ドラマ『下町ロケット』のキャストを調べると、2015年の日曜劇場、2018年の続編、2019年1月2日放送の新春ドラマ特別編という3つの作品が候補に挙がる。主演の阿部寛をはじめ、土屋太鳳、竹内涼真、安田顕、立川談春らが演じた人物は、シリーズを通してどのように変化したのか。加えて、イモトアヤコ、徳重聡、古舘伊知郎ら2018年から加わった俳優の役柄も気になるところだ。
2026年11月現在、TBS版の最新制作は2019年の新春ドラマ特別編。TBS公式のキャスト・スタッフ情報をもとに、2015年版・2018年版・2019年特別編の出演者を整理する。主要人物だけでなく、佃製作所、帝国重工、ギアゴースト、ダイダロスの関係や、続投・新加入の違いまで詳しく紹介する。
【2026年最新】下町ロケットのキャストは?TBS版の歴代作品を整理

『下町ロケット』は、池井戸潤の小説を原作とするTBSの日曜劇場。町工場の経営者・佃航平と社員たちが、技術力とものづくりへの誇りを武器に大企業やライバル企業へ立ち向かう物語だ。
テレビドラマとしてのTBS版は2015年に始まり、2018年に新シリーズが制作された。2019年には第2シリーズの後日談を描く新春ドラマ特別編が放送されている。
まず押さえておきたいのは、それぞれの作品の位置づけだ。
- 2015年版:「下町ロケット」「下町ロケット2 ガウディ計画」を映像化した全10話の連続ドラマ。
- 2018年版:原作「下町ロケット ゴースト」「下町ロケット ヤタガラス」を中心に展開する第2シリーズ。
- 2019年版:2018年シリーズのその後を描く新春ドラマ特別編。
2015年版は阿部寛が演じる佃航平を中心に、宇宙ロケットの開発と町工場の経営という2つのテーマを描いた。2018年版では、人工弁の開発を経た佃製作所がトランスミッションや農業用ロボットの分野へ進出する。企業同士の競争に加え、技術者の信念や経営判断が物語を動かす構成になった。
TBS公式の作品紹介でも、原作は池井戸潤、主演は阿部寛と明記されている。2015年版の原作は第145回直木賞を受賞した同名小説で、2018年版は「ゴースト」「ヤタガラス」を原作としている。
なお、2026年の番組情報で『下町ロケット』を検索すると、2011年制作のWOWOW版も候補に出てくる。こちらは三上博史主演で、阿部寛主演のTBS版とは別のドラマだ。WOWOWプラスでは2011年版の2026年11月21日、12月29日の放送予定も掲載されている。歴代キャストを比較する際には、制作局と放送年を区別したい。
【2015年版】下町ロケットのキャスト一覧と出演者・役柄
2015年版の中心人物は、父親から町工場を引き継いだ社長・佃航平だ。阿部寛が演じる航平は、かつて宇宙科学開発機構で研究員として働いていた技術者。ロケット打ち上げ失敗をきっかけに研究機関を辞め、父親の残した佃製作所を継ぐ。
会社を経営しながらもロケット開発への夢を捨てられない航平と、彼を支える社員たちの姿が作品の中心にある。
主要キャストと役名- 阿部寛:佃航平 — 佃製作所の社長。技術者としての誇りと経営者としての責任を抱える主人公。
- 土屋太鳳:佃利菜 — 航平の一人娘。父親への反発や葛藤を抱えながら成長する。
- 立川談春:殿村直弘 — 佃製作所の経理部長。経営面で航平を支える重要人物。
- 安田顕:山崎光彦 — 技術開発部長。航平の大学時代の後輩で、研究開発を支える右腕。
- 和田聰宏:江原春樹 — 営業部門の社員。
- 今野浩喜:迫田滋 — 佃製作所の経理部門を支える社員。
- 山崎育三郎:真野賢作 — 技術開発に関わる社員。
- 中本賢:津野薫 — 営業部門を率いる人物。
- 谷田歩:唐木田篤 — 営業部門の責任者。
- 中村倫也:浅木捷平 — 佃製作所の社員。
- 阿部進之介:埜村耕助 — 佃製作所の社員。
- 竹内涼真:立花洋介 — 技術開発部の若手技術者。
- 佐野岳:川本浩司 — 佃製作所に関わる人物。
- 真矢ミキ:和泉沙耶 — 佃航平の元妻。
