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福田龍彌とは何者か?戦績・王座歴と2026年RIZIN.55次戦を徹底解説

黒田 宗一郎 黒田 宗一郎 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

2026年11月5日現在、総合格闘家・福田龍彌(ふくだ・りゅうや)は、11月8日開催の「abc presents RIZIN.55」で韓国の実力者キム・スーチョルとの復帰戦を控えている。京都府出身、MIBURO所属の福田は、修斗世界フライ級王座とDEEPフライ級・バンタム級の王座を獲得した実績を持つストライカーだ。身長167cmという体格ながら、鋭い打撃と独特の距離感、相手の攻撃に合わせるカウンターで数々の強豪を倒してきた。

2026年4月のアジズベク・テミロフ戦では2ラウンドKO負けを喫し、左頬骨の骨折と手術によって約7カ月のブランクを経験した。次戦のキム・スーチョル戦は、単なる復帰戦ではない。複数団体で実績を積んできた福田が、再びRIZINバンタム級の上位戦線へ進めるかを占う重要な一戦となる。

【福田龍彌とは?】京都出身・MIBURO所属のプロフィールと経歴

福田龍彌

福田龍彌は、京都府出身の日本人総合格闘家。所属は京都を拠点とするMIBUROで、RIZINの公式プロフィールにも登録されている。

17歳のときにPUREBRED京都へ入門。ムエタイをベースとした打撃技術を磨き、アマチュア修斗では西日本選手権優勝、全日本選手権準優勝という実績を残した。2011年にプロデビューして以降、修斗、DEEP、RIZIN、海外団体と活動の幅を広げている。

RIZIN公式プロフィールでは「やるか、やられるか」のヒリヒリするファイトを信条とする選手として紹介されている。実生活で狩猟も営むリアル・ハンターという一面もあり、リング内外で独自の個性を持つファイターだ。

福田龍彌の基本プロフィール
項目 内容
名前 福田龍彌
読み方 ふくだ・りゅうや
生年月日 1992年6月12日
年齢 34歳(2026年11月5日現在)
出身地 京都府
身長 167cm
リーチ 171cm
主戦階級 バンタム級
所属 MIBURO
プロデビュー 2011年
主な獲得タイトル 修斗世界フライ級、DEEPフライ級、DEEPバンタム級

特に注目したいのは、身長167cmに対してリーチが171cmあることだ。体格だけを見るとバンタム級では大柄な選手ではないが、リーチと距離感、踏み込みのタイミングを生かして相手に有効打を当てる能力を備えている。

また、福田はフライ級からバンタム級へ階級を上げて実績を残した選手でもある。異なる階級でタイトルを獲得したことは、単なる打撃の強さだけでなく、体格や対戦相手の変化に対応してきた経験を示している。

【修斗からDEEPへ】二階級制覇を達成した福田龍彌のキャリア

福田のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、修斗とDEEPでの王座獲得だ。

2020年:修斗世界フライ級王者に

福田は2020年7月12日、修斗の世界フライ級暫定王座決定戦で前田吉朗と対戦。3ラウンド4分57秒、グラウンドパンチによるTKO勝利を収めた。

その後、第7代修斗世界フライ級正規王者となる。

ただし、王座を長期間守り続けたわけではない。2021年7月4日、平良達郎との試合で1ラウンド4分31秒、三角絞めによる一本負けを喫している。

当時の平良は、その後の世界進出につながる成長過程にあった選手だ。福田にとっては王座陥落という悔しい結果だったが、国内トップクラスの選手と競い合った経験は、その後のキャリアにもつながっている。

