美浦とは違った特徴を持つのが、函館競馬場の厩務員食堂です。
こちらは、北海道シリーズの開催期間中に働く厩舎スタッフの食事を支える施設として紹介されています。特に注目したいのが、北海道らしい味付けを取り入れたメニューと、朝食から夕食まで対応する営業時間です。
営業時間は朝と夕方の2部制2025年7月1日付のnetkeiba掲載記事(デイリースポーツ・島田敬将記者)によると、函館競馬場の厩務員食堂の営業時間は次のとおりです。
朝・昼の営業7:30〜13:00

夕方の営業
16:30〜19:00
2025年7月の取材記事に掲載された営業時間。2026年の最新営業予定を保証するものではありません。
この食堂は、函館開催に合わせて滞在する厩舎スタッフの生活を支える役割を持っています。
記事では、昼夜合わせて1日約1,170人の利用者に対応していることも紹介されました。
函館らしさが光るザンギ定食函館の厩務員食堂を代表する料理として紹介されたのが、ザンギ定食です。
ザンギは北海道で親しまれている鶏肉の揚げ料理。一般的なからあげと似ていますが、味付けや仕込みに地域ごとの特色があります。
取材記事では、注文が入ってから揚げることや、鶏肉の臭みを抑えるための仕込みにこだわっていることが紹介されました。
また、塩ジンギスカン定食など、北海道らしさを取り入れたメニューも提供されています。
厩務員向けの食事でありながら、地域の食文化を感じられる点が函館ならではの魅力です。
カツカレーや日替わり定食の価格函館の厩務員食堂では、ザンギ定食だけでなく、定番の食堂メニューも充実しています。
2025年7月の取材記事で紹介された価格帯は次のとおりです。
- 醤油ラーメン:480円から
- 玉子丼:480円から
- 生姜焼き定食:600円台
- カツカレー:600円台
- 日替わり定食:日によって異なる
- ザンギ定食:具体的な価格の掲載なし
特に注目したいのは、醤油ラーメンや玉子丼などの480円からという価格設定です。
また、生姜焼き定食やカツカレーも600円台で提供されていたと報じられています。なお、これらは2025年の取材時点の価格であり、2026年の現行価格とは限りません。
食堂を運営する株式会社パンジと料理へのこだわり2025年の取材時、食堂を運営していたのは株式会社パンジです。
それまで別の会社が担っていた運営を引き継ぎ、代表の河口淳基さんを含む約6人のスタッフが食堂で働いていました。
日替わり定食は河口さんが考案し、和洋中の料理を組み合わせながら、滞在する厩舎関係者が飽きないように工夫していたと報じられています。
背景にあるのは、厩舎作業の身体的な負担です。
函館開催中は、厩舎スタッフが早朝から調教や馬の世話に従事します。食堂の料理にボリュームを持たせるのも、こうした仕事を支えるためです。
一般客は函館の厩務員食堂を利用できる?ここは美浦との大きな違いです。
函館の厩務員食堂を紹介した報道は、主に厩舎スタッフの食事環境を取り上げたもので、一般客向けの利用条件や入場方法は掲載されていません。
そのため、函館競馬場に行けば一般客も厩務員食堂を自由に利用できる、という理解は避けるべきです。
一般客が函館競馬場で食事を楽しみたい場合は、スタンド内の一般向け飲食店を利用する方法があります。
例えば、スタンド3階の「飯処 駒場亭」は、一般来場者向けの飲食店です。店舗情報では競馬開催日の土曜・日曜に9時から最終レースまで営業するとされています。
口コミでは、イカ刺し定食、ザンギ定食、カレーなどが紹介されています。こちらは厩務員食堂とは別の店舗です。
【施設別比較・口コミ検証】美浦と函館の厩務員食堂は何が違う?
