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国際電話「+86」は中国?2026年の着信理由・詐欺対策と料金、かけ方を徹底解説

水沢 陽菜 水沢 陽菜 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

スマートフォンに「+86」から始まる見慣れない電話番号が表示されたら、どこの国からの電話なのか、不審電話ではないのかと不安になる人も多いはずです。結論からいうと、+86は中国(中華人民共和国)の国番号です。ただし、番号の表示だけで実際の発信者や所在地まで特定できるわけではありません。正規の海外連絡だけでなく、国際電話を悪用した特殊詐欺や発信者番号の偽装にも注意が必要です。

2026年11月現在、警察庁は国際電話を利用した特殊詐欺への対策を強化しています。中国からの電話と表示される理由、日本から中国へ電話をかける方法、折り返し時の通話料金、+86・+852・+886の違い、着信拒否の具体策まで、公的機関と通信事業者の案内をもとに整理します。

【まず確認】国際電話の「+86」は中国の国番号!着信番号の見方を解説

国際電話86
+86は中華人民共和国を示す国際電話番号

「+86」は、国際電気通信連合(ITU)の国際電話番号計画に基づいて中国に割り当てられている国番号です。

国際電話では、電話番号の先頭に「+」と国番号を付けることで、発信先の国・地域を識別します。日本の場合は「+81」、アメリカの場合は「+1」、イギリスの場合は「+44」です。

そのため、日本国内で「+86」から始まる番号が表示された場合、電話番号上は中国向けの国際電話として識別されていることになります。

ただし、ここで注意したいのは、+86の表示と、実際に中国国内から電話が発信されたことは同じ意味ではないという点です。

海外の通信回線やインターネット電話サービスを経由した電話、発信者番号を偽装した電話なども存在します。番号の先頭だけで相手の国籍、身元、居場所を確定することはできません。

+86から始まる電話番号にはどんな種類がある?

中国の電話番号には、携帯電話番号と固定電話番号があります。

中国の携帯電話番号は一般に11桁で、国番号の後に続く番号は「1」から始まる形式が広く使われています。一方、固定電話は北京や上海などの地域番号と加入者番号で構成されています。

例えば、北京の市外局番は国内表記で「010」です。海外から電話をかける場合は、国番号の後に市外局番の先頭にある「0」を除いた番号を入力します。

ただし、番号の桁数や先頭の数字だけで、相手が正規の利用者か詐欺業者かを判定することはできません。

+86の着信はすべて中国からの迷惑電話なのか

答えはNOです。

中国に住む家族や友人、仕事上の取引先、現地の宿泊施設、航空会社などから連絡が入ることもあります。また、中国に滞在している日本人の携帯電話から連絡されるケースも考えられます。

一方、海外の電話番号を利用した詐欺では、発信元を分かりにくくしたり、相手に国際電話への警戒心を持たせないようにしたりする目的で、さまざまな番号が使われます。

したがって、判断基準は国番号だけではありません。電話の内容、相手が要求する情報、金銭の要求、折り返しを急がせる態度などを総合的に確認する必要があります。

【2026年最新】+86から着信する理由と中国発の不審電話の実態

+86から電話がかかってくる主な理由

中国の国番号から着信する背景には、いくつかの可能性があります。

1. 中国国内の知人や企業からの連絡

中国に住む家族、友人、取引先、現地企業などが日本の電話番号に連絡しているケースです。海外出張や旅行の予約、配送、仕事の確認など、通常の連絡である可能性もあります。

2. 電話番号の入力間違い

発信者が番号を間違え、偶然日本の電話番号につながってしまうこともあります。ワン切りや無言電話だからといって、必ずしも特定の詐欺手口と断定できるわけではありません。

3. 自動発信による無差別な架電

特殊詐欺では、自動発信機能などを利用して多数の電話番号へ連絡する手口が確認されています。電話に出ると、自動音声で通信サービスの停止や料金未納などを告げ、操作を促すパターンもあります。

4. 国際電話を利用した特殊詐欺

犯行グループが海外の通信回線などを利用し、日本国内の利用者に電話をかけるケースです。警察官、通信事業者、行政機関、大使館などを装うことがあります。

5. 発信者番号の偽装

実際の発信元とは異なる番号を着信画面に表示させる手口です。+86が表示されていても、発信者が中国にいるとは限りません。

警察庁が公表した2026年の特殊詐欺被害状況

国際電話を使った詐欺への警戒が必要な背景には、特殊詐欺の被害規模があります。

警察庁が2026年11月4日に公表した「令和8年9月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」によると、2026年1月から9月までの特殊詐欺の認知件数は3万3,329件、被害額は2,610.4億円に達しています。

