『新婚さんいらっしゃい!』の司会は誰なのか。2026年11月現在、番組のMCを務めているのは、タレントの藤井隆と井上咲楽の2人です。2022年4月に始まった新体制は、4年以上にわたって続いており、2026年には放送55周年という大きな節目を迎えました。
1971年の放送開始から長年番組を支えてきた桂文枝(旧・桂三枝)と山瀬まみの卒業は、日曜昼のテレビにとって大きな転換点でした。桂文枝が51年以上にわたって司会を続けた背景や、山瀬まみの25年間に及ぶアシスタント歴、藤井隆と井上咲楽が選ばれた経緯を振り返ると、番組が長く愛されてきた理由も見えてきます。
【2026年現在】新婚さんいらっしゃいの司会は藤井隆と井上咲楽

2026年11月現在、『新婚さんいらっしゃい!』の司会を担当しているのは、藤井隆と井上咲楽です。
朝日放送テレビの番組公式情報では、2人がMCとして紹介されています。テレビ朝日の2026年10月放送分の番組情報でも、同じ2人がMCとして掲載されており、司会体制が継続していることが確認できます。
藤井隆:桂文枝から番組を引き継いだ新司会者藤井隆は、2022年4月3日放送分から番組の新MCに就任しました。お笑いタレントとしての活動に加え、俳優や歌手としても幅広く活躍してきた人物です。
藤井隆の起用で注目されたのは、単に知名度の高いタレントを起用したという点ではありません。新婚夫婦の個性的なエピソードを受け止め、笑いにつなげる瞬発力や柔軟性が期待されていました。
桂文枝が長年築き上げてきた番組の雰囲気を尊重しながら、新しい世代の出演者とも自然に会話を展開できることが、起用の大きな魅力となっています。
2026年の放送55周年を迎えた際、オリコンのインタビューで藤井は、文枝と山瀬の存在の大きさや、視聴者に温かく迎えられたことへの感謝を語っています。また、番組をさらに多くの人に見てもらえるよう努力したいという今後の意欲も示しました。
井上咲楽:歴代8代目の女性アシスタントからMCへ井上咲楽は、2022年4月に8代目アシスタントとして番組に加わりました。2026年現在は、藤井隆とともに公式番組情報でMCとして紹介されています。
2022年2月の就任発表当時、井上は22歳。長い歴史を持つ番組を引き継ぐことへの緊張と、歴代アシスタントへの敬意を示しながら、新婚夫婦を温かく迎えたいという意気込みを明かしていました。
井上の持ち味は、出演者の話に対する率直な反応や、飾らない親しみやすさです。夫婦の出会いや結婚生活について、視聴者に近い目線で質問できることも番組に新しい空気をもたらしています。
2026年の放送時間と番組の基本情報番組はABCテレビ制作で、テレビ朝日系列の全国ネットで放送されています。基本的な放送枠は毎週日曜日の昼12時55分から午後1時25分までの30分間です。
2026年11月8日の放送予定にも藤井隆と井上咲楽の名前が掲載されており、55周年を迎えた現在も2人が番組を支えています。
【2022年4月の大改革】桂文枝の勇退と山瀬まみ卒業の理由
『新婚さんいらっしゃい!』の司会交代が発表されたのは2022年1月です。長年親しまれてきた桂文枝と山瀬まみがそろって番組を卒業し、4月から藤井隆と井上咲楽にバトンを渡しました。
この交代は単なる出演者の変更ではありません。番組開始以来、半世紀以上にわたって続いてきた司会体制が大きく切り替わる出来事でした。
桂文枝が51年余りの司会を勇退した背景桂文枝は、1971年1月31日の初回放送から2022年3月27日の最終出演まで、51年以上にわたって番組の司会を担当しました。
2022年1月の勇退発表会見では、当時78歳だった文枝が、若い新婚夫婦の話についていく難しさや、自身の年齢を意識するようになったことを説明しています。
特に、時代による恋愛や結婚のスタイルの変化は大きな要因の一つでした。マッチングアプリなど、若い世代にとって身近な出会い方が増えるなかで、そうした仕組みや話題への理解が難しくなってきたことも語っています。
また、番組の名物だったイスから転げ落ちるリアクションについても、年齢や身体への負担を考えて以前ほど積極的にできなくなっていたと明かしました。
2022年4月の文藝春秋のインタビューでは、番組の企画立案に関わった澤田隆治の死去や、家族を亡くしたことなど、個人的な事情も卒業を決めた時期に影響したと振り返っています。
加えて、長年続けてきた番組を卒業し、落語家としての活動に軸足を戻したいという思いもありました。
