日本のヒップホップシーンで独特の存在感を放つラッパーD.O(ディー・オー)。本名は君塚慈容(きみづか・しげやす)、1978年7月3日生まれ、東京都練馬区出身のラッパーです。練マザファッカーのリーダーとして知られ、TBS系『リンカーン』への出演で音楽ファン以外にも名前が広まりました。2006年のソロアルバム『JUST HUSTLIN' NOW』をはじめ、漢 a.k.a. GAMIらとの作品でも注目を集めています。
一方、2009年と2018年には薬物事件で逮捕され、2026年7月7日にも大麻とコカインの所持容疑で逮捕されたと報じられました。2026年の事件について本人は「自分のものではない」と容疑を否認しています。さらに同年10月には漢 a.k.a. GAMIとの新曲『GOOD LUCK』もリリースされました。過去の判決と今回の逮捕報道を区別しながら、D.Oのプロフィール、音楽経歴、代表作品、現在確認できる活動状況を整理します。
【プロフィール】ラッパーD.Oの本名・年齢・出身地は?

D.Oは、日本のハードコアヒップホップを代表するラッパーの一人です。練馬を活動のルーツとし、独特の高音ボイス、粘りのあるフロウ、ストリートの経験を反映したリリックで知られています。
本名は君塚慈容、旧姓は須藤D.Oの本名は君塚慈容(きみづか・しげやす)です。旧姓は須藤(すどう)で、音楽活動の初期にはSUDOという名前を使用していました。
CDジャーナルのプロフィールでも、旧姓からSUDOを名乗り、後にD.Oへ改名した経歴が紹介されています。現在の活動名であるD.Oは、90年代末頃から東京のアンダーグラウンドシーンで知られるようになった名前です。
生年月日と年齢、出身地プロフィール上の生年月日は1978年7月3日。東京都練馬区出身です。2026年11月5日時点では48歳になります。
特に練馬区への結びつきは、D.Oの音楽性を理解するうえで欠かせません。単に出身地として名前を挙げるだけでなく、練馬を自分の活動の拠点として表現し、地元の仲間やストリートカルチャーを作品に反映してきました。
その象徴が、練マザファッカーのリーダーとしての活動です。練馬という地域性を音楽やキャラクターの一部として打ち出したことが、D.Oの独自性につながっています。
基本プロフィール一覧
- 活動名:D.O(ディー・オー)
- 本名:君塚慈容(きみづか・しげやす)
- 旧姓:須藤
- 生年月日:1978年7月3日
- 年齢:48歳(2026年11月時点)
- 出身地:東京都練馬区
- ジャンル:ヒップホップ、ハードコアラップ
- 主な活動関係:練マザファッカー、雷家族、9SARI GROUP
【音楽経歴】練マザファッカーのリーダーからソロデビューまで
D.Oのキャリアは、テレビ出演によって突然始まったものではありません。90年代から東京のアンダーグラウンドで活動を重ね、仲間との音楽制作や客演を通じて存在感を築いてきました。
雷家族での活動とアンダーグラウンド時代D.Oは、KAMINARI-KAZOKU.(雷家族)のメンバーとしても活動しました。
雷家族はYOU THE ROCK、G.K.MARYAN、TWIGY、RINO LATINA IIらにゆかりのあるヒップホップユニットです。1990年代に始まった「雷」の流れを受け、2003年にKAMINARI-KAZOKU.として本格的に活動を開始しました。
D.Oは同グループに加わり、サイドMC的な役割も担ったと紹介されています。先輩ラッパーたちとの活動は、ソロアーティストとしての表現を磨くうえでも重要な経験になりました。
練マザファッカーのリーダーとして注目D.Oの名前を語る際に欠かせないのが、練マザファッカーです。
練馬を拠点とするヒップホップ集団で、D.Oはリーダーとして知られています。特徴的なルックスや話し方だけでなく、独特の高音フロウとストリートを題材にした楽曲によって、音楽ファンの間で認知を広げました。
2007年9月にはTBS系バラエティ番組『リンカーン』の企画「世界ウルリン滞在記」に登場。中川家の剛が練馬のラッパー集団に弟子入りする企画で、D.Oは練マザファッカーのボスとして紹介されました。
この出演によって、D.Oの知名度はヒップホップファン以外にも広がります。
とりわけ「メーン」という独特の語尾や、特徴的な声での受け答えが話題になりました。テレビでは強烈なキャラクターが印象に残りましたが、その背景には長年の音楽活動とストリートでの経験がありました。
2006年『JUST HUSTLIN' NOW』でソロデビュー2006年1月、D.Oはファーストソロアルバム『JUST HUSTLIN' NOW』を発表しました。
タイトルにあるHUSTLIN'は、ストリートで生き抜くために動き続ける姿勢を想起させる言葉です。作品には地元の仲間、日常の緊張感、成功を目指す過程など、D.Oが大切にしてきたテーマが反映されています。
2007年の『リンカーン』出演時点で、すでにソロ作品を持つラッパーだったという点は見逃せません。テレビで有名になった人物というだけではなく、音楽活動を積み重ねたうえでメディアに登場したアーティストなのです。
【経歴年表】D.Oの活動・作品・転換点を一覧で整理
