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【現役時代の戦績】幕内優勝4回・大関在位30場所の実力

滑原 圭介 滑原 圭介 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

貴景勝の最大の特徴は、強烈な突きと押しを武器に、立ち合いから相手に圧力をかける取り口でした。

身長175cm、体重165kgという体格を生かし、前に出る相撲で横綱や大関陣とも互角に渡り合いました。

日本相撲協会の公式記録によると、生涯戦歴は441勝254敗116休(60場所)。幕内では353勝219敗116休を記録しています。

幕内優勝4回の内訳

貴景勝が幕内最高優勝を果たしたのは、次の4場所です。

1. 2018年11月・九州場所
- 初めて幕内最高優勝を達成。
- 若手力士として頭角を現し、大関候補として注目を集める転機となった。

2. 2020年11月・九州場所
- 大関として2度目の幕内優勝。
- 新型コロナウイルスの影響が続く時期にも、土俵で存在感を示した。

3. 2023年1月・初場所
- 大関として3度目の優勝。
- 横綱昇進への期待が改めて高まった。

4. 2023年9月・秋場所
- 4度目の幕内優勝。
- 現役時代を代表する大きな実績となった。

優勝回数だけでなく、2019年5月に大関へ昇進し、通算30場所にわたって大関を務めた点も重要です。

大関在位30場所の意味

日本相撲協会の記録では、大関戦歴は216勝132敗102休です。

大関在位は次の2期間に分かれています。

- 2019年5月場所から同年7月場所まで。
- 2019年11月場所から2024年7月場所まで。

2019年7月場所には一度大関から陥落しましたが、同年11月場所に復帰。その後、2024年7月場所まで大関の地位を守りました。

注目したいのは、30場所という在位期間だけではありません。

大関という地位は、毎場所安定した成績を求められる厳しい立場です。優勝争いに加わる力だけでなく、けがや不調を抱えながら番付を維持することも求められます。

貴景勝はその重責を長期間担い、幕内優勝4回という結果も残しました。

横綱には届かなかったものの、優勝4回と大関30場所という数字は、現役時代の評価を考えるうえで欠かせない実績です。

【2024年9月の引退理由】首のけがと体力・気力の限界

貴景勝貴信

貴景勝の引退理由については、単純に大関から陥落したためと理解するのは正確ではありません。

背景には、長期間にわたる首の負傷、成績の低下、そして横綱を目指すための体力と気力の限界がありました。

引退を決断するまでの経緯

2024年7月の名古屋場所で、貴景勝は5勝10敗と負け越しました。

これにより、通算30場所務めた大関の地位から陥落します。

続く9月の秋場所では、10勝以上を挙げて大関に復帰することを目指していました。しかし、初日から2連敗。3日目から頸椎椎間板ヘルニアを理由に休場しました。

そして9月20日、師匠の常盤山親方に引退の意向を伝え、同日、日本相撲協会に引退届が提出されました。翌21日には両国国技館で引退会見を開いています。

引退会見で語った本人の言葉

引退会見で、貴景勝は決断の理由について次のように説明しました。

「横綱を目指す体力と気力がなくなったので引退した」

この発言は、引退の本質を端的に示しています。

貴景勝は小学校3年生から相撲を始め、横綱になることを目標に競技生活を送ってきました。

大関から陥落したことだけでなく、再び大関を目指し、その先の横綱を狙うために必要なコンディションを整えられるかどうかが大きな問題だったのです。

突き押し相撲と首の負担

貴景勝の持ち味は、頭から相手にぶつかり、強烈な突き押しで前進する相撲でした。

一方、この取り口は立ち合いで首に負担がかかりやすく、現役後半には首の不調が目立つようになりました。

2024年だけでも複数回の休場を経験しています。

本人も引退会見で、けがを含めて自分の実力であり、準備したくても十分にできないもどかしさがあったと説明しました。

ここから分かるのは、引退が一度の負け越しだけで決まったわけではないということです。

大関として勝ち続けるための身体的な条件と、横綱を目指すために必要な準備。その両方を維持することが難しくなったことが、28歳1か月での引退につながりました。

【2025年10月の断髪式】約10年間の力士人生に別れ

引退を発表した2024年9月から約1年後、貴景勝は正式に髷を落とす日を迎えました。

2025年10月4日(土)、東京・両国国技館で「貴景勝引退 湊川襲名披露大相撲」が開催され、断髪式が執り行われました。

この日、現役力士としての象徴だった大銀杏に別れを告げ、湊川親方としての新しい人生を歩み始めました。

断髪式には約300人が参加

テレビ朝日の報道によると、断髪式では東京都の小池百合子知事や、現役時代に対戦した豊昇龍、大の里らを含む約300人がはさみを入れました。

最後には師匠の常盤山親方が大銀杏にはさみを入れ、10年間の力士人生に区切りをつけました。

最後の挨拶で振り返った10年間

貴景勝全国後援会の公式ホームページには、断髪式での最後の挨拶が掲載されています。

「本当の喜びとはそれだと引退した今、改めて気が付きました。」

優勝したときの喜びや、パレードカーに乗ってファンに手を振った思い出を振り返り、支えてくれた人々への感謝を伝えました。

引退会見では「燃え尽きた」と語っていた貴景勝ですが、断髪式では、勝利そのものだけでなく、応援してくれる人々と喜びを分かち合えたことを振り返っています。

この変化は、現役力士としての人生を振り返り、新しい立場を受け入れていく節目として印象的です。

【引退後の活動】湊川親方が目指す新しい相撲部屋

