まず押さえておきたいのは、2026年11月5日現在、阪神の2026年度ファーム公式戦と第23回みやざきフェニックス・リーグは、いずれも全日程を終了しているという点だ。そのため、11月5日の二軍公式戦における当日スタメンは存在せず、最新情報として確認すべきなのは10月28日のフェニックス・リーグ最終戦までの記録となる。
NPB公式のファーム成績によると、阪神はファーム・リーグ西地区で126試合49勝63敗14分、勝率.438の3位でシーズンを終えた。チーム打率は.235。ソフトバンク、オリックスに続く順位だった。
一軍の主力選手が調整や故障からの復帰でファームに出場する一方、若手は実戦経験を積む。したがって、同じ選手が毎試合同じ打順に並ぶわけではない。岡城が1番、立石が4番、谷端が6~7番に入る試合がある一方、コンディションや出場選手の構成によって配置が変わっている。
2026年の阪神ファームを数字で確認
西地区最終順位3位

公式戦成績49勝63敗14分
勝率.438
チーム打率.235
出典:日本野球機構・2026年度ファーム公式戦最終成績
この数字を見る際には、ファームの順位と育成成果を同一視しないことも大切だ。二軍では勝敗だけでなく、一軍への選手供給、若手の守備機会、打席数、投手の登板間隔なども評価対象になる。
【試合別スタメン一覧】岡城・立石・谷端は何番で出場した?
2026年の阪神二軍スタメンを理解するには、シーズン中盤の公式戦と、秋のフェニックス・リーグを比較すると分かりやすい。ここでは実際の試合記録で確認できる3試合を取り上げる。
9月25日:ソフトバンク戦9月25日のファーム公式戦では、阪神がソフトバンクに6対2で勝利した。この試合では岡城が1番、立石が5番、谷端が7番に入っている。
- 1番・右翼:岡城快生
- 2番・左翼:島田海吏
- 3番・遊撃:小幡竜平
- 4番・指名打者:嶋村麟士朗
- 5番・三塁:立石正広
- 6番・一塁:百﨑蒼生
- 7番・二塁:谷端将伍
- 8番・捕手:榮枝裕貴
- 9番・中堅:福島圭音
- 先発投手:茨木秀俊
この打順の特徴は、岡城を先頭に置いて出塁や走塁を期待し、中軸に嶋村と立石を配置していることだ。谷端は下位打線の二塁手として出場し、百﨑も一塁で先発している。
特に注目したいのは、若手内野手が複数のポジションで出場している点だ。立石は三塁、百﨑は一塁、谷端は二塁という組み合わせになっており、各選手の守備面も確認できる試合だった。
10月26日:フェニックス・リーグ巨人戦10月26日の巨人戦では、阪神が1対0で勝利。岡城が1番、立石が4番、谷端が6番に入った。
- 1番・右翼:岡城快生
- 2番・中堅:山﨑照英
- 3番・遊撃:髙寺望夢
- 4番・三塁:立石正広
- 5番・捕手:嶋村麟士朗
- 6番・二塁:谷端将伍
- 7番・一塁:百﨑蒼生
- 8番・左翼:西純矢
- 9番・指名打者:町田隼乙
- 先発投手:茨木秀俊
この試合では立石が4番を務め、髙寺が3番に入った。9番の町田が4回に犠牲フライを放ち、これが決勝点となった。
9月25日の公式戦と比べると、岡城の1番起用と立石の中軸起用は継続している。一方、谷端は二塁で6番、百﨑は一塁で7番と、打順を一つずつ前に詰める形になっている。
10月27日:フェニックス・リーグ楽天戦翌27日の楽天戦では、阪神が5点を追う展開から9回に逆転し、6対5のサヨナラ勝ちを収めた。
- 1番・左翼:岡城快生
- 2番・中堅:井坪陽生
- 3番・遊撃:髙寺望夢
- 4番・三塁:立石正広
- 5番・指名打者:嶋村麟士朗
- 6番・一塁:谷端将伍
- 7番・二塁:百﨑蒼生
- 8番・右翼:西純矢
- 9番・捕手:町田隼乙
- 先発投手:早川太貴
この試合の主役は立石だった。6回にソロ本塁打を放つと、9回二死一、三塁から逆転サヨナラ3ランを記録。髙寺も8回に2ランを放っている。
4番立石、3番髙寺という中軸の構成が結果につながった試合であり、フェニックス・リーグ終盤の注目ゲームとなった。
【選手別成績・比較表】2026年の注目選手はどう活躍した?
