2026年1月11日、國學院大學陸上競技部は2026年度の新入生14人を公式発表した。
今回の新入生は、駅伝を担う長距離選手だけでなく、短距離やフィールド競技など、幅広い種目の選手で構成されている。
2026年度の新入生一覧公式発表に掲載された氏名と出身高校は以下のとおり。
| 氏名 | 学部・学科 | 出身高校 |
|---|---|---|
| 五十嵐新太 | 人間開発・健康体育 | 水城 |
| 伊藤広翔 | 神道文化・神道文化 | 花巻東 |
| 及川颯太 | 経済・経済 | 東北 |
| 大山滉介 | 法・法律 | 八千代松蔭 |
| 工藤優唯 | 人間開発・健康体育 | 青森山田 |
| 園木縁 | 文・史学 | 熊本工業 |
| 長尾優汰 | 人間開発・健康体育 | 美濃加茂 |
| 畑中蓮 | 人間開発・健康体育 | 相洋 |
| 福井楽 | 経済・経済 | 桂 |
| 丸山展 | 人間開発・健康体育 | 中越 |
| 森松彩夢 | 経済・経営 | 一関学院 |
| 山本悠悟 | 経済・経営 | 青森山田 |
| 山脇一徹 | 経済・経営 | 西武台千葉 |
| 吉村莉一郎 | 人間開発・健康体育 | 市立船橋 |
出典:國學院大學陸上競技部「2026年度 新入生のお知らせ」(2026年1月11日)
新入生で特に注目したいのは五十嵐新太新入生のなかで、長距離ブロックの将来を考えるうえで注目したいのが五十嵐新太だ。
水城高校出身で、公式メンバー紹介には5000m13分46秒57、10000m28分50秒38という記録が掲載されている。
大学入学時点で5000m13分台、10000m28分台の実力を持つ選手であり、長距離ブロックの戦力候補として期待できる。
本人が掲げる令和8年度の抱負も「このチームの主力になります」というものだ。今後、大学駅伝の出走メンバーに食い込めるかが見どころとなる。
そのほか、長尾優汰は5000m14分03秒12、10000m29分02秒45、森松彩夢は5000m13分57秒10という記録が公式プロフィールに掲載されている。
高校時代の実績だけでなく、大学の練習環境でどこまで記録を伸ばせるかが重要だ。
新入生の成長が箱根駅伝2027以降に与える影響新入生が全員すぐに三大駅伝へ出場するわけではない。大学駅伝では、距離への適応、年間を通じた練習の継続、故障予防、レース経験などが求められる。
國學院大學の場合、すでに主要大会で活躍する3年生や2年生が在籍しているため、新入生は先輩たちと競いながら成長できる環境にある。
2027年の箱根駅伝では、経験豊富な上級生を支える選手層の一角として、若手がどの程度戦力に加わるかが注目される。
【短距離ブロックにも注目】國學院大學陸上競技部は駅伝だけではない

國學院大學陸上競技部を調べる際に知っておきたいのが、長距離ブロックと短距離ブロックの両方が活動している点だ。
箱根駅伝の活躍が目立つため、駅伝専門のチームという印象を持たれやすい。しかし、公式メンバー紹介では短距離男子・女子の選手も学年別に紹介されている。
短距離ブロックの注目選手公式プロフィールから、2026年度の選手を一部紹介する。
新井翔仁(4年)
短距離ブロックの4年生。公式プロフィールでは100m11秒03、200m22秒03、400m49秒42という記録が掲載されている。
令和8年度の抱負には自己記録の更新とリレー入賞を掲げており、大学生活最後のシーズンにおける活躍が期待される。
鈴木陽泰(4年)
100m10秒93の記録を持つ短距離選手。公式プロフィールでは、人間開発学部健康体育学科に所属する選手として紹介されている。
須山恵成(1年)
関東学院高校出身の新入生。100m10秒84、200m22秒28という記録が掲載されている。大学でのさらなる記録更新が期待される若手選手だ。
長距離と短距離の違いを理解する両ブロックは同じ陸上競技部に所属するが、競技の特性や目標は異なる。
- 長距離ブロック:5000m、10000m、ハーフマラソン、大学駅伝などを中心に活動。
- 短距離ブロック:100m、200m、400m、リレー、跳躍、ハードルなどを中心に活動。
特に箱根駅伝の選手を調べている場合は、短距離ブロックのメンバーと長距離ブロックの駅伝候補を混同しないことが大切だ。
短距離ブロックの実績は陸上競技部全体の競技力を知るうえで参考になるが、箱根駅伝の出走メンバーを直接示すものではない。
【歴代成績を検証】國學院大學陸上競技部はどこまで強くなったのか
2026年の結果を正しく評価するには、直近数年間の成績を振り返る必要がある。
國學院大學は出雲駅伝で連覇を達成し、箱根駅伝でも総合順位を着実に上げてきた。
