2026年11月6日時点のモロッコ代表メンバーは、モハメド・ワフビ監督が11月4日に発表した26人。アフリカネイションズカップ(AFCON)2027予選のニジェールとの2試合に向け、GK4人、DF9人、MF7人、FW6人が選ばれた。今回の招集では、経験豊富なストライカーのユセフ・エン=ネシリが復帰した一方、AZアルクマールでプレーするアユブ・オウフキルがA代表に初招集された。
アクラフ・ハキミ、ヤシン・ブヌ、ブラヒム・ディアスら実績ある選手も引き続き名を連ねている。ワフビ監督がどのようなバランスで26人を選び、11月13日と17日のニジェール戦に臨むのか。最新メンバーのポジション、所属クラブ、注目選手、試合日程を整理する。
- 招集人数は26人: GK4人、DF9人、MF7人、FW6人の構成。
- 注目の人選: ユセフ・エン=ネシリが復帰し、アユブ・オウフキルがA代表初招集。
- ニジェール戦: 2026年11月13日にカサブランカ、17日にラバトで対戦する。
- 指揮官: 2026年3月に就任したモハメド・ワフビ監督がチームを率いる。
【2026年11月最新】モロッコ代表メンバー26人の全体像

モロッコ王立サッカー連盟(FRMF)は2026年11月4日、ニジェールとの2試合に向けた最終招集メンバー26人を公表した。
今回の招集は、アフリカネイションズカップ2027予選のグループA第3節・第4節にあたる。招集人数の内訳は次のとおり。
- GK:4人
- DF:9人
- MF:7人
- FW:6人
- 合計:26人
最大のトピックは、攻撃陣における経験と新戦力の融合だ。
エン=ネシリが戻ったことで、前線にはゴール前で存在感を発揮するストライカーが加わった。一方、オウフキルの初招集は、サイドから攻撃を仕掛ける選択肢を増やす人選となっている。
また、スフィアン・エル・カラウニとレダ・ベラヒヤンも復帰組として注目される。
今回のリストは単なる選手の入れ替えではない。2027年の本大会を見据え、経験豊富な主力と成長途上の選手を組み合わせるワフビ監督のチームづくりが表れている。
【ポジション別一覧】モロッコ代表26人の所属クラブも紹介
以下は、FRMFの招集区分に沿って整理した26人の完全リストだ。所属クラブは2026/27シーズンの選手登録情報を基準としている。
GK(ゴールキーパー)4人1. ヤシン・ブヌ(アル・ヒラル)
2. ムニル・エル・カジュイ(ルネサンス・ベルカン)
3. アハメド・レダ・タグナウティ(AS FAR)
4. アラ・ベラルーシュ(ディナモ・ブカレスト)
GK陣の中心として注目されるのはヤシン・ブヌだ。
豊富な国際経験を持つブヌに加え、国内外のクラブでプレーする3人が選ばれた。4人という人数は、複数の試合を戦う代表チームにとって、選手層を確保する意味も持つ。
DF(ディフェンダー)9人1. ヌサイル・マズラウィ(マンチェスター・ユナイテッド)
2. アナス・サラー=エディン(パナシナイコス)
3. スフィアン・エル・カラウニ(ベンフィカ)
4. ナイフ・アゲルド(マルセイユ)
5. レドゥアン・ハルハル(ヴェネツィア)
6. イッサ・ディオプ(イプスウィッチ・タウン)
7. アブデルハミド・アイト・ブードラル(レンヌ)
8. アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)
9. アリ・マアマル(アンデルレヒト)
守備陣ではハキミとマズラウィが大きな存在となる。
両選手はサイドから攻撃に参加できるだけでなく、守備面でも国際経験を備えている。センターバックにはアゲルド、ディオプ、ハルハルらが入り、複数のタイプを組み合わせられる陣容となった。
若手のアイト・ブードラルにも注目したい。経験豊富な選手と若い選手が同じ守備陣に入ることで、現在の戦力と将来への投資を両立させている。
MF(ミッドフィルダー)7人1. アイユブ・ブアディ(マンチェスター・シティ)
2. ニール・エル・アイナウイ(RBライプツィヒ)
3. ウサマ・タルガリン(フェイエノールト)
4. ビラル・エル・ハヌス(シュトゥットガルト)
5. レダ・ベラヒヤン(ラツィオ)
6. アミン・スバイ(アンジェ)
7. アブデラ・ワザン(アヤックス)
中盤は若さと技術力を兼ね備えた構成だ。
特にブアディ、エル・アイナウイ、エル・ハヌスは、欧州の競争力の高いリーグでプレーする選手として注目される。
また、ベラヒヤンの復帰によって中盤の選択肢が増えた。攻撃の組み立てだけでなく、ボールを奪った後の展開や守備への切り替えも見どころになる。