- 倍賞美津子:佃和枝 — 航平の母親。
- 吉川晃司:財前道生 — 帝国重工の部長。
- 杉良太郎:藤間秀樹 — 帝国重工の社長。
- 恵俊彰:神谷修一 — 佃製作所を支える弁護士。
- 池畑慎之介:中川京一 — ライバル企業側の弁護士。
- 木下ほうか:水原重治 — 帝国重工の宇宙航空部門の幹部。
- 橋本さとし:三田公康 — 企業関係者。
- 春風亭昇太:柳井哲二 — 企業関係者。
- 東国原英夫:根木節生 — 企業関係者。
後半の「ガウディ計画編」では、物語の舞台が人工弁の開発へと広がる。小泉孝太郎が椎名直之、石倉三郎が桜田章、高橋光臣が中里淳を演じた。加えて、バカリズム、篠井英介、平岳大、石井一孝、福田転球、朝倉あき、堀井新太、瀧川英次らも出演している。
世良公則、今田耕司、高島彩らも後半の重要人物として加わり、前半とは異なる企業間の対立や医療技術開発を描いた。
TBS公式の2015年版キャスト・スタッフ情報には、これらの出演者と役名が掲載されている。特に阿部寛、土屋太鳳、立川談春、安田顕、竹内涼真の5人は、後のシリーズを理解するうえでも欠かせない存在だ。
【2018年版】下町ロケットのキャスト一覧!続投組と新加入組を比較
2018年版は、2015年版から3年を経て制作された続編。前作の主要キャストを残しながら、トランスミッションメーカーのギアゴーストやライバル企業ダイダロスなど、新しい企業と人物を加えた。
TBSは2018年8月10日の公式発表で、土屋太鳳、竹内涼真、朝倉あき、真矢ミキ、木下ほうか、恵俊彰、池畑慎之介、倍賞美津子らの続投を発表している。阿部寛も引き続き佃航平を演じた。
2018年版の主要キャスト- 阿部寛:佃航平 — 佃製作所の社長。
- 土屋太鳳:佃利菜 — 帝国重工に入社し、ロケット開発に携わる航平の娘。
- 立川談春:殿村直弘 — 佃製作所の元経理部長。
- 安田顕:山崎光彦 — 技術開発部長。
- 竹内涼真:立花洋介 — 技術開発部の若手エース。
- 徳重聡:軽部真樹男 — トランスミッション開発を担当する孤高のエンジニア。
- イモトアヤコ:島津裕 — ギアゴーストの副社長で、天才エンジニア。
- 尾上菊之助:伊丹大 — ギアゴーストの社長。
- 古舘伊知郎:重田登志行 — ライバル企業ダイダロスの社長。
- 神田正輝:的場俊一 — 帝国重工の次期社長候補。
- 吉川晃司:財前道生 — 帝国重工の宇宙航空部門を担う人物。
- 杉良太郎:藤間秀樹 — 帝国重工の社長。
このほか、和田聰宏、今野浩喜、中本賢、谷田歩、坪倉由幸、馬場徹、朝倉あき、立石涼子、真矢ミキ、森崎博之、福澤朗、岡田浩暉、宮尾俊太郎らが出演した。
新加入キャストで特に注目したい人物徳重聡が演じる軽部真樹男は、2018年版で新たに登場する重要人物だ。以前はトランスミッションメーカーに勤めており、佃製作所の新規事業における技術開発チームのリーダーを任される。
ぶっきらぼうで周囲と衝突することも多いが、仕事に対する情熱は強い。立花洋介や加納アキとともに開発を進めるなかで、技術者同士の考え方の違いが物語に緊張感を与えている。
TBSの2018年9月14日の発表では、軽部は新シリーズからの追加キャストとして紹介され、徳重聡の出演が正式に発表された。
イモトアヤコが演じる島津裕は、ギアゴーストの副社長であり、技術者としても優れた能力を持つ人物だ。元帝国重工の社員で、伊丹とともにギアゴーストを立ち上げた経歴を持つ。
普段のバラエティー番組での印象とは異なる、専門知識と技術者としての信念を持った役柄が特徴的だ。TBSは2018年9月2日、イモトのTBS連続ドラマ初出演として島津役を発表した。
尾上菊之助が演じる伊丹大は、ギアゴーストの社長。帝国重工時代の同僚だった島津と会社を立ち上げ、独自のビジネスモデルで成長させた経営者である。物語が進むにつれて、佃製作所との関係にも変化が生じる。
