上位の優勝争いと同じくらい注目したいのが、残留をめぐる下位グループの動きだ。第10節終了時点で降格圏に入っているのは、18位モンツァ、19位ウディネーゼ、20位ヴェネツィアの3クラブである。
現在の降格圏と残留争いの勝ち点差
17位 サッスオーロ8点

2勝2分け6敗・得失点差 -10
18位 モンツァ7点
2勝1分け7敗・得失点差 -7
19位 ウディネーゼ5点
1勝2分け7敗・得失点差 -12
20位 ヴェネツィア3点
1勝0分け9敗・得失点差 -14
モンツァは勝ち点7で18位。17位サッスオーロとの差はわずか1ポイントであり、次の試合で順位を入れ替える可能性がある。
10試合で17得点を記録している点は、下位チームとしては一定の攻撃力を示している。一方で24失点と守備面に課題が残る。得点力を維持しながら失点を減らせるかが、残留争いのポイントになる。
ウディネーゼ:失点23で守備の立て直しが急務ウディネーゼは5ポイントで19位。第10節ではローマに2-5で敗れた。10試合で23失点という数字は、下位から抜け出すための大きな課題を示している。
得点は11。失点の多さに加えて、攻撃面でも大量得点によって試合を取り返す展開を作りにくい。守備の改善と勝ち点3を取る試合の増加が必要だ。
ヴェネツィア:勝ち点3で最下位ヴェネツィアは1勝9敗で勝ち点3。第10節ではコモに0-1で敗れた。10試合で6得点、20失点という成績で、得失点差もマイナス14となっている。
特に深刻なのは得点力だ。10試合で6得点という数字は、1試合平均0.6得点にすぎない。守備を改善するだけでなく、試合を決める得点を増やす必要がある。
残留争いで注目すべきは17位との差降格圏の3クラブだけでなく、15位パルマ、16位フィオレンティーナ、17位サッスオーロも勝ち点8で並んでいる。14位レッチェも9ポイントであり、下位グループは非常に接近している。
第10節を終えた段階では、1試合の勝敗で複数クラブの順位が変わる可能性がある。特に勝ち点8の3クラブは、現時点では残留圏にいるものの、安心できる位置ではない。
まだ全38節のうち10節しか終わっていない。残り28試合で勝ち点を積み重ねられるかどうかが、最終順位を大きく左右する。
【セリエA順位の見方】勝ち点・得失点差で間違えやすいポイント
セリエAの順位を正確に理解するには、勝ち点だけでなく、勝敗、得点、失点、得失点差を組み合わせて見る必要がある。
勝ち点は勝利3点、引き分け1点、敗戦0点セリエAの基本的な勝ち点制度は次のとおりだ。
- 勝利:3ポイント
- 引き分け:1ポイント
- 敗戦:0ポイント
例えば、ラツィオは9勝1分けで28ポイントを獲得している。計算すると、9勝×3ポイント+1分け×1ポイントで28ポイントになる。
ローマは7勝3分けで24ポイント。ラツィオより勝利数が2つ少なく、引き分けが2つ多いことが、4ポイントの差につながっている。
得失点差は攻守のバランスを見る指標得失点差は、総得点から総失点を引いて算出する。
例えばローマの場合、28得点から10失点を引くため、得失点差はプラス18。反対にヴェネツィアは6得点から20失点を引くため、マイナス14となる。
この数字を確認すれば、勝ち点だけでは見えにくい攻撃力や守備力の傾向を把握できる。
10試合時点の順位だけでシーズンの結末は決まらない全38節のうち10節終了時点では、まだ28試合が残っている。現在の首位ラツィオも、今後の直接対決や連敗によって順位を落とす可能性がある。
逆に7位ユベントスや5位ACミランも、連勝すれば上位に食い込める。第10節の順位はシーズンの勢力図を把握する材料であり、最終順位を確定させるものではない。
【セリエA順位2026-27】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月5日時点でセリエAの首位はどこですか? A1:ラツィオです。第10節終了時点で9勝1分け、勝ち点28を獲得しています。2位インテルとの差は3ポイントです。
Q2:セリエAで得失点差が最も高いチームはどこですか? A2:ASローマです。28得点、10失点で得失点差はプラス18。首位ラツィオのプラス16、2位インテルのプラス13を上回っています。
Q3:インテルとACミランは現在何位ですか? A3:インテルは勝ち点25で2位、ACミランは勝ち点21で5位です。第10節のミラノダービーではミランがインテルを3-1で破りました。
Q4:ユベントスとコモは何位ですか? A4:コモは勝ち点23で4位、ユベントスは勝ち点17で7位です。両クラブの勝ち点差は6ポイントです。
Q5:2026-27シーズンのチャンピオンズリーグ出場圏は何位までですか? A5:2026-27シーズンのイタリアには4つのリーグフェーズ出場枠が割り当てられています。したがって、セリエAの上位4クラブが基本的な出場圏となります。ただし、欧州大会の優勝クラブなどに関する別枠の条件もあります。
Q6:現在のセリエA降格圏はどのチームですか? A6:18位モンツァ、19位ウディネーゼ、20位ヴェネツィアです。勝ち点はそれぞれ7、5、3。17位サッスオーロは8ポイントで残留圏にいます。
Q7:セリエAの順位は勝ち点が同じ場合、何で決まりますか? A7:セリエAでは勝ち点が並んだ場合、直接対決の成績などを含む公式の順位決定基準に従って順位が決まります。得失点差だけで機械的に順位が決まるとは限らないため、同勝ち点のクラブを比較する際は公式順位表の順位も確認することが大切です。
2026年11月5日時点のセリエA順位は、ラツィオが勝ち点28で首位、インテルが25点で2位、ASローマが24点で3位という状況だ。
第10節のミラノダービーではミランがインテルを破り、ラツィオはカリアリに逆転勝利。ローマも5得点を挙げて勝ち点3を獲得した。こうした結果が、上位3クラブの順位と勝ち点差に直結している。
数字を詳しく見ると、ラツィオは9勝1分けの安定感、インテルは26得点の攻撃力、ローマはプラス18の得失点差が強みだ。さらに4位コモ、5位ミラン、6位フロジノーネも欧州大会出場権を狙える位置にいる。
一方、残留争いではモンツァ、ウディネーゼ、ヴェネツィアが降格圏。17位サッスオーロとの勝ち点差は小さく、今後の結果次第で順位が入れ替わる可能性がある。
セリエA順位を追う際に重視したい判断基準は、次の3つだ。
- 優勝争い:ラツィオとインテルの勝ち点差3、ローマの無敗継続に注目する。
- 欧州出場権:4位コモと5位ミランの勝ち点差2、ユベントスの巻き返しを確認する。
- 残留争い:17位サッスオーロと18位モンツァの勝ち点差1を中心に、下位チームの勝敗を追う。
まだシーズンは序盤戦。第10節終了時点の順位は、2026-27シーズンの勢力図を知る重要な指標だが、優勝も降格も決まっていない。今後の直接対決と連勝・連敗の流れによって、セリエAの順位表はさらに大きく動いていく。