ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【在日説の真相】田中シングルは2019年以前から何を語っていたのか

【在日説の真相】田中シングルは2019年以前から何を語っていたのか

滑原 圭介 滑原 圭介 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

8.6秒バズーカーの在日説を検証するうえで、重要な本人証言が掲載されているのが、2022年8月17日配信のABEMA TIMESの記事だ。ABEMAの番組「ABEMA Prime」に出演したはまやねんと田中シングルが、反日疑惑だけでなく、在日説についても具体的に説明している。

田中シングルは、2人に対して「在日だから日本が嫌いなのではないか」という中傷が寄せられていたことを明かした。そのうえで、本人は両親とも日本人であり、パスポートを提示したこともあったと説明している。

田中シングルは、両親とも日本人であることや、パスポートを提示した経験について説明。加えて、在日ではないと強調すること自体が在日の人々に失礼に当たる可能性もあり、デリケートな問題として対応に苦慮したと語った。

この証言で注目すべきなのは、単に疑惑を否定したという点だけではない。田中シングルは、自分たちの説明がネット上で受け入れられず、本人たちが語った内容よりも疑惑のほうが広まっていく状況に苦悩していた。

つまり、本人たちが説明していなかったから疑惑が残った、という単純な構図ではない。説明しても、それが疑惑を信じる人々に届かなかったという問題があった。

なお、民族的なルーツや出自は、外見、芸名、ネタの内容から判断できるものではない。在日説についても、本人証言と、そこから飛躍して作られたネット上のストーリーを混同すべきではない。

少なくとも、在日説を裏付ける独立した信頼性の高い証拠は、今回確認できた報道資料には示されていない。本人たちが説明した内容と、匿名の憶測を同じ証拠価値で扱うことはできない。

この問題については、2022年のABEMA TIMESによる本人取材が、特に重要な一次証言の記録となっている。

【2026年最新】はまやねんが明かしたコンビ名の由来と田中シングルの発言

8.6秒バズーカー在日

2026年5月9日、はまやねんはABEMAの密着企画「NO MAKE」に出演した。そこで改めて語られたのが、8.6秒バズーカーというコンビ名の由来だった。

今回の説明では、2つの要素が挙げられている。

1. バンド「0.8秒と衝撃。」への思い入れ

はまやねんによると、当時好きだったバンドが「0.8秒と衝撃。」だった。バンド名に秒数が入っていることから、自分たちのコンビ名にも「○○秒」という形式を取り入れようと考えたという。

このバンド名の響きが、コンビ名を考える際の出発点になった。

2. 漫画『頭文字D』のハチロク

もう一つの要素が、漫画『頭文字D』に登場する車、通称ハチロクだ。

中学生の頃に『頭文字D』が流行しており、主人公が乗るハチロクの数字が印象に残っていたという。そこから「8.6秒」という名前を思いついたと説明している。

加えて、数字だけでは洗練されすぎていると感じたため、濁点の付いた力強い響きの言葉を加え、「バズーカー」としたという。

2026年5月の番組でスタッフから陰謀論について直接質問された際、はまやねんは明確に否定した。ネット上で広まった意味付けについても、なぜそのような解釈を信じるのか理解できなかったという趣旨の心境を明かしている。

「ウソです」と、はまやねんは陰謀論を明確に否定した。

過去の説明と2026年の説明には違いがある

ここで見落とせないのが、コンビ名の由来について過去の取材で語られた内容だ。

2015年2月の週刊女性のインタビューでは、はまやねんはNSC入学時に測った50メートル走のタイムが8.6秒だったことを由来として説明している。田中シングルも、バズーカという表記について正しい表記は「バズーカ」だと後から知ったというエピソードを語っていた。

さらに2022年のABEMA Primeでは、50メートル走のタイムと『頭文字D』のハチロクを連想したことを含めて説明している。

一方、2026年の説明では「0.8秒と衝撃。」というバンドの存在が新たに強調されている。したがって、過去の発言をなかったことにするのではなく、各時点での説明の違いを把握することが大切だ。