古舘伊知郎が演じる重田登志行は、ダイダロスの代表取締役社長。技術力より価格競争を重視する企業の経営者で、佃製作所とは異なるものづくりの価値観を持つ。
神田正輝演じる的場俊一も見逃せない。帝国重工の次期社長候補として、藤間社長や財前道生らと対立する立場にあり、企業内の権力争いを加速させる。
2018年版の脇役・追加キャスト2018年版は主要人物だけでなく、企業の現場や農業関係者にも個性的な俳優を配置している。
- 坪倉由幸:蔵田慎二 — ヤマタニ製作所の調達部長。
- 馬場徹:柏田宏樹 — ギアゴーストのエンジニア。
- 六角精児:辰野 — 大森バルブの営業部長。
- 内場勝則:神田川敦 — ケーマシナリーの知財部長。
- 森崎博之:野木博文 — 北海道農業大学の教授。
- 福澤朗:奥沢靖之 — 帝国重工の機械製造部長。
- 中尾彬:重田登志信 — 重田登志行の父。
- 工藤夕貴:殿村咲子 — 殿村直弘の妻。
- 山本學:殿村正弘 — 殿村直弘の父。
- 中村梅雀:末長孝明 — ギアゴーストの元顧問弁護士。
- 岡田浩暉:稲本彰 — 殿村の同級生。
- 高橋努:氷室彰彦 — ギアゴーストの開発主任。
- 古川雄大:吉井浩 — 農林業協同組合の職員。
- 甲本雅裕:戸川譲 — キーシンの社長。
- モロ師岡:北堀哲哉 — 北堀企画の社長。
- 宮尾俊太郎:堀田文郎 — 物語に関わる人物。
このように2018年版では、佃製作所の技術者だけでなく、農業、法務、経営、企業間取引に関わる人物までキャストが広がっている。続投組の再登場と新加入組の対立が、シリーズの世界観を大きく発展させた。
【2019年新春特別編】出演者と役柄!2018年版から何が変わった?
2019年1月2日にTBS系列で放送された『新春ドラマ特別編 下町ロケット』は、2018年版の続編にあたる作品だ。TBSの番組情報では、放送時間は21時から23時15分まで。第2シリーズのその後を描く特別編として制作された。
2019年新春特別編の主な出演者- 阿部寛:佃航平
- 土屋太鳳:佃利菜
- 竹内涼真:立花洋介
- 安田顕:山崎光彦
- 徳重聡:軽部真樹男
- 立川談春:殿村直弘
- 和田聰宏:江原春樹
- 今野浩喜:迫田滋
- 中本賢:津野薫
- 谷田歩:唐木田篤
- イモトアヤコ:島津裕
- 尾上菊之助:伊丹大
- 古舘伊知郎:重田登志行
- 神田正輝:的場俊一
- 吉川晃司:財前道生
- 杉良太郎:藤間秀樹
- 倍賞美津子:佃和枝
そのほか、坪倉由幸、馬場徹、朝倉あき、立石涼子、森崎博之、福澤朗、岡田浩暉、宮尾俊太郎、恵俊彰、池畑慎之介、木下ほうか、工藤夕貴、山本學らも出演している。
TBSチャンネルの番組データでも、阿部寛、土屋太鳳、竹内涼真、安田顕、徳重聡、イモトアヤコ、古舘伊知郎、尾上菊之助、立川談春、神田正輝らの出演が確認できる。
2019年版の物語はランドクロウとダーウィンの対決特別編の中心となるのは、佃製作所と帝国重工が協力して完成させた無人トラクター「ランドクロウ」だ。
しかし、発売後の売れ行きは思うように伸びず、ギアゴーストとダイダロスが手掛ける「ダーウィン」が市場で好調な成績を示す。
そこで存在感を増すのが、古舘伊知郎演じる重田登志行と、尾上菊之助演じる伊丹大だ。2人はダーウィンをめぐる事業戦略で関わり、帝国重工の的場俊一も加わって企業間の駆け引きが激しくなる。
2019年特別編の見どころは、単純な善悪の対立だけではない。佃たちが技術力で競争に勝つことと、企業として正当な評価を得ることの違いが描かれている。ランドクロウの販売をめぐる展開は、ものづくりの価値を改めて問いかける内容になっている。
【キャスト相関図】佃製作所・帝国重工・ギアゴーストの人物関係一覧
『下町ロケット』の登場人物は多いが、企業ごとに整理すると関係性が理解しやすい。中心となるのは佃製作所であり、そこから帝国重工、ギアゴースト、ダイダロスへと人間関係が広がっていく。
佃製作所:航平を中心に集まる技術者たち佃製作所の中心は、社長の佃航平だ。技術者としての信念を持ち、利益だけではなく製品の品質や社会的な価値を重視する。