出雲駅伝の歴代成績2024年の第36回出雲駅伝では、2時間09分24秒で優勝。國學院大學にとって大きな歴史的成果となった。
翌2025年の第37回大会も2時間09分12秒で優勝し、2年連続3度目の出雲駅伝制覇を達成した。
しかし2026年の第38回大会では、早稲田大学に続く2位。3連覇には届かなかった。
この3年間の流れから分かるのは、國學院大學が一時的な躍進ではなく、継続して優勝争いに加わるチームへ成長していることだ。
箱根駅伝の歴代成績は5位から2位へ箱根駅伝でも、近年の成績は上昇傾向にある。
- 第100回大会(2024年):総合5位、10時間55分27秒
- 第101回大会(2025年):総合3位、10時間50分47秒
- 第102回大会(2026年):総合2位、10時間40分07秒
特に第102回大会の2位は、國學院大學の箱根駅伝における大学最高順位だった。大会新記録も達成しており、復路では5時間20分05秒の復路新記録をマークした。
2025年の3位から2026年の2位へと順位を上げたことは、チームの成長を示す明確な材料だ。
歴代成績から見えるチームの変化國學院大學の強さは、単にエース級選手が増えたことだけでは説明できない。
2026年の箱根駅伝では、1区の青木瑠郁が区間賞・区間新記録を獲得。7区の高山豪起も区間賞を獲得した。加えて、8区から10区まで飯國新太、野田顕臣、尾熊迅斗がそれぞれ区間2位、3位、4位と上位で走り切った。
往路4位から復路2位へと順位を上げ、総合2位を獲得した点にも、チーム全体の粘り強さが表れている。
出雲駅伝の優勝、箱根駅伝の上位進出、そして2026年の出雲・全日本連続2位という実績を考えると、國學院大學は学生駅伝の優勝候補として継続的に名前が挙がるチームになった。
ただし、出雲駅伝での連覇実績と箱根駅伝での総合優勝は別の課題だ。短い距離でのスピードを、217.1kmを10人でつなぐ箱根駅伝にどう結び付けるかが、今後も重要になる。
【箱根駅伝2027展望】國學院大學は初の総合優勝を達成できるか
2027年1月2日・3日に開催される第103回東京箱根間往復大学駅伝競走は、國學院大學にとって大きな挑戦となる。
2026年の第102回大会では総合2位。2025年の第101回大会では3位だったことから、3年連続の上位進出と初の総合優勝が期待される。
箱根駅伝2027で中心となる選手現時点で注目したいのは、次の選手たちだ。
1. 野中恒亨
主将としてチームをまとめる4年生。出雲駅伝で区間新記録を記録し、全日本大学駅伝でも7区を担当した。箱根駅伝ではエース区間での走りが期待される。
2. 飯國新太
出雲・全日本で連続して区間上位の結果を残した選手。2026年1月の第102回箱根駅伝では8区を走り、1時間04分01秒で区間2位を記録している。主要大会での経験値は大きな強みだ。
3. 浅野結太
出雲・全日本の両大会で序盤の区間を任され、安定した結果を残した。箱根駅伝でも序盤の流れを作る役割が期待される。
4. 髙石樹
2年生ながら主要大会で長距離区間を担当している。第102回箱根駅伝では5区を走り、1時間10分05秒で区間4位、國學院記録を更新した。山上りの経験を持つ点も注目材料だ。
5. 尾熊迅斗
第102回箱根駅伝では10区を担当し、1時間08分33秒で区間4位。2026年の全日本大学駅伝では1区を担当した。異なる区間での経験が、今後の選手起用の幅を広げる可能性がある。
箱根駅伝2027の区間エントリーは発表された?2026年11月5日時点では、國學院大學の第103回箱根駅伝における正式な区間エントリーは発表されていない。
現段階で確認できるのは、2026年度の公式メンバー一覧や、出雲駅伝・全日本大学駅伝での出走実績だ。
区間エントリーを見る際は、次の3つを区別したい。
- 部員一覧:大学陸上競技部に所属している選手全体。
- チームエントリー:箱根駅伝の登録選手。
- 区間エントリー:往路・復路の各区間を担当する予定の選手。
公式メンバー一覧に掲載されていることだけで、箱根駅伝への出走が決まるわけではない。また、出雲や全日本で走った選手が、そのまま箱根でも同じ区間を担当するとは限らない。
特に箱根駅伝では、山上りの5区、山下りの6区、最長区間の2区・9区など、それぞれに異なる適性が求められる。直近の大会成績だけでなく、長距離適性や過去の箱根経験も判断材料になる。
國學院大學の箱根駅伝2027における3つの課題課題1:序盤から安定した順位を確保する
全日本大学駅伝では1区13位から追い上げる展開になった。箱根駅伝では序盤の遅れが後半まで影響するため、1区・2区で上位集団を維持できるかがポイントだ。