ここでは、D.Oの音楽活動と逮捕・判決、復帰後の作品を時系列でまとめます。特に重要なのは、逮捕された時期と判決が出た時期、そして音楽活動を再開した時期を混同しないことです。
| 時期 | 出来事・作品 | 内容・位置づけ |
|---|---|---|
| 1990年代末 | アンダーグラウンド活動 | 東京のヒップホップシーンで注目される |
| 2003年 | 雷家族の活動 | KAMINARI-KAZOKU.に参加 |
| 2006年1月 | JUST HUSTLIN' NOW | ソロアルバムデビュー |
| 2007年9月 | リンカーン出演 | 世界ウルリン滞在記で知名度が拡大 |
| 2009年 | 1度目の逮捕・判決 | コカイン事件で懲役1年、執行猶予3年 |
| 2010年 | I'm Back | 音楽活動を再始動 |
| 2018年6月 | 2度目の逮捕 | 大麻・コカイン関連の事件 |
| 2019年 | 2度目の事件の判決 | 懲役3年の実刑判決 |
| 2021年12月 | 出所 | 約2年2か月の服役を経て社会復帰 |
| 2022年12月 | JUST PRISON NOW | 獄中生活を記録した書籍を刊行 |
| 2024年3月 | Rain | 約10年ぶりのフルアルバム |
| 2026年7月 | 3度目の逮捕報道 | 大麻・コカイン所持容疑。本人は否認 |
| 2026年10月2日 | GOOD LUCK | 漢 a.k.a. GAMIとのコラボシングル |
この年表から分かるのは、D.Oのキャリアが音楽活動、活動休止、復帰、再逮捕という複数の転換点を経ていることです。
また、2009年と2018年の事件は判決まで確認できる過去の経緯ですが、2026年の事件は別の案件です。3件を単純に同じ結果だったかのように扱うことはできません。
【逮捕歴】2009年・2018年の判決と2026年の事件を比較
D.Oの名前が報道で取り上げられる際、特に注目されるのが過去の薬物事件です。これまでに2009年、2018年、2026年の3回、逮捕が報じられています。
2009年:コカイン事件で有罪判決2009年2月、D.Oはコカインの所持・使用に関する容疑で逮捕されました。
同年4月20日には、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決が言い渡されています。
この事件は音楽活動にも大きな影響を与えました。発売が予定されていたセカンドアルバム『JUST BALLIN' NOW』は発売中止となり、関連作品の販売や配信にも影響が及びました。
その後、D.Oは2010年に『I'm Back』を発表し、活動を再始動します。作品タイトルにも、活動復帰への意思が表れています。
2018年:大麻・コカイン関連事件で実刑判決2018年6月には、大麻取締法違反および麻薬及び向精神薬取締法違反に関する容疑で再び逮捕されました。
この事件では、2019年10月に懲役3年の実刑判決が言い渡され、その後服役しました。
2019年に出版された自伝『悪党の詩』には、練馬で過ごした少年時代からラッパーとしての成功、2009年の事件、2018年の再逮捕に至るまでの経験が記されています。
加えて、2022年12月23日には彩図社から『JUST PRISON NOW D.O獄中記』を刊行。服役中の日記をもとに、刑務所での生活や自身の考え、仲間との関係などを記録しています。
2021年12月22日には出所が報じられ、約2年2か月の服役を終えて音楽活動を再開しました。
2026年7月:3度目の逮捕報道と本人の否認2026年7月7日、共同通信やTBS NEWS DIGなどが、D.Oこと君塚慈容容疑者(48)の逮捕を報じました。
報道によると、容疑の対象となったのは2026年4月、東京都新宿区大久保の路上で乾燥大麻とコカインを所持していたとされる件です。
パトロール中の警察官が車に乗っていた君塚容疑者に職務質問を行い、車内から乾燥大麻とコカインが見つかったと伝えられています。
これに対し、本人は取り調べで容疑を否認しました。
「自分のものではない」
これは2026年7月7日の逮捕報道で伝えられた本人の説明です。警視庁は薬物の入手経路などを調べていると報じられました。
2026年の事件は有罪確定ではないここで重要なのは、逮捕と有罪判決は法律上まったく異なる段階だということです。
2009年と2018年の事件については、その後の判決や服役の経緯が公表されています。一方、2026年の事件については、逮捕報道と本人の否認が確認できる情報です。
2026年11月5日時点で、今回確認した公開報道・資料からは、その後の起訴・不起訴や判決を確定的に示す情報は確認できません。
したがって、2026年の事件を過去の有罪判決と同じ扱いにすることはできません。逮捕された事実、捜査対象となった容疑、本人の否認、裁判による判断は、それぞれ区別して理解する必要があります。
【代表作品】JUST HUSTLIN' NOW・悪党の詩・JUST PRISON NOW・Rain