安田顕演じる山崎光彦は航平の大学時代の後輩で、技術開発部長として会社を支える。竹内涼真演じる立花洋介は若手技術者で、開発に対してまっすぐな姿勢を見せる。
徳重聡演じる軽部真樹男は、2018年以降の新規事業における重要人物。立花との意見の違いがありながらも、開発に対する情熱を持っている。
帝国重工:利菜の成長と企業内部の対立帝国重工は、佃製作所にとって取引先であり、同時に大企業としての価値観を示す存在でもある。
吉川晃司演じる財前道生は、佃製作所の技術を評価し、ロケット開発に関わる重要な役割を担う。杉良太郎演じる藤間秀樹は帝国重工の社長で、会社の将来を左右する立場にある。
土屋太鳳演じる佃利菜も、2018年版では帝国重工に入社してロケット開発に携わる。父親の夢に影響を受けながら、自ら技術者として歩み始める姿が描かれる。
一方、神田正輝演じる的場俊一は次期社長候補として登場し、帝国重工内部の権力争いを象徴する人物となる。
ギアゴーストとダイダロス:2018年版以降の対立軸ギアゴーストは、島津裕と伊丹大が立ち上げたベンチャー企業だ。島津は技術者としての能力を持ち、伊丹は経営者として事業を成長させる役割を担ってきた。
ダイダロスを率いる重田登志行は、価格競争を重視する経営者。佃製作所の品質重視の考え方とは対照的な立場にある。
この対立を理解するうえで、名前の似た2人の重田を混同しないことも大切だ。2018年版には、古舘伊知郎演じる重田登志行と、中尾彬演じる父親の重田登志信が登場する。TBS公式の人物紹介では、登志信は登志行の父であり、重田工業の経営に関わった人物として区別されている。
主要キャストの関係と作品別比較表| 作品・年代 | 中心となる出演者 | 続投・新加入の特徴 | 物語の主な舞台 |
|---|---|---|---|
| 2015年版 | 阿部寛、土屋太鳳、立川談春、安田顕、竹内涼真 | シリーズの基本メンバーが集結 | ロケット開発・ガウディ計画 |
| 2018年版 | 阿部寛、土屋太鳳、安田顕、竹内涼真、徳重聡、イモトアヤコ、古舘伊知郎 | 前作の主要人物が続投。徳重、イモト、尾上、古舘、神田らが新加入 | ゴースト編・ヤタガラス編 |
| 2019年新春特別編 | 阿部寛、土屋太鳳、竹内涼真、イモトアヤコ、古舘伊知郎、尾上菊之助 | 2018年版の主要キャストが再集結 | ランドクロウ・ダーウィンの競争 |
| 2026年時点 | TBS版の新キャスト発表なし | 公式に確認できるTBS版の最新制作は2019年特別編 | 過去シリーズの作品情報を確認できる |
人物関係を理解する要点は、俳優の出演回数だけでなく、作品ごとに人物の所属や立場がどう変わったかを見ることだ。特に殿村直弘、島津裕、伊丹大、重田登志行は、2018年から2019年の物語を理解するうえで重要な人物となる。
公式の人物相関図には「ゴースト編」と「ヤタガラス編」の区別もある。2018年版を視聴する場合は、同じ出演者であっても章ごとに人物の立場が変化する点に注目したい。
【主要人物を深掘り】阿部寛・土屋太鳳・竹内涼真らの役柄と見どころ
阿部寛:佃航平は夢と経営責任を背負う主人公佃航平は、単なる熱血社長ではない。研究者としての夢を持ちながら、社員の生活を守る経営者でもある。自分の理想だけを追い続けるわけにはいかず、会社の資金繰りや取引先との関係にも向き合わなければならない。
阿部寛の演技で印象的なのは、技術者として譲れない信念と、経営者としての苦悩を同時に表現している点だ。強い口調で社員を引っ張る場面だけでなく、思うようにいかない状況で悩む姿にも人物の魅力がある。
土屋太鳳:佃利菜は父親の夢から自分の道へ佃利菜は、航平の娘という立場から物語に登場する。2015年版では父親に反発する高校生として描かれ、2018年版では帝国重工に入社してロケット開発に携わる。
父親を理解するだけの存在ではなく、自らの進路や仕事を選び取っていく人物だ。親子関係と職業人としての成長が重なるところに、利菜という役柄の見どころがある。
