柳憂怜は、映画、テレビドラマ、舞台で幅広く活動する日本の俳優です。北野武監督作品で映画デビューを飾り、Jホラー作品への出演でも知られています。
まずは、所属事務所TAPが公開しているプロフィールを中心に基本情報を整理します。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 芸名 | 柳憂怜 |
| 読み方 | やなぎゆうれい |
| 本名 | 小野昌彦(おのまさひこ) |
| 生年月日 | 1963年4月8日 |
| 年齢 | 63歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 広島県 |
| 血液型 | B型 |
| 身長 | 170cm |
| 体重 | 58kg |
| 所属事務所 | 株式会社TAP |
| 旧芸名 | 柳ユーレイ |
| 趣味 | ガーデニング |
| 特技 | ギター |
柳憂怜の本名は小野昌彦(おのまさひこ)です。
実は、映画デビュー当初は芸名の柳憂怜ではなく、本名の小野昌彦としてクレジットされていました。
1990年公開の『3-4X10月』の出演者情報にも小野昌彦の名前が記録されています。国立国会図書館の映像資料にも、北野武監督作品の出演者として小野昌彦(柳ユーレイ)の表記が残っています。
つまり、柳憂怜、小野昌彦、柳ユーレイは、それぞれ別人ではなく同一人物を指す名前です。
柳ユーレイから柳憂怜へ改名した理由「柳ユーレイ」は、たけし軍団時代に使用していた芸名です。
その後、2008年の北野武監督作品『アキレスと亀』への出演を機に、現在の柳憂怜へ改名しました。
改名には北野武の提案が関係していたと、ファッションプレスの人物紹介でも説明されています。
旧芸名と現在の芸名を使い分ける必要があるため、過去の作品を検索する際には両方の名前を知っておくと便利です。
【北野武との出会い】柳ユーレイ誕生から映画主演への道

柳憂怜のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、北野武との出会いです。
現在の俳優としての活動は、映画監督・北野武との師弟関係から始まっています。
ビートたけしとの出会いはラジオ番組だったファッションプレスの人物紹介によると、柳憂怜は学生時代に「ビートたけしのオールナイトニッポン」の出待ちをしていたことが、弟子入りにつながりました。
1982年、北野武本人から声をかけられたことをきっかけに弟子入りし、芸能活動をスタートさせます。
当時の活動の中心は映画ではなく、バラエティー番組やお笑いでした。
たけし軍団のメンバーとして活動するなかで、柳ユーレイという芸名が定着していきます。
芸名の由来は「幽霊みたい」という印象柳ユーレイという名前は、北野武が小野昌彦を見て「幽霊みたい」という印象を持ったことに由来するとされています。
芸名に「ユーレイ」という言葉が入っているため、現在のホラー映画での活躍と結び付けて覚えている人も少なくありません。
ただし、芸名が決まったのは俳優としてホラー作品に出演するより前のことです。
この偶然ともいえる名前の印象が、後年の『女優霊』や『呪怨』への出演と重なり、柳憂怜ならではの認知につながっています。
『3-4X10月』で突然の映画主演1990年9月15日公開の『3-4X10月』は、柳憂怜の映画人生を決定づけた作品です。
北野武が脚本・監督を務めた同作で、柳憂怜は主人公の雅樹を演じました。
松竹の作品データベースによると、物語は草野球チームと暴力団との抗争を軸に展開します。
ガソリンスタンドで働く青年・雅樹が、トラブルに巻き込まれていく物語です。
ファッションプレスの人物紹介では、当初、主演への抜擢に驚いて出演をためらったものの、北野武に背中を押されて撮影に臨んだ経緯も紹介されています。