2023年:DEEPフライ級王座を獲得

2023年5月、福田はDEEPフライ級トーナメントを制して暫定王者となった。

その後、正規王者だった神龍誠がベルトを返上。DEEP公式発表によって福田が第6代DEEPフライ級王者に認定された。

これにより、修斗とDEEPという国内主要団体でフライ級王座を獲得した実績を持つことになる。

2024年:バンタム級でも王者に

2024年9月16日のDEEP 121 IMPACTでは、瀧澤謙太とのDEEPバンタム級王座決定戦に出場した。

試合は1ラウンド4分19秒、福田のKO勝利。

これによってバンタム級王座も獲得し、フライ級とバンタム級の二階級制覇を達成した。

さらに2025年5月5日には、元RIZINフェザー級王者の牛久絢太郎を相手に初防衛戦を行い、判定5対0で勝利。DEEPバンタム級王座を守った。

DEEP公式の歴代王者一覧でも、福田はフライ級第6代、バンタム級第11代王者として掲載されている。

【福田龍彌の戦績】RIZINでの勝敗と主要対戦相手を時系列で整理

福田龍彌のプロMMA通算戦績は、Sherdogの選手データでは26勝10敗1分。勝利の内訳はKO・TKO13回、一本1回、判定12回となっている。

つまり、勝利の半数をKO・TKOで収めている計算だ。

ただし、この数字はRIZINだけの戦績ではなく、修斗やDEEP、海外団体などを含むプロMMA全体の集計である。

主なキャリアと対戦結果
時期 対戦・出来事 結果・意味 2020年7月 前田吉朗 3R TKO勝利。修斗世界フライ級王座獲得。 2021年7月 平良達郎 1R 一本負け。修斗王座陥落。 2023年5月 DEEPフライ級GP トーナメント優勝。のちに第6代王者。 2024年9月 瀧澤謙太 1R 4分19秒KO。DEEPバンタム級王座獲得。 2025年5月 牛久絢太郎 判定5対0。DEEPバンタム級王座初防衛。 2025年7月27日 井上直樹 判定0対3。RIZINバンタム級王座挑戦に敗れる。 2025年12月31日 安藤達也 2R 3分02秒TKO勝利。 2026年4月12日 アジズベク・テミロフ 2R 1分40秒KO負け。 2026年11月8日 キム・スーチョル RIZIN.55で対戦予定。
井上直樹とのタイトルマッチは大きな転換点

2025年7月27日の超RIZIN.4では、RIZINバンタム級王者・井上直樹に挑戦した。

福田にとってはDEEPの王座に続き、RIZINのベルトを狙う大一番だった。しかし、試合では井上の打撃に苦しみ、3ラウンド判定0対3で敗北。RIZIN王座の獲得はならなかった。

その後、2025年大晦日の安藤達也戦で再起を果たす。

安藤も元修斗王者という実績を持つ選手。互いに攻撃的な姿勢を見せた試合で、福田はカウンターの右フックからダウンを奪い、2ラウンド3分02秒にグラウンドパンチでTKO勝利を収めた。

一方、2026年4月12日のアジズベク・テミロフ戦では、2ラウンド1分40秒にスタンドパンチでKO負け。福田のRIZINでのキャリアにおいても、大きな課題を残す敗戦となった。

