2026年の男性CMランキングでトップを争うのは、野球界のスーパースター・大谷翔平さんと、俳優の鈴木亮平さん、賀来賢人さん、松坂桃李さんだ。ニホンモニターが2026年7月1日に発表した上半期タレントCM起用社数ランキングでは、大谷翔平さんが16社、鈴木亮平さんが12社、賀来賢人さんが11社、松坂桃李さんが10社に起用された。
注目したいのは、単純な知名度だけでなく、スポーツ選手としての信頼感、俳優としての演技力、幅広い世代への認知度など、それぞれ異なる強みが広告主から評価されている点だ。ランキングの順位だけでなく、実際に起用した企業、集計期間、対象テレビ局、前年との変化を確認すると、2026年の男性タレントCM市場の構図が見えてくる。
【2026年最新】男性CM起用社数ランキングTOP4を発表データで比較

2026年上半期のニホンモニター調査を基準に、男性タレントの上位4人を整理した。全タレントを対象とする総合ランキングでの順位も併記すると、実際の立ち位置がより明確になる。
| 男性順位 | タレント | 起用社数 | 総合順位 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 大谷翔平 | 16社 | 2位タイ |
| 2位 | 鈴木亮平 | 12社 | 5位タイ |
| 3位 | 賀来賢人 | 11社 | 7位タイ |
| 4位 | 松坂桃李 | 10社 | 10位タイ |
大谷翔平さんは16社で、女性タレントの今田美桜さんと並ぶ総合2位。男性だけでなく、男女を含めたランキングでも最上位グループに入った。
俳優陣では鈴木亮平さんが12社でトップ。賀来賢人さんが11社、松坂桃李さんが10社と続く。上位4人の差は最大でも6社であり、男性CM市場ではスポーツ界のスターと実力派俳優が広告需要を分け合っている。
なお、ここでいう総合順位は女性タレントも含むランキング上の順位であり、男性だけの順位とは区別している。集計結果はニホンモニターの2026年7月1日付公式発表に基づく。
【企業一覧】大谷翔平・鈴木亮平・賀来賢人・松坂桃李のCM出演先
起用社数だけでなく、どの企業が広告に起用しているかを見ると、各タレントのブランドイメージや広告市場での役割が浮かび上がる。
1.大谷翔平:16社で圧倒的な男性トップ大谷翔平さんの2026年上半期のCM起用企業は次の16社だ。
- ECC
- 伊藤園
- SGC
- キリンビバレッジ
- 興和
- コーセー
- コナミデジタルエンタテインメント
- 住友ゴム工業
- セイコーウオッチ
- セコム
- ディップ
- 西川
- 日清製粉ウェルナ
- 日本航空
- 任天堂
- ファミリーマート
飲料、食品、化粧品、時計、警備、航空、ゲーム、寝具など、業種の幅広さが際立つ。スポーツ用品に限らず、日常生活に密着した商品やサービスにも起用されている点が特徴だ。
広告主にとって大谷さんの強みは、野球ファン以外にも届く世界的な知名度にある。競技成績に裏打ちされた努力家のイメージと、幅広い消費者に認知されるスター性を同時に活用できる。
特定の商品カテゴリーに限定されない起用企業の構成は、大谷さんがスポーツ選手という枠を超えた広告タレントとして評価されていることを示している。
2.鈴木亮平:12社で俳優陣のトップ鈴木亮平さんのCM起用企業は以下の12社。
- アリナミン製薬
- 外為どっとコム
- キリンビール
- キリンビバレッジ
- スターツコーポレーション
- 東海旅客鉄道
- ニチレイフーズ
- 日産自動車
- 日本スポーツ振興センター
- P&G
- ピタットハウスネットワーク
- リクルート
健康関連、金融、飲料、住宅、不動産、鉄道、自動車、食品、人材サービスなど、こちらも幅広い分野にまたがっている。
鈴木さんは作品ごとに印象を変える演技力と、落ち着いた語り口を持つ俳優だ。広告では、商品や企業のメッセージを視聴者に伝える役割が期待される。
特に住宅や鉄道、金融など、企業やサービスへの安心感が重視される分野との組み合わせは興味深い。華やかさだけでなく、信頼感を訴求する広告との親和性がうかがえる。
3.賀来賢人:11社で幅広い世代にアピール賀来賢人さんの2026年上半期の起用企業は次の11社。
- 味の素
- エスエス製薬
- NTTドコモ
- 花王
- キヤノンマーケティングジャパン