少なくとも、2015年から2026年までの本人たちの説明には、原爆投下を意図して名前を付けたという主張はない。

【噂と事実を比較】ラッスンゴレライの意味や反日疑惑を検証

8.6秒バズーカーの炎上では、コンビ名だけでなく、ネタの言葉、衣装、サングラスまでが原爆や戦争に関連付けられた。

個々の疑惑を整理すると、どのような情報が本人たちによって説明されてきたのかが見えてくる。

ネット上で広まった説 本人・報道による説明 検証結果
8.6秒は8月6日の原爆投下日 50メートル走のタイム、ハチロク、バンド名などを由来として説明 原爆由来を裏付ける根拠なし
ラッスンゴレライは「落寸号令雷」 深夜のネタ合わせで生まれた言葉と説明 原爆の号令という説は根拠なし
「ちょっと待って」は爆撃機の暗号 ネタの決めぜりふとして使用 意図的な関連を示す根拠なし
サングラスはマッカーサーの象徴 当初はネタ中に目が泳ぐことを隠すために着用 象徴という説は根拠なし
在日だから反日活動をしている 田中シングルが両親やパスポートについて本人証言 在日説を裏付ける証拠なし

「ラッスンゴレライ」に隠された意味は存在するのか

特に話題になったのが、「ラッスンゴレライ」を「落寸号令雷」と読み替える説だ。

この説では、原爆投下に関連する暗号であるかのように説明されていた。しかし、2022年のABEMA Primeで2人が語った内容によれば、実際には深夜のネタ合わせ中に生まれた言葉だった。

田中シングルは、ネタ合わせで行き詰まったとき、はまやねんを笑わせようとして言葉を口にしたことがきっかけだったと説明している。完成までにかかった時間についても、約1時間だったと振り返った。

さらにABEMAの記事では、「落寸号令雷」という表現について、新聞記事の見出しや写真を差し替えた捏造記事が出回ったことも紹介されている。

漢字を後から当てはめれば、それらしい意味を作ることはできる。しかし、文字の音が似ていることと、実際にその意味を込めて作られたことは別問題だ。

「ちょっと待って!」と爆撃機の噂

もう一つ拡散したのが、ネタ中の「ちょっと待って!」というフレーズが、かつての爆撃機の名称に由来するという説だった。

ABEMAの2022年の報道では、実際に「チョットマッテ号」という航空機が存在したという情報が紹介されている。

ただし、航空機の名称が実在したことと、8.6秒バズーカーがその名称を意識してネタを作ったことは同じではない。両者を結び付ける制作上の証拠は示されていない。

このように、一部に実在する事柄が混じることで、全体のストーリーまで本当であるかのように受け取られやすくなったことも、騒動の特徴だった。

【炎上の経緯】2015年のブレイクから2026年の真相告白まで

8.6秒バズーカーの炎上は、単なる芸人のネット上の悪評では終わらなかった。テレビ番組への出演やスポンサーへの苦情など、実際の芸能活動にも影響が及んだと報じられている。

騒動の流れを時系列で整理する。

時期 主な出来事 内容・意味
2014年4月 コンビ結成 中学の同級生だった2人がNSC大阪校36期を経て結成
2015年初頭 ブレイク 「ラッスンゴレライ」が人気を集め、テレビ出演が急増
2015年3月ごろ 反日疑惑が拡散 コンビ名やネタを原爆投下と関連付ける憶測が広がる
2015年4月22日 よしログで否定 田中シングルがネタに特別な意味はないと説明
2018年 真相解説動画を公開 ネット上の疑惑に対する説明動画をYouTubeに投稿
2019年8月 ABEMA Prime出演 2人が炎上の経緯とデマへの対応を語る
2022年8月 在日説について説明 田中シングルが両親やパスポートについて証言
2026年5月9日 NO MAKE出演 はまやねんがコンビ名の由来と陰謀論の真相を説明

2015年3月ごろ、疑惑が急速に拡散

人気が高まる一方、2015年3月ごろからネット上では、コンビ名やネタに原爆投下を暗示する意味があるという説が広がった。

疑惑は、数字の一致だけにとどまらなかった。赤い衣装やサングラスまでが特定の歴史的事象と関連付けられ、複数の要素を組み合わせたストーリーとして拡散されていった。

また、デビュー前にはまやねんが投稿した政治的な内容のSNS投稿も注目された。

2019年のABEMA TIMESの記事によれば、はまやねんは当時の投稿について、政治的な知識が十分でないまま、格好をつけるような感覚で書き込んでしまったと説明している。