このうち、ニセ警察詐欺は7,334件、被害額は842.8億円です。警察官を装い、犯罪捜査や口座の不正利用などを理由に金銭を要求する手口が大きな問題になっています。

また、警察庁が示した2025年のデータでは、特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が「+1」「+44」などから始まる国際電話番号でした。

ここで重要なのは、この75.5%という数値は2025年の国際電話番号全体に関するものであり、+86だけの割合ではないということです。2026年9月末の統計も、+86の着信件数を個別に示すものではありません。

つまり、国際電話を使った詐欺が深刻化している事実は確認できますが、中国の国番号からの着信だけが特別に多いと判断できる統計ではありません。

中国の公的機関を装う詐欺にも注意

2026年6月5日には、早稲田大学が中国からの留学生を狙った詐欺被害について注意喚起を公表しました。

大学の案内によると、中国大使館、中国公安局、出入国在留管理庁などの公的機関の職員を名乗り、電話で金銭を要求する被害が報告されています。実在する電話番号を偽装するケースや、大学が発行したように見せかけた文書を送る手口も紹介されています。

この事例から分かるのは、詐欺グループが中国や日本の公的機関の名称を利用して信用させようとすることです。

電話番号が中国に関連していることと、相手が本当に中国の公的機関であることは別問題です。身分証明や捜査を理由に送金を要求された場合は、電話を切って正規の窓口で確認してください。

【番号の違いを比較】+86・+852・+886はどこの国・地域?

国際電話では、中国、香港、台湾がそれぞれ異なる国番号を使用しています。地理的に近い地域であるため混同されることがありますが、電話番号上の識別コードは別々です。

国際電話番号 国・地域 番号の意味 着信時の確認ポイント
+86 中国(中華人民共和国) 中国本土の国番号 中国の知人・企業などに心当たりがあるか確認する
+852 香港 香港の国番号 香港の企業や知人との連絡に該当するか確認する
+886 台湾 台湾の国番号 台湾からの連絡に心当たりがあるか確認する
+86と+852の違い

+86は中国本土、+852は香港の国番号です。

香港は中国の特別行政区ですが、国際電話番号の体系では中国本土とは異なる番号が割り当てられています。

そのため、香港からの電話を中国本土からの電話と同じ番号として扱うことはできません。

+86と+886の違い

+886は台湾の国番号です。+86とは異なる番号体系が使われています。

着信画面に+886が表示されている場合、番号上は台湾向けの国際電話として識別されます。ただし、こちらも発信者番号の偽装があり得るため、表示だけで発信者の所在地を確定することはできません。

国番号が違っても詐欺の判断基準は同じ

+86、+852、+886のいずれであっても、心当たりのない番号からの着信に対する基本的な対処は変わりません。

電話に出ることを急ぐ必要はありません。折り返しを要求されたり、個人情報や銀行口座の情報を聞かれたりした場合は、相手の説明をうのみにせず、公式窓口から確認することが大切です。

【中国への電話のかけ方】+86の入力方法と国際通話料金を解説

日本から中国へ電話する基本的な方法

日本から中国へ電話をかける場合、基本的には次の形式で番号を入力します。

スマートフォンの場合

+86 + 相手の電話番号

010を使う場合

010 + 86 + 相手の電話番号

スマートフォンでは、電話アプリのダイヤル画面から「+」を入力できます。機種によって操作方法は異なりますが、多くの場合は数字の「0」を長押しすると「+」が表示されます。

NTTドコモやソフトバンクなどの通信事業者も、日本から海外へ発信する際の基本形式として「+または010+国番号+相手先電話番号」を案内しています。

中国の携帯電話にかける場合

中国の携帯電話番号は一般に11桁です。

例えば、相手の番号が「13XXXXXXXXX」という形式なら、国番号を付けて次のように入力します。

+86 13XXXXXXXXX

携帯電話番号には、固定電話の市外局番のような国内用の先頭「0」を取り除く操作は通常必要ありません。

中国の固定電話にかける場合

固定電話の場合は、市外局番の最初に付いている「0」を除いて入力します。

例えば、北京の固定電話が国内表記で「010-XXXX-XXXX」の場合、海外からは次の形式になります。

+86-10-XXXX-XXXX

上海など別の都市にかける場合も、同様に市外局番を確認して入力してください。

中国への国際電話料金はいくら?

