高橋メアリージュンさんが潰瘍性大腸炎と診断されたのは、2013年秋です。
実は、病気について初めて公に伝えた時期は2014年3月ではありません。2013年11月7日、本人がTwitter(現X)で病名を明かしたことが、当時のシネマトゥデイの記事で報じられています。
その後、公式ブログ「MARYJUN」でも闘病の様子を詳しく発信するようになりました。
2013年11月22日のブログ「絶対負けない。」闘病当時の心境を知るうえで重要なのが、2013年11月22日に投稿された「絶対負けない。」という記事です。
本人は、毎日の収録が続くなか、夜中に腹痛で何度も目を覚ましていたことを明かしています。
「夜中にお腹が痛くなって5回以上は起きてしまう」
「ご飯も白湯さえも喉を通らず、フラフラになって点滴。」
出典:高橋メアリージュン公式ブログ「MARYJUN」2013年11月22日
この時点で、本人はすでに6kg痩せていたと報告しています。
特に深刻だったのは、仕事中に突然症状が現れるかもしれないという不安です。
収録や撮影の予定が入っていても、急な腹痛に対応できるとは限りません。夜間の睡眠も十分に取れず、食事や水分補給さえ難しくなっていました。
華やかなモデル・女優という仕事の裏側で、日常生活そのものが大きな負担になっていたことが伝わります。
2014年3月15日、公式ブログで病気を詳しく公表2014年3月15日には、公式ブログで「お知らせ。(放送日時訂正後)」という記事を公開。
潰瘍性大腸炎が指定難病であることや、本人が経験した生活上の困難について説明しました。
特に印象的なのは、トイレの問題です。
本人によると、常に近くにトイレがないと不安で、買い物や外出を楽しむことも難しかったといいます。
トイレに行きたいと思ったとき、すぐに行けるとは限らない。そんな状況が、日常のさまざまな場面に影響していました。
2014年3月の発信は、単なる病気の報告ではありません。同じ病気を抱える人への理解を広げたいという、本人の強い思いが込められていました。
【るろうに剣心の撮影】闘病中に直面した壮絶なエピソード

高橋メアリージュンさんの闘病生活を語るうえで欠かせないのが、映画『るろうに剣心』シリーズの撮影です。
彼女は同作で、駒形由美役を演じました。
2020年10月15日公開の「TVホスピタル」のインタビューでは、当時の状況を詳しく振り返っています。
体重が10kg減少、白湯を飲むことさえ苦痛に映画の撮影に入った頃、病状はさらに悪化していきました。
本人がインタビューで明かした主な症状は次のとおりです。
- 激しい腹痛と出血への恐怖
- 白湯を飲んでもお腹が痛くなる
- 食事をおいしいと感じられなくなる
- 体重が約10kg減少
- 突然の腹痛で台詞に集中できない
- 何度もトイレに行かなければならない
2013年11月のブログでは6kgの減少を報告していましたが、2020年のインタビューでは、闘病期間全体を振り返って10kg減少したと説明しています。
つまり、病状が悪化していた時期には、体重の減少もさらに進んでいたことが分かります。
佐藤健や撮影スタッフの支えもう一つ注目したいのが、撮影現場の人たちとの関係です。
TVホスピタルのインタビューでは、主演の佐藤健さんやスタッフに病気を伝えたことで、周囲の理解を得られるようになったと振り返っています。
本人が特に感謝していたのは、佐藤健さんから毎日のように励ましの言葉をかけてもらったことでした。
また、撮影の合間に通常なら楽屋や前室へ移動する場面でも、体調が厳しい高橋さんに対して、セット内で待機してもよいとスタッフが配慮してくれたそうです。
こうした支援が精神的な支えになりました。
病気を一人で抱え込むのではなく、周囲に伝えることで仕事を続けられる環境が生まれたのです。
駒形由美という役が心の支えになった2014年7月31日の公式ブログ「心配して下さった皆さまへ。」にも、撮影当時の詳細が記されています。
本人は、激しい痛みと貧血、点滴生活が続き、トイレに駆け込んだ際には一瞬、降板という言葉が頭をよぎったと告白しました。
それでも、自分が演じる駒形由美は強い女性だからこそ、この役を最後まで演じ切りたいと決意したそうです。
その後、撮影後半には体調が落ち着き、無事にクランクアップを迎えました。
「途中からはどんどん体調が回復して、無事クランクアップできました。」
出典:公式ブログ「MARYJUN」2014年7月31日
このエピソードは、単に病気を克服したという話にとどまりません。