この投稿は、コンビ名やネタをめぐる憶測とは別に、批判を強める材料になった。つまり、炎上の背景には複数の要素が存在していた。

田中シングルが語った「静観」という対応

2015年4月22日、2人はインターネット番組「よしログ」に出演し、「ラッスンゴレライ」に隠された意味があるという説を否定した。

田中シングルは、ネタ合わせの中で偶然生まれた言葉であり、1時間ほどで作ったネタだったと説明。コンビ名についても、はまやねんの50メートル走のタイムが由来だと改めて語った。

その後、2019年のABEMA Primeでは、疑惑が広がった当時の対応についても振り返っている。

田中シングルによれば、事実ではないことだから放置すれば収まると考え、積極的に反論しなかった。しかし、否定しても肯定しても、ネット上では反応自体がさらなる議論の材料になると感じていたという。

ところが、静観している間にも疑惑は拡大した。出演番組のスポンサーに苦情が寄せられ、収録した番組がお蔵入りになったこともABEMAの取材で伝えられている。

2018年の説明動画も噂の拡散には及ばなかった

2018年には、2人がYouTubeに騒動の真相を説明する動画を投稿した。

しかし、ABEMA TIMESが2022年に報じた内容によると、真相解説動画の再生回数は約40万回だったのに対し、2017年末に公開された「干された芸能人まとめ」という動画は約300万回再生に達していたという。

田中シングルは、疑惑を扱った動画によって、それまで事情を知らなかった人にも誤った情報が広がってしまったと振り返っている。

この数字の対比は、ネット上の情報拡散における大きな問題を示している。刺激的な疑惑は広まりやすい一方、本人による説明や事実関係の検証は、同じ規模で届くとは限らない。

【2026年現在】8.6秒バズーカーの芸能活動とはまやねんのキッチンカー

2026年5月のABEMA「NO MAKE」では、はまやねんの現在の生活にも密着した。

かつて1日22本の仕事をこなし、最高月収500万円を記録した芸人は、現在、キッチンカー事業を中心に生活している。

キッチンカーを購入したのは2022年

はまやねんがキッチンカーを購入したのは2022年。購入金額は400万円だったという。

2026年のABEMAの密着取材では、全国のイベントやフェスを回る様子が紹介された。2026年4月17日には大阪府吹田市から鳥取県のフェス会場へ向かう移動にも密着している。

キッチンカーの総移動距離は約10万キロ。地球を約2周半する距離に相当するという。

売上については、前年の年間売上が約1,000万円だったと本人が説明。ただし、売上がそのまま利益になるわけではなく、食べていけない月には貯金を取り崩すこともあると明かしている。

実際、鳥取県のフェスでは2日間の売上が約11万円だった一方、出店料や移動費などを差し引くと約30万円の赤字になったという。

芸能人の副業というより、全国を移動しながら売上と経費を管理する本格的な事業になっている。

2026年4月末時点でお笑いの仕事は0件

日刊スポーツの2026年5月9日の報道によると、4月末時点では、その年のお笑いの仕事は0件だった。

全盛期の月収500万円から、炎上後には月収8万円まで落ち込んだ経験も番組内で語られている。

一方で、はまやねんはお笑いへの思いを失っていない。芸人とキッチンカーのどちらをしたいかという質問に対し、お笑いを続けたいという気持ちを明かし、相方と再び「ラッスンゴレライ」を披露することにも意欲を示した。