試合別の打順だけでは、選手の成長度合いや起用の背景までは分からない。そこでNPB公式の2026年度ファーム個人成績を基に、岡城、立石、谷端、前川、山田、百﨑の6人を比較する。
以下はファーム・リーグ西地区のシーズン終了時点の打撃成績だ。一軍成績が併記されている前川については、ファームと一軍を分けて掲載している。
出典:NPB公式・2026年度阪神タイガース ファーム個人打撃成績。前川はファーム成績。すべて2026年シーズン終了時点。
岡城快生は2026年のファームで76試合に出場し、64安打、打率.239、17打点を記録した。特筆すべき数字は28盗塁だ。
9月25日、10月26日、10月27日の試合では、いずれも1番打者として起用された。外野守備と走塁を生かし、攻撃の起点を担う形が複数の試合で確認できる。
また、ファーム公式の守備成績では外野手として75試合に出場し、守備率は.993。打撃成績だけでは見えない守備面での実戦経験も積んでいる。岡城の評価では、打率に加えて盗塁数と外野守備の安定性を併せて見る必要がある。
立石正広:4番・三塁を任される注目の内野手立石正広は2026年ファームで51試合に出場し、44安打、4本塁打、25打点、打率.246を記録した。
試合別スタメンを見ると、9月25日には5番・三塁、10月26日と27日には4番・三塁で出場している。中軸打者としての起用が確認できるうえ、三塁守備も実戦で経験している。
一方、2026年は故障による離脱もあった。4月には左手首の負傷から復帰したものの、その後に右ハムストリングスの筋損傷が判明。5月12日の試合で実戦復帰したことがデイリースポーツで報じられている。
この経緯を考えると、51試合という出場数にはコンディション面の影響も含まれている。数字だけで年間を通じた実力を判断するのではなく、復帰後の打席内容や守備機会も評価したい選手だ。
谷端将伍:101試合出場が示す継続的な実戦経験谷端将伍は101試合に出場し、75安打、27打点、打率.231を記録。2026年の西地区では規定打席到達者の打率ランキングで5位に入った。
岡城のように1番で起用される試合もあれば、9月25日のように7番・二塁、10月26日のように6番・二塁で出場する試合もある。10月27日には6番・一塁を務めた。
こうした配置から見えるのは、特定の打順に固定されるだけでなく、試合ごとに打線の構成に合わせて役割が変わっていることだ。101試合という出場数は、2026年の阪神ファームで継続的に打席を得た選手であることを示している。
百﨑蒼生:長打力と内野の複数ポジション百﨑蒼生は73試合で41安打、5本塁打、22打点、打率.225をマークした。
9月25日と10月26日は一塁、10月27日は二塁でスタメン出場。試合によって守備位置が変わっている。5本塁打という数字は、今回取り上げた若手内野手の中でも注目したいポイントだ。
今後の評価では、長打力をどこまで継続できるかに加えて、複数ポジションでの守備の安定性も判断材料になる。
山田脩也:遊撃を中心に93試合の出場山田脩也はファーム93試合に出場し、46安打、4本塁打、19打点、打率.214だった。
打撃成績だけを見ると改善の余地がある一方、2026年の公式守備成績では遊撃手として69試合に出場している。9月18日のソフトバンク戦では9番・二塁、別の試合では遊撃で起用されており、内野の実戦経験を重ねた。
山田のような若手内野手は、打率だけでなく守備位置、守備機会、失策数、打席数をセットで見ると育成の進捗を把握しやすい。
前川右京:一軍と二軍で異なる数字前川右京の2026年成績は、一軍とファームで分けて見る必要がある。
NPB公式によると、一軍では76試合に出場して打率.218、5本塁打、20打点。ファームでは31試合、打率.300、4本塁打、13打点だった。
ファームの打率.300は評価できる数字だが、一軍ではより多くの試合で異なる投手と対戦している。単純に二軍の打率だけで一軍での打撃力を判断することはできない。打席数や長打率、出塁率を合わせて比較することが重要になる。
一軍での出場機会を確保しながら、ファームで調整する期間もあった選手として、今後の打撃の安定性が注目される。