女優として大切な作品に参加し続けるため、周囲の助けを借りながら自分の役割を果たした経験だったのです。
【2013年〜2020年の時系列】発症・公表・回復・症状なしまでを一覧で整理
高橋メアリージュンさんの潰瘍性大腸炎に関する発信は、複数のブログ記事やインタビューに分かれています。
ここでは、本人の発信と報道を照合して、重要な出来事を時系列にまとめます。
出典:高橋メアリージュン公式ブログ、シネマトゥデイ、日刊スポーツ、TVホスピタル、所属事務所公式プロフィール。
2014年7月、本人が「信じられないほどの回復」を報告この年表で特に重要なのが、2014年7月31日のブログです。
高橋さんは、体調がピーク時から大きく回復し、病気になる前とほとんど変わらない生活ができるようになったと報告しています。
象徴的なのは、大好きだった肉料理を再び食べられるようになったことです。
闘病中は、食べることで痛みが起きるのではないかという恐怖から、肉を食べることも精神的に難しくなっていました。
友人が予約してくれたすき焼き店で、久しぶりにおいしく食事ができた喜びをつづっています。
2014年末には薬なしでも健康体と報告2014年12月31日のブログ記事「Tバックという夢。」では、さらに踏み込んだ近況を報告しています。
「今ではお薬無しでも病気になる前と同じくらい健康体です。」
出典:公式ブログ「MARYJUN」2014年12月31日
ただし、この発信は2014年末時点の本人の体調についての説明です。2026年現在も薬を使用していないという意味ではありません。
2019年には6年間症状がなかったと明言2019年8月21日の日刊スポーツの記事では、高橋さんが自身のTwitterで、6年ほど前に病気を公表してから6年間、何の症状も出ていないと報告したことが紹介されています。
また、2019年にはトイレ優先カードの普及に関する話題にも反応。
自分自身が闘病していた頃、外出先でトイレをすぐに利用できない苦労を経験していたことから、制度や周囲の理解の必要性を訴えました。
【本人インタビューと食事法Q&A】治療方法や食生活はどうしていた?
高橋メアリージュンさんの治療について、詳しい情報を知ることができるのが、2020年10月15日に公開されたTVホスピタルのインタビューです。
このインタビューでは、本人が自分に合った治療に出会うまでの経緯を説明しています。
自分に合った治療との出会い病気を公表した後、高橋さんのもとには、同じ潰瘍性大腸炎を経験した人から多くの手紙やブログのコメントが届きました。
その中には、自分が通院して改善した病院を紹介する内容もあったそうです。
本人は、手紙を送ってくれた人と自分に同じ治療が合うとは限らないと考えながらも、実際に行動してみることにしました。
その結果、訪れた病院の治療が自分には非常に合っており、症状が落ち着いたと説明しています。
ただし、インタビューでは病院名や具体的な治療薬、治療内容の詳細までは公表されていません。
したがって、高橋さんがどの薬を使用していたのか、どのような治療を何か月続けたのかといった情報は、本人の公開情報からは特定できません。
2018年の著書『わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』2018年1月刊行
高橋さんが自身の人生で経験した病気や困難、そこから得た考え方をまとめた著書。潰瘍性大腸炎についても触れられています。
2018年3月のelthaのインタビューでは、潰瘍性大腸炎を患った後、この病気を広く知ってもらうために、いつか本を書きたいと考えていたことを明かしています。
病気を経験した自分だからこそ伝えられることがある。同じような状況にいる人の心に寄り添いたいという思いが、執筆の背景にありました。
公式ブログの「Q&A 食事法など」で明かした食生活2020年10月頃の公式ブログには、「Q&A 食事法など」という記事があります。
ここでは、潰瘍性大腸炎を患っている読者から、脂質や糖質の制限、食事で気をつけていることについて質問が寄せられました。
高橋さんの回答は次のようなものでした。
「私は6年以上全く症状がないので好きに食べています!」
出典:公式ブログ「MARYJUN」『Q&A 食事法など』
加えて、健康意識として化学調味料や添加物はなるべく避けているものの、完璧に実践するのではなく、気楽に取り組んでいると説明しました。
当時の食生活については、次のような内容も紹介しています。
