音羽山親方の現役時代の四股名は、鶴竜(かくりゅう)です。日本相撲協会の年寄プロフィールでも、鶴竜力三郎から音羽山力三郎へ年寄名が変わったことが記録されています。
2026年11月現在、41歳。モンゴル出身の元横綱であり、現役引退後は相撲協会に残って指導者として活動しています。
音羽山力三郎の基本プロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の親方名 | 音羽山力三郎 |
| 現役時代の四股名 | 鶴竜 |
| 横綱の地位 | 第71代横綱 |
| 本名 | マンガラジャラブ・アナンダ |
| 生年月日 | 1985年8月10日 |
| 2026年現在の年齢 | 41歳 |
| 出身地 | モンゴル・スフバートル |
| 身長 | 186cm |
| 体重 | 154kg(現役時代の公表値) |
| 得意技 | 右四つ・下手投げ |
| 幕内優勝 | 6回 |
| 生涯戦歴 | 785勝497敗231休 |
| 現在の所属部屋 | 音羽山部屋 |
出典:日本相撲協会「年寄プロフィール」「歴代横綱」
特に注目したいのは、本名と親方名の関係です。
マンガラジャラブ・アナンダはモンゴル出身の本名で、鶴竜は現役時代の四股名。そして音羽山力三郎は、引退後に襲名した年寄名です。
そのため、インターネット上で「鶴竜」と「音羽山親方」が別々の人物のように扱われることがありますが、両者は同一人物です。
【第71代横綱・鶴竜の経歴】モンゴルから大相撲の頂点へ

音羽山親方の指導者としての背景を理解するには、現役時代の鶴竜がどのような道を歩んできたのかを知る必要があります。
鶴竜は1985年8月10日、モンゴルのスフバートルで生まれました。
音羽山部屋公式サイトの本人あいさつによると、2001年に体重わずか65kgで故郷を離れ、単身日本へ渡っています。
2001年の来日から横綱昇進まで鶴竜が初土俵を踏んだのは2001年11月場所です。
所属は井筒部屋。来日当初から横綱候補として完成されていたわけではなく、体格面でも厳しい条件から相撲人生をスタートさせました。
その後、着実に番付を上げていきます。
- 2005年11月場所:新十両に昇進。
- 2006年11月場所:新入幕を果たす。
- 2009年5月場所:新三役に昇進。
- 2012年5月場所:大関に昇進。
- 2014年5月場所:第71代横綱に昇進。
- 2021年3月場所:現役を引退。
大関昇進から約2年で横綱に到達したことは、鶴竜の実力を示す重要な転換点です。
幕内優勝6回を達成した実力鶴竜の現役時代を語るうえで欠かせないのが、幕内優勝6回という実績です。
日本相撲協会の公表データでは、幕内優勝6回のほか、殊勲賞2回、技能賞7回を記録しています。
得意技は右四つと下手投げ。
相手の動きに応じて組み手を調整し、無理に力だけで押し切らず、安定した体勢から勝機を見いだす相撲が特徴でした。
また、生涯戦歴は785勝497敗231休。幕内だけでも645勝394敗231休という成績を残しています。
横綱として長期間土俵に立ち続けることは、勝ち星を積み重ねる以上に難しい仕事です。
休場を経験しながらも横綱の地位を守り、幕内優勝を重ねた経験は、現在の弟子たちを指導するうえでも大きな財産になっているはずです。
【音羽山部屋の創設経緯】2023年の承認から墨田区向島へ
音羽山親方は、横綱としての現役生活を終えた後も相撲界に残りました。
引退後は陸奥部屋の部屋付き親方として後進の指導に携わり、その後、自らの相撲部屋を持つことになります。
2023年12月27日に部屋新設が承認日本相撲協会が2023年12月27日に公表した発表資料には、年寄継承襲名と音羽山部屋の新設について記載されています。
理事会では、年寄・鶴竜が音羽山を継承して襲名すること、さらに陸奥部屋から独立して音羽山部屋を新設することが承認されました。
この発表で重要なのは、部屋の新設が単なる名称変更ではなく、正式な独立だったという点です。
つまり、鶴竜は現役時代の実績を背景に、独立した相撲部屋を率いる師匠として新たなキャリアを始めたのです。
音羽山部屋の所在地は東京都墨田区向島現在の音羽山部屋の所在地は次のとおりです。
音羽山部屋
東京都墨田区向島2丁目17番11号
〒131-0033
日本相撲協会公表の所在地
2023年12月27日に新設が承認され、音羽山部屋公式サイトでは2024年に墨田区向島に部屋を設立したと説明されています。