中国への国際電話料金は、契約している通信会社によって異なります。国内通話の無料通話分や割引サービスが適用されない場合もあるため注意が必要です。

2026年11月時点で確認できる各社の公式料金案内では、次のような違いがあります。

NTTドコモ(WORLD CALL)

  • 平日8時から19時:中国宛て57円/30秒
  • 平日19時から翌8時、土日祝日:49円/30秒

ソフトバンク国際電話

  • 中国宛て:99円/30秒

ソフトバンクの掲載料金は2025年3月19日時点の料金表に基づくものです。料金は改定される可能性があるため、発信前に最新の契約内容を確認してください。

+86に折り返すと通話料金は発生する?

ここは特に間違えやすいポイントです。

日本国内で通常どおり携帯電話を利用している場合、海外からの着信に応答しただけで、中国向けに電話を発信したときの国際通話料が発生するわけではありません。

一方、着信履歴から+86の番号へ折り返すと、日本から中国向けの国際電話として料金が発生する可能性があります。

海外旅行中などに国際ローミングを利用している場合は、電話を受ける側にも着信料金が発生することがあります。NTTドコモも海外での着信には着信料がかかると案内しています。

また、相手につながらなかった場合でも、通信事業者の接続状況によって料金が発生するケースがあります。

したがって、知らない+86番号への折り返しは避けるのが安全です。重要な連絡だと思われる場合も、相手の公式サイトや登録済みの連絡先から確認する方法を優先してください。

【危険サインを見抜く】+86の不審電話・詐欺と発信者番号偽装の仕組み

警戒したい国際電話の特徴

+86からの着信で、次のような特徴が見られた場合は注意が必要です。

  • 知らない番号から突然電話がかかってくる。
  • 電話に出ると中国語や日本語の自動音声が流れる。
  • 「数時間後に電話が停止する」などと不安をあおる。
  • 番号の「1」を押すように指示される。
  • 警察官や大使館、通信会社の職員を名乗る。
  • 銀行口座、住所、生年月日、本人確認情報を聞かれる。
  • 指定された口座への送金や電子マネーの購入を要求する。
  • LINEやSNSのビデオ通話へ移動するよう誘導する。

特に注意したいのが、自動音声から人間のオペレーターへ切り替わる手口です。

国民生活センターが2026年3月19日に公表した「海外からの不審な電話にご注意」では、電話が使えなくなると告げられ、音声案内に従って番号を押した後、氏名や生年月日を聞かれた事例が紹介されています。

この注意喚起は+86だけを対象にしたものではありませんが、海外からの不審な電話に共通する危険な特徴を示しています。

警察官や通信会社を名乗る電話に注意

特殊詐欺では、相手に考える時間を与えないように、緊急事態を装うことがあります。

例えば、次のような説明です。

  • あなた名義の電話番号が犯罪に使われている。
  • あなたの銀行口座が不正利用されている。
  • 警察の捜査対象になっている。
  • 逮捕を避けるために資金調査が必要だ。
  • 本人確認のために口座情報を伝える必要がある。

警察庁は、警察官を名乗る詐欺について、電話で捜査対象になっていると告げられた場合などに注意するよう呼びかけています。

警察官を名乗る人物から電話で金銭を要求されたり、SNSで警察手帳や逮捕状の画像を送られたりした場合は、詐欺を強く疑ってください。

相手が教えた電話番号には折り返さず、警察相談専用電話「#9110」などを利用して確認することが大切です。

発信者番号偽装とは?+86の表示を信用しすぎてはいけない理由

発信者番号偽装は、実際の発信元とは異なる電話番号を受信側に表示させる手口です。英語ではスプーフィングと呼ばれます。

通常、電話の接続時には通信ネットワークを通じて発信者番号などの情報が伝達されます。しかし、通信経路や接続事業者の設定などに問題があると、実際の発信元と異なる番号が表示されることがあります。

2025年11月27日の国家公安委員会の説明資料では、警察署などの電話番号を偽装する事案について、通信事業者のシステム設定の誤りによって番号が制御されず、相手に通知されていたことが明らかにされています。