つまり、文枝の勇退には、年齢、時代の変化、身体的な負担、人生の節目、落語への思いなど、複数の事情が重なっていました。
山瀬まみが25年間の出演を終えた理由桂文枝とともに番組を支えてきた山瀬まみも、2022年3月27日放送分をもって卒業しました。
山瀬がアシスタントに就任したのは1997年7月6日。以来、約25年間にわたって新婚夫婦を迎え続け、歴代女性アシスタントのなかでも最長の出演期間を記録しました。
文枝との掛け合いは番組の大きな魅力でした。夫婦のエピソードに対する自然なリアクションや、文枝の話術を引き立てる立ち位置は、長年の視聴者にとっておなじみの光景だったはずです。
2022年3月の最終回では、文枝と山瀬がともに番組の思い出を振り返りました。山瀬は25年間の出演を通して出会った新婚夫婦や、番組に携わった人々への感謝を示し、涙を浮かべながら最後の収録を終えています。
なお、山瀬の卒業について、個別の降板理由が公式に詳しく発表されたわけではありません。文枝の勇退に伴う番組全体の司会体制刷新と一体となった交代です。何らかの不祥事やトラブルによる降板と結び付ける根拠はありません。
2022年の司会交代を時系列で振り返る新体制への移行は、2022年1月から3月にかけて段階的に発表され、4月3日の放送で実現しました。
- 2022年1月:桂文枝が3月での勇退を発表。
- 2022年1月30日:後任司会者として藤井隆の起用が発表される。
- 2022年2月1日:井上咲楽が8代目アシスタントに決定。
- 2022年3月10日:文枝と山瀬が最後の収録に臨む。
- 2022年3月27日:文枝・山瀬の最終出演回が放送される。
- 2022年4月3日:藤井隆・井上咲楽による新体制がスタート。
この交代で重要なのは、番組自体は終了せず、名称も維持されたことです。司会者を変えながら番組の核となる一般夫婦のトークを残す選択がなされました。
【歴代司会者一覧】桂文枝から現在までの55年間を年表で整理
『新婚さんいらっしゃい!』の歴史を振り返ると、男性司会者だけでなく、女性パートナーやアシスタントの交代も番組の個性を形づくってきたことが分かります。
特に女性アシスタントは、歌手、俳優、タレントなど幅広いジャンルから起用されてきました。歴代の顔ぶれを整理すると、時代ごとのテレビ番組の雰囲気も見えてきます。
歴代の司会者・女性アシスタント一覧| 時期 | 男性司会・担当者 | 女性パートナー・アシスタント | 主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 1971年1月 | 月亭可朝・桂三枝 | 江美早苗 | 番組放送開始。3人体制でスタート。 |
| 1971年6月〜 | 桂三枝 | 江美早苗 | 月亭可朝の降板後、三枝が中心となる。 |
| 1971年7月〜1978年2月 | 桂三枝 | 梓みちよ | 2代目女性パートナー。 |
| 1978年3月〜1981年11月 | 桂三枝 | ジョーン・シェパード | 3代目女性パートナー。 |
| 1981年11月〜1992年5月 | 桂三枝 | 片平なぎさ | 約10年半にわたり出演。 |
| 1992年5月〜1996年3月 | 桂三枝 | 岡本夏生 | 5代目女性パートナー。 |
| 1996年4月〜1997年6月 | 桂三枝 | 渡辺美奈代 | 6代目女性パートナー。 |
| 1997年7月〜2022年3月 | 桂三枝・桂文枝 | 山瀬まみ | 7代目。約25年間出演。 |
| 2022年4月〜2026年現在 | 藤井隆 | 井上咲楽 | 新体制スタート。2026年に放送55周年。 |
※桂三枝は2012年に六代 桂文枝を襲名しています。上記は番組の主な司会・女性パートナーの変遷を整理したものです。
歴代女性アシスタントの特徴江美早苗は、1971年の初回放送から参加した初代女性パートナーです。番組の立ち上げ期を支えました。
梓みちよは歌手として知られ、1971年7月から約6年半出演しました。番組が視聴者に定着していく時期を支えた人物です。
ジョーン・シェパードは1978年から1981年まで担当。梓みちよに続く女性パートナーとして番組に参加しました。
片平なぎさは1981年から1992年まで出演しました。俳優としての活動でも知られ、10年以上にわたって番組の顔を務めています。
岡本夏生は1992年から1996年まで担当。個性的なキャラクターと明るいリアクションで番組を盛り上げました。
