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【プロフィール】ブラックラグーン作者・広江礼威の読み方と人物像

倉持 玲奈 倉持 玲奈 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次


漫画家・イラストレーター
- 読み方:ひろえ・れい
- 生年月日:1972年12月5日
- 出身:神奈川県
- 漫画家デビュー作:『翡翠峡奇譚』
- 代表作:『BLACK LAGOON』
- 主な活動媒体:月刊サンデーGX、ゲッサン


広江礼威の読み方は「ひろえ・れい」

広江礼威は「ひろえ・れい」と読みます。

「礼威」という名前は初見では読み方に迷いやすいものの、小学館のサンデーGX公式プロフィールでも「ひろえ・れい」と振り仮名が掲載されています。

漫画家としてだけでなく、イラストレーター、アニメーション作品の原作者・キャラクター原案担当としても活動している人物です。

ゲーム会社勤務を経て漫画家に

広江礼威の経歴で特徴的なのは、漫画家として本格的に活動する前にゲーム会社で働いていたことです。

小学館の公式プロフィールには、ゲーム会社勤務を経て『翡翠峡奇譚』で漫画家デビューしたと記載されています。

ただし、勤務していた会社の具体的な社名や、担当していた業務の詳細は公式プロフィールでは明らかにされていません。

ゲーム業界での経験を持つクリエイターという点は、後年の作品に見られる緻密な設定や、銃器・軍事・戦闘描写への関心を考えるうえでも興味深い経歴です。

【漫画家デビューから現在まで】広江礼威の経歴を年表で整理

ブラックラグーン作者

広江礼威のキャリアは、『ブラック・ラグーン』だけで始まったわけではありません。

1990年代に商業漫画家として活動を開始し、短期連載や読み切りなどを経験した後、2000年代に代表作を確立。さらにアニメの原作や戦争漫画にも活動領域を広げています。

広江礼威の主な経歴一覧
時期 出来事・作品 キャリア上の意味 1994年 『翡翠峡奇譚』 商業漫画家としてデビュー 1998~1999年 『SHOOK UP!』 初期の代表的な漫画作品 2000年 『Phantom BULLET』 初期作品の一つ 2001年4月 『BLACK LAGOON』読み切り 代表作の原点 2002年5月 『ブラック・ラグーン』正式連載 月刊サンデーGXで連載開始 2017年 『Re:CREATORS』 オリジナルアニメの原作・キャラクター原案を担当 2019年 『341戦闘団』 戦争漫画に挑戦 2026年 『BLACK LAGOON』第14集・25周年企画 記念原画展などを展開

出典:小学館、KADOKAWA、ゲッサン公式作品情報、アニメ公式スタッフ情報など。

デビュー作『翡翠峡奇譚』とは?


1994年7月11日発売・KADOKAWA
広江礼威が商業漫画家としてデビューした作品。初期の作家活動を知るうえで欠かせない一作。


『翡翠峡奇譚』は、現在の『ブラック・ラグーン』のイメージから作者を知った読者にとって、意外な発見になる可能性があります。

広江礼威は最初から一つの作品だけに依存していたわけではなく、1990年代から漫画家として経験を積み重ねていました。

『SHOOK UP!』がブラックラグーン誕生につながった?


