようになった。
- 1区・椙山一颯:区間賞で首位発進
- 2区・石川浩輝:9位
- 3区・松田煌希:8位
- 4区・黒田然:4位まで順位を回復
- 5区・小河原陽琉:3位に浮上
- 6区・飯田翔大:再び3位に浮上
- 7区・平松享祐:3位を維持
- 8区・鳥井健太:最終4位でゴール
この展開で特に評価したいのは、序盤の首位発進だけではない。
2区で9位まで下がった後、4区以降に順位を回復し、6区では再び3位に浮上している。苦しい展開から立て直す力を示したレースだった。
一方、アンカーの鳥井が走った8区は19.7km。長距離区間で最終的に4位となった点は、箱根駅伝に向けて検討すべきポイントになる。
なお、大学公式発表では、この結果によって14年連続の箱根駅伝シード権獲得が確定したと報告されている。
注目選手と大会結果の関係を整理| 選手 | 学年 | 自己ベスト(5000m/10000m) | 2026年の大会実績 |
|---|---|---|---|
| 椙山一颯 | 2年 | 13:47.73/29:21.25 | 全日本1区・区間賞 |
| 石川浩輝 | 2年 | 13:47.76/未掲載 | 出雲1区・区間2位 |
| 飯田翔大 | 3年 | 13:34.20/27:51.51 | 出雲3区、全日本6区・4位 |
| 小河原陽琉 | 3年 | 13:31.99/28:37.01 | 出雲4区、全日本5区・3位 |
| 折田壮太 | 3年 | 13:28.78/27:43.92 | 全日本エントリー |
| 佐藤愛斗 | 3年 | 13:39.10/27:55.93 | 全日本エントリー |
| 黒田然 | 3年 | 13:42.18/28:24.38 | 出雲5区、全日本4区 |
| 平松享祐 | 4年 | 13:34.05/28:25.01 | 全日本7区・7位 |
| 鳥井健太 | 4年 | 13:36.73/28:10.02 | 出雲2区、全日本8区 |
自己ベストは公式部員紹介掲載値。未掲載は「未掲載」と表記。大会実績は大学公式発表と大会結果に基づく。
この一覧から分かるのは、青学の戦力が特定のスター選手だけに依存していないことだ。
3年生の主力候補に加え、2年生の椙山や石川が主要大会で結果を残している。上級生の平松や鳥井も長い区間を担っており、学年をまたいだ戦力構成が見えてくる。
【第103回箱根駅伝2027】青学のエントリー予想と注目区間
第103回東京箱根間往復大学駅伝競走は、2027年1月2日・3日に開催される。
2026年11月5日時点で、青山学院大学の正式なチームエントリーおよび区間エントリーは発表されていない。
したがって、現段階では秋の二大会の出走実績、自己ベスト、学年構成から候補選手を考えることになる。
箱根駅伝の区間配置で注目したい選手| 区間 | 求められる能力 | 注目候補 |
|---|---|---|
| 1区 | 序盤の流れを作るスピードと集団対応 | 椙山一颯、石川浩輝 |
| 2区 | 長距離のスピードと粘り | 飯田翔大、折田壮太 |
| 3区 | 高速巡航と安定したペース | 佐藤愛斗、小河原陽琉 |
| 4区 | 中盤の流れを維持する力 | 黒田然、飯田翔大 |
| 5区 | 山登りへの適性と持久力 | 適性を見極めた選考が必要 |
| 6区 | 山下りへの適性とスピード | 適性を見極めた選考が必要 |
| 7区 | 長い距離での安定性 | 平松享祐、佐藤愛斗 |
| 8区 | 持久力と後半の粘り | 小河原陽琉、黒田然 |
| 9区 | 長距離の安定感 | 折田壮太、飯田翔大 |
| 10区 | 最後まで走り切る力とレース管理 | 鳥井健太、上級生の有力候補 |
上記は戦力・適性から考えた編集上の候補整理であり、大学の正式な区間配置や監督の起用方針ではない。
1区・2区はスピード型の選手に注目箱根駅伝では、1区で好位置につけることがチーム全体の展開に影響する。
全日本で1区区間賞を獲得した椙山一颯は、スタートから流れを作る選手として存在感を高めた。
2区は距離が長く、各大学のエース級が集まる重要区間。折田や飯田のように10000m27分台の自己ベストを持つ選手は、候補として注目される。
ただし、10000mの記録だけで箱根2区への適性が決まるわけではない。ハーフマラソンの実績や距離への対応力も判断材料となる。
5区・6区は単純な持ちタイム比較が難しい箱根駅伝で勝敗を大きく左右するのが、往路5区の山登りと復路6区の山下りだ。
この2区間は平地のトラック記録だけでは適性を評価できない。
上り坂では持久力と筋持久力、下り坂ではスピードに加えてフォームの安定性やコース対応力が求められる。
そのため、折田や飯田といったトラックの有力選手が必ずしも山の区間に配置されるとは限らない。
青学が箱根4連覇を狙うなら、平地のエースと特殊区間の適任者をどう組み合わせるかが重要になる。
2027年のエントリー発表で確認したいポイント第103回大会の正式エントリーが公開された際には、次の3点を確認したい。
1. 折田壮太、佐藤愛斗が本大会の登録メンバーに入るか。
2. 飯田翔大、小河原陽琉、黒田然ら3年生が何人選ばれるか。
3. 椙山一颯、石川浩輝など2年生の起用がどこまで広がるか。
特に、全日本大学駅伝で結果を残した椙山と飯田が、箱根でも主要区間を担うかどうかは見逃せない。