田中シングルの現在とコンビ復活の可能性

相方の田中シングルについては、2026年のABEMA番組で、はまやねんが近況に触れている。

2年前に食事をした際、田中シングルは悠々自適に過ごしていると聞いたという。

ただし、この証言は2024年ごろの食事で聞いた話であり、2026年11月現在の具体的な職業や生活状況を確定するものではない。

また、はまやねんがコンビでの再活動を希望していることは確認できるものの、正式な再結成やテレビ出演の日程が発表されたという情報とは区別する必要がある。

現状は、はまやねんがキッチンカー事業を続けながら、お笑いの舞台への復帰も望んでいる段階だ。

【プロの結論】8.6秒バズーカーの騒動から分かるネット陰謀論の危険性

今回の騒動を振り返ると、単なる芸人の炎上という枠では説明できない問題が浮かび上がる。

それは、複数の偶然や断片的な情報を組み合わせることで、実際には確認されていないストーリーが、あたかも確定した事実のように広まってしまうことだ。

数字の一致は意図の証明にならない

8月6日と8.6秒が一致していることは事実だ。しかし、その一致だけで原爆投下を意図した命名だったと判断することはできない。

同じように、聞き慣れないネタの言葉を漢字に置き換えたり、衣装を歴史上の人物と関連付けたりしても、それが制作意図の証拠になるわけではない。

本人証言と第三者の憶測を同じ扱いにしない

この騒動では、2015年の本人説明、2019年のABEMA Prime、2022年の在日説に関する証言、2026年のNO MAKEという複数の記録が存在する。

情報を見極める際は、次の3点を確認するとよい。

  • 発言者:本人の発言なのか、関係者の証言なのか、匿名の投稿なのか。
  • 時期:いつ公開された情報なのか。後年の説明で新たに判明したことはあるか。
  • 証拠:具体的な記録があるのか、それとも数字や言葉の類似性から推測しているだけなのか。

特に民族的な出自や政治的な思想をめぐる話題では、根拠のない決め付けが個人の尊厳を傷つける可能性がある。

本人が語った内容を検討することと、出自を勝手に推測することは、まったく異なる行為だ。

8.6秒バズーカーのケースは、デジタル上で広まった情報が、本人の説明や仕事にまで影響を及ぼす可能性を示した事例としても考える必要がある。

8.6秒バズーカーの在日説に関するよくある質問(FAQ)

Q1:8.6秒バズーカーは本当に在日なのでしょうか?
A1:在日説を裏付ける信頼できる独立した証拠は確認されていない。2022年のABEMA Primeでは、田中シングルが両親とも日本人であることや、パスポートを提示した経験について本人証言している。

Q2:8.6秒バズーカーのコンビ名の本当の由来は何ですか?
A2:2026年5月のABEMA「NO MAKE」で、はまやねんは好きだったバンド「0.8秒と衝撃。」と、漫画『頭文字D』のハチロクを由来として説明した。過去には50メートル走のタイムが8.6秒だったという説明もしている。

Q3:ラッスンゴレライには原爆に関する意味があるのですか?
A3:そのような意味が込められていたという根拠はない。田中シングルは2015年にネット番組で疑惑を否定し、2022年のABEMA取材でも、ネタ合わせ中に生まれた言葉だったと説明している。

Q4:8.6秒バズーカーは2026年現在も活動していますか?
A4:はまやねんはキッチンカー事業を中心に活動している。お笑いへの復帰意欲も示しており、相方と再びラッスンゴレライを披露したいと語っている。ただし、コンビでの具体的な再活動日程は確認されていない。

Q5:はまやねんと田中シングルはコンビを解散したのですか?
A5:2026年5月の報道では、はまやねんが相方との再共演を希望している。少なくとも同番組で解散が発表されたわけではなく、再活動についても具体的な予定は明らかになっていない。

8.6秒バズーカーの在日説は、本人たちの証言とネット上の憶測を分けて考える必要がある問題だ。

2022年には田中シングルが在日説について苦悩を語り、2026年5月には、はまやねんがABEMAの「NO MAKE」でコンビ名の由来を改めて説明した。

「0.8秒と衝撃。」というバンド、『頭文字D』のハチロク、そしてバズーカーという言葉の響き。本人が語った由来は、ネット上で広まった原爆関連の陰謀論とは異なるものだった。

また、2015年の炎上によって仕事が激減した後も、はまやねんはキッチンカー事業という新しい活動の場を築いている。2026年には、再びお笑いの仕事に取り組みたいという希望も明かした。

この騒動から読み取れるのは、根拠の乏しい噂であっても、繰り返し拡散されれば本人の仕事や人生に大きな影響を及ぼし得るという現実だ。

2026年現在、注目すべきなのは過去の陰謀論を繰り返すことではなく、本人たちが実際に何を語り、どのような道を歩んでいるかという点だろう。

8.6秒バズーカーが再び2人で舞台に立ち、「ラッスンゴレライ」を披露する日は来るのか。今後の活動にも注目したい。

同じカテゴリの記事

滑原 圭介
コンテンツディレクター 滑原 圭介
プロフィールを見る →

旅行・観光を担当。現地の公式観光資料と営業情報を確認してから記事にします。

おすすめの関連記事