この作品は、芸人として活動していた柳憂怜が映画俳優として認識される大きな転機となりました。
【代表作・経歴年表】『女優霊』『リング』『呪怨』まで
柳憂怜の出演作品を振り返ると、北野武作品とJホラー作品の双方で存在感を発揮してきたことが分かります。
特に1990年代は、映画俳優としての基盤を築いた重要な時期です。
柳憂怜の主な出演歴とキャリアの転換点以下は、所属事務所の出演履歴、映画作品データベースなどを基にまとめた主な経歴です。
1996年公開の『女優霊』は、中田秀夫監督によるホラー映画です。
柳憂怜は同作で主演を務めました。
映画の撮影現場を舞台に、説明のつかない怪現象が次々と起こるという内容で、日本のホラー映画を語るうえで重要な作品の一つです。
柳憂怜は、北野武作品で培った映画経験を持ちながら、まったく異なるジャンルの作品でも主演を任されました。
その後も中田秀夫監督の『リング』『リング2』『怪談』『クロユリ団地』などに出演しています。
この監督との継続的な仕事が、柳憂怜のJホラー俳優としての印象を強めました。
『呪怨』では小林俊介役を担当2000年の『呪怨』も、柳憂怜の代表的な出演作です。
柳憂怜が演じたのは小林俊介という人物です。
清水崇監督によるオリジナルビデオ版に出演し、続編『呪怨2』にも参加しました。
ここで注意したいのは、2000年のオリジナルビデオ版と、2002年に公開された劇場版を混同しないことです。
柳憂怜の出演歴として紹介される2000年の『呪怨』は、劇場版シリーズとは区別して理解すると、作品の時系列が分かりやすくなります。
【映画出演作品一覧】北野武作品から近年の話題作まで
柳憂怜の映画出演歴は長く、ホラー、サスペンス、人間ドラマ、コメディーなど多岐にわたります。
所属事務所TAPの公式プロフィールに掲載されている作品から、特に注目したいものを紹介します。
北野武監督作品- 『3-4X10月』(1990年)
- 『みんな〜やってるか!』(1995年)
- 『HANA-BI』(1998年)
- 『アキレスと亀』(2008年)
- 『首』(2023年)
北野作品への出演は、柳憂怜のキャリアを貫く重要な要素です。
映画デビュー作から2023年の『首』まで、長い年月を経ても北野武との仕事が続いている点は見逃せません。
ホラー・サスペンス作品- 『女優霊』(1996年)
- 『リング』(1998年)
- 『リング2』(1999年)
- 『呪怨』(2000年)
- 『呪怨2』(2000年)
- 『水霊 ミズチ』(2006年)
- 『エクステ』(2007年)
- 『口裂け女』(2007年)
- 『怪談』(2007年)
- 『クロユリ団地』(2013年)
- 『劇場霊』(2015年)
Jホラーの黄金期を代表する作品に複数出演していることが特徴です。
特に中田秀夫監督作品への出演が多く、監督との継続的な関係がうかがえます。
人間ドラマ・その他の映画- 『トキワ荘の青春』(1996年)
- 『冷たい血』(1997年)
- 『皆月』(1999年)
- 『いつか読書する日』(2005年)
- 『アキレスと亀』(2008年)
- 『さよならドビュッシー』(2013年)
- 『ディアーディアー』(2015年)
- 『アイネクライネナハトムジーク』(2019年)
- 『We are Little Zombies』(2019年)
- 『裸の天使 赤い部屋』(2021年)
- 『聖なる蝶 赤い部屋』(2021年)
- 『メビウスの悪女 赤い部屋』(2021年)
- 『つんドル』(2023年)
- 『そして、優子Ⅱ』(2023年)
- 『ミッシング』(2024年)
- 『抗う者たち』(2025年)
- 『やがて海になる』(2025年)