単行本発売:1999年9月27日
初期の代表的な漫画作品。後の『ブラック・ラグーン』誕生につながる編集者との出会いにも関係している。


ここで注目したいのが、2026年3月にサンデーGX編集部が公開した記念ミニコラムです。

担当編集者によると、広江礼威にサンデーGXで漫画を描かないかと声をかけたのは、他誌で連載していた『SHOOK UP!』の最終回を読んだ直後だったといいます。

時期は1999年ごろ。当時、自身のホームページを持っていた広江礼威に対し、編集者が問い合わせフォームから連絡したそうです。

その後、初めて顔を合わせたのは喫茶店。漫画の仕事だけでなく、冒険小説などの話題でも会話が弾んだと編集者は振り返っています。

このエピソードから見えてくるのは、代表作の誕生が突然の偶然だけで決まったわけではないということです。

既存作品を読んだ編集者が作者の可能性を見いだし、新しい掲載媒体での仕事を提案した。そこから『ブラック・ラグーン』につながる関係が始まりました。

【ブラックラグーン誕生秘話】2001年の読み切りから連載へ

『ブラック・ラグーン』の連載開始までには、明確な2つの節目があります。

- 2001年4月号: 月刊サンデーGXに読み切り版を掲載。
- 2002年5月号: 正式な連載を開始。

この経緯は小学館の公式作品プロフィールにも記載されています。

なぜ月刊サンデーGXだったのか

『ブラック・ラグーン』が掲載されているのは、小学館の青年漫画誌「月刊サンデーGX」です。

作品の舞台は、東南アジアの架空都市ロアナプラ。

日本の商社マン・岡島緑郎が、運び屋ラグーン商会に誘拐されたことをきっかけに、会社に見捨てられた自分の立場を受け入れ、ロックとして裏社会に身を置くようになります。

登場人物は、元軍人のダッチ、メカニックのベニー、二挺拳銃の使い手レヴィなど。

銃撃戦だけではなく、マフィア同士の権力関係、犯罪組織の利害、国際的な政治情勢、人間の倫理観まで描く作品です。

連載開始から25周年までの意味

2026年に25周年を迎えた理由については、少し整理が必要です。

起点となるのは、2001年4月号に掲載された最初の読み切りです。2026年には、その掲載から25年が経過します。

一方、正式連載が始まったのは2002年5月号です。

つまり、2026年の25周年は作品の最初の掲載を起点としたアニバーサリーと理解すると、年号の違いを混同せずに済みます。

小学館の編集者も2026年3月の記念コラムで、最初の読み切り掲載から25年になると説明しています。

広江礼威の作品を理解するには、『ブラック・ラグーン』以外にも目を向ける必要があります。

作家としての持ち味は、ガンアクションだけに限定されません。戦争、組織、創作者と作品の関係など、異なるテーマを扱っています。

1. 『341戦闘団』は戦争を描く意欲作


連載開始:2019年6月・ゲッサン
第1巻:2023年3月17日発売
大国同士の戦争を背景に、若き軍人エルミナ・シャウマハが戦闘団を指揮する青春戦争活劇。


主人公のエルミナは、モルダニア帝国の陸軍騎兵少佐です。

貴族院議長の娘という立場にありながら、自ら最前線へ赴任し、初めての戦場で341戦闘団を指揮することになります。

作品の特徴は、戦場の迫力だけでなく、軍隊組織や戦術を物語の中に組み込んでいる点です。

小学館の2023年の刊行紹介では、現代史家の大木毅氏からも軍事描写や軍隊組織への理解を評価するコメントが寄せられています。

『ブラック・ラグーン』が犯罪社会の人間模様を描く作品であるのに対し、『341戦闘団』は戦場における指揮官と兵士の関係を描く作品です。

どちらも、極限状況に置かれた人間の選択を物語の軸にしている点が興味深いところです。

2. 『Re:CREATORS』ではアニメの原作・キャラクター原案を担当


2017年放送・全22話
原作・キャラクター原案:広江礼威
監督:あおきえい
アニメーション制作:TROYCA


『Re:CREATORS』は、2017年に放送されたオリジナルテレビアニメです。

物語の中心にあるのは、アニメやゲーム、小説などのフィクション作品から生まれたキャラクターたちが、現実世界に現れるという設定。

彼らを生み出した創作者と、創作物の登場人物との関係を描いています。

広江礼威は、原作とキャラクター原案を担当。監督のあおきえいとともにシリーズ構成にも携わりました。

この作品は、広江礼威の活動が漫画の枠にとどまらないことを示す代表的な実績です。

3. 『Phantom BULLET』などの初期作品

『Phantom BULLET』も、小学館の公式プロフィールで広江礼威の過去作品として紹介されています。

そのほか、『翡翠峡奇譚』『SHOOK UP!』などを含めると、代表作に至るまでの創作活動の幅が見えてきます。

作品を読む順番としては、次のように選ぶと作者の作風の変化を理解しやすくなります。

- 初期の漫画家としての歩みを知りたい人:『翡翠峡奇譚』
- 『ブラック・ラグーン』以前の作品を読みたい人:『SHOOK UP!』
- 戦争や軍事を題材にした物語が好きな人:『341戦闘団』
- アニメの世界観や創作者のテーマに興味がある人:『Re:CREATORS』