FW(フォワード)6人1. ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)
2. ヤシン・ゲッシム(ストラスブール)
3. アブデサマド・エザルズリ(レアル・ベティス)
4. アユブ・オウフキル(AZアルクマール)
5. ヤシル・ザビリ(ラシン・サンタンデール)
6. ユセフ・エン=ネシリ(アル・イテハド)
FWは今回の招集で特に注目度が高いポジションだ。
ブラヒム・ディアスの技術と創造性、エザルズリの突破力、エン=ネシリのゴール前での強さなど、異なる特徴を持つ選手がそろった。
加えて、オウフキルとザビリという若い攻撃陣も加わっている。相手の守備ブロックを崩す方法が増えるかどうかが、ニジェール戦の焦点になる。
【選手と所属クラブの関係】2026/27シーズンの注目ポイント
今回の26人は、欧州主要リーグだけでなく、サウジアラビアやモロッコ国内リーグなど、さまざまな環境でプレーしている。
所属クラブと代表でのポジションを整理すると、チームの構成がより明確になる。
| 代表ポジション | 選手 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| GK | ヤシン・ブヌ | アル・ヒラル |
| GK | ムニル・エル・カジュイ | ルネサンス・ベルカン |
| GK | アハメド・レダ・タグナウティ | AS FAR |
| GK | アラ・ベラルーシュ | ディナモ・ブカレスト |
| DF | ヌサイル・マズラウィ | マンチェスター・ユナイテッド |
| DF | アナス・サラー=エディン | パナシナイコス |
| DF | スフィアン・エル・カラウニ | ベンフィカ |
| DF | ナイフ・アゲルド | マルセイユ |
| DF | レドゥアン・ハルハル | ヴェネツィア |
| DF | イッサ・ディオプ | イプスウィッチ・タウン |
| DF | アブデルハミド・アイト・ブードラル | レンヌ |
| DF | アクラフ・ハキミ | パリ・サンジェルマン |
| DF | アリ・マアマル | アンデルレヒト |
| MF | アイユブ・ブアディ | マンチェスター・シティ |
| MF | ニール・エル・アイナウイ | RBライプツィヒ |
| MF | ウサマ・タルガリン | フェイエノールト |
| MF | ビラル・エル・ハヌス | シュトゥットガルト |
| MF | レダ・ベラヒヤン | ラツィオ |
| MF | アミン・スバイ | アンジェ |
| MF | アブデラ・ワザン | アヤックス |
| FW | ブラヒム・ディアス | レアル・マドリード |
| FW | ヤシン・ゲッシム | ストラスブール |
| FW | アブデサマド・エザルズリ | レアル・ベティス |
| FW | アユブ・オウフキル | AZアルクマール |
| FW | ヤシル・ザビリ | ラシン・サンタンデール |
| FW | ユセフ・エン=ネシリ | アル・イテハド |
この一覧で見えてくるのは、代表チームの選手層が欧州と中東の複数リーグに広がっていることだ。
例えば、ハキミはパリ・サンジェルマン、ブラヒム・ディアスはレアル・マドリード、ブアディはマンチェスター・シティでプレーする。
一方、ブヌはアル・ヒラル、エン=ネシリはアル・イテハドに所属している。
若手では、オウフキルがAZアルクマール、ザビリがラシン・サンタンデールでプレーしている点も興味深い。ザビリはレンヌからの期限付き移籍で2026/27シーズンを戦っている。
なお、所属クラブでの登録ポジションと代表の招集区分は必ずしも一致しない。ここでのポジション表記はFRMFが発表した代表メンバーの区分に統一している。
【最大の注目】エン=ネシリ復帰とオウフキル初招集の意味
今回の26人を語るうえで欠かせないのが、ユセフ・エン=ネシリの復帰とアユブ・オウフキルの初招集だ。
同じFWでも、両者に期待される役割は大きく異なる。
ユセフ・エン=ネシリが戻った理由エン=ネシリは、モロッコ代表で実績を積み重ねてきたストライカーだ。
今回の招集では、彼の空中戦の強さや相手最終ラインの背後を狙う動きが、攻撃の選択肢として期待される。
CAFの報道も、エン=ネシリの復帰によって前線の経験と攻撃の幅が増す点を取り上げている。
