田記正規(たき・まさのり)氏とは、SNSで大きな影響力を持つアカウント「Z李」の運営に関わってきた人物として報道された会社役員です。2024年11月、住居侵入容疑で逮捕されたことで本名が広く報じられ、Z李の正体や新宿租界との関係、過去の経歴にも注目が集まりました。
報道によると、Z李は田記氏を中心とする複数人によって運営されてきたアカウントです。公営競技の予想を扱うオンラインサロン「新宿租界」、SNSでの情報発信、炊き出しなどの支援活動、そして2024年の逮捕と不起訴処分は、それぞれ異なる側面から人物像を理解する手がかりになります。2026年11月現在の公開情報も含め、経歴・事件・現在の活動状況を整理します。
【人物像を解説】田記正規とは何者?Z李の本名と正体の関係

田記正規氏の名前が全国的に知られるようになったきっかけは、2024年11月の逮捕報道でした。それ以前から、X(旧Twitter)では「Z李」というアカウントが活動しており、裏社会に関する情報発信やトラブル解決をうたう投稿、競馬予想などで注目を集めていました。
報道で明らかになった基本プロフィール2024年11月14日、時事通信などは、警視庁が会社役員の田記正規容疑者(当時43歳)ら5人を住居侵入容疑で逮捕したと報じました。
スポーツ紙などの報道でも、田記氏はZ李を運営する人物の一人として紹介されています。つまり、田記氏は単なるSNS上の匿名アカウントではなく、実名が報道された運営関係者です。
ただし、田記氏個人の詳細なプロフィールは限られています。生年月日、出身地、出身校、家族構成などについて、本人が公表したと確認できる包括的なプロフィール資料は見当たりません。
また、2024年の報道で43歳とされたことは確認できますが、正確な生年月日が公表されていないため、2026年現在の年齢を断定することはできません。
田記正規とZ李は同一人物なのかこの疑問を理解するうえで重要なのが、Z李という名称の性質です。
2024年11月15日に配信された弁護士JPニュースの記事では、警視庁担当記者の説明として、Z李は田記氏らを中心とする複数名の総称であり、2018年ごろから同じ名称でアカウントを運営していたと紹介されています。
したがって、「Z李=田記正規」という表現は、報道上の関連性を示すものとしては理解できますが、アカウントの全投稿を田記氏一人が行っていたという意味ではありません。
実名が判明したからといって、Z李という活動名の背後にいた人物や運営体制のすべてが明らかになったわけではないのです。
『新宿スワン』との関係は?田記氏については、漫画『新宿スワン』のモデルになった人物という話も取り上げられています。
ライブドアニュースに掲載された弁護士JPニュースの記事では、田記氏は元々横浜でスカウトマンをしていたとされ、歌舞伎町のスカウトマンを描いた『新宿スワン』のモデルともなった人物だと紹介されました。
ただし、これは報道記事内の人物紹介に基づく情報です。作品の公式設定や作者による正式な人物モデルの発表と同じものではありません。漫画の登場人物と田記氏を直接同一視するのは避ける必要があります。
【経歴を時系列で整理】田記正規の活動とZ李の転換点
田記正規氏の経歴を整理すると、SNSでの情報発信だけでなく、公営競技の予想事業や複数人による活動組織との関係が見えてきます。
一方、学歴や会社設立の詳細、職歴の全容については、信頼できる公的資料で確認できる情報が限られています。ここでは報道や公開データで確認できる主な出来事をまとめます。
| 時期 | 出来事・活動 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2018年ごろ | Z李のSNS活動 | 複数人を中心とするアカウント運営が始まったと報道。 |
| 2019年前後 | 新宿租界との関係 | 公営競技の予想を扱うオンラインサロンを仲間と展開したと紹介されている。 |
| 2022年11月 | 住居侵入事件の発生 | 後に逮捕容疑となる江戸川区の住宅への侵入があったと報道。 |
| 2023年3月 | SNS活動に関する取材 | Z李が集英社オンラインのインタビューで相談対応などについて語ったと報道。 |
| 2024年11月14日 | 住居侵入容疑で逮捕 | 田記氏ら5人が警視庁に逮捕された。 |
| 2024年12月4日 | 別件で再逮捕 | 渋谷のナイトクラブへの建造物侵入容疑で再逮捕された。 |
| 2024年12月25日 | 不起訴・釈放 | クラブへの建造物侵入事件について東京地検が不起訴処分とした。 |
| 2026年11月 | 現在の状況 | 新宿租界の公式サイトでは会員募集や関連イベントが掲載されている。 |
田記氏の過去について、報道では横浜でスカウトマンとして活動していた経歴が紹介されています。