【2026年最新】広江礼威の現在とブラックラグーン25周年企画

2026年11月5日時点

2026年の広江礼威を語るうえで、大きなニュースが3つあります。

1つ目は『ブラック・ラグーン』第14集の発売。2つ目はシリーズ累計発行部数の大台突破。3つ目は25周年を記念する原画展です。

『ブラック・ラグーン』第14集が2026年8月19日に発売


『ブラック・ラグーン』第14集

2026年8月19日発売
- 著者:広江礼威
- 発売元:小学館
- 判型:B6判
- ページ数:160ページ
- 定価:770円(税込)


第14集では、ロアナプラに新たな抗争の火種が持ち込まれます。

ホテル・モスクワが関わったカリフォルニアでの抗争をきっかけに、メキシコの新興組織がロアナプラに進出。グリスたちがバラライカに宣戦布告し、街の勢力バランスが大きく揺らぎます。

ロックも事態の収拾に動き始めます。

同日には、公式スピンオフ『BLACK LAGOON エダ イニシャルステージ』第9集も発売されました。

シリーズ累計1000万部を突破

2026年8月19日に発表された25周年原画展のプレスリリースでは、『BLACK LAGOON』の原作シリーズ累計発行部数が1000万部を突破したことも紹介されています。

2001年の読み切りから続いてきた作品が、四半世紀を経てこれほど大きな規模に成長したことは、漫画作品としての存在感を示す実績です。

25周年原画展は11月13日から池袋で開催

開催予定

小学館の協力のもと、25周年を記念した大規模な原画展が開催されます。


BLACK LAGOON 25周年原画展

11月13日~12月6日


2026年

会場

池袋・サンシャイン60展望台 てんぼうパーク イベントスペース

主な展示内容
- 貴重な漫画原稿
- カラーイラストの複製原画
- コミックスカバーを飾った銃器プロップ
- フォトスポット
主催:BLACK LAGOON 25周年原画展実行委員会/協力:小学館

原画展の見どころは、完成した漫画を読むだけでは気づきにくい、原稿やカラーイラストの表現を実物に近い形で楽しめることです。

また、コミックスのカバーを飾った銃器プロップの展示も予定されています。銃器やミリタリー表現が作品の大きな魅力となっているだけに、ファンにとって注目度の高い企画です。

小学館の公式編集コラムでも、2026年10月19日時点で原画展の準備が佳境に入っていることが紹介されています。

広江礼威は2026年も漫画家として活動中?

現在の活動について、小学館の公式プロフィールは『BLACK LAGOON』と『341戦闘団』を連載作品として掲載しています。

『BLACK LAGOON』については、2026年8月に第14集が発売され、編集部による2026年の近況コラムでも新しいネームの確認や連載の打ち合わせが紹介されています。

一方、『341戦闘団』はゲッサンでの不定期連載作品です。小学館の2023年の紹介でも不定期連載とされ、公式作品ページが現在も掲載されています。単行本については、確認できる既刊一覧は第1巻です。

ここで大切なのは、2作品の刊行ペースを同じように考えないことです。

『ブラック・ラグーン』は2026年にも新刊が発売されており、25周年企画と並行して展開が続いています。『341戦闘団』は不定期連載という形式で、刊行状況も異なります。

したがって、広江礼威の現在を理解するには、作品ごとの掲載誌や単行本情報を分けて追うことが有効です。

【プロの結論】広江礼威の作品が長く支持される理由

広江礼威の漫画には、単純な善悪の対立だけでは説明できない世界があります。

『ブラック・ラグーン』では、犯罪者やマフィアが支配する都市を舞台に、登場人物それぞれの信念や生き方がぶつかります。

『341戦闘団』では、戦争という極限状態の中で、指揮官と兵士が何を考え、どう行動するのかが描かれます。

『Re:CREATORS』では、創作者と創作物の関係そのものが物語のテーマになっています。

これらの作品に共通するのは、設定の面白さだけで物語を終わらせず、その世界に生きる人物の判断や葛藤を描いている点です。

広江礼威作品を選ぶときの判断基準
読者の好み おすすめ作品 注目ポイント
ガンアクションが好き BLACK LAGOON 銃撃戦、裏社会、人間ドラマ
戦争・軍事が好き 341戦闘団 軍隊組織、戦術、戦場の人間関係
創作やアニメが好き Re:CREATORS 創作者とキャラクターの関係
初期作品を知りたい 翡翠峡奇譚 漫画家としての出発点
過去の作風を比較したい SHOOK UP! 初期の作品世界

作品を選ぶ際に注意したいのは、『ブラック・ラグーン』だけを読んで広江礼威の創作スタイル全体を判断しないことです。

戦争漫画やオリジナルアニメまで視野を広げると、作家としての異なる側面が見えてきます。

【FAQ】ブラックラグーン作者に関するよくある質問

Q1:ブラックラグーンの作者は誰ですか?