渡辺美奈代は1996年から1997年までの短期間、6代目アシスタントを務めました。
山瀬まみは1997年から2022年まで出演。歴代最長となる約25年間、桂文枝とともに番組を支えた存在です。
井上咲楽は2022年4月から参加した8代目。若い世代の感覚を取り入れながら、新しい番組の雰囲気をつくっています。
司会者が交代しても変わらなかった番組の魅力歴代出演者を比較すると、司会者や女性パートナーのキャラクターは時代ごとに変化してきました。しかし、番組の基本的な構造は一貫しています。
一般の新婚夫婦をスタジオに招き、出会いから結婚までのエピソードや夫婦生活の出来事を聞き出すことです。
有名人の結婚会見とは異なり、日常生活のなかで起きた小さな失敗や、本人たちにしか分からない独特の習慣が話題になります。そこに司会者が反応し、笑いや共感へとつなげる仕組みが、番組の長寿を支えてきました。
【ギネス世界記録と55周年】桂文枝が残した歴史的な功績
『新婚さんいらっしゃい!』の歴史を語るうえで欠かせないのが、桂文枝の長期司会記録です。
1971年1月31日に始まった番組は、2026年に放送55周年を迎えました。ABCテレビの55周年記念発表によると、これまでに番組へ出演した新婚夫婦は5,000組を超えています。
1971年1月31日に番組がスタート番組の企画が進められたのは、放送開始前年の1970年です。朝日放送のプロデューサーだった澤田隆治らが中心となり、一般の新婚カップルをスタジオに招いて話を聞くという形式が考案されました。
当初は月亭可朝を中心に、桂三枝と江美早苗が加わる3人体制でスタートしました。しかし、月亭可朝が参議院選挙への出馬に伴って降板したため、桂三枝が中心的な司会者となります。
当初は3カ月程度の企画として考えられていたものが、視聴者参加型の番組として定着。日曜昼の長寿番組へと成長していきました。
2015年に桂文枝がギネス世界記録に認定2015年7月、桂文枝は『新婚さんいらっしゃい!』の司会記録によって、ギネス世界記録に認定されました。
記録の正式なカテゴリーは「同一司会者によるトーク番組の最長放送」です。ギネス世界記録の公式発表では、1971年1月31日の初回から2015年6月7日の放送まで、44年と127日にわたって同じ司会者が担当した実績が認定されています。
ここで押さえておきたいのは、単純に番組そのものが長く続いたという記録ではないことです。同じ司会者が一つのトーク番組を長期間担当し続けたことが評価された記録です。
その後も文枝は司会を続け、2022年3月27日の最終出演まで担当期間を延ばしました。最終的な出演期間は約51年2カ月に及びます。
2026年は放送55周年のアニバーサリーイヤー2026年2月、ABCテレビは55周年を記念したビジュアルを公開しました。掲げられた合言葉は「全ての愛にエールを! GOGO新婚さん」です。
記念企画では、1971年から積み重ねてきた5,000組以上の夫婦との出会いを振り返りながら、昭和・平成・令和それぞれの時代における結婚観や家族のあり方にも目を向けています。
2026年2月には鎌倉での記念企画が放送され、5月には藤井隆と井上咲楽が香川県を訪れる55周年特別企画も展開されました。
スタジオ中心のトークに加えて、出演夫婦の暮らしや地域の文化に触れる企画を取り入れている点も、現在の番組の特徴です。
【司会交代で何が変わった?】藤井隆と井上咲楽の新体制を分析
2022年の交代は、長寿番組にとって大きな挑戦でした。半世紀にわたって司会を務めた桂文枝の後任を決めることは、単に知名度のあるタレントを選ぶだけでは成立しません。
必要だったのは、新婚夫婦の個性を引き出す力と、番組の歴史を尊重しながら新しい視聴者にも届く会話をつくる力です。
藤井隆に求められたのは柔軟なトーク力藤井隆は、笑いを生み出す瞬発力と、相手の話に合わせて会話を展開する柔軟性を持っています。
新婚夫婦のエピソードには、予想外の展開や独特の価値観が登場します。予定調和にならない話題を自然に受け止め、視聴者にも分かりやすい笑いに変えることが司会者の役割です。
オリコンの55周年インタビューでも、藤井は長年番組に携わってきたスタッフへの感謝を述べ、時代に合った番組づくりへの意欲を語っています。
井上咲楽が加わったことで生まれた世代間の視点井上咲楽の参加によって、番組には若い世代の視点が加わりました。