ただし、具体的な勤務先や活動期間、当時の役職などは詳しく公表されていません。現在確認できる情報だけで、当時の活動範囲や人間関係を断定することはできません。
その後、Z李という名前でSNS上の活動に関わるようになり、匿名性を保ちながら影響力を拡大していきました。
2018年ごろから始まったZ李の情報発信Z李が注目された理由の一つは、一般的なインフルエンサーとは異なる投稿内容でした。
報道によると、起業家や著名人に関する情報、ホスト業界の問題、公営競技の予想、トラブルに関する相談などを扱い、2024年の逮捕報道時にはXのフォロワー数が90万人を超えていました。
また、生活困窮者への炊き出しや動物保護などの活動も発信されており、社会的な支援活動を通じて支持を集めた側面もあります。
注目すべきなのは、匿名性と発信力を組み合わせた活動モデルです。個人の知名度だけに依存せず、複数人による情報収集や運営を背景に、アカウントそのものが一つのブランドとして認知されていったと考えられます。
【運営実態を検証】田記正規と新宿租界の関係とは?
新宿租界は、田記正規氏とZ李を理解するうえで欠かせない存在です。
一般的なSNSコミュニティとは異なり、競馬・競輪・競艇・オートレースなどの公営競技を中心に、予想情報の共有や会員向けコンテンツを提供するオンラインサロンとして展開されています。
新宿租界は何をしている組織なのか新宿租界の公式サイトでは、Z李を「総帥」として紹介し、複数の予想師がそれぞれの競技を担当する仕組みを掲載しています。
会員向けの利用ツールとしてDiscordが案内されており、競馬・競輪・競艇・オートレースの予想情報を共有する構成です。
公式のサロン紹介ページでは、月額会員費は8,600円と表示されています。また、ギャンブルである以上、損失が発生する可能性についても注意書きがあります。
この点は見落とせません。新宿租界は慈善活動だけを行う団体ではなく、会員制の公営競技予想サービスという事業的な側面を持っています。
2026年現在も新宿租界は活動している?2026年11月時点で確認できる公式サイトには、会員募集やイベント情報が掲載されています。
具体的には、競輪予想家を競うZ-League、各競技の予想師紹介、過去の的中実績などが公開されています。2026年2月から7月にかけての実績掲載も確認できます。
また、パチスロ関連のイベント情報ページには、2026年10月31日や11月21日、11月28日の予定が掲載されています。
つまり、少なくとも新宿租界というサービス・ブランドの運営が2026年にも続いていることは、公式サイトから確認できます。
運営会社と田記正規の関係を混同しないもう一つ重要なのが、田記氏個人と新宿租界の法人運営を区別することです。
新宿租界の公式サイトに掲載された運営会社情報では、一般社団法人新宿租界の代表理事は遠藤慎大氏、株式会社JUICYの代表取締役は西村健氏と記載されています。
少なくとも公開されている現在の運営会社ページでは、田記氏がこれらの法人の代表者として記載されているわけではありません。
一方、2024年の報道では、田記氏が新宿租界の立ち上げや複数の会社運営に関わってきた人物として紹介されています。
したがって、過去の活動上の関係と、2026年時点の法人上の代表権・経営責任を同じものとして扱うことはできません。
【2024年の逮捕報道】田記正規の事件から不起訴・釈放まで
田記正規氏について最も大きな社会的関心を集めたのが、2024年の逮捕と再逮捕です。
ここで重要なのは、報道された事件が一つではないことです。最初の住居侵入事件と、その後のクラブへの建造物侵入事件では、刑事手続きの結果が異なっています。
2024年11月14日:住居侵入容疑で逮捕警視庁は2024年11月14日、会社役員の田記正規氏(当時43歳)ら5人を住居侵入容疑で逮捕しました。
報道によると、対象となったのは2022年11月2日に東京都江戸川区のマンションで発生した出来事です。
田記氏らは、バイク盗難をめぐってトラブルになっていた男性の自宅に侵入した疑いが持たれていました。
事件当時、Z李のアカウントでは相手の自宅へ向かう様子などが投稿・配信されていたと報じられています。
この事件では、2022年の出来事から約2年後に逮捕に至った点も注目されました。弁護士JPニュースの記事では、被害届の提出まで時間がかかった事情や、警視庁による組織的な捜査についても取り上げられています。
2024年12月4日:渋谷のクラブへの侵入容疑で再逮捕最初の事件に続き、田記氏は2024年12月4日、別の事件で再逮捕されました。
対象となったのは、2023年12月に東京都渋谷区のナイトクラブで発生した建造物侵入事件です。