課題2:山上り・山下りの適性を見極める
箱根駅伝は平地の長距離走とは異なり、標高差の大きなコースを走る。5区・6区の適性は、総合順位を左右する重要な要素になる。
髙石樹は前回5区を経験しており、その経験を生かした走りが注目される。ただし、2027年も同じ区間を担当するかは正式なエントリーを待つ必要がある。
課題3:4年生から下級生への戦力継承
野中恒亨、辻原輝、吉田蔵之介らは2026年度の4年生だ。箱根駅伝2027が大学陸上競技部での最後の箱根挑戦となる。
一方、飯國新太、浅野結太、髙石樹らは翌年度以降もチームを支える選手となる。上級生の経験を下級生がどれだけ吸収できるかは、長期的な競争力にも関わってくる。
【プロの結論】國學院大學の優勝を左右するのは選手層と総合力2026年の出雲駅伝・全日本大学駅伝で連続2位となった國學院大學には、明確な強みがある。
それは、浅野、野中、飯國、髙石らがそれぞれ異なる区間で結果を残していることだ。特定の選手だけが活躍するチームではなく、複数の選手が大会の流れを変えられる。
しかし、箱根駅伝は10区間217.1kmという長丁場である。出雲や全日本での結果をそのまま箱根の総合順位に置き換えることはできない。
2027年の優勝を考えるうえで重要なのは、次の3点だ。
1. 1区から10区まで大きな順位変動を起こさない安定感。
2. 山上り・山下りを含めた区間適性の高い選手配置。
3. 上級生の経験と下級生の成長を組み合わせた選手層。
2026年の2大会連続2位は、國學院大學の競争力を示す一方で、優勝までに必要な課題も浮き彫りにした。箱根駅伝2027は、その課題を克服して初の総合優勝に届くかを見極める大会になる。
國學院大學陸上競技部に関するよくある質問(FAQ)
Q1:國學院大學陸上競技部の2026年最新の駅伝成績は?
A1:2026年10月12日の出雲駅伝で総合2位、11月1日の全日本大学駅伝でも総合2位を獲得した。出雲は2時間06分54秒、全日本は5時間07分05秒だった。
Q2:國學院大學陸上競技部の注目選手は誰?
A2:主将の野中恒亨、飯國新太、浅野結太、髙石樹、鼻野木悠翔、辻原輝らが注目選手だ。特に飯國は全日本大学駅伝で区間賞、野中は出雲駅伝で区間新記録を獲得している。
Q3:國學院大學陸上競技部の2026年度新入生は何人?
A3:公式発表では14人。五十嵐新太、伊藤広翔、及川颯太、大山滉介、工藤優唯、園木縁、長尾優汰、畑中蓮、福井楽、丸山展、森松彩夢、山本悠悟、山脇一徹、吉村莉一郎が加入した。
Q4:國學院大學の箱根駅伝2027の区間エントリーは?
A4:2026年11月5日時点では正式発表されていない。出雲駅伝や全日本大学駅伝の出走メンバーは参考になるが、箱根の正式な区間配置とは異なる可能性がある。
Q5:國學院大學陸上競技部には短距離選手もいる?
A5:いる。公式メンバー紹介では短距離男子・女子の選手も掲載されている。100m、200m、400m、リレー、跳躍など、駅伝以外の競技にも取り組んでいる。
Q6:國學院大學は箱根駅伝で優勝したことがある?
A6:2026年11月5日時点で、箱根駅伝の総合優勝はない。第102回大会では大学最高順位となる総合2位を獲得しており、第103回大会での初優勝が大きな目標となる。
2026年の國學院大學陸上競技部は、出雲駅伝と全日本大学駅伝で連続総合2位という結果を残した。
野中恒亨、飯國新太、浅野結太、髙石樹らを中心に、複数の選手が区間上位の成績を獲得。特に飯國の区間賞、野中の区間新記録、吉田蔵之介の全日本大学駅伝区間新記録は、チームの競争力を象徴する成果だった。
また、2026年度は五十嵐新太ら14人の新入生が加わり、次世代の戦力形成も進んでいる。短距離ブロックを含めた陸上競技部全体の活動にも注目したい。
今後の最大の焦点は、2027年1月2日・3日の第103回箱根駅伝だ。
過去3大会の箱根駅伝で総合5位、3位、2位と順位を上げてきた國學院大學。出雲・全日本で得た経験を箱根の長距離コースにどう生かすかが、初の総合優勝への鍵を握る。
2026年の國學院大學陸上競技部を追うなら、公式メンバー一覧だけでなく、主要大会の区間結果、選手の学年、箱根駅伝の正式エントリーを合わせて確認することが重要だ。 連続2位という悔しさを次の大舞台でどう晴らすのか。國學院大學の挑戦から目が離せない。
主な情報源:國學院大學公式サイト、國學院大學陸上競技部公式サイトのメンバー紹介・大会結果・2026年度幹部発表・新入生発表。
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