恋愛や結婚に対する考え方は、時代によって変化します。マッチングアプリを通じた出会いや、仕事と結婚生活の両立など、以前とは異なる話題も増えています。
こうした話題に対して、井上が率直な疑問や感想を示すことで、若い視聴者も番組に入り込みやすくなります。一方、藤井が会話をまとめることで、幅広い年代が楽しめる構成になっています。
司会者交代と番組終了はまったく別の問題長寿番組では、看板司会者の交代が発表されると、番組そのものが終了するのではないかという見方が生まれることがあります。
しかし、『新婚さんいらっしゃい!』では、2022年の交代時にも番組名と基本的な企画を維持しました。桂文枝の卒業は番組終了ではなく、新しい司会体制への移行でした。
実際、2026年には55周年を迎え、特別企画を展開しています。番組の歴史を一人の司会者だけに依存させず、出演者を変えながら続けていく仕組みが機能しているのです。
長寿番組を支えるのは司会者だけではない藤井隆は55周年インタビューで、番組スタッフが長年にわたって番組を大切にしていることにも触れています。
番組には、夫婦のエピソードを聞き出す司会者だけでなく、出演者を募集するスタッフ、構成を考える制作陣、収録を支える技術スタッフなど、多くの人が関わっています。
司会者が交代しても、出演夫婦の魅力を引き出す制作体制が維持されれば、番組の根本的な価値は残ります。55年間続いた背景には、こうした制作側の継続的な取り組みもあります。
【新婚さんいらっしゃいの司会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、新婚さんいらっしゃいの司会は誰ですか?
A1:2026年11月現在は藤井隆と井上咲楽の2人です。2022年4月3日から新体制がスタートし、2026年の55周年を迎えた現在も2人がMCを担当しています。
Q2:桂文枝は何年間、新婚さんいらっしゃいの司会を務めましたか?
A2:1971年1月31日の初回から2022年3月27日の最終出演まで、約51年2カ月です。2015年には同一司会者によるトーク番組の最長放送としてギネス世界記録に認定されました。
Q3:山瀬まみが番組を降板した理由は何ですか?
A3:山瀬まみは2022年3月27日をもって卒業しました。桂文枝の勇退に伴う番組全体の司会体制の刷新によるものです。山瀬個人の卒業理由について、公式に詳しい説明は発表されていません。
Q4:藤井隆と井上咲楽はいつから司会をしていますか?
A4:2022年4月3日放送分からです。藤井隆が新司会者、井上咲楽が8代目アシスタントとして就任しました。現在は朝日放送テレビの公式番組情報でも2人ともMCとして紹介されています。
Q5:新婚さんいらっしゃいの歴代女性アシスタントは誰ですか?
A5:江美早苗、梓みちよ、ジョーン・シェパード、片平なぎさ、岡本夏生、渡辺美奈代、山瀬まみ、井上咲楽の順です。井上咲楽は8代目にあたります。
Q6:新婚さんいらっしゃいはいつから放送されていますか?
A6:1971年1月31日に放送を開始しました。2026年は放送55周年の記念イヤーで、番組に出演した新婚夫婦は5,000組を超えています。
2026年現在、『新婚さんいらっしゃい!』の司会は藤井隆と井上咲楽です。2022年4月の就任から新体制を継続し、放送55周年という節目を迎えています。
歴代の司会者を振り返ると、桂文枝が1971年から2022年まで51年以上にわたって番組を支え、2015年にはギネス世界記録に認定されたことが大きな功績として残っています。また、山瀬まみも1997年から約25年間出演し、番組の歴史に欠かせない存在となりました。
2022年の交代は、文枝の年齢や時代の変化、本人の今後の活動への思いなどが重なった結果です。山瀬の卒業も同時期の番組刷新に伴うものでした。
注目したいのは、司会者が変わっても番組の主役は変わっていないことです。出演するのは、さまざまな出会いや結婚生活を経験した一般の夫婦。そこから生まれる笑いや感動が、番組の中心にあります。
1971年の放送開始から55年。桂文枝と山瀬まみが築いた歴史を受け継ぎながら、藤井隆と井上咲楽が新しい時代の夫婦の姿を伝えています。今後も司会者の個性と出演者の多様な人生が交わることで、『新婚さんいらっしゃい!』は新たな歴史を積み重ねていくでしょう。
主な事実確認資料: 朝日放送テレビ公式番組情報・55周年発表、ギネス世界記録公式発表、オリコン、文春オンライン、日刊スポーツ、MANTANWEBの報道・インタビューを参照しています。