【阪神二軍の選手起用傾向】打順と守備位置から見える育成方針
2026年の試合別スタメンを比較すると、阪神のファームでは打順の役割と守備位置の経験を組み合わせた起用が見られる。単純に打率順に並べるのではなく、選手ごとの特徴や出場状況によって配置が変化している。
1番は岡城を中心に機動力を意識岡城は複数の試合で1番に入り、28盗塁を記録した。1番打者として出塁後に走れることは、ファームの攻撃を組み立てるうえで大きな武器になる。
一方、島田海吏や福島圭音なども外野のスタメンに入っており、岡城が毎試合固定されるわけではない。外野手の出場機会を分けながら、異なる打線を組める構成になっている。
4番・5番は立石らの長打力に注目立石は秋のフェニックス・リーグで4番に入った。特に10月27日の楽天戦では、4番として2本塁打を放ち、4打点を記録した。
9月25日の公式戦では5番だったことからも、4番だけに固定されているわけではない。中軸を任せられる打撃力を示しつつ、ほかの選手との組み合わせによって打順が調整されている。
内野手は守備位置の柔軟性も重要谷端、百﨑、山田の3人は、いずれも打順だけでなく守備位置の変化が確認できる選手だ。
二軍では、一軍で欠員が生じた際に複数のポジションに対応できる選手が重宝される。特定のポジションだけで出場するよりも、実戦で複数の守備位置を経験することが、選手の起用幅を広げる材料になる。
2026年の実例では、谷端が二塁や一塁、百﨑が一塁や二塁、山田が遊撃や二塁で出場した。これは起用の柔軟性を示す具体的な記録だ。
【ファーム2026年最新試合結果】フェニックス・リーグの最終成績は?
秋の阪神ファームを語るうえで外せないのが、2026年10月7日から28日まで開催された第23回みやざきフェニックス・リーグだ。
このリーグは若手選手がシーズン終了後も実戦経験を積む場であり、公式戦とは異なる選手構成や起用を確認できる。阪神は最終的に11勝4敗で2位となった。優勝は11勝3敗3分の巨人だった。
10月20日:主力候補がフェニックス・リーグに再合流日刊スポーツの10月20日付報道によると、高寺望夢、立石正広、岡城快生がフェニックス・リーグに再合流した。
3人は10月17日まで行われたクライマックスシリーズのファイナルステージに参加していた。つまり、秋のファームでは単純に二軍登録選手だけでメンバーが構成されていたわけではなく、一軍の戦いに参加していた選手が再び実戦に加わる動きもあった。
特に立石は三塁を本職とする選手として、今後の一軍内野陣を考えるうえでも注目された。
10月27日:立石のサヨナラ3ランで楽天に逆転勝利
10月27日・阪神対楽天
6-5
阪神の逆転サヨナラ勝利
立石正広が2本塁打。9回に逆転サヨナラ3ラン。
試合は楽天が5点を先行する展開だったが、阪神は6回に立石のソロ本塁打で反撃。8回には髙寺の2ランで2点差に迫り、9回二死一、三塁から立石がセンターへの3ランを放った。
この試合は、立石が4番打者として長打力を発揮した象徴的な一戦となった。個人の本塁打だけでなく、髙寺の一発と終盤の打線のつながりも評価できる。
10月28日:オリックス戦を5対0で締めくくるフェニックス・リーグ最終戦となった10月28日のオリックス戦では、阪神が5対0で勝利した。
先発の早瀬朔が5回無失点で試合を作り、門別啓人、津田淳哉へとつなぐ完封リレーを完成。打線も4回に先制し、その後追加点を重ねた。
NPB公式の試合結果では、阪神の最終戦成績は5対0。フェニックス・リーグ全体では11勝4敗の2位という結果だった。10月27日の劇的な逆転勝利に続き、翌日の最終戦も完封勝利で終えたことは、秋の実戦を締めくくる好材料だった。
【阪神タイガース二軍スタメンの確認方法】歴代打順と最新情報を見分けるコツ
阪神二軍のスタメン情報を調べる際には、試合の日付だけでなく、どの大会の記録なのかを確認することが欠かせない。
公式戦・交流戦・フェニックス・リーグは別々に見る2026年の阪神ファームには、ファーム・リーグ西地区の公式戦、他地区や他リーグとの交流戦、秋のフェニックス・リーグという異なる試合区分がある。