貴景勝は引退後、年寄・湊川を襲名し、常盤山部屋付きの親方として後進の指導に携わりました。

そして2026年1月26日、部屋の継承によって師匠という立場に就きます。

2026年3月には神戸新聞が湊川親方へのインタビューを掲載。29歳で部屋持ち親方となったことや、現役時代から変わらない相撲への情熱を取り上げました。

報道では、湊川親方が「勝ちにこだわる力士を育てたい」という考えを示しています。

現役時代と親方時代の違い

現役時代と現在では、相撲への向き合い方が大きく変わっています。

比較項目 現役時代 現在
立場 大関・貴景勝 湊川部屋の師匠
主な役割 自ら取組で勝利する 弟子の育成と部屋の運営
目標 横綱昇進 強い力士の育成
日々の課題 体調管理、稽古、場所での成績 指導、稽古環境、弟子との向き合い
評価の基準 個人の勝敗や優勝 弟子の成長と部屋の発展

現役時代は自分自身が結果を残すことが最優先でした。

しかし、師匠になった現在は、自分の経験を弟子に伝え、将来の幕内力士や大関を育てることが仕事になります。

特に貴景勝は、けがと向き合いながら大関を30場所務めた経験があります。勝ち続ける難しさだけでなく、思うように身体が動かないときの苦しさも知っています。

その経験は、弟子たちの体調管理や精神面の指導にも生かせる可能性があります。

湊川部屋の2026年の活動と今後

湊川部屋の公式ホームページでは、親方の挨拶に加えて、所属力士の紹介、稽古風景、新弟子募集、後援会の案内などが掲載されています。

部屋が掲げる理念は、精神力、感謝、思いやり、気合いです。

また、親方自身が現役時代に目指していた横綱という夢を、今度は弟子たちとともに追いかけるという姿勢を示しています。

日本相撲協会の2026年11月場所の部屋紹介では、隆の勝や若ノ勝らが所属力士として掲載されています。

湊川部屋にとって、幕内で活躍する力士を維持しながら、次世代の関取を育てられるかどうかが今後の大きな注目点です。

【プロの結論】貴景勝の引退は終わりではなく指導者としての出発点

貴景勝貴信の歩みを振り返ると、2024年の引退と2026年の部屋継承は、別々の出来事ではありません。

現役時代は幕内優勝4回、大関在位30場所という実績を残しました。しかし、首の負傷や体力面の問題から、横綱を目指す競技生活を続けることは難しくなりました。

その後、年寄・湊川を襲名し、2026年1月26日には常盤山部屋を継承。自分を育てた部屋を、今度は自ら率いる立場になりました。

ここで注目すべきなのは、貴景勝の評価軸が変わったことです。

現役時代は自分が何回勝ち、何回優勝するかが重要でした。これからは、自分が育てた力士がどのように成長し、どれだけ上の番付へ進めるかが問われます。

また、湊川親方の情報を調べる際には、次の3点を確認すると誤解を防げます。

- 現在の肩書を知りたい場合: 日本相撲協会の相撲部屋紹介で湊川部屋の師匠欄を確認する。
- 現役時代の実績を知りたい場合: 歴代大関プロフィールで優勝回数や大関在位を確認する。
- 部屋の最新情報を知りたい場合: 日本相撲協会の部屋紹介と湊川部屋の公式ホームページを照合する。

貴景勝は横綱にはなれませんでした。しかし、4度の幕内優勝と30場所の大関経験を持つ指導者として、今度は弟子たちの可能性を広げる立場にいます。

2026年の湊川親方は、元大関という肩書にとどまらず、湊川部屋の未来を担う新しい師匠として歩み始めています。

【貴景勝貴信の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:貴景勝は2026年現在、何をしていますか?

2026年11月現在、年寄・湊川として日本相撲協会に所属し、湊川部屋の師匠を務めています。2026年1月26日に常盤山部屋を継承しました。

Q2:貴景勝の本名は何ですか?

本名は佐藤貴信です。現役時代の四股名は貴景勝貴信で、引退後は年寄・湊川を襲名し、湊川貴信として活動しています。

Q3:貴景勝はなぜ2024年に引退したのですか?

2024年9月、頸椎椎間板ヘルニアによる休場などを経て、横綱を目指すための体力と気力がなくなったことを理由に引退しました。

Q4:貴景勝の断髪式はいつ行われましたか?

2025年10月4日に両国国技館で開催されました。引退・湊川襲名披露大相撲の一環として断髪式が執り行われました。

Q5:貴景勝の幕内優勝は何回ですか?

幕内最高優勝は4回です。2018年11月、2020年11月、2023年1月、2023年9月に優勝しています。

Q6:湊川部屋の先代師匠は誰ですか?

元小結・隆三杉の常盤山親方です。2026年1月26日に貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承しました。

貴景勝貴信は、2024年9月の引退、2025年10月の断髪式を経て、2026年1月に湊川部屋の師匠となりました。

現役時代に残した幕内優勝4回、大関在位30場所という実績は、今後の指導者としての大きな財産です。

日本相撲協会の公式情報からも、現在の湊川親方としての立場と、湊川部屋の師匠としての活動を確認できます。

これから注目したいのは、現役時代に横綱を目指した経験を、弟子たちの育成にどう生かしていくかという点です。

貴景勝の第二の相撲人生は、湊川部屋の発展と、次世代の力士たちの活躍によって評価されていくことになります。

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コンテンツディレクター 滑原 圭介
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旅行・観光を担当。現地の公式観光資料と営業情報を確認してから記事にします。

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