映画出演作を通して見ると、柳憂怜は特定のジャンルだけに活動を限定していません。
北野作品での映画経験を基盤に、ホラー映画、社会派作品、現代の人間ドラマへと出演領域を広げてきました。
【2026年最新】柳憂怜の現在は?『田鎖ブラザーズ』『LOST10』に出演
2026年の柳憂怜は、テレビドラマを中心に活動を続けています。
所属事務所TAPの公式プロフィールには、2025年の出演作に加えて、2026年の『田鎖ブラザーズ』『LOST10』が掲載されています。
加えて、年末公開予定の映画出演情報も発表されています。
『田鎖ブラザーズ』では笹岡隆弘役2026年4月期のTBSドラマ『田鎖ブラザーズ』にも出演しました。
柳憂怜が演じたのは、笹岡隆弘(ささおかたかひろ)です。
TBS公式のキャラクター紹介によると、笹岡は神奈川県警捜査一課の刑事で、後輩の小池俊太とともに「田鎖一家殺傷事件」を担当する人物です。
同作の主要キャストには、岡田将生、染谷将太、中条あやみ、宮近海斗、岸谷五朗、井川遥らが名を連ねています。
柳憂怜は、事件を追う刑事という物語の重要な立場で出演しました。
『LOST10』では春日部刑事役2026年10月スタートのTBS金曜ドラマ『LOST10』も、現在の出演作として注目されています。
本作は横浜流星主演の完全オリジナル・ヒューマンサスペンスです。
北海道の登山ツアー中に起きた遭難事故を発端に、複雑に絡み合う人間関係や事件の真相を追っていきます。
脚本は奥寺佐渡子、演出は塚原あゆ子が担当しています。
柳憂怜の役名は春日部。支樺署の知能犯・組織犯罪主任として登場します。
共演者には横浜流星、小栗旬、中村アン、飯豊まりえ、井口理、斉藤由貴らがいます。
所属事務所TAPの出演情報では、第2話、第3話に続き、2026年11月6日の第4話への出演も掲載されています。
11月5日付のデイリースポーツも、春日部刑事役の柳憂怜に注目した記事を掲載しました。かつての柳ユーレイを知る視聴者が、現在の俳優活動と結び付けて認識していることも紹介されています。
『夫よ、死んでくれないか』では志村功役2025年のテレビ東京系ドラマ『夫よ、死んでくれないか』にも出演しています。
柳憂怜が演じたのは、志村功。
テレビ東京の公式キャスト紹介によると、志村は光博失踪事件を担当する刑事です。
夫婦関係をテーマにしたドラマのなかで、事件を追う刑事役として登場しました。
この作品は、柳憂怜が映画だけでなくテレビドラマでも刑事役を務めていることを示す近年の代表例です。
2026年12月公開予定の映画『巨頭オ』2026年後半の新たな出演情報として、映画『巨頭オ』も見逃せません。
所属事務所TAPの公式スケジュールには、柳憂怜の出演作として2026年12月25日公開予定の情報が掲載されています。
同作は、インターネット発の都市伝説として知られる「巨頭オ」を題材にしたホラー映画です。
監督は近藤亮太。前田拳太郎、久保史緒里、渡邉蒼らが出演し、柳憂怜は木戸修一役を演じます。
『女優霊』『呪怨』などのホラー作品に出演してきた柳憂怜が、再びホラー映画に参加する点でも興味深い作品です。
2025~2026年の主な活動まとめ| 年 | 作品 | 活動内容 |
|---|---|---|
| 2025年 | 『阿修羅のごとく』 | Netflix作品に出演 |
| 2025年 | 『夫よ、死んでくれないか』 | 志村功役 |
| 2025年 | 『抗う者たち』 | 映画出演 |
| 2025年 | 『やがて海になる』 | 映画出演 |
| 2026年 | 『田鎖ブラザーズ』 | 笹岡隆弘役 |
| 2026年 | 『LOST10』 | 春日部役 |
| 2026年12月25日予定 | 『巨頭オ』 | 木戸修一役 |
【俳優としての評価】柳憂怜が長く活躍できる理由とは?