【ファイトスタイル分析】精密な打撃とカウンターが福田龍彌の武器

福田龍彌のファイトスタイルを端的に表現するなら、精度の高い打撃を軸に、危険な距離でも勝負する攻撃型ストライカーだ。

単純にパンチを振り回すタイプではない。相手の反応を見ながら攻撃のタイミングを作り、狙った瞬間に強い打撃を当てる技術を持っている。

1. ムエタイを基礎とする打撃技術

福田は17歳で格闘技を始め、ムエタイ仕込みの打撃を磨いてきた。

RIZINでの試合ではサウスポーを基本とし、左ストレートやフックを効果的に使う。パンチだけに頼らず、相手との距離や攻防の流れに応じて攻撃を組み立てる点も特徴だ。

2. カウンターの精度と当て勘

福田の魅力は、相手が攻撃してくる瞬間を見極める能力にある。

代表的な例が安藤達也戦だ。相手の攻撃に合わせた右フックでダウンを奪い、そのままTKO勝利につなげた。

キム・スーチョルも、福田の打撃について、精度が高く、狙った場所にピンポイントで当てられる点を評価している。

これは福田の試合を分析する際に要点だ。攻撃回数の多さだけではなく、どのタイミングで、どれだけ正確に打撃を当てられるかが勝敗を左右する。

3. 「ヒリヒリする試合」へのこだわり

福田自身が大切にしているのが、観客が思わず見入ってしまうような危険な距離での攻防だ。

ディフェンスに徹して安全にポイントを取るだけではなく、相手と向き合って打ち合うことを重視している。

その考え方は、2026年11月5日公開のMMAPLANETのインタビューでも明らかになった。

一度全てを受け入れたうえで、前に進む。

これはテミロフ戦の敗北と負傷を経験した後、福田が自身の戦い方を見つめ直した際の言葉だ。

ただし、攻撃的なスタイルにはリスクもある。相手の攻撃に合わせて自分も踏み込むため、タイミングを誤れば強烈なカウンターを受ける可能性がある。

実際、テミロフ戦はその危険性を示した試合だった。

福田の強さを評価する際には、KO勝利の数だけではなく、攻撃の精度と被弾を減らす技術をどこまで両立できるかにも注目したい。

【2026年最新】アジズベク・テミロフ戦のKO負けと復帰への道

2026年4月12日、福田はRIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKAでアジズベク・テミロフと対戦した。

テミロフはラマザン・テミロフの弟で、RIZIN初参戦の選手。試合は61kg契約、5分3ラウンドで行われた。

2ラウンド1分40秒のKO負け

1ラウンド、福田はサウスポーからプレッシャーをかけ、左ストレートなどで応戦。テミロフもカウンターを狙い、互いに危険な打撃を交換する展開となった。

2ラウンドも福田がケージ中央を取り、前進して攻撃を仕掛けた。しかし、テミロフの右フックを受け、さらに右のパウンドを浴びて試合終了。

結果は2ラウンド1分40秒、KO負けだった。

試合後、福田は左頬骨の骨折が判明。2026年4月末ごろに手術を受け、競技から離れることになった。

約7カ月のブランクを経て復帰へ

MMAPLANETの2026年11月5日のインタビューによると、福田は手術後、練習を再開してもしばらくは以前のような動きができず、身体の感覚を取り戻すことに苦労したという。

転機となったのは9月上旬の沖縄での練習だった。

約10日間、現地の選手たちと練習し、平良達郎とも技術について話し合った。異なる環境で練習したことによって、自分の武器を再確認できたと語っている。

注目すべきなのは、福田がKO負けを受けて戦い方そのものを否定しなかった点だ。

攻撃的な姿勢を維持しながら、打撃の基礎や攻防の組み立てを見直す。つまり、スタイルを捨てるのではなく、同じスタイルの精度を高める方向で再起を図っている。

2026年10月27日には東京で開催された合同公開練習にも参加。11月8日のキム・スーチョル戦に向けて準備を進めてきた。

【11月8日RIZIN.55】福田龍彌VSキム・スーチョルの勝負の焦点

2026年11月8日、福田龍彌は千葉県船橋市のLaLa arena TOKYO-BAYで開催される「abc presents RIZIN.55」に出場する。

対戦相手は韓国のベテランファイター、キム・スーチョル。両者とも34歳で、国内外のトップレベルで経験を積んできた実力者だ。

キム・スーチョルのプロフィール
項目 内容
名前 キム・スーチョル
生年月日 1991年12月10日
年齢 34歳
出身 韓国
身長 170cm
リーチ 170cm
所属 ROAD GYM WONJU MMA
主な実績 ONE初代王者、ROAD FCフェザー級王座獲得

キム・スーチョルは2010年8月にプロデビュー。2012年10月にはONE初代王座を獲得し、その後ROAD FCでも王座を獲得した。

豊富なスタミナ、打撃、組み技を含めた総合力が特徴で、簡単には崩れないタフなファイターとして知られている。

RIZINでは扇久保博正に勝利した一方、フアン・アーチュレッタ、井上直樹、佐藤将光には敗れている。

福田とキム・スーチョルの比較
比較項目 福田龍彌 キム・スーチョル
年齢 34歳 34歳
身長 167cm 170cm
リーチ 171cm 170cm
所属 MIBURO ROAD GYM WONJU MMA
得意分野 精密な打撃、カウンター 総合力、スタミナ、プレッシャー
主なタイトル 修斗・DEEP王座 ONE・ROAD FC王座
直近のRIZIN戦 テミロフにKO負け 佐藤将光に判定負け
勝負のポイント1:福田の打撃精度が通用するか

福田にとって最大の武器は、相手の動きに合わせて打撃を当てる技術だ。

キム・スーチョル自身も、福田のボクシング技術と打撃の精度を高く評価している。

福田が得意な距離を確保できれば、カウンターや鋭いパンチで試合を動かす可能性がある。

勝負のポイント2:キムのプレッシャーと総合力

一方のキムは、相手に圧力をかけ続ける戦い方を得意としている。

ただし、今回の試合に向けては従来の前進型スタイルだけでなく、相手との距離を潰すアウトボクシングとインファイトを融合させる戦い方を目指しているとMMAPLANETのインタビューで説明している。