| 項目 | 本人が紹介した内容 |
|---|---|
| 食事制限 | 6年以上症状がないため、好きに食べている |
| 添加物 | なるべく避ける |
| 脂質・糖質 | 運動量などに応じて食事内容を変えていた |
| 食事への考え方 | 完璧を求めず、無理のない範囲で実践 |
| おやつ | ココナッツバターアソートを紹介 |
特に興味深いのは、運動量によって食事内容を変えていた点です。
筋力トレーニングをしっかり行っていた時期には、糖質を中心にした低脂質の食事を実践。その後、運動量が減ったことなどをきっかけに、脂質を中心にした低糖質の食事を取り入れていたと説明しています。
ただし、これは症状が長期間落ち着いていた本人の食生活の紹介です。
潰瘍性大腸炎の患者全員に同じ食事法が適しているという意味ではありません。
潰瘍性大腸炎は食事だけで治せる病気なのか?ここは誤解しやすい部分です。
高橋さんが食事を自由に楽しめるようになったことと、潰瘍性大腸炎が食事療法だけで治ったことは別の話です。
難病情報センターによると、潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍ができる病気で、原因はまだ明らかになっていません。
症状が落ち着いている寛解期には、食事や運動について特別な制限が必要ない場合もあります。一方、症状が悪化する再燃期には、体調に合わせた対応が必要です。
同センターは、症状がなくても自己判断で薬を中止せず、主治医に相談するよう呼びかけています。
【潰瘍性大腸炎とは?】症状・治療法と高橋メアリージュンの経験を比較
ここで、本人の経験と病気そのものの特徴を整理しておきます。
潰瘍性大腸炎の主な症状潰瘍性大腸炎は、指定難病97に分類される炎症性腸疾患です。
大腸の粘膜に炎症や潰瘍が生じ、主に次のような症状が現れます。
腹痛
腹部のけいれん性の痛みや、持続する痛みが生じることがあります。
下痢・血便
排便回数が増えたり、便に血液が混じったりすることがあります。
貧血・体重減少
重症の場合には、発熱や体重減少、貧血など全身に影響が出ることもあります。
高橋さんが語った腹痛、出血への恐怖、体重減少、頻繁なトイレの必要性は、こうした病気の特徴と重なる部分があります。
現在の主な治療法潰瘍性大腸炎の治療は、炎症を抑え、症状をコントロールしながら寛解を維持することが基本です。
代表的な治療には次のようなものがあります。
| 治療法 | 主な役割 |
|---|---|
| 5-ASA製剤 | 炎症を抑え、再燃を予防する |
| ステロイド | 活動期の強い炎症を抑える |
| 免疫調節薬 | 免疫反応を調整する |
| 生物学的製剤 | 炎症に関係する免疫反応を標的にする |
| JAK阻害薬など | 炎症に関わる細胞内の経路を抑える |
| 外科手術 | 重症例や薬物療法が十分に効かない場合に検討する |
これらは病状や重症度によって選択されます。
「症状がない」と「完治」は同じではないここが、高橋メアリージュンさんの現在を考えるうえでもっとも要点です。
潰瘍性大腸炎には、症状が強く現れる活動期と、症状が落ち着く寛解期があります。
寛解期に入れば、普通の生活を送れる人も少なくありません。
しかし、症状がないからといって、必ずしも腸の炎症が完全になくなったとは限りません。
難病情報センターも、潰瘍性大腸炎を完治させる内科的治療は現在確立されていないと説明しています。
したがって、高橋さんが長期間症状のない状態を維持していたことは本人の大切な経験ですが、医学的な意味で病気が完治したと断定することはできません。
【2026年最新】高橋メアリージュンの現在は?病気の再発や体調を調査
2026年11月現在、高橋メアリージュンさんの潰瘍性大腸炎について、気になるのが再発の有無です。
これまでに確認できる本人の発信を整理すると、次のようになります。
2020年以降、潰瘍性大腸炎の新たな病状報告は確認できない2019年には6年間症状がないと発信し、2020年の公式ブログでも6年以上症状がないと説明しています。
また、2020年のTVホスピタルのインタビューでも、自分に合った治療によって症状が落ち着いていると話しています。
一方、2021年から2026年にかけて、潰瘍性大腸炎の再発や現在の治療状況について本人が新たに詳しく説明した発信は、今回確認した公開情報からは見当たりません。
つまり、2026年現在の正確な病状は公表されていないというのが実情です。