ここまで紹介した施設を整理すると、同じ厩務員食堂という名称でも、一般客との接点や運営形態には違いがあります。
厩務員食堂をめぐる施設・関係性一覧美浦の厩務員食堂については、食べログやYahoo!マップに一般利用者の口コミが投稿されています。
2026年10月時点で、食べログには19人の口コミが掲載され、店舗評価は3.39でした。
実際の投稿内容からは、次のような評価の傾向が読み取れます。
評価されているポイント
- からあげやカツカレーなどの料理にボリュームがある。
- 一般客でも利用できる社員食堂という珍しさがある。
- 700円前後で食事を楽しめるメニューがある。
- 揚げたてのからあげや日替わりメニューを楽しめる。
訪問前に知っておきたいポイント
- 一般客が利用できる時間帯が限られている。
- 施設の場所が分かりにくいという口コミもある。
- 関係者優先の時間帯があるため、訪問時刻に注意が必要。
- 料理や価格の評価は、訪問時期や注文メニューによって異なる。
特に2026年7月の口コミでは、からあげ定食730円に大きめのからあげが4個付いていたという具体的な感想がありました。
一方で、すべての利用者が同じ評価をしているわけではありません。食べログの総合評価はあくまで投稿者による評価の集計であり、料理の品質や満足度を保証するものではありません。
厩務員食堂に向いている人・向いていない人訪問先としておすすめできるのは、次のような人です。
- 競馬場だけでなく、競走馬を支える仕事にも興味がある人。
- 大盛りやボリュームのある定食が好きな人。
- 一般的な観光施設とは違う食事体験をしてみたい人。
- 美浦村周辺を訪れる予定がある人。
反対に、次のような人にはあまり向いていません。
- 営業時間を気にせず自由に食事をしたい人。
- トレーニング・センター内を自由に見学したい人。
- 一般的なレストランのような接客や設備を期待する人。
- 函館の厩務員食堂を一般向け飲食店だと思って訪問する人。
厩務員食堂の魅力は、珍しい場所で食べることだけではありません。競走馬を支える仕事と、その仕事を支える食事の関係を知ることにもあります。
【厩務員食堂】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:厩務員食堂は一般人でも予約なしで利用できますか?
一般利用できる美浦トレーニング・センターの食堂については、通常の一般利用時間帯が案内されています。一般利用と施設見学は別の扱いです。イベント時の販売条件も通常営業とは異なります。
Q2:美浦の厩務員食堂でカツカレーはいくらですか?
2026年6月のYahoo!マップの口コミでは700円と報告されています。メニューや価格は変更される可能性があるため、当日の表示を確認してください。
Q3:函館競馬場の厩務員食堂でザンギ定食を一般客も食べられますか?
厩務員食堂そのものについて、一般客向けの利用条件は確認できません。一般来場者は、スタンド内の飯処 駒場亭などを利用する方法があります。
Q4:UMAフェスタ2026の限定からあげ定食は何食販売されましたか?
JRAの公式発表では150食限定でした。販売時間は11時から13時で、ミニゼッケンマグネットが付く企画でした。イベントは2026年9月23日に終了しています。
Q5:函館の厩務員食堂は一年中営業していますか?
2025年の取材記事では、北海道シリーズの滞在期間に合わせて営業し、全馬が退厩する8月末頃までと紹介されています。通年営業の一般飲食店とは異なります。
厩務員食堂は、競馬ファンにとって普段なかなか触れることのできない競馬の舞台裏を感じられる場所です。
2026年の注目事例となった美浦村UMAフェスタでは、厩務員食堂が一般来場者向けに開放され、150食限定のからあげ定食が販売されました。通常時にも一般利用できる時間帯が案内されている点は、美浦の大きな特徴です。
一方、函館競馬場の厩務員食堂は、北海道シリーズで働くスタッフの食生活を支える季節営業の施設です。ザンギ定食や塩ジンギスカン定食、カツカレーなど、北海道らしいメニューも魅力になっています。
最後に、訪問先を選ぶ際の判断基準を整理します。
- 一般客として厩務員食堂を体験したいなら美浦。
- 限定グルメや競馬関係者の仕事を知りたいならUMAフェスタなどの公開イベント。
- 函館で競馬観戦と食事を楽しみたいなら一般向けの場内飲食店。
大切なのは、厩務員食堂と一般客向けレストランを混同しないことです。
2026年11月以降も、美浦トレーニング・センターの通常利用条件やJRAのイベント情報を確認しながら訪問計画を立てることで、競馬の新しい楽しみ方が見つかるはずです。
主な情報源:JRA美浦トレーニング・センター公式発表、美浦村公式ホームページ、日本テレビ「news every.」、デイリースポーツ・netkeiba、食べログ、Yahoo!マップ。営業時間・価格は掲載・取材時点の情報を含みます。