たとえば9月25日のソフトバンク戦と10月27日の楽天戦では、同じ岡城、立石、谷端が出場していても守備位置や打順が違う。大会の性格や参加選手が異なるため、これらを同一の固定打順として扱うことはできない。
2026年のスタメンを確認する際に役立つ情報源
日本野球機構(NPB)
ファーム公式戦の日程・結果、地区順位、個人打撃・投手・守備成績を確認できる。
最も優先して参照したい公式記録
スポーツナビ
試合別のスターティングメンバー、打順、守備位置、スコア、試合経過を確認できる。
週刊ベースボールONLINE・スポーツ紙
試合ごとの布陣、故障からの復帰、注目選手の起用状況などを補足できる。
歴代スタメンを調べる場合も、年度ごとの成績と個別試合の打順を区別したい。年間成績の出場試合数が多い選手だからといって、すべての試合で同じ打順を任されていたとは限らない。
スタメン情報を見るときの3つの判断基準- 打順の継続性: 同じ選手が複数試合で同じ打順を任されているか。
- 守備位置の変化: 一塁、二塁、三塁、遊撃、外野など、複数のポジションで出場しているか。
- 出場機会と成績: 打率だけでなく、打席数、出場試合数、本塁打、打点、盗塁、守備成績も確認する。
この3点を組み合わせれば、単なるスタメンの一覧から一歩進んで、どの選手が継続的に出場しているのか、どの選手が新しい役割を経験しているのかを把握しやすくなる。
【阪神タイガース二軍スタメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月5日の阪神タイガース二軍の今日のスタメンは?
A1:2026年11月5日時点では、ファーム公式戦と第23回みやざきフェニックス・リーグは全日程を終了している。そのため、当日の公式戦スタメンはない。直近の注目試合は10月28日のフェニックス・リーグ最終戦で、阪神はオリックスに5対0で勝利した。
Q2:2026年の阪神二軍で1番を多く任された選手は誰?
A2:岡城快生が注目選手だ。9月25日のソフトバンク戦、10月26日の巨人戦、10月27日の楽天戦で1番に起用された。ファームでは28盗塁を記録しており、機動力も大きな特徴となっている。
Q3:立石正広は2026年の阪神二軍で何番を打っていた?
A3:9月25日のソフトバンク戦では5番、10月26日の巨人戦と10月27日の楽天戦では4番だった。特に10月27日の楽天戦では2本塁打を放ち、サヨナラ3ランで勝利に貢献した。
Q4:谷端将伍の2026年ファーム成績は?
A4:NPB公式記録では101試合、75安打、27打点、打率.231。西地区の規定打席到達者の打率ランキングでは5位だった。二塁や一塁などで出場し、継続的な実戦経験を積んだ。
Q5:前川右京の2026年二軍成績は?
A5:ファームでは31試合、打率.300、4本塁打、13打点を記録した。一軍では76試合、打率.218、5本塁打、20打点。両方の成績を分けて確認することが大切だ。
Q6:阪神ファームの2026年西地区最終順位は?
A6:126試合49勝63敗14分、勝率.438で3位だった。優勝したソフトバンクは70勝49敗6分、2位のオリックスは54勝57敗8分だった。
Q7:フェニックス・リーグで阪神は何位だった?
A7:2026年の第23回みやざきフェニックス・リーグでは11勝4敗で2位。巨人が11勝3敗3分で優勝した。阪神は10月28日の最終戦でオリックスを5対0で破って大会を終えた。
2026年の阪神タイガース二軍スタメンを振り返ると、岡城快生の1番起用、立石正広の中軸起用、谷端将伍の継続的な出場が大きな特徴だった。
さらに百﨑蒼生は長打力と内野守備、山田脩也は遊撃を中心とした実戦経験、前川右京は一軍とファームの両方で残した打撃成績が注目ポイントになる。
ファーム公式戦は西地区3位で終了したものの、フェニックス・リーグでは11勝4敗の2位。10月27日の立石のサヨナラ3ラン、翌28日の完封勝利という結果は、秋の阪神ファームを象徴する出来事だった。
今後の阪神の若手を追うなら、単日の打順だけでなく、出場試合数、打順の変化、守備位置、打撃成績、一軍との入れ替えを合わせて確認したい。2027年に向けて、岡城、立石、谷端、山田、百﨑らがどのような役割を獲得するのか。2026年の記録は、その競争を見極めるための重要な基準になる。