同資料によると、捜査で判明した偽装番号の総発信数は約197万件、偽装された番号は約147万番号に及びました。また、少なくとも11件、約2,800万円の特殊詐欺被害との関連が確認されています。

2025年4月以降、警察署などの電話番号を装う事案は急減したと報告されていますが、同資料は「+」から始まる国際電話番号について、十分な対策を行うことが難しい状況にも言及しています。

つまり、電話番号の表示だけで相手の正当性を判断するのは危険です。

+86だから中国にいる、国内の電話番号だから日本の公的機関である、という判断は避ける必要があります。

不審電話を受けたときの正しい対応

知らない+86番号から電話があった場合は、次の順序で対応してください。

  1. 心当たりがなければ電話に出ない。
  2. 着信履歴から折り返さない。
  3. 出てしまった場合は、個人情報を伝えずに電話を切る。
  4. 音声案内の番号を押さない。
  5. SMSやメールで届いた不明なリンクを開かない。
  6. 相手が名乗った機関の公式窓口から事実を確認する。

電話に出てしまっただけで、直ちに金銭的被害が発生するとは限りません。慌てず、相手に個人情報や認証番号を伝えていないか確認してください。

【着信拒否の方法】+86の迷惑電話をブロックする具体的な対策

スマートフォンで+86の着信を拒否する

携帯電話の場合、機種やOS、通信会社によって設定できる内容が異なります。

一般的には、次のような対策が利用できます。

  • 着信履歴から特定の+86番号をブロックする。
  • 電話帳に登録していない番号からの着信を制限する。
  • 非通知や通知不可能な番号からの着信を拒否する。
  • 迷惑電話対策アプリで不審な番号を検知する。
  • 携帯電話会社が提供する迷惑電話対策サービスを利用する。

ただし、電話帳に登録していない番号を一律に拒否すると、宅配業者や病院などからの必要な連絡まで受け取れなくなる可能性があります。

また、非通知拒否と国際電話拒否は別の機能です。非通知を拒否しても、番号が表示されている+86からの着信を必ずしも防げるわけではありません。

2026年の警察庁推奨アプリを活用する

2026年には、警察庁が特殊詐欺対策アプリの推奨制度を開始し、3月に初めて2つのアプリを認定しました。

認定されたアプリは次のとおりです。

  • 詐欺対策 by NTTタウンページ
  • トレンドマイクロ 詐欺バスター Lite

これらのアプリには、国際電話番号や特殊詐欺に利用された番号について、着信の遮断や警告を行う機能があります。

ただし、iPhoneとAndroidではOSの仕様によって機能に違いがあります。警察庁の説明では、Androidではすべての国際電話番号を対象に一括した遮断・警告が可能ですが、iOSでは犯行利用番号などを対象とする方式です。

そのため、アプリを導入すれば、あらゆる+86番号を必ず拒否できるというわけではありません。利用する端末に対応した機能を確認してください。

固定電話なら国際電話不取扱受付センターを利用する

自宅の固定電話に国際電話が頻繁にかかってくる場合は、警察庁が案内している国際電話不取扱受付センターの利用が有効です。

この制度では、国際電話を利用しない人を対象に、固定電話への国際電話の着信を休止する申し込みを受け付けています。

国際電話不取扱受付センター

電話番号:0120-210-364

利用料金:無料

自動音声受付:平日・土日祝日24時間

オペレーター受付:平日9時~17時

申し込みは、ウェブ、電話、郵送の3つの方法から選べます。

対象は03や06などから始まる10桁の固定電話番号です。070・080・090から始まる携帯電話や、050から始まるIP電話は対象外となります。

また、休止の対象は迷惑電話だけではありません。海外の家族や仕事関係者からの電話を含め、すべての国際電話の着信が停止されます。

そのため、海外との通話が必要な家庭や事業者は、申し込み前に利用状況を確認してください。

ウェブ・電話での申し込みは通常1週間程度、郵送の場合は数週間かかる可能性があります。

被害や不安がある場合の相談先

不審な国際電話に関しては、状況に応じて公的な相談窓口を利用できます。

  • 警察相談専用電話:#9110(犯罪や詐欺の疑いに関する相談)
  • 消費者ホットライン:188(消費生活上のトラブル相談)
  • 国際電話不取扱受付センター:0120-210-364(固定電話の国際電話利用休止)
  • 迷惑電話対策相談センター(でんわんセンター):03-6162-1111(総務省の迷惑電話対策相談窓口)