竹内涼真:立花洋介は現場を支える若手エンジニア立花洋介は、佃製作所の技術開発部で活躍する若手技術者。仕事に対して実直で、妥協を嫌う性格が特徴だ。
2015年版から2018年版への続投によって、立花の成長もシリーズの見どころになった。特に軽部真樹男との開発方針をめぐるやり取りでは、技術者としての経験や考え方の違いが表れている。
安田顕:山崎光彦は航平の技術面を支える右腕山崎光彦は、佃製作所の技術開発部長。航平の大学時代の後輩であり、その能力を見込まれて佃製作所に招かれた人物だ。
研究開発に対する情熱が強く、専門分野では周囲を圧倒するほどの熱意を見せる。航平の理想を技術面で支える存在として、シリーズを通して欠かせない役割を果たす。
立川談春:殿村直弘は企業と農業の両方をつなぐ人物殿村直弘は、佃製作所の経理部長として航平を支えてきた人物。2018年版では、実家の米農家をめぐる問題が物語の大きな軸になる。
会社の経営と農業の継承という異なる問題を抱える殿村は、ものづくりだけでなく地域産業の現実も伝える存在だ。立川談春の落ち着いた演技が、人物の誠実さを印象づけている。
イモトアヤコと古舘伊知郎:シリーズの世界を広げた新加入組2018年版で特に注目されたのが、イモトアヤコ演じる島津裕と古舘伊知郎演じる重田登志行だ。
島津は技術者としての誇りを持ち、ものづくりの本質を重視する人物。一方、重田は価格競争を軸に事業を拡大する経営者である。両者の価値観の違いは、佃航平が大切にする「技術力」と「企業の利益」の関係を考えるうえでも重要だ。
また、徳重聡演じる軽部真樹男も、2018年版の技術開発を象徴する人物だ。新しい俳優を単に追加したのではなく、物語の中心となる技術分野や企業の対立に合わせて役柄が設計されている。
【よくある質問】下町ロケットのキャストに関するFAQ
Q1:下町ロケットの主演は誰ですか?
A1:TBS版の主演は阿部寛。2015年版、2018年版、2019年新春特別編のすべてで佃航平を演じている。
Q2:2018年版から新しく出演したキャストは誰ですか?
A2:代表的な新加入キャストは、徳重聡(軽部真樹男)、イモトアヤコ(島津裕)、尾上菊之助(伊丹大)、古舘伊知郎(重田登志行)、神田正輝(的場俊一)。ほかにも坪倉由幸、馬場徹、森崎博之、六角精児らが加わった。
Q3:2026年に下町ロケットの新作や新キャストは発表されていますか?
A3:2026年11月時点で、TBS版の新シリーズに関する新たなキャスト発表は公式作品情報に掲載されていない。TBS版の最新制作は2019年1月2日放送の新春ドラマ特別編。なお、2011年には三上博史主演のWOWOW版も制作されており、TBS版とは別作品となる。
『下町ロケット』のTBS版は、2015年版、2018年版、2019年新春特別編という流れで理解すると、キャストと人物関係を整理しやすい。
2015年版は阿部寛、土屋太鳳、竹内涼真、安田顕、立川談春らが物語の土台を作った。2018年版では徳重聡、イモトアヤコ、古舘伊知郎、尾上菊之助、神田正輝らが加わり、企業間の競争と技術者の信念をめぐるドラマが拡大した。2019年特別編では、主要メンバーが再集結し、ランドクロウとダーウィンをめぐる物語に決着が描かれた。
キャストを調べる際に押さえたい判断基準は3つある。第一に、2015年版と2018年版では同じ俳優が続投していても役柄の立場や成長が異なること。第二に、2018年版の新加入キャストは企業間の対立や新規事業に深く関係していること。第三に、古舘伊知郎の重田登志行と中尾彬の重田登志信のように、同じ名字でも別人物として登場するケースがあることだ。
2026年に作品を振り返るなら、出演者の名前だけでなく、役柄と企業の関係を確認しながら見ると、シリーズ全体の面白さがより伝わってくる。池井戸潤の原作が描く技術者の誇り、経営者の責任、そして働く人々の挑戦を、キャストそれぞれの演技とともに楽しみたい。