KAI-YOUなどの報道によると、田記氏ら10人が建造物侵入などの疑いで逮捕されました。事件では警備員への暴行も問題となっていましたが、田記氏本人に関する容疑と、ほかの逮捕者に関する容疑は区別して見る必要があります。
2024年12月25日:東京地検が不起訴処分、釈放2024年12月25日、東京地検はクラブへの建造物侵入事件について、田記氏を不起訴処分とし、身柄を釈放しました。
スポニチアネックスは同日、田記氏が関係者を通じてコメントを出したことも報じています。
一方、最初の住居侵入事件については、相手との示談が成立した後、略式起訴されていたと同紙は伝えています。別の報道では、2024年12月4日に罰金10万円の略式命令が出たとされています。
この二つの事件を混同し、「すべて不起訴になった」「すべて無罪になった」と理解するのは正確ではありません。
不起訴は検察官が公訴を提起しない処分であり、裁判で無罪判決が出たこととは異なります。また、不起訴処分だけから、事件についての具体的な判断理由を推測することもできません。
2024年の一連の報道を理解するうえでは、事件ごとの処分結果を分けて把握することが大切です。
【2026年最新】田記正規の現在・馬主情報・顔写真の真偽
2026年現在の田記正規氏については、2024年の事件後に本人がどのような立場で活動しているのかという疑問が残っています。
公開情報から確認できるのは、新宿租界の公式サービスが継続していること、競馬データベースに同姓同名の馬主情報が掲載されていることなどです。ただし、これらをすべて田記氏本人の現在の活動と直結させることはできません。
現在のSNS活動とZ李アカウントZ李は、2024年の逮捕以前からXを中心に活動してきました。情報発信の内容には、競馬予想、トラブルに関する投稿、社会問題への言及、炊き出しや動物保護などが含まれています。
新宿租界の公式サイトにもZ李の紹介ページが残されており、競馬予想を担当する存在として掲載されています。
ただし、Z李が複数人によって運営されてきたという報道を踏まえると、現在の投稿者や実務上の運営責任者を田記氏一人に限定することはできません。
2026年時点で確認できる公式サイトの活動状況と、田記氏本人の個人的なSNS活動は、分けて考える必要があります。
田記正規は馬主なのか?競馬データから分かること田記正規氏について検索すると、馬主としての情報も見つかります。
競馬情報データベースのnetkeibaやJBISサーチには、「田記正規」という馬主名が登録されています。JBISサーチでは、2026年に大井競馬で出走した馬についても同名義の記録が掲載されています。
netkeibaの馬主成績ページでも、2026年10月28日の大井競馬における出走記録を確認できます。
ただし、ここには重要な注意点があります。競馬データベースに同じ氏名が掲載されていることと、その馬主が報道された田記正規氏本人であることは、厳密には別の問題です。
氏名の一致は関係を考える材料にはなりますが、本人確認を裏付ける公的な資料がなければ、同一人物だと断定することはできません。
そのため、馬主情報については「田記正規という同名の馬主データが存在する」というところまでを確認できる事実として捉えるのが適切です。
田記正規の顔写真は公開されている?田記氏の顔写真については、2024年12月25日のスポニチアネックスの記事に、田記正規氏として紹介された報道写真が掲載されています。
したがって、少なくとも報道機関が本人の写真として掲載した画像は存在します。
一方、SNSやまとめサイトに出回る別の人物写真については、掲載元や撮影時期、本人確認の経緯が不明なものもあります。写真の見た目や投稿者の説明だけで、田記氏本人だと判断するのは適切ではありません。
また、Z李というアカウントが複数人によって運営されてきたとされる以上、アカウントに関連付けられた人物の写真を、すべて田記氏の写真として扱うこともできません。
現在の人物像を理解するための判断基準田記氏について調べる際は、次のように情報を分類すると、人物像を誤解しにくくなります。
- 報道で確認できる事実:会社役員として報じられたこと、Z李の運営者の一人とされたこと、2024年の逮捕・再逮捕と各事件の処分。
- 公式サイトで確認できる情報:新宿租界のサービス内容、予想師の紹介、会員募集、運営会社の公開情報。
- 競馬データベースの情報:田記正規という馬主名と出走記録。ただし、本人との同一性は別途確認が必要。
- 追加の裏付けが必要な情報:学歴、過去の勤務先、家族構成、個人資産、現在の役職、SNSの全投稿を本人が行っているという主張。
こうした区別をすることで、報道された人物像とネット上で広がったイメージを混同せずに理解できます。
【田記正規の人物像と現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:田記正規とはどんな人物ですか?