【歴代比較】青山学院大学駅伝メンバーは箱根4連覇を達成できるのか
青山学院大学の駅伝メンバーを考える際には、2026年度の戦力だけでなく、過去の箱根駅伝で築いてきた実績も重要になる。
2024年の第100回大会から2026年の第102回大会まで、青学は3大会連続で総合優勝を達成している。
2024~2026年の箱根駅伝成績| 大会 | 開催年 | 総合順位 | 総合タイム |
|---|---|---|---|
| 第100回 | 2024年 | 1位 | 10時間41分25秒 |
| 第101回 | 2025年 | 1位 | 10時間41分19秒 |
| 第102回 | 2026年 | 1位 | 10時間37分34秒 |
特に2026年の第102回大会では、10時間37分34秒という大会新記録で優勝した。
過去3大会の記録を比較すると、2026年は2024年よりも3分51秒短縮している。単に優勝を続けただけでなく、チーム全体の競技力を高めてきたことが分かる。
原晋監督のチームづくりと2026年度の世代交代青山学院大学陸上競技部の長距離ブロックを率いる監督。箱根駅伝での継続的な優勝実績を築いてきた。
原晋監督のチームづくりで注目したいのは、選手個人の能力だけでなく、チーム全体の競争力を高める点だ。
2026年の全日本大学駅伝でも、1区の椙山が区間賞を獲得し、2区以降は石川、松田、黒田、小河原、飯田、平松、鳥井と選手をつないだ。
このメンバー構成を見ると、3年生だけに頼らず、2年生と4年生を適材適所で組み合わせていることが分かる。
2027年の箱根駅伝では、卒業を控えた4年生の経験をどう生かし、3年生以下にどこまで役割を引き継げるかが大きなテーマになる。
歴代メンバーとの比較で見えてくる2027年の特徴過去の優勝チームと2026年度のメンバーを比較すると、次のような違いがある。
- 2024~2026年の優勝チーム: 箱根での経験と実績を積み上げた選手を中心に構成。
- 2026年度のチーム: 3年生に10000m27分台の選手が複数在籍。
- 次世代の特徴: 2年生の椙山や石川が主要駅伝で結果を残している。
- 課題: 出雲11位から全日本4位へと改善した一方、長距離区間での順位維持が今後の焦点。
特に重要なのは、2026年の全日本で3位を維持していたチームが、最後の8区で4位になった点だ。
箱根駅伝は全10区間217.1km。全日本以上に長い距離を走るため、終盤まで安定した走力を保つ選手層が求められる。
2027年に4連覇を実現するには、エースの記録だけでなく、10人全員が大きく崩れないチームを作れるかが鍵になる。
【青山学院大学駅伝メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年度の青山学院大学駅伝メンバーは何人ですか?
A1:青山学院大学陸上競技部の公式部員紹介では、男子長距離ブロックは44人です。内訳は4年生7人、3年生13人、2年生13人、1年生11人となっています。
Q2:2026年度の青学で最も速い選手は誰ですか?
A2:公式部員紹介に掲載されている10000mの自己ベストでは、折田壮太の27分43秒92が今回取り上げた注目選手4人の中で最も速い記録です。飯田翔大も27分51秒51を持っています。
Q3:折田壮太は箱根駅伝2027に出場しますか?
A3:2026年11月5日時点では、第103回箱根駅伝の正式なチームエントリーと区間配置は発表されていません。折田は有力候補として注目されますが、出場は正式な登録と選考を待つ必要があります。
Q4:青山学院大学は箱根駅伝で何連覇中ですか?
A4:2024年の第100回、2025年の第101回、2026年の第102回大会で3連覇を達成しています。2027年の第103回大会では4連覇に挑みます。
Q5:2026年の出雲駅伝と全日本大学駅伝の順位は?
A5:出雲駅伝は11位で2時間9分53秒、全日本大学駅伝は4位で5時間10分16秒でした。全日本では14年連続の箱根シード権を獲得しています。
2026年度の青山学院大学駅伝メンバーは、折田壮太、飯田翔大、佐藤愛斗を中心とした3年生に加え、平松享祐ら経験豊富な4年生、椙山一颯や石川浩輝といった2年生がそろう構成だ。
秋の大学三大駅伝では、出雲11位から全日本4位へと順位を上げた。全日本では序盤の区間賞、6区での順位回復、7区での3位維持など、選手それぞれが役割を果たしている。
第103回箱根駅伝で最大の注目点は、2024年から続く3連覇を4連覇へ伸ばせるかどうかだ。
特に確認したいのは次の3点である。
- 折田壮太や佐藤愛斗が箱根の登録メンバーに入るか。
- 飯田翔大や小河原陽琉ら3年生が主要区間を担うか。
- 椙山一颯や石川浩輝ら若い選手が、箱根でも存在感を示すか。
青学の強さは、単独のエースだけではなく、各学年に実力者がそろっていることにある。出雲と全日本の結果を踏まえると、2027年の箱根駅伝は選手層の厚さと長距離区間での安定性が優勝争いを左右しそうだ。
正式なエントリー発表後は、学年別の登録状況と区間配置を照らし合わせることで、4連覇への現実的な戦力がさらに見えてくる。
記事の基準日:2026年11月5日。主な情報源:青山学院大学陸上競技部公式部員紹介、青山学院大学公式大会報告、関東学生陸上競技連盟、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録。