小笠原慎之介の巨人での年俸は、推定1億8000万円です。
2026年6月17日に巨人との契約合意が発表され、翌18日に東京ドームで入団会見が行われました。契約期間は2027年までの1年半契約と報じられています。背番号は98です。
注目すべきなのは、中日時代の最高年俸9300万円から、巨人移籍後は推定1億8000万円へと評価額が上がったことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属球団 | 読売ジャイアンツ |
| 2026年推定年俸 | 1億8000万円 |
| 契約期間 | 2027年まで |
| 契約形態 | 1年半契約 |
| 背番号 | 98 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 左投左打 |
ここで注意したいのが、年俸と契約金の違いです。
報道されている1億8000万円は年俸の推定額であり、別途支払われる契約金や出来高払いの総額とは区別する必要があります。
巨人との契約については、年俸と契約期間、背番号が報じられていますが、別途の契約金や出来高の詳細は公表されていません。
したがって、巨人移籍時に1億8000万円の契約金を受け取ったという理解は正確ではありません。
2027年の年俸はどうなる?契約が2027年まで続くことは報じられています。
一方、2027年の年俸の個別内訳や出来高条件については、詳細な公表がありません。
2026年の推定年俸1億8000万円を、そのまま2027年の確定年俸として扱うことはできません。
今後は登板数、先発としての役割、投球回数、防御率などが評価のポイントになります。
【中日時代の年俸推移】2016年から2024年までの増減を一覧比較

小笠原慎之介は2015年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けました。
東海大相模高校時代には甲子園優勝を経験。将来を期待された左腕として、契約金1億円、出来高5000万円、年俸1500万円という条件でプロ入りしています。
中日時代の年俸は、2016年から2021年にかけて伸び悩む時期もありました。しかし、2022年以降は先発投手としての実績を積み重ね、年俸も大幅に上昇しています。
小笠原慎之介の年度別年俸一覧以下は報道やプロ野球選手の年俸データベースに掲載されている推定金額です。
| 年度 | 所属 | 推定年俸 |
|---|---|---|
| 2016年 | 中日 | 1500万円 |
| 2017年 | 中日 | 1800万円 |
| 2018年 | 中日 | 2100万円 |
| 2019年 | 中日 | 2100万円 |
| 2020年 | 中日 | 1900万円 |
| 2021年 | 中日 | 1450万円 |
| 2022年 | 中日 | 3600万円 |
| 2023年 | 中日 | 6600万円 |
| 2024年 | 中日 | 9300万円 |
| 2025年 | ナショナルズ | 150万ドル |
| 2026年 | ナショナルズとの契約 | 200万ドル |
| 2026年6月以降 | 巨人 | 推定1億8000万円 |
中日時代の大きな転換点は2022年です。
この年、小笠原は22試合に登板し、10勝8敗、防御率2.76を記録しました。自身初の2桁勝利を達成し、先発ローテーションの中心的存在として評価を高めています。
翌2023年には年俸が6600万円となり、2024年には9300万円に到達しました。
2024年シーズンは24試合に登板して5勝11敗、防御率3.12。勝敗だけを見ると苦しい結果でしたが、4年連続で規定投球回に到達するなど、先発投手としての安定した稼働能力を示しました。
中日時代の年俸が伸びた理由年俸上昇の背景には、主に3つの要素があります。
- 先発としての実績: 2022年に10勝を挙げ、先発投手としての評価を確立した。
- 投球回数の安定: 複数年にわたり規定投球回に到達し、ローテーションを支えた。
- 継続的な貢献: 2023年、2024年も先発陣の一角として登板を重ねた。
特に注目したいのは、勝ち星だけでは評価できない部分です。
先発投手の場合、年間を通じてローテーションを守り、長いイニングを投げることも球団にとって重要な価値になります。
小笠原が9300万円まで年俸を伸ばした背景には、こうした稼働実績もありました。
【ナショナルズとの2年350万ドル契約】MLB年俸と中日への譲渡金
2024年オフ、小笠原はポスティングシステムを利用してメジャーリーグ挑戦を表明しました。
2025年1月24日(日本時間25日)、ワシントン・ナショナルズとの2年契約が成立。AP通信の報道をもとに、日刊スポーツなどが契約内容を伝えています。
2年総額350万ドルの年俸内訳
ナショナルズとの契約総額350万ドル
約5億4300万円
2025年1月の契約発表時の報道換算額
2025年
150万ドル
約2億3300万円
2026年
200万ドル
約3億1000万円
出典:AP通信の契約報道を伝えた日刊スポーツ。円換算は契約発表当時の概算。
この契約は、2年目に年俸が50万ドル増える内容でした。
ただし、2026年6月に巨人へ移籍したため、200万ドルという数字は当初のナショナルズとの契約上の年俸です。2026年の巨人での推定年俸1億8000万円とは、契約の時期と相手が異なります。