A1:SNSアカウント「Z李」の運営者の一人として報道された会社役員です。新宿租界との関係や、2024年の逮捕報道を通じて広く知られるようになりました。
Q2:Z李の本名は田記正規で確定していますか?
A2:報道では田記正規氏がZ李の運営者の一人とされています。ただし、Z李は複数人による活動名として紹介されており、アカウントの活動全体を田記氏一人に帰属させることはできません。
Q3:田記正規は2024年の事件で不起訴になったのですか?
A3:事件によって結果が異なります。2024年12月25日、渋谷のクラブへの建造物侵入事件では不起訴となり釈放されました。一方、別件の住居侵入事件については略式起訴と罰金の報道があります。
Q4:新宿租界は2026年現在も活動していますか?
A4:はい。2026年11月時点で、公式サイトには会員募集や予想師紹介、イベント情報が掲載されています。ただし、サービスの継続と田記氏本人の現在の運営参加は別の問題です。
Q5:田記正規は馬主なのですか?
A5:競馬データベースには「田記正規」という馬主名が登録され、2026年の出走記録も掲載されています。ただし、報道された田記氏本人と同一人物であることを確定する資料とは区別する必要があります。
Q6:田記正規の顔写真は確認できますか?
A6:スポニチアネックスが2024年12月25日の記事で田記正規氏として写真を掲載しています。SNSなどに流通する別の写真については、掲載元や本人確認の有無を確認する必要があります。
田記正規氏は、SNSアカウント「Z李」の運営に関わった人物として報道され、2024年の逮捕をきっかけに、その名前や経歴が広く知られるようになりました。
人物像を理解するうえで重要なのは、Z李という活動名が複数人による運営として報じられていること、田記氏が新宿租界と関係していたこと、そして2024年の事件では別々の刑事手続きが進められたことです。
2026年現在、新宿租界の公式サイトでは会員募集やイベント情報が確認でき、サービスとしての活動は続いています。また、競馬データベースには同姓同名の馬主情報も掲載されています。ただし、それぞれの情報から田記氏本人の現在の役職や活動実態まで断定することはできません。
【プロの結論】
田記正規という人物を理解する際に最も重要なのは、個人・SNSブランド・運営組織・刑事事件を分けて考えることです。
Z李の知名度だけで田記氏の全経歴を説明することはできません。また、逮捕報道だけで人物のすべてを評価することも適切ではありません。
報道機関の取材記事、検察の処分に関する報道、運営組織の公式情報、競馬データベースを照らし合わせることで、田記氏をめぐる情報の輪郭が見えてきます。
今後注目すべきなのは、Z李の運営体制、新宿租界の法人・事業運営の変化、そして田記氏本人の活動について新たな公式発表や信頼できる報道が出るかどうかです。
現段階では、報道で確認された経歴と事件の処分、2026年に公開されている組織情報を軸に理解することが、田記正規という人物の実像に近づくための確かな方法です。
主な根拠資料・報道
- 弁護士JPニュース/ライブドアニュース:Z李の運営体制、田記氏の経歴、2024年の事件の背景。
- スポニチアネックス:2024年12月25日の不起訴・釈放、住居侵入事件の処分。
- KAI-YOU:2024年12月の再逮捕報道。
- 新宿租界公式サイト:サービス内容、Z李の紹介、運営会社、2026年の活動情報。
- netkeiba・JBISサーチ:馬主名と2026年の競走記録。