- キリンビール
- コスモ石油
- スピークバディ
- 日本ケンタッキー・フライド・チキン
- 明治
- レバテック
食品、医薬品、通信、日用品、エネルギー、教育、IT、人材サービスなど、生活者との接点が多い企業が並ぶ。
賀来さんの魅力は、コミカルな表現からシリアスな演技まで対応できる表現力だ。広告の世界では、親しみやすさと印象に残る存在感を両立できる俳優として活用しやすい。
特にスピークバディやレバテックといった教育・IT関連企業も含まれることから、従来型の食品・日用品広告にとどまらない起用の広がりが見える。
4.松坂桃李:10社で安定した広告需要松坂桃李さんの起用企業は次の10社。
- 花王
- 霧島酒造
- ジェーシービー
- ソースネクスト
- ソニー生命保険
- タイガー魔法瓶
- 大和ハウス工業
- 中外製薬
- ハウス食品
- ヤクルト本社
決済、保険、住宅、医薬品、食品、家電、ソフトウェアなど、多様な企業が名を連ねる。
松坂さんは映画やテレビドラマなどで幅広い役柄を演じてきた俳優だ。作品によって異なる顔を見せられることは、広告においても商品やブランドの世界観に合わせやすい強みになる。
10社という数字は上位4人の中では4番手だが、複数の異なる業種から継続的に起用されている点に注目したい。
【集計方法を検証】ニホンモニターのCM起用社数は何を数えている?
男性CMランキングを正しく読むには、数字がどのような条件で算出されたかを理解する必要がある。
2026年上半期の調査期間と対象テレビ局ニホンモニターの公式発表による調査概要は次のとおり。
- 調査期間:2026年1月1日~6月21日
- 対象地域:東京地区
- 対象局:日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ
- 対象媒体:対象局の地上波で放送されたテレビCM
- 調査項目:出演タレント別のCM起用社数
ここで重要なのは、2026年6月30日までを集計したデータではないという点だ。調査終了日は6月21日であり、上半期の全期間と完全に一致するわけではない。
契約社数とCM起用社数は同じではないニホンモニターは、契約期間や契約社数ではなく、調査期間中に出演CMが実際に放送されたかどうかで集計している。
つまり、企業と契約していても対象期間内にCMが放送されなければ、今回の集計には反映されない。一方、契約開始時期が以前であっても、調査期間中に対象CMが放送されればカウントされる。
また、グループ企業内で複数の企業が起用している場合は、それぞれを1社として扱う。企業グループ全体を必ず1社と数える方式ではない。
集計から除外される出演形態次のようなケースは、ニホンモニターの今回のランキングでは除外される。
- 番組宣伝
- 本人出演の番組コラボCM
- 本人出演のCD・DVD・ゲーム・アプリ関連CM
- 楽曲配信に関するCM
- 映画CM
- 楽曲のミュージックビデオ内での出演
- ナレーションのみの出演
このため、テレビやインターネットで見かける広告の数と、公式ランキングの起用社数が一致しない場合がある。ランキングは単純な広告露出量ではなく、一定の条件に該当するテレビCMの放送実績を数えたものだ。
エム・データのランキングと数字が違う理由もう一つ知っておきたいのが、エム・データによる2026年上半期TV-CMタレントランキングの存在だ。
同社の2026年7月8日発表では、CM会社数ランキングの男性トップは大谷翔平さんの14社とされている。一方、放送回数ランキングでは鈴木亮平さんが男性トップと発表された。
ニホンモニターの大谷さん16社、鈴木さん12社という数字とは異なるが、これは必ずしもどちらかが間違っているという意味ではない。
エム・データは2026年1月1日から6月30日までを調査対象とし、独自のデータベースと会社名の収集・登録基準を採用している。また、映画告知や通販、イベント事業系、放送局系CMなど、独自の除外条件も設定している。
加えて、放送回数ランキングと会社数ランキングは別の指標だ。CMが何回流れたかと、何社の広告に出演したかは、そもそも測定対象が違う。
したがって、ランキングを比較するときは、必ず調査会社・集計期間・対象局・集計指標をそろえる必要がある。
【前年比較】2025年から2026年に男性CM市場はどう変わった?