D.Oを理解するには、テレビ出演や事件報道だけでなく、作品そのものにも目を向ける必要があります。彼の作品には、練馬での経験、仲間との関係、服役生活、復帰後の心境など、活動の各時期を反映したテーマが見られます。
JUST HUSTLIN' NOW:2006年のソロデビュー作『JUST HUSTLIN' NOW』は、D.Oのソロキャリアを語るうえで欠かせないファーストアルバムです。
2006年に発表され、ストリートの生活感や仲間との結びつきなど、D.Oの音楽的な個性を示す作品となりました。
翌年の『リンカーン』出演によって知名度が上がった際にも、彼はすでに独自の音楽スタイルを確立していました。
悪党の詩:本人の人生を描いた自伝『悪党の詩』は、2019年に彩図社から発売されたD.Oの自伝です。
幼少期、練馬での生活、ヒップホップとの出会い、雷での活動、ソロデビュー、そして2009年と2018年の事件までを扱っています。
この本の特徴は、単なるアーティスト紹介ではなく、本人の視点から人生と音楽活動の関係を描いている点です。
楽曲だけでは把握しにくいD.Oのバックグラウンドを知る資料としても読まれています。
JUST PRISON NOW:服役経験を記録した獄中記『JUST PRISON NOW D.O獄中記』は2022年12月23日発売の書籍です。
2018年の逮捕後、収監中に書き続けた日記をもとに構成されています。彩図社の商品紹介によると、獄中での生活だけでなく、家族や仲間の存在、自分自身と向き合う時間についても記されています。
タイトルには、服役中もラッパーとしての活動や表現を続けるという本人の姿勢が反映されています。
Rain:2024年の復帰後を象徴するアルバム2024年3月30日、D.Oはアルバム『Rain』をリリースしました。
2014年の『TOKYO RAP CARTEL』以来、約10年ぶりとなるフルアルバムで、全17曲を収録しています。
注目すべきなのは、漢 a.k.a. GAMI、RYKEYDADDYDIRTY、Red Eye、T2K a.k.a. Mr.Tee、ralphなど、異なる世代やスタイルのラッパーが参加していることです。
特に漢 a.k.a. GAMIとの「7 days war 24 feat. 漢 a.k.a. GAMI」や「スタンド・バイ・ミー REMIX feat. Red Eye, 漢 a.k.a. GAMI」などは、D.Oが仲間との関係を維持しながら音楽活動を展開していることを示す楽曲です。
『Rain』は、過去の事件や服役を経た後も、アーティストとして新しい作品を発表できることを示した重要な一枚といえます。
【2026年最新】D.Oの現在の活動状況とGOOD LUCKの意味
2026年のD.Oを語るうえで見逃せないのが、7月の逮捕報道と10月の新曲リリースです。一見すると相反するニュースに見えますが、音楽作品のリリースと本人の現在の法的状況は、別々に捉える必要があります。
漢 a.k.a. GAMIとの新曲GOOD LUCK2026年10月2日、D.Oと漢 a.k.a. GAMIによるコラボシングル『GOOD LUCK』が配信リリースされました。
JOYSOUND音楽ニュースは、10月1日の記事でリリースを告知。鎖GROUPの2人による、お互いへの手紙のようなリリックで構成された楽曲として紹介しています。
漢 a.k.a. GAMIは、D.Oの音楽活動において重要な存在です。2010年の活動再始動後、D.Oは漢が主宰する9SARI GROUPとのつながりを深め、作品や客演を通じて関係を築いてきました。
『Rain』に続く『GOOD LUCK』は、2人の長年の関係を感じさせるコラボレーションとして注目されます。
2026年の逮捕報道後に作品が配信された理由検索する読者が疑問に感じやすいのは、7月に逮捕が報じられたD.Oの新曲が、なぜ10月にリリースされているのかという点でしょう。
確認できる事実は、7月7日に逮捕が報じられたことと、10月2日に『GOOD LUCK』がD.Oと漢 a.k.a. GAMI名義で配信されたことです。
ただし、配信日だけでは録音・制作がいつ行われたのか、本人がリリース時点でどのような状況にあったのかまでは判断できません。
楽曲の配信が続いていることを、本人の釈放や事件の解決を示す証拠として扱うことはできないのです。
現在の活動を判断するための3つのポイント2026年11月時点でD.Oの現在を把握する際は、次の3点を分けて見ると状況が整理できます。
- 音楽活動:『Rain』や『GOOD LUCK』など、作品のリリース履歴を確認する。
- 事件の進展:逮捕報道だけでなく、警察・検察・裁判所に関する続報を確認する。
- 本人の発信:公式アカウントやレーベルの発表など、本人や関係者による新しい情報を確認する。
現在の公的な法的状況については、2026年7月の逮捕報道以降、今回確認できた資料だけでは確定できません。一方、音楽作品については10月の『GOOD LUCK』が最新の確認できる重要なリリースです。
【D.Oラッパーのプロフィールと現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ラッパーD.Oの本名は何ですか?