ブラヒム・ディアスやエザルズリは、ボールを持って仕掛けたり、狭いスペースでチャンスを作ったりできるタイプだ。
これに対してエン=ネシリは、ゴール前でクロスに合わせるプレーや、縦方向への動きで相手守備を脅かせる。
つまり、単に得点力のある選手が戻ったというだけではない。攻撃の組み立て方そのものに別の選択肢が生まれる。
アユブ・オウフキルはA代表初招集もう一人の注目選手が、AZアルクマールに所属するアユブ・オウフキルだ。
今回がモロッコA代表への初招集となった。
オウフキルはサイドでプレーできる攻撃的な選手で、スピードや突破を生かした攻撃が期待される。
今回の前線には、ブラヒム・ディアス、エザルズリ、ゲッシム、ザビリ、エン=ネシリがいる。オウフキルの加入によって、ワイドの攻撃を担う選手の競争がさらに活発になる。
ただし、初招集はそのまま先発や代表デビューを意味するものではない。実際の出場機会は、監督の戦術判断や試合展開によって決まる。
復帰組はエン=ネシリだけではない今回のリストでは、スフィアン・エル・カラウニとレダ・ベラヒヤンの復帰もポイントだ。
特にベラヒヤンはラツィオでプレーする中盤の選手。中盤の選択肢を増やす存在として期待される。
ワフビ監督は、固定されたメンバーだけで戦うのではなく、競争を促しながら複数の選手に機会を与えている。
エン=ネシリの経験、オウフキルの新鮮さ、復帰組の存在。この3つが11月の招集を特徴づけている。
【モハメド・ワフビ監督】2026年の就任経緯と選考方針
モロッコ代表の監督を務めるモハメド・ワフビは、2026年3月6日に前任のワリド・レグラギの後任として就任した。
モロッコのU-20代表を率いてチリで開催されたU-20ワールドカップを制した実績を持つ指導者で、若手育成と代表チームの強化を結び付ける役割を担っている。
今回の26人にも、ワフビ監督のこれまでの経験が反映されている。
経験豊富な主力と若手の融合ハキミ、ブヌ、マズラウィ、アゲルド、ブラヒム・ディアス、エン=ネシリといった実績ある選手が残る一方、ブアディ、ワザン、オウフキルら若い選手にもチャンスが与えられた。
この構成には、2つの狙いが読み取れる。
1つは、予選で勝ち点を積み上げるために経験豊富な選手を軸とすること。
もう1つは、将来的な主力候補を早い段階から代表の競争に参加させることだ。
特に若手選手にとって、経験ある代表選手と同じ環境で練習し、公式戦に向けた準備をすることは成長の機会になる。
主力の負傷離脱も選考に影響11月の招集では、複数の有力選手がメンバーから外れている。
現地報道では、次の選手たちが負傷による離脱として伝えられた。
- スフィアン・ラヒミ
- アユブ・エル・カービ
- アゼディン・ウナヒ
- イスマエル・サイバリ
- チャディ・リアド
これらの選手は、それぞれ攻撃や中盤、守備に関わる戦力だ。
特にサイバリやウナヒが不在となる中盤では、ブアディ、エル・アイナウイ、タルガリン、ベラヒヤンらに期待される役割が大きくなる。
一方、FWではエン=ネシリの復帰とオウフキルの初招集が、攻撃陣の選択肢を補う形になった。
負傷者の復帰時期やコンディション次第で、今後の代表メンバーは変わる可能性がある。
【モロッコ対ニジェール】2026年11月の試合日程と予選の状況
モロッコ代表は、アフリカネイションズカップ2027予選のグループAでニジェールと2試合を戦う。
FRMFの発表による日程は以下のとおり。
第3節:2026年11月13日- 対戦:モロッコ対ニジェール
- 日程:2026年11月13日(金)
- キックオフ:20:00
- 会場:ムハンマド5世スポーツ複合施設
- 開催地:カサブランカ
- 対戦:モロッコ対ニジェール
- 日程:2026年11月17日(火)
- キックオフ:20:00
- 会場:プリンス・ムーレイ・アブデラ・スタジアム
- 開催地:ラバト
2試合は4日間隔で開催される。会場はカサブランカとラバトで、どちらもモロッコ国内だ。
グループAの順位とモロッコの現在地モロッコは予選の最初の2試合で、ガボンとレソトにそれぞれ2対0で勝利している。
CAFの報道によると、ここまでの成績は次のとおり。
- 勝ち点:6
- 得点:4
- 失点:0
- グループ順位:1位
2試合連続で無失点勝利を収めており、グループAでは好調なスタートを切った。
今回のニジェールとの2試合は、その勢いを維持できるかを試す重要な機会となる。
特に連続して同じ相手と対戦するため、初戦で見えた課題を次の試合でどう修正するかにも注目したい。
【試合の見どころ】11月のモロッコ代表を評価する3つのポイント