A1:漫画家の広江礼威です。「ひろえ・れい」と読みます。漫画家・イラストレーターとして活動し、『BLACK LAGOON』『341戦闘団』などを手がけています。

Q2:広江礼威はどのような経歴の持ち主ですか?

A2:ゲーム会社勤務を経て、1994年に『翡翠峡奇譚』で商業漫画家としてデビューしました。1990年代には『SHOOK UP!』などを発表し、2001年の読み切りを経て、2002年に『ブラック・ラグーン』の正式連載を開始しています。

Q3:ブラックラグーンの連載開始はいつですか?

A3:2001年4月号に読み切りが掲載され、2002年5月号から正式連載が始まりました。掲載誌は小学館の月刊サンデーGXです。

Q4:広江礼威の代表作はブラックラグーンだけですか?

A4:いいえ。『翡翠峡奇譚』『SHOOK UP!』『Phantom BULLET』『341戦闘団』などの漫画作品があります。また、2017年のテレビアニメ『Re:CREATORS』では原作・キャラクター原案を担当しました。

Q5:2026年現在、ブラックラグーンは完結していますか?

A5:2026年11月5日時点で完結していません。小学館の公式プロフィールでは連載中とされ、2026年8月19日には第14集が発売されています。

Q6:ブラックラグーンの25周年はいつですか?

A6:2026年です。2001年4月号の読み切り掲載を起点とする記念イヤーで、11月13日から12月6日まで池袋で25周年原画展が開催される予定です。

Q7:広江礼威の最新作は341戦闘団ですか?

A7:『341戦闘団』は2019年に連載が始まった作品ですが、2026年の最新刊として確認できる『ブラック・ラグーン』第14集もあります。現在の活動は両作品を含めて確認するのがおすすめです。

『ブラック・ラグーン』の作者は、漫画家・広江礼威(ひろえ・れい)です。

ゲーム会社勤務を経て1994年に『翡翠峡奇譚』で漫画家デビュー。その後、『SHOOK UP!』などの作品を発表し、2001年の読み切りから2002年の『ブラック・ラグーン』正式連載へとつながりました。

さらに『341戦闘団』では戦争漫画に挑み、『Re:CREATORS』ではオリジナルアニメの原作・キャラクター原案を担当するなど、活動領域を広げています。

2026年の注目要点は、次の3つです。

- 『ブラック・ラグーン』第14集が8月19日に発売。
- 原作シリーズ累計1000万部を突破。
- 11月13日から12月6日まで池袋で25周年原画展を開催予定。

25周年は、単なる過去の振り返りではありません。2001年の読み切りから続く作品の歴史を、現在進行形の連載やイベントとともに楽しめる節目です。

広江礼威の作品をこれから読むなら、まずは『ブラック・ラグーン』から入り、その後『341戦闘団』や『Re:CREATORS』へと広げていくと、作者の創作世界の奥行きをより深く味わえます。

主な情報源・参考資料

- 小学館「サンデーGENE-X」広江礼威公式プロフィール・作品紹介
- 小学館「ゲッサンWEB」『341戦闘団』作品情報
- 小学館コミック『ブラック・ラグーン』第14集書誌情報
- KADOKAWA『翡翠峡奇譚』『SHOOK UP!』書誌情報
- 『Re:CREATORS』公式サイト・TROYCA作品情報
- サンデーGX編集部「せんせーと担当はん」2026年連載コラム
- BLACK LAGOON 25周年原画展実行委員会発表資料

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倉持 玲奈

テクノロジー分野を担当。一次情報(公式発表・公式サイト)と発表日を必ず確認し、推測は推測と明記する編集方針に従っています。

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