したがって、正確には2023年が新設承認、2024年が設立・活動開始の時期という整理になります。
独立当初から掲げる部屋づくりの考え方音羽山親方は公式サイトのあいさつで、大相撲の伝統を大切にしながら、新しい時代の息吹も取り入れたいという考えを示しています。
また、力士一人ひとりの個性や才能を見つけ、その成長を支える姿勢を掲げています。
横綱として約20年間、土俵で戦ってきた経験を持つ人物が、今度は弟子たちの成長を支える立場になったわけです。
現役時代の実績を次世代へ伝えるという意味でも、音羽山部屋の設立は鶴竜の相撲人生における大きな節目でした。
【2026年最新】音羽山部屋の力士一覧と関係者を徹底整理
2026年11月現在、音羽山部屋には大関から若手力士まで複数の力士が所属しています。
日本相撲協会の11月場所に関する部屋紹介では、現役力士11人が確認できます。
音羽山部屋の所属力士一覧| 番付 | 力士名 |
|---|---|
| 東大関 | 霧島鐵力 |
| 西十両14枚目 | 竜鳳和真 |
| 東幕下15枚目 | 光星竜 |
| 東幕下37枚目 | 象竜 |
| 東幕下40枚目 | 鶴英山 |
| 西序二段5枚目 | 鶴峰 |
| 西序二段7枚目 | 鶴翔 |
| 東序二段37枚目 | 白竜 |
| 東序二段67枚目 | 瀬戸ノ竜 |
| 東序二段82枚目 | 讃岐竜 |
| 西序二段92枚目 | 鋼 |
2026年11月場所の日本相撲協会公表情報。番付は場所ごとに変動します。
この顔ぶれを見ると、音羽山部屋は関取を抱えるだけでなく、幕下や序二段の若手も育成していることが分かります。
音羽山親方と関係者の相関関係部屋の関係者については、名前が似ている人物もいるため、関係性を整理しておくと分かりやすくなります。
特に注意したいのは、霧島という名前の人物が2人登場することです。
現役力士の霧島鐵力と、元大関で現在は陸奥一博を名乗る年寄は別人です。
前者はモンゴル出身の現役大関、後者は鹿児島県出身の元大関・霧島です。日本相撲協会の部屋紹介でも、それぞれ別の人物として掲載されています。
【霧島鐵力と竜鳳和真の最新動向】音羽山部屋の注目力士
2026年の音羽山部屋を語るうえで、特に注目したいのが霧島鐵力と竜鳳和真です。
一人は大関に返り咲いた実力者、もう一人は2026年11月場所で新十両となった若手です。
霧島鐵力は2026年に大関復帰霧島鐵力(きりしま・てつお)は、モンゴルのドルノドゥ出身。1996年4月24日生まれで、本名はビャンブチュルン・ハグワスレンです。
以前は霧馬山という四股名で土俵に上がり、その後、霧島へ改名しました。
日本相撲協会のプロフィールによると、2015年5月場所に初土俵を踏み、2020年1月場所に新入幕。2023年7月場所に初めて大関へ昇進しています。
その後、2026年に大きな復活を遂げました。
霧島の2026年の主な成績
- 2026年1月場所:11勝4敗、敢闘賞。
- 2026年3月場所:12勝3敗、幕内優勝、殊勲賞。
- 2026年5月場所:12勝3敗。
- 2026年7月場所:12勝3敗。
- 2026年9月場所:8勝7敗。
2026年3月場所の優勝は、霧島にとって大きな転機でした。
日本相撲協会は同年3月25日、霧島の大関昇進を決定。2026年5月場所から再び大関として土俵に上がっています。
2026年11月場所の番付も東大関です。
一度大関の地位を失った力士が再び昇進するには、安定した成績と精神面の立て直しが欠かせません。
霧島の復帰は、音羽山部屋の2026年を象徴する出来事の一つです。
ただし、霧島は2023年7月に初めて大関へ昇進しており、そのキャリアのすべてを音羽山部屋で築いたわけではありません。2026年の再昇進と、これまでのキャリアは分けて理解する必要があります。
竜鳳和真は2026年11月場所で新十両もう一人の注目力士が竜鳳和真(りゅうほう・かずま)です。
2007年6月12日生まれ、京都府宇治市出身。本名は西村和真です。
日本相撲協会のプロフィールでは、2025年7月場所に初土俵を踏み、2025年11月場所には序二段で7戦全勝を記録。序二段優勝を果たしました。
その後も番付を上げ、2026年の成績は次のとおりです。
| 場所 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|