前年との比較では、同じニホンモニターが発表した上半期データを使うことが重要だ。
大谷翔平は15社から16社へ大谷翔平さんは2025年上半期に15社、2026年上半期には16社となった。1社増加し、引き続き男性トップの位置を維持している。
特筆すべきは、単なる起用社数の維持ではなく、広告主の業種が広範囲にわたっていることだ。飲料や食品だけでなく、航空、金融、時計、警備、ゲームなど、異なる市場の企業が起用している。
鈴木亮平は9社から12社へ鈴木亮平さんは2025年上半期の9社から2026年上半期には12社へと増加した。前年同期比で3社増となり、俳優部門での存在感を強めている。
2026年の起用企業には、アリナミン製薬、JR東海、日産自動車、P&G、リクルートなどが含まれる。健康、交通、生活用品、サービスと、複数の業種に広がっている点も特徴だ。
賀来賢人は15社から11社へ賀来賢人さんは2025年上半期の15社から2026年上半期には11社となり、4社減少した。
ただし、これは人気が4社分失われたという意味ではない。CM起用社数は放送実績を基準としているため、契約更新のタイミングや広告キャンペーンの実施期間、新商品の発売時期などによって変動する。
前年の起用企業が翌年も継続するとは限らず、企業の広告戦略によって顔ぶれが入れ替わることもある。
松坂桃李は2026年に10社で上位入り松坂桃李さんは2026年上半期に10社で総合10位タイに入った。2025年上半期のニホンモニター公表上位(10社以上)には名前が掲載されておらず、今回の上位入りは注目すべき変化だ。
もっとも、2025年上半期にCM出演がなかったという意味ではない。公表された上位一覧への掲載有無と、実際の出演活動は区別する必要がある。
2026年に急浮上した堂安律2026年上半期のランキングで、男性アスリートとしてもう一人注目したいのがサッカー選手の堂安律さんだ。
ニホンモニターは、堂安さんの起用社数が2025年の年間1社から2026年上半期には8社に増えたと発表している。
対象企業は次の8社だ。
- アパホテル
- インディード
- グーグル
- TOYO TIRE
- 日本コカ・コーラ
- 日本プロサッカーリーグ
- ビザ・ワールドワイド・ジャパン
- みずほフィナンシャルグループ
スポーツ界からの新たなCM需要を象徴する動きといえる。競技での知名度に加え、国内外での認知度やスポーツを通じたブランド訴求力が広告市場で評価されている。
目黒蓮のCM出演企業にも注目男性タレントCMの動向を考えるうえでは、Snow Manの目黒蓮さんも外せない存在だ。
ニホンモニターの2025年上半期データでは、目黒さんは10社に起用されていた。企業は王子ネピア、カルビー、キッコーマン、キリンビール、キリンビバレッジ、TVS REGZA、任天堂、不二家、モトローラ・モビリティ・ジャパン、LINEヤフーの10社である。
俳優としての活動に加え、グループでの音楽活動や幅広いファン層への訴求力を持つことは、男性アイドル・タレントの広告価値を考える際の要点だ。
ただし、この10社は2025年上半期の実績であり、2026年上半期の数字として扱うことはできない。
【専門分析】なぜ大谷翔平や人気俳優がCMに選ばれるのか?