「現在も症状がない」と断定することも、「再発した」とする情報も、本人の最新の公表内容からは裏付けられません。
所属事務所の公式プロフィールから見る2026年の活動一方、芸能活動については、所属事務所の公式プロフィールに2026年の出演情報が掲載されています。
ドラマ『GTO』
2026年7月20日
関西テレビ・フジテレビ系のドラマに小泉望都子役で出演。
映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』
2026年3月13日公開
所属事務所の公式情報に出演関連の告知が掲載されています。
『ラブキャッチャージャパン3』
2026年9月1日放送開始
ABEMAの番組でスタジオMCを担当。
また、2026年10月29日には雑誌『InRed』の特別編集ムックの表紙を務めたことも、所属事務所の公式プロフィールに掲載されています。
これらの情報から、2026年も女優・モデルとして活動を続けていることが分かります。
ただし、仕事を続けていること自体が、潰瘍性大腸炎の医学的な状態を証明するわけではありません。
2026年の現在について確実にいえるのは、芸能活動の継続は確認できる一方、潰瘍性大腸炎の最新の症状や治療状況は本人から詳しく公表されていないということです。
【よくある質問】高橋メアリージュンの潰瘍性大腸炎ブログに関するFAQ
Q1:高橋メアリージュンが潰瘍性大腸炎を発症したのはいつ?
2013年秋です。同年11月に本人が病名を公表し、11月22日には公式ブログ「絶対負けない。」で闘病の苦しさを詳しくつづっています。
Q2:潰瘍性大腸炎を公表したのは2014年?
最初の公表は2013年11月のTwitterです。2014年3月15日に公式ブログでも改めて病気について詳しく説明しました。
Q3:高橋メアリージュンは潰瘍性大腸炎が完治した?
2014年には大幅な回復を報告し、2019年には6年間症状がないと発信しています。ただし、医学的な意味で完治したと公表したわけではありません。
Q4:2014年に回復したときは薬を飲んでいた?
2014年12月の公式ブログでは、薬なしでも病気になる前と同じくらい健康体だと報告しています。ただし、その後の服薬状況は詳しく公表されていません。
Q5:高橋メアリージュンの食事法は?
2020年の公式ブログでは、6年以上症状がないため好きに食べていると回答。化学調味料や添加物をなるべく避け、完璧を求めず気楽に健康を意識していると説明しました。
Q6:潰瘍性大腸炎の治療に成功した病院はどこ?
TVホスピタルのインタビューで、自分に合った病院の治療で症状が落ち着いたと語っています。ただし、病院名や具体的な治療内容は公表されていません。
Q7:2026年現在、潰瘍性大腸炎は再発している?
2026年11月時点で、再発したという本人の公表は確認できません。一方、2020年以降の詳しい病状報告も確認できないため、現在の状態は断定できません。
高橋メアリージュンさんの潰瘍性大腸炎に関する発信を振り返ると、2013年の発症から2014年の回復、そして2019年・2020年の長期的な症状のない状態まで、一貫して病気と向き合う本人の姿勢が伝わってきます。
特に重要なのは、2014年7月の回復報告と、2019年の「6年間何の症状も出ていません」という本人の発信です。さらに2020年には、自分に合った治療や食生活についても具体的に説明していました。
一方、2026年現在の再発の有無や服薬状況については、最新の本人発信が確認できないため、過去の症状改善を現在の完治と同一視することはできません。
高橋さんの経験から読み取れる大切なことは、病気を一人で抱え込最初に、周囲の理解や医療機関の支援を得ながら、自分に合った治療を探していくことです。彼女がブログやインタビューを通じて伝えてきた経験は、同じ病気と向き合う人にとっても、病気への理解を深める貴重な手がかりになっています。
今後、本人から新たな健康状態についての発信があれば、2019年・2020年の報告と照らし合わせることで、長期的な経過をより正確に理解できるでしょう。
主な参考資料:高橋メアリージュン公式ブログ「MARYJUN」(2013年11月22日、2014年3月15日、2014年7月31日、2014年12月31日、2020年「Q&A 食事法など」)、TVホスピタル(2020年10月15日)、日刊スポーツ、シネマトゥデイ、難病情報センター、所属事務所エイジアプロモーション公式プロフィール。