A1:本名は君塚慈容(きみづか・しげやす)です。旧姓は須藤で、初期にはSUDO名義で活動していました。
Q2:D.Oは何歳で、出身地はどこですか?
A2:1978年7月3日生まれで、東京都練馬区出身です。2026年11月時点で48歳です。
Q3:練マザファッカーと雷家族ではどのような活動をしていましたか?
A3:練マザファッカーではリーダーとして知られ、雷家族にも参加しました。2007年のTBS系『リンカーン』出演によって、音楽ファン以外にも広く認知されました。
Q4:D.Oの2026年の逮捕報道は有罪判決が出たということですか?
A4:いいえ。2026年7月7日に大麻とコカインの所持容疑で逮捕されたと報じられ、本人は「自分のものではない」と否認しています。逮捕報道と有罪判決は別であり、今回確認した資料では、その後の処分は確定できません。
Q5:D.Oの最新曲は何ですか?
A5:2026年10月2日に配信された、漢 a.k.a. GAMIとのコラボシングル『GOOD LUCK』です。
Q6:JUST PRISON NOWとは何ですか?
A6:D.Oが2022年12月23日に彩図社から発売した獄中記です。2018年の逮捕後、服役中に書いた日記をもとに、刑務所での生活や自身の考えを記録しています。
ラッパーD.Oは、東京都練馬区をルーツに持ち、練マザファッカーのリーダー、雷家族のメンバー、そしてソロアーティストとして日本のヒップホップシーンで活動してきた人物です。
2006年の『JUST HUSTLIN' NOW』でソロデビューし、2007年の『リンカーン』出演で知名度を広げました。その後、2009年と2018年の薬物事件で有罪判決を受け、服役を経験。自伝『悪党の詩』や獄中記『JUST PRISON NOW』では、自身の経験を作品として残しています。
2024年にはアルバム『Rain』を発表し、2026年10月には漢 a.k.a. GAMIとの『GOOD LUCK』をリリースしました。一方、2026年7月の逮捕報道については、本人が容疑を否認しており、過去の有罪判決とは区別して考える必要があります。
今回の情報を理解するための重要な判断基準は、次の3つです。
- プロフィールや音楽経歴は、CDジャーナルや作品の公式販売・配信情報を基準に確認する。
- 逮捕報道については、逮捕日、容疑の対象となった出来事、本人の認否、判決の有無を分ける。
- 最新の音楽活動については、作品の配信日と本人の現在の活動状況を同一視しない。
D.Oの魅力は、特徴的な声やキャラクターだけではありません。練馬を背景にした音楽表現、長年の仲間とのつながり、そして経験を作品に変えてきたキャリアにもあります。
2026年の事件について今後どのような司法判断や公式発表が出るのかは、引き続き注目されます。音楽面での新しい展開とあわせて、確かな報道や公的情報を基準に動向を見守ることが大切です。
主な参照資料
- CDジャーナル:D.Oのプロフィール、ソロデビュー、雷家族との関係。
- 共同通信・KAI-YOU:2026年7月の逮捕報道と本人の否認。
- Real Sound:過去の活動と逮捕歴、2026年の報道に関する解説。
- 彩図社:『悪党の詩』『JUST PRISON NOW』の書籍情報。
- Spincoaster:2024年のアルバム『Rain』の収録情報。
- JOYSOUND音楽ニュース:2026年10月2日配信『GOOD LUCK』の発表情報。