金銭を振り込んでしまった場合は、警察への相談に加え、利用した銀行にも速やかに連絡してください。クレジットカード情報や認証情報を伝えてしまった場合は、カード会社や該当サービスの正規窓口に連絡し、利用停止やパスワード変更などを行いましょう。

【国際電話の+86】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:+86から始まる電話番号はどこの国ですか?
A1:中国(中華人民共和国)の国番号です。電話番号の先頭に+86が付いていれば、中国向けの国際電話番号として識別されます。ただし、発信者が実際に中国にいるとは限りません。

Q2:+86から電話がかかってきたら詐欺ですか?
A2:必ずしも詐欺とは限りません。中国の知人や企業からの正規の連絡も考えられます。ただし、心当たりのない電話で金銭や個人情報を要求された場合は、詐欺を疑って電話を切ってください。

Q3:+86からの電話に出てしまいました。料金はかかりますか?
A3:日本国内で通常の携帯電話を利用している場合、着信に応答しただけで中国向けの国際発信料金が発生するわけではありません。ただし、海外ローミング中は着信料金が発生する場合があります。

Q4:+86の電話に折り返すと高額請求されますか?
A4:折り返すと中国向けの国際通話料金が発生します。料金は通信会社や契約内容によって異なります。心当たりのない番号には折り返さないことをおすすめします。

Q5:+86の電話番号を完全に着信拒否できますか?
A5:特定番号のブロックや迷惑電話対策アプリを利用できます。固定電話の場合は国際電話不取扱受付センターに申し込む方法があります。ただし、同センターの制度は携帯電話や050番号には対応していません。

Q6:+86と+852、+886は何が違いますか?
A6:+86は中国本土、+852は香港、+886は台湾の国番号です。それぞれ異なる国際電話番号体系が使われています。

Q7:+86の電話を無視すると何か問題がありますか?
A7:心当たりのない番号であれば、基本的に無視して問題ありません。重要な連絡であれば、相手が別の正規の連絡手段を利用することも考えられます。必要に応じて公式窓口で確認してください。

Q8:+86から何度も電話がかかってくる場合はどうすればいいですか?
A8:着信番号をブロックし、携帯電話会社の迷惑電話対策サービスや警察庁推奨アプリを利用してください。固定電話なら国際電話の利用休止も検討できます。金銭や個人情報を要求された場合は、警察相談専用電話#9110や消費者ホットライン188に相談してください。

国際電話の「+86」は中国の国番号です。日本国内でこの番号から着信があった場合、中国に関連する電話である可能性はありますが、表示された番号だけで実際の発信元や相手の身元を特定することはできません。

2026年の警察庁の公表資料からも、国際電話を悪用した特殊詐欺やニセ警察詐欺への警戒が必要な状況が続いていることが分かります。

特に、警察官や行政機関、通信会社を名乗って金銭や個人情報を要求する電話には注意が必要です。

安全に対応するための判断基準は、次の4つです。

  • 知らない+86番号には安易に出ない。
  • 着信履歴から不用意に折り返さない。
  • 個人情報、銀行口座、認証番号を伝えない。
  • 必要な連絡は相手の公式窓口を通じて確認する。

国際電話を使わない家庭では、国際電話不取扱受付センターによる固定電話の利用休止も有効な選択肢です。携帯電話では、端末の着信設定や警察庁推奨アプリを活用できます。

大切なのは、+86という数字だけを怖がることではなく、電話番号の表示と相手の正当性を切り分けて考えることです。落ち着いて対応し、不審な要求には応じないことが、国際電話を悪用した詐欺から自分や家族を守る第一歩になります。

主な公的確認資料

- 警察庁「令和8年9月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等について」
- 国民生活センター「海外からの不審な電話にご注意」(2026年3月19日)
- 国家公安委員会「電話番号偽装への対策について」
- 国際電話不取扱受付センターの制度・申込案内
- NTTドコモ、ソフトバンクの国際電話料金案内

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水沢 陽菜

美容・健康カテゴリを担当。引用元の研究・公的機関の資料を確認したうえで、誰にでも読める形に整えます。

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