福田の得意な距離に不用意に入らず、攻撃のタイミングをずらすことができるかがポイントになる。

勝負のポイント3:7カ月ぶりの実戦と負傷からの回復

今回の試合で見逃せないのが、福田にとって約7カ月ぶりの実戦であることだ。

左頬骨の骨折と手術を経験した後、練習を重ねて復帰する。練習で動けることと、試合の緊張感のなかで本来のパフォーマンスを発揮できることは同じではない。

試合序盤の距離感や反応、攻撃のタイミングは、復帰後のコンディションを判断する材料にもなる。

RIZIN.55の試合情報


2026年11月8日開催予定
abc presents RIZIN.55

福田龍彌 vs. キム・スーチョル

- 日程:2026年11月8日(日)
- 会場:LaLa arena TOKYO-BAY
- 所在地:千葉県船橋市
- ルール:RIZIN MMAルール
- ラウンド:5分3R
- 契約体重:61.0kg
- 試合区分:バンタム級

この試合はRIZINのタイトルマッチではない。福田にとっては、テミロフ戦の敗北から立ち直り、再び上位選手との対戦機会をつかむための重要な一戦だ。

キムにとっても、RIZINでの立ち位置を上げるために負けられない試合となる。

【福田龍彌に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:福田龍彌の年齢は何歳ですか?

A1:1992年6月12日生まれで、2026年11月5日現在34歳です。

Q2:福田龍彌の身長は何cmですか?

A2:167cmです。RIZIN公式プロフィールではリーチ171cm、体重61kgと紹介されています。

Q3:福田龍彌の所属ジムはどこですか?

A3:京都を拠点とするMIBUROです。17歳でPUREBRED京都に入門し、格闘技のキャリアをスタートさせました。

Q4:福田龍彌のプロMMA通算戦績は?

A4:Sherdogの選手データでは26勝10敗1分です。KO・TKO勝利が13回あり、フィニッシュ能力の高さが特徴です。

Q5:福田龍彌は修斗やDEEPのチャンピオンですか?

A5:はい。2020年に修斗世界フライ級王者となり、DEEPではフライ級第6代王者、バンタム級第11代王者に輝いています。

Q6:福田龍彌のRIZINでの次戦はいつですか?

A6:2026年11月8日のRIZIN.55です。韓国のキム・スーチョルと61kg契約、5分3ラウンドで対戦します。

Q7:福田龍彌はRIZINのチャンピオンになったことがありますか?

A7:RIZINの王座獲得歴はありません。2025年7月に井上直樹の持つRIZINバンタム級王座に挑戦しましたが、判定0対3で敗れています。修斗とDEEPの王座獲得実績とは区別が必要です。

Q8:アジズベク・テミロフ戦の結果は?

A8:2026年4月12日のRIZIN LANDMARK 13で対戦し、2ラウンド1分40秒にスタンドパンチによるKO負けを喫しました。この試合で左頬骨を骨折し、手術を受けています。

福田龍彌は、修斗世界フライ級王座、DEEPフライ級王座、DEEPバンタム級王座を獲得してきた実績十分の総合格闘家だ。

京都のMIBUROで磨いたムエタイベースの打撃と、相手の動きを見極めるカウンター技術は大きな武器。RIZINでも芦澤竜誠や安藤達也をKO・TKOで下し、その攻撃力を証明してきた。

一方、井上直樹とのタイトルマッチでの敗北、2026年4月のアジズベク・テミロフ戦でのKO負けなど、バンタム級のトップ戦線を勝ち抜くための課題も残されている。

2026年11月8日のキム・スーチョル戦は、福田龍彌の現在地を測る重要な試合だ。

勝敗だけでなく、負傷からどこまで回復したのか、持ち味である打撃の精度を取り戻せているのか、そして強豪キムのプレッシャーにどう対応するのか。

修斗とDEEPで頂点を経験した福田が、再びRIZINの頂点を目指すための第一歩を踏み出せるか。復帰戦の内容に大きな注目が集まる。

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