ポスティングシステムによる中日への譲渡金小笠原のメジャー移籍で、もう一つ注目されたのが中日ドラゴンズに支払われる譲渡金です。
報道によると、その金額は70万ドル、約1億900万円でした。
ここで重要なのは、譲渡金は小笠原本人が受け取る年俸ではないという点です。
ポスティングシステムでは、選手が所属球団の承認を得てMLB球団との交渉に進み、契約が成立すると、規定に基づく譲渡金が元の球団に支払われます。
つまり、今回の金額は次のように分けられます。
- 小笠原本人:ナショナルズとの選手契約に基づく報酬
- 中日ドラゴンズ:ポスティングによる譲渡金
- ナショナルズ:選手の獲得と契約に伴う費用
この3つを混同すると、生涯年俸の計算にも誤差が生じます。
【2025年MLB成績を検証】防御率6.98とマイナー降格の背景
小笠原のアメリカでの挑戦は、必ずしも順調ではありませんでした。
2025年7月6日にメジャーデビューを果たしましたが、シーズンを通して期待された成績を残すことはできませんでした。
2025年のMLB公式成績MLB公式選手データに掲載されている2025年のレギュラーシーズン成績は次のとおりです。
| 成績項目 | 2025年 |
|---|---|
| 登板試合数 | 23試合 |
| 先発登板 | 2試合 |
| 勝利 | 1勝 |
| 敗戦 | 1敗 |
| ホールド | 1 |
| 防御率 | 6.98 |
| 投球回 | 38回2/3 |
| 被安打 | 43 |
| 被本塁打 | 9 |
| 奪三振 | 30 |
| WHIP | 1.55 |
特に目立つのは防御率6.98という数字です。
38回2/3の投球で30失点(自責点)を記録し、被本塁打も9本に達しました。NPBで先発投手として実績を積んできた小笠原にとって、厳しい結果だったことは否定できません。
また、23試合のうち先発登板は2試合で、主にリリーフとして起用されました。
2026年はマイナーで再スタート2025年シーズン終了後、小笠原はナショナルズの40人枠から外れ、マイナー契約で再スタートすることになりました。
2026年は招待選手として春季キャンプに参加。その後、マイナーリーグでメジャー昇格を目指しました。
MLB関連の報道によれば、2026年には3Aと2Aを行き来しており、2Aハリスバーグでは6月5日時点で8試合に先発し、2勝1敗、防御率2.15を記録しています。
メジャーでの成績だけを見ると苦戦した印象ですが、マイナーでは先発投手として結果を残していた時期もありました。
アメリカで評価された投球スタイルとの違い小笠原の持ち味は、制球力と球種のコンビネーションです。
一方、ナショナルズの組織では球速アップや奪三振率の向上が重視されていたと、MLB.comの報道は伝えています。
本人も自身の投球スタイルについて、制球力や球種の組み合わせを強みとして説明していました。
この違いは、単純な能力の優劣というよりも、球団が求める投手像と選手の持ち味が一致するかという問題でもあります。
NPBで実績を積んだ投手であっても、MLBでは起用法や評価基準が異なります。
小笠原にとっては、先発投手として自分の投球を生かせる環境を選ぶことが、次のキャリアを考えるうえで大きなテーマになりました。
【なぜ巨人へ移籍したのか】中日復帰ではなく背番号98を選んだ背景
2026年6月、小笠原はナショナルズ傘下のマイナー組織を離れ、日本球界への復帰を決断しました。
移籍先として選んだのは、古巣の中日ではなく読売ジャイアンツでした。
巨人移籍までの経緯経緯を整理すると、次のようになります。
- 2024年オフ:中日からポスティングシステムを利用してMLB挑戦。
- 2025年1月:ナショナルズと2年総額350万ドルで契約。
- 2025年7月:MLBデビュー。
- 2025年シーズン終了後:40人枠から外れ、マイナー契約へ移行。
- 2026年春:マイナーで再スタート。
- 2026年6月11日:日本球界復帰と巨人移籍が決定的と報道。
- 2026年6月17日:巨人が契約合意を発表。
- 2026年6月18日:東京ドームで入団会見。
2026年6月18日の入団会見で、小笠原は巨人を選んだ理由について次のように説明しています。
「ジャイアンツの熱意がとても熱かったというところが一番の理由になります」
巨人だけでなく、中日、西武、DeNAなどからも獲得オファーがあったと報じられています。
その中で巨人の獲得への姿勢が本人の決断を後押ししました。
中日への復帰が実現しなかった金銭的な事情この移籍で見落とせないのが、ナショナルズとの契約が2026年まで残っていたことです。
MLB.comの解説記事によると、小笠原はメジャー40人枠から外れた後も、2026年の年俸200万ドルに関する契約上の支払い義務がナショナルズ側に残っていました。
シーズン途中で移籍する場合、残りの年俸を移籍先がどの程度負担するかが交渉のポイントになります。
同記事では、移籍時点の残額を約110万ドルと試算。巨人がその負担を引き受ける方向で条件をまとめた可能性を紹介しています。ただし、実際の金銭条件は公表されていません。
中日に復帰する場合も、こうした金銭面の条件を考える必要がありました。
ポスティングで約1億900万円の譲渡金を受け取った中日が、再獲得のためにそれを上回る負担を求められる可能性もありました。