CM起用社数は、芸能人の人気を測る一つの目安だ。しかし、企業がタレントを選ぶ理由は知名度だけではない。
大谷翔平は競技を超えたブランド価値大谷翔平さんの最大の特徴は、スポーツという特定ジャンルの枠を超えて認知されていることだ。
野球ファンには選手としての実績が伝わり、スポーツに詳しくない人にも名前やイメージが浸透している。こうした認知の広さは、商品カテゴリーを問わず広告の訴求対象を拡大できる。
また、世界を舞台に活躍する選手という背景は、企業がグローバルなブランドイメージや挑戦する姿勢を伝える際にも活用しやすい。
鈴木亮平は信頼感と表現力の両立俳優のCM起用では、商品の魅力を視聴者に伝える演技力が大きな意味を持つ。
鈴木亮平さんは、作品ごとに異なる役柄を演じ分ける実力と、幅広い層に受け入れられやすい落ち着いた印象を持つ。広告主が企業の信頼性や商品の安心感を伝えたい場合、こうした特性は大きな強みになる。
12社という起用社数は、広告市場で複数の企業から選ばれていることを示す数字だ。
賀来賢人は親しみやすさと印象の強さ賀来賢人さんの場合、シリアスな演技だけでなく、コミカルな表現にも対応できることが魅力となる。
CMは短い時間で商品名やブランドイメージを印象づけなければならない。視聴者の記憶に残る表情や演技ができることは、広告の制作現場で重宝される要素だ。
松坂桃李は幅広いブランドとの相性松坂桃李さんの起用企業は、保険、住宅、医薬品、食品、家電など多岐にわたる。
特定のジャンルにイメージが固定されにくく、作品や役柄によって異なる印象を与えられる俳優は、異なるブランドの広告に起用しやすい。
起用社数だけでなく、どの業界がどのようなメッセージを託しているのかを考えると、ランキングの見方も変わってくる。
CM起用社数ランキングの実態を見極める3つの基準ランキングを比較・評価するときは、次の3点を確認したい。
- 調査期間:上半期、年間、特定月など、集計対象となる期間が一致しているか。
- 調査会社:ニホンモニター、エム・データなど、同じ調査基準の数字を比較しているか。
- 指標の種類:起用社数、CM放送回数、放送秒数、契約社数を混同していないか。
たとえば、CM放送回数が多いタレントが、必ずしも起用社数でもトップになるとは限らない。1社の広告が大量に放送されるケースと、多数の企業に起用されるケースでは、評価されているポイントが異なるからだ。
読者がCMランキングをチェックする際は、単純な順位よりも、何を測った数字なのかを最初に確認することが大切だ。
【よくある質問】男性CMランキング2026に関するFAQ
Q1:2026年上半期の男性CMランキング1位は誰ですか?
A1:ニホンモニターの調査では、大谷翔平さんが16社で男性トップです。全タレントを対象にした総合ランキングでも、今田美桜さんと並ぶ2位でした。
Q2:鈴木亮平の2026年CM起用社数は何社ですか?
A2:12社です。アリナミン製薬、キリンビール、キリンビバレッジ、東海旅客鉄道、日産自動車、P&G、リクルートなどが起用企業に含まれます。
Q3:賀来賢人と松坂桃李は何社に起用されていますか?
A3:賀来賢人さんは11社、松坂桃李さんは10社です。いずれも2026年上半期のニホンモニター調査に基づく数字です。
Q4:大谷翔平のCM起用企業にはどこがありますか?
A4:ECC、伊藤園、キリンビバレッジ、コーセー、セコム、日本航空、任天堂、ファミリーマートなど16社です。
Q5:CM起用社数は契約している企業の数ですか?
A5:必ずしもそうではありません。ニホンモニターでは契約期間ではなく、調査期間内に対象となるCMが実際に放送されたかどうかを基準に集計しています。
Q6:エム・データとニホンモニターのランキングで数字が違うのはなぜですか?
A6:調査期間や対象CM、会社名の収集基準が異なるためです。異なる調査会社の数字を同じ条件のランキングとして単純比較することはできません。
Q7:2026年の男性CMランキングは年間ランキングですか?
A7:ここで紹介した数字は2026年上半期のランキングです。調査期間は1月1日から6月21日までで、2026年の年間ランキングとは別の集計です。
2026年上半期の男性CM起用社数ランキングでは、大谷翔平さんが16社で首位に立った。鈴木亮平さんは12社、賀来賢人さんは11社、松坂桃李さんは10社と続き、スポーツ選手と俳優がそれぞれの強みを生かして広告市場で存在感を示している。
前年同期と比べると、大谷さんは15社から16社、鈴木さんは9社から12社へ増加。一方、賀来さんは15社から11社へ変化した。堂安律さんの8社への躍進も含め、スポーツ界の広告需要が広がっている点も見逃せない。
ただし、CM起用社数は人気そのものを完全に数値化したものではない。広告の放送時期、企業のキャンペーン、調査対象局、集計基準によって順位は変わる。
男性CMランキングを正確に読み解くなら、順位と社数だけでなく、出演企業の業種、前年との増減、調査方法まで確認することが欠かせない。
2026年下半期には、スポーツイベントや新作映画、ドラマ、企業の広告キャンペーンなどを背景に、上位陣の順位が動く可能性もある。年間ランキングの発表では、大谷翔平さんが首位を維持するのか、鈴木亮平さんや賀来賢人さんが追い上げるのか、新たな男性タレントが躍進するのかが大きな見どころとなる。