日本のギタリストランキングを振り返ると、時代ごとに評価されるプレイヤーの特徴が変化している。
特に重要なのが、2010年、2017年、2026年の『ギター・マガジン』による企画だ。
2010年:従来のギターヒーローを再評価『ギター・マガジン』は創刊30周年の2010年にも、偉大なギタリストを選ぶアンケートを実施した。
長年にわたって日本のロックやフュージョンを支えてきたプレイヤーを振り返る企画であり、2026年1月号でも当時のランキングが再掲載された。
2017年:プロ・ギタリスト約500人による国内ランキング2017年8月号では「ニッポンの偉大なギタリスト100」を特集。
プロ・ギタリストを中心に、音楽関係者約500人が参加した。
この企画で注目されたのがCharだ。本人の公式プロフィールでも、同企画の1位に選ばれた実績が紹介されている。
2026年:ジャンルを越えた評価へ2026年1月号では、国内だけでなく海外のギタリストも含めた100人を選出。
その結果、日本人最高位は田渕ひさ子の全体19位となった。
ここで見えてくるのは、ギター文化の評価対象が広がっていることだ。
かつてのランキングでは、知名度の高いロックバンドのギタリストや、ソロ活動で成功したプレイヤーが注目されやすかった。
一方、2026年の企画では、バンドの中で生み出す独自の表現や、音楽ジャンルへの影響も評価されている。
ランキングの変化は、単純に過去の名手の評価が下がったという意味ではない。音楽を聴く人や演奏する人の価値観が多様化した結果でもある。
【プロの結論】2026年に注目すべき日本人ギタリストは?

ここまでの専門誌ランキング、国内アンケート、各ギタリストの実績を整理すると、評価軸によって有力候補は明確に分かれる。
総合的な評価をどう判断するか専門誌・有識者の評価を重視するなら田渕ひさ子。
2026年の『ギター・マガジン』企画で日本人最高位という結果は、今回の大きな注目点だ。一般的な知名度だけでは見えない音楽的評価を知る手がかりになる。
一般人気と知名度を重視するなら布袋寅泰。
複数の国内アンケートで1位を獲得しており、BOØWYからソロまで長く支持される存在だ。
国際的な受賞実績を重視するなら松本孝弘。
グラミー賞受賞とギブソンのシグネチャー・アーティストとしての実績は、国際的な評価を考えるうえで大きな材料になる。
独創的な演奏技術を重視するならMIYAVIと押尾コータロー。
エレキギターのスラップ奏法とアコースティックギターのタッピングという、異なる方向性の技術を追求している。
日本のギター史への貢献を重視するならCharと高中正義。
ブルースロックとフュージョンという異なるジャンルで、日本の音楽文化に影響を与えてきた。
自分に合ったギタリストを見つけるにはランキングを参考にするなら、次のような選び方がおすすめだ。
- ロックの名曲やリフを楽しみたい人:布袋寅泰、松本孝弘
- ギターの基礎や表現力を学びたい人:Char、田渕ひさ子
- 珍しい奏法や高度なテクニックに興味がある人:MIYAVI、押尾コータロー
- 音色や音楽ジャンルの幅を楽しみたい人:SUGIZO、高中正義
- 長く愛される楽曲とライブパフォーマンスを楽しみたい人:高見沢俊彦
逆に、速弾きだけを基準にギタリストを選ぶと、リズムや音色、作曲の魅力を見落としてしまう。
ギターを聴く楽しみは、演奏者ごとの違いを発見することにもある。
【ギタリストランキング日本人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の日本人ギタリストランキング1位は誰ですか?
2026年1月号の『ギター・マガジン』「史上最も偉大なギタリスト100」では、田渕ひさ子が全体19位で日本人最高位となった。一方、国内の一般人気アンケートでは布袋寅泰が複数回1位を獲得している。評価する対象によって答えは異なる。
Q2:日本で最もギターが上手いのは誰ですか?
一人に断定することは難しい。速弾き、リズム、音色、即興性、表現力など、技術の種類が違うためだ。松本孝弘、Char、MIYAVI、押尾コータロー、高中正義など、それぞれ異なる分野で高い実力を発揮している。
Q3:松本孝弘と布袋寅泰はどちらが評価されていますか?
一般人気調査では布袋寅泰が上位に立つ結果が見られる。一方、松本孝弘はグラミー賞受賞という国際的な実績を持つ。布袋はリフやサウンドの個性、松本はメロディとリードプレイという異なる魅力があり、単純な優劣はつけられない。
2026年の日本人ギタリストランキングを検証すると、専門誌の評価と一般人気には明確な違いがある。
『ギター・マガジン』2026年1月号の企画では田渕ひさ子が日本人最高位の全体19位。一般アンケートでは布袋寅泰が複数の調査で首位となり、松本孝弘、Char、MIYAVI、SUGIZOらも支持を集めている。
また、Charの歴代企画での1位や、松本孝弘のグラミー賞受賞などを振り返ると、日本のギター文化が多様な才能によって築かれてきたことが分かる。
2026年の注目要点は、田渕ひさ子の専門誌での高評価と、布袋寅泰の一般人気の強さが両立していることだ。
日本最強のギタリストを探すなら、順位だけで判断せず、演奏技術、独創性、音楽史への影響力、そして聴き手に与える感動まで含めて比較したい。
これから新しい世代のギタリストが台頭すれば、ランキングの顔ぶれもさらに変化していくだろう。日本のギターシーンには、まだ広く知られていない才能も数多く存在している。