つまり、古巣への愛着だけで移籍先を決められる状況ではなかったのです。
背番号98を選んだ理由巨人での背番号は98です。
中日時代は背番号11、ナショナルズでは16を着用していました。
入団会見では、大きな番号を一度つけて新しい挑戦をしてみたかったことに加え、98という数字には本人にとって特別な意味があると説明しています。
背番号の変更は、単なる球団移籍だけではなく、本人にとって新しいキャリアの区切りでもあります。
【生涯年俸はいくらか】契約金・年俸・譲渡金を分けて計算
小笠原慎之介の生涯年俸を考える際には、NPB時代の年俸、MLBとの契約総額、巨人での契約を分けて考える必要があります。
中日時代の推定年俸累計2016年から2024年までの推定年俸を合計すると、次の金額になります。
2016~2024年・中日時代の推定年俸累計3億350万円
9シーズン分の年俸を単純合計
これは年俸の合計であり、2015年の契約金1億円や出来高5000万円は含めていません。
MLB時代の契約総額ナショナルズとの契約は2年総額350万ドルでした。
契約発表当時の報道換算では約5億4300万円です。
中日時代の推定年俸累計と単純に合算すると、約8億4650万円になります。
ただし、これは契約額の単純合算であり、税金、為替変動、実際の支払い、出来高などを反映した本人の手取り収入ではありません。
巨人移籍後の金額はどう扱う?巨人とは2027年までの1年半契約で、年俸は推定1億8000万円と報じられています。
しかし、2026年のナショナルズとの契約残額と巨人移籍後の金銭負担には関係があるため、両方をそのまま足して生涯年俸とするのは適切ではありません。
したがって、小笠原の生涯年俸について、すべての契約を反映した確定総額は公表情報だけでは算出できません。
年俸・契約金・譲渡金の違い| 金額の種類 | 内容 | 受取人 |
|---|---|---|
| 中日入団時の契約金 | 1億円+出来高5000万円 | 小笠原 |
| 中日時代の年俸累計 | 推定3億350万円 | 小笠原 |
| MLB契約総額 | 350万ドル | 選手契約に基づく報酬 |
| ポスティング譲渡金 | 70万ドル | 中日ドラゴンズ |
| 巨人での推定年俸 | 1億8000万円 | 小笠原 |
ここでの要点は、譲渡金を選手の生涯年俸に含めないことです。
また、年俸の推定額と実際の支給額にも違いがあります。
【小笠原慎之介の年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小笠原慎之介の2026年の年俸はいくらですか?
A1:巨人での推定年俸は1億8000万円です。2026年6月に巨人へ移籍し、2027年までの契約を結んでいます。
Q2:小笠原慎之介のMLB時代の年俸はいくらでしたか?
A2:ナショナルズとの契約では、2025年が150万ドル、2026年が200万ドルでした。2年間の契約総額は350万ドルです。
Q3:小笠原慎之介の中日時代の最高年俸はいくらですか?
A3:2024年の推定9300万円です。2022年の10勝をはじめとする先発投手としての実績が年俸上昇につながりました。
Q4:中日へのポスティング譲渡金はいくらでしたか?
A4:70万ドルで、契約発表当時の報道では約1億900万円でした。この金額は小笠原本人の年俸ではなく、中日球団に支払われたものです。
Q5:小笠原慎之介の巨人での背番号は何番ですか?
A5:背番号98です。本人が新たな挑戦を意識して選んだ番号で、2026年6月18日の入団会見で発表されました。
Q6:小笠原慎之介はなぜ中日に戻らず巨人に移籍したのですか?
A6:本人は巨人の熱意を決め手として挙げています。また、ナショナルズとの契約残額を含む金銭条件も移籍先の決定に関係したと報じられています。
2026年11月現在、小笠原慎之介の年俸をめぐる経歴は、中日、ナショナルズ、巨人という3球団を通じて大きく変化しています。
押さえておきたい要点は次のとおりです。
- 中日時代の最高年俸は2024年の推定9300万円。
- 2025年にナショナルズと2年総額350万ドルで契約。
- MLBでの2025年成績は23試合登板、防御率6.98。
- 2026年6月に巨人へ移籍し、推定年俸1億8000万円。
- 契約は2027年までで、背番号は98。
- ポスティングによる中日への譲渡金は70万ドル。
【プロの結論】
小笠原の年俸を見るうえで大切なのは、単純な金額の比較だけで選手の評価を判断しないことです。
中日時代は先発投手としての安定感と投球回数が評価され、MLBでは異なる起用法や球団の育成方針に直面しました。そして2026年、巨人はシーズン途中に獲得するという判断を下しています。
巨人での推定1億8000万円という評価には、過去のNPBでの実績だけでなく、左腕先発としてチームに貢献できるという期待も含まれています。
2027年までの契約期間で、どれだけ先発としての存在感を示せるか。日米両方の経験を持つ左腕の今後は、年俸に見合う働きという観点からも注目されます。
主な情報源:MLB公式選手データ、MLB.com、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ、スポニチ、デイリースポーツ。年俸は報道・データベースに基づく推定額であり、契約金や出来高、税引き後の収入とは異なります。