今回の招集メンバーを分析すると、注目すべき要点は3つある。
1. ハキミを中心とした守備陣の安定感アクラフ・ハキミは、モロッコ代表の重要な主力選手だ。
パリ・サンジェルマンでも活躍する右サイドの選手で、攻撃参加やスピードを生かしたプレーが持ち味となる。
マズラウィもサイドの複数ポジションに対応でき、攻撃と守備の両面で貢献できる。
センターバックにはアゲルドとイッサ・ディオプらが選ばれており、経験のある選手を軸に守備を構成できる。
ただし、9人のDFが選ばれたことだけで、実際のフォーメーションや先発メンバーが決まるわけではない。
2. 中盤の若手がどこまで存在感を示すかブアディ、エル・アイナウイ、エル・ハヌスなど、若い中盤の選手がそろった。
中盤は試合のテンポを決める重要なポジションだ。
ボールを保持するだけでなく、相手から奪った後に素早く攻撃へ移行できるかどうかも重要になる。
ニジェール戦では、若手が代表の試合でどの程度落ち着いてプレーできるかが評価材料になるだろう。
3. エン=ネシリとオウフキルの共存今回の攻撃陣で最も興味深いのは、経験豊富なストライカーと新しいサイドアタッカーが同時に招集された点だ。
エン=ネシリが中央で相手DFを引き付け、オウフキルやエザルズリがサイドから仕掛ける形は、攻撃の選択肢の一つとなる。
ブラヒム・ディアスの創造性も加われば、中央とサイドの両方からチャンスを作ることができる。
もっとも、これは選手の特徴から考えられる組み合わせであり、実際の先発や配置はワフビ監督の判断による。
【モロッコ代表メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月のモロッコ代表メンバーは何人ですか?
A1:モハメド・ワフビ監督が招集した26人です。GK4人、DF9人、MF7人、FW6人で構成されています。
Q2:ユセフ・エン=ネシリは代表に復帰しましたか?
A2:はい。2026年11月のニジェール戦に向けた26人に選ばれました。経験豊富なストライカーとして攻撃陣を強化する存在です。
Q3:アユブ・オウフキルはモロッコA代表に初招集されましたか?
A3:はい。今回がA代表初招集です。AZアルクマールでプレーする若手アタッカーとして注目されています。ただし、招集と実際の代表デビューは別です。
Q4:モロッコ対ニジェールはいつ開催されますか?
A4:2026年11月13日と17日の2試合です。13日はカサブランカのムハンマド5世スポーツ複合施設、17日はラバトのプリンス・ムーレイ・アブデラ・スタジアムで開催されます。いずれも20時開始と発表されています。
Q5:モロッコ代表の監督は誰ですか?
A5:モハメド・ワフビです。2026年3月6日に就任しました。U-20ワールドカップでモロッコを優勝に導いた実績を持っています。
2026年11月のモロッコ代表は、ワフビ監督が選んだ26人による新たなチーム編成となった。
ハキミ、ブヌ、ブラヒム・ディアスら主力を維持しながら、エン=ネシリを復帰させ、オウフキルをA代表に初招集したことが今回の大きな特徴だ。
ポジション別の内訳はGK4人、DF9人、MF7人、FW6人。所属クラブも欧州や中東に広がり、国際経験と若手の成長を両立させる陣容となっている。
【プロの結論】
今回のモロッコ代表を評価する際には、単純に有名選手の人数や所属クラブだけを見るべきではない。
重要なのは、次の3点だ。
1. 攻撃の多様性: エン=ネシリの復帰によって、中央突破やクロスを生かした攻撃がどう変わるか。
2. 若手の成長: オウフキルやブアディらが、代表レベルの競争でどの程度力を発揮できるか。
3. チームの完成度: ハキミら経験豊富な主力と若手選手が、どれだけ連携を深められるか。
11月13日と17日のニジェール戦は、2027年のアフリカネイションズカップに向けた重要な試金石となる。
グループA首位という好位置を維持しながら、新戦力の可能性を見極められるか。ワフビ監督の選手起用と、エン=ネシリ、オウフキルを中心とする攻撃陣の働きが、今回の代表活動を占う大きなポイントとなる。
主な確認資料
- モロッコ王立サッカー連盟(FRMF):2026年11月4日の26人招集発表。
- アフリカサッカー連盟(CAF):エン=ネシリの復帰、オウフキルの初招集、予選状況。
- モロッコ政府系情報機関:ワフビ監督の2026年3月就任発表。
- FotMobおよび各クラブ・リーグの2026/27シーズン選手登録情報。