2026年11月6日時点で、通常大会の最新結果として確認できるのは第43回大会(2025年)まで。第44回となるSASUKE2026は、TBSが年末の放送を予定している。
2026年のワールドカップではダニエル・ギルと森本裕介がファイナルステージを完登したが、通常大会の完全制覇者が新たに誕生したという意味ではない。2026年の通常大会で誰が完全制覇するかは、年末の本戦結果を待つ必要がある。
2026年の完全制覇に必要な4つの条件現行ルールを前提にすると、完全制覇には次の4段階を連続して突破する必要がある。
1st STAGE突破
複数の障害物を制限時間内に攻略し、最初の関門を突破する。
2nd STAGE突破
持久力と筋力を使う複合障害をクリアし、3rdへの進出権を獲得する。
3rd STAGE突破
クリフハンガーなどの高難度エリアを攻略し、ファイナルステージに進出する。
FINAL STAGEを45秒以内に完登
現行の第7形態を突破し、頂上のゴールボタンを押す。
特に重要なのは、ファイナルステージだけを練習しても完全制覇には届かないということだ。前の3ステージを突破した時点で、身体はすでに相当な疲労を抱えている。
ファイナルステージ攻略で重視すべき能力
瞬発力と移行動作
最初の壁を素早く登り、サーモンラダーへの移行で余計な時間を使わない能力。
握力と筋持久力
15段を安定したリズムで攻略し、バーの掛け違いや無駄な動作を減らす能力。
全身の連動と持久力
疲労した状態でも脚と上半身を連動させ、10mの綱登りを最後まで続ける能力。
こうした能力を総合的に備えている選手が、ファイナルステージで強さを発揮する。
森本裕介が2026年の完全制覇候補として注目される理由森本裕介は、SASUKE史上2人目の2度の完全制覇者だ。第31回と第38回で頂点に立ち、長年にわたって日本版SASUKEの中心選手として活躍している。
TBSの選手紹介によると、森本は制御機器メーカーIDECのソフトウェアエンジニアで、愛称は「サスケくん」。2025年の第43回大会では史上初の3度目の完全制覇を目指したものの、ファイナルステージであと1秒足らずのところまで迫りながら達成を逃した。
2026年ワールドカップでは49秒23で完登しており、コースを最後まで攻略する能力は改めて示している。今後の焦点は、完登するだけでなく、通常大会の45秒という壁を安定して突破できるかどうかだ。
また、2026年の通常大会は年末放送予定とTBSが発表している。ワールドカップでの経験が本戦のファイナルステージにどう反映されるかも、見逃せないポイントになる。
【プロの結論】SASUKEファイナルステージの本当の難しさは総合力にある

SASUKEのファイナルステージを理解するうえで、押さえておきたいのは3つの事実だ。
第一に、現在のコースは高さ25.5m、通常大会の制限時間45秒という非常に厳しい設定になっている。スピードクライミング、サーモンラダー15段、綱登りを連続して突破するには、瞬発力、筋持久力、握力、全身の連動が必要だ。
第二に、日本版の歴代完全制覇者は秋山和彦、長野誠、漆原裕治、森本裕介の4人だけ。延べ6回の達成記録は、コースの難しさと完全制覇の希少性を物語っている。
第三に、2026年ワールドカップでは、ダニエル・ギルが41秒32、森本裕介が49秒23を記録した。アメリカが日本Redを破った結果は、国際大会における選手層の厚さと、ファイナルステージの競技レベルが上がっていることを示す。
今後のSASUKEを見る際には、次の3つを判断基準にすると、ファイナルステージの勝負をより深く楽しめる。
- 最初のスピードクライミングで、どれだけ時間を短縮できるか。
- サーモンラダー15段をミスなく突破できるか。
- 最後の綱登りで45秒の壁を越えるスピードを維持できるか。
ファイナルステージは、腕力だけが強い選手に有利な競技ではない。複数の能力を組み合わせ、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮できる選手が勝利をつかむ。
SASUKEファイナルステージに関するよくある質問(FAQ)
Q1:SASUKEのファイナルステージは全部で何メートルですか?
A1:現行の第7形態は全高25.5mです。スピードクライミング8.5m、サーモンラダー15段7m、綱登り10mの3エリアで構成されています。
Q2:SASUKEで完全制覇した人は何人いますか?
A2:日本版SASUKEでは、第43回大会終了時点で秋山和彦、長野誠、漆原裕治、森本裕介の4人です。漆原と森本はそれぞれ2回達成しており、合計6回の完全制覇が記録されています。
Q3:2026年ワールドカップで優勝したのは誰ですか?
A3:アメリカ代表のダニエル・ギルが41秒32で完登し、アメリカが優勝しました。日本Redの森本裕介も49秒23で完登しましたが、7秒91の差で準優勝となりました。なお、ワールドカップは通常大会の45秒制限とは異なるタイムレース形式です。
SASUKEのファイナルステージは、番組の歴史とともに進化してきた最終関門だ。単純な綱登りから複合型の25.5mコースへと変わり、現在は45秒以内に3つのエリアを突破する能力が求められている。
歴代完全制覇者は秋山和彦、長野誠、漆原裕治、森本裕介の4人。なかでも2度の完全制覇を達成した漆原と森本は、番組の歴史に残る存在だ。
2026年8月のワールドカップでは、ダニエル・ギルが41秒32という驚異的な記録で優勝。森本裕介も49秒23で完登し、日米の実力者による熱戦を締めくくった。
年末に予定されているSASUKE2026第44回大会では、森本の3度目の完全制覇への挑戦をはじめ、歴代記録を塗り替える選手が現れるかが最大の見どころとなる。45秒の壁を誰が突破するのか。次の完全制覇者が誕生する瞬間に期待したい。
主な参照資料:TBSテレビ「SASUKE 過去の大会」「SASUKEワールドカップ2026」公式大会情報・ルール・選手紹介、2026年8月24日放送記録、SASUKE情報まとめWikiのファイナルステージ変遷記録。