| 2026年1月 | 東三段目33枚目 | 6勝1敗 |
| 2026年3月 | 東幕下49枚目 | 5勝2敗 |
| 2026年5月 | 西幕下28枚目 | 5勝2敗 |
| 2026年7月 | 東幕下17枚目 | 6勝1敗 |
| 2026年9月 | 東幕下4枚目 | 4勝3敗 |
| 2026年11月 | 西十両14枚目 | 新十両 |
特筆すべきなのは、初土俵から約1年4か月で十両昇進を果たしたことです。
2026年11月場所は、竜鳳にとって新十両として迎える重要な場所になります。
音羽山部屋にとっても、幕内上位で戦う大関だけでなく、若い力士が関取へ成長していくことは、部屋全体の将来を考えるうえで大きな意味を持ちます。
【プロの結論】音羽山親方の指導者としての実力をどう見るべきか
音羽山親方を評価する際、横綱時代の実績だけで判断するのは十分ではありません。
指導者として見るべき要点は、現役時代に培った技術や経験を、どのように弟子の成長につなげているかという点です。
1. 横綱経験を持つ師匠という強み音羽山親方は、第71代横綱として幕内優勝6回を達成しました。
横綱昇進までの過程だけでなく、横綱としての重圧や長期的な体調管理、場所ごとの調整なども経験しています。
こうした知識は、弟子たちが上位を目指すうえで参考になるでしょう。
2. 大関と若手関取を抱える部屋の構成2026年11月現在、音羽山部屋には大関の霧島と新十両の竜鳳が所属しています。
この2人は年齢もキャリアも異なります。
霧島は大関復帰後の地位を守り、さらに上を目指す段階。竜鳳は関取として新しいキャリアを始める段階です。
それぞれに必要な指導や課題は異なります。
トップ力士の成績を支えながら、若手の育成にも取り組むことが、部屋の師匠に求められる役割です。
3. 音羽山部屋の今後を判断する基準今後の部屋の成長を見るなら、次の3点に注目すると分かりやすいでしょう。
- 関取の安定性:霧島が大関の地位を維持し、優勝争いに加われるか。
- 若手の昇進:竜鳳をはじめ、幕下以下の力士が関取へ成長できるか。
- 部屋全体の底上げ:特定の看板力士だけに頼らず、複数の力士が番付を上げられるか。
特に重要なのは、部屋全体の成長です。
大関が一人いることは大きな強みですが、長期的に安定した相撲部屋をつくるには、若手が次々と成長する環境が欠かせません。
音羽山親方の本当の指導者としての評価は、これから育っていく力士たちの活躍によって、さらに明確になっていくでしょう。
【音羽山親方に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:音羽山親方は元横綱の鶴竜ですか?
A1:はい。音羽山親方は第71代横綱・鶴竜です。本名はマンガラジャラブ・アナンダで、引退後に年寄・音羽山を襲名しました。現在は音羽山力三郎として部屋を率いています。
Q2:音羽山部屋はいつ、どこに設立されましたか?
A2:2023年12月27日に日本相撲協会の理事会で新設が承認され、2024年に東京都墨田区向島2丁目17番11号に設立されました。
Q3:霧島鐵力と竜鳳和真は音羽山部屋の所属ですか?
A3:はい。霧島鐵力は2026年11月場所で東大関、竜鳳和真は西十両14枚目に位置しています。霧島は2026年5月場所から大関に復帰し、竜鳳は同年11月場所で新十両となりました。
音羽山親方は、第71代横綱・鶴竜として幕内優勝6回を達成した実力者です。
2021年3月に現役を引退し、2023年12月に音羽山の襲名と部屋の新設が承認されました。2024年から東京都墨田区向島を拠点に、師匠として後進の育成に取り組んでいます。
2026年11月現在の注目要点は、次のとおりです。
- 音羽山親方は41歳の元横綱・鶴竜。
- 音羽山部屋は墨田区向島に所在。
- 霧島鐵力は2026年5月場所から大関に復帰。
- 竜鳳和真は2026年11月場所で新十両。
- 部屋には幕下・序二段を含む11人の力士が所属。
今後の注目は、霧島の大関としての活躍だけではありません。竜鳳や幕下以下の若手がどこまで成長できるかも、音羽山部屋の将来を占う重要な要素です。
横綱として頂点を極めた鶴竜から、次世代の力士を育てる音羽山親方へ。 その新しい挑戦は、2026年も着実に続いています。
主な情報源:日本相撲協会公式サイト(歴代横綱・年寄プロフィール・相撲部屋紹介・力士プロフィール・協会発表)、音羽山部屋公式サイト。情報基準日:2026年11月6日。