柳憂怜のキャリアには、一般的な俳優とは少し異なる特徴があります。
それは、お笑いの世界から映画主演を経験し、その後は映画やドラマでさまざまな人物を演じる俳優へと活動の幅を広げてきたことです。
お笑いで身につけた「引き算」の演技ファッションプレスの人物紹介では、柳憂怜の演技に対する姿勢として、監督が求める芝居に応えることを大切にしてきた点が取り上げられています。
これは、たけし軍団時代の経験とも結び付いています。
集団コントでは、自分が目立つことだけでなく、全体の流れやオチを成立させることが重要です。
その経験は映画でも生かされ、過剰な演技で場面を支配するのではなく、作品全体のバランスを考えた芝居につながっています。
俳優としての個性を前面に押し出すだけではなく、監督や共演者との関係のなかで役を成立させる姿勢が、長いキャリアを支える要素の一つです。
北野武と中田秀夫、異なる監督の作品に出演柳憂怜の出演歴を整理すると、北野武と中田秀夫という異なる作風を持つ監督の作品に継続的に参加していることが分かります。
北野作品では『3-4X10月』『HANA-BI』『アキレスと亀』『首』などに出演。
一方、中田秀夫作品では『女優霊』『リング』『リング2』『クロユリ団地』などに参加しています。
この二つの系譜は、柳憂怜の俳優としての特徴を理解するうえで重要です。
映画監督の作風が変われば、求められる演技や役柄も変わります。そのなかで長く起用されてきたことは、作品ごとに異なる人物像を成立させる対応力の表れと考えられます。
映画主演からテレビドラマの刑事役へもう一つ注目したいのは、2025年から2026年にかけての出演作です。
『夫よ、死んでくれないか』では事件を担当する刑事役、『田鎖ブラザーズ』では捜査一課の刑事役、『LOST10』では知能犯・組織犯罪主任を演じています。
これらはそれぞれ異なる作品ですが、事件や人間関係の背景を支える人物としての出演が続いています。
かつての主演俳優という肩書だけではなく、物語の世界に現実感を与える脇役としての存在感にも注目できます。
俳優のキャリアは主演の数だけで測れるものではありません。作品のなかでどのような役割を担い、どの程度物語を支えているかも重要な評価軸です。
【プロの結論】柳憂怜を見るなら芸名だけで判断しない柳憂怜を知るうえで、押さえておきたい要点は3つあります。
1. 柳ユーレイ時代を知ること: たけし軍団での活動が、映画俳優としての出発点になっています。
2. 北野武作品とJホラーを両方見ること: 『3-4X10月』と『女優霊』『呪怨』では、異なるジャンルでの演技を比較できます。
3. 2025~2026年のドラマを見ること: 近年の刑事役や脇役を通して、現在の俳優としての活動を確認できます。
初めて柳憂怜の出演作を見る人には、まず『3-4X10月』がおすすめです。映画デビューの背景と、北野武作品との長い関係を理解できます。
ホラー映画が好きな人には『女優霊』と『呪怨』、現在の活動を知りたい人には『LOST10』が適しています。
【柳憂怜に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:柳憂怜の読み方は何ですか?
A1:柳憂怜は「やなぎゆうれい」と読みます。旧芸名は柳ユーレイです。
Q2:柳憂怜の本名は何ですか?
A2:本名は小野昌彦(おのまさひこ)です。1990年の映画『3-4X10月』では本名名義で出演しています。
Q3:柳憂怜は2026年現在何歳ですか?
A3:1963年4月8日生まれの63歳です。2026年11月5日時点の年齢です。
Q4:柳憂怜は北野武とどのように出会ったのですか?
A4:学生時代に「ビートたけしのオールナイトニッポン」の出待ちをしていたことがきっかけです。1982年に北野武に声をかけられ、弟子入りしました。
Q5:柳ユーレイと柳憂怜は同一人物ですか?
A5:同一人物です。柳ユーレイは旧芸名で、2008年の『アキレスと亀』への出演を機に柳憂怜へ改名しました。
Q6:柳憂怜は『呪怨』で何役を演じましたか?
A6:2000年のオリジナルビデオ版『呪怨』で小林俊介を演じています。続編の『呪怨2』にも出演しました。
Q7:柳憂怜は2026年現在どの事務所に所属していますか?
A7:株式会社TAP(タップ)に所属しています。公式プロフィールには映画、テレビドラマ、舞台などの出演歴が掲載されています。
Q8:柳憂怜は2026年にどんな作品へ出演していますか?
A8:TBS系『田鎖ブラザーズ』『LOST10』に出演しています。また、2026年12月25日公開予定の映画『巨頭オ』への出演も発表されています。
柳憂怜は、北野武との出会いをきっかけに芸能界へ入り、柳ユーレイとしてたけし軍団で活動した後、1990年の『3-4X10月』で映画主演を果たした俳優です。
その後は『女優霊』『リング』『呪怨』などのホラー作品でも活躍。2008年には現在の柳憂怜へ改名し、映画、テレビドラマ、舞台と活動の幅を広げてきました。
2026年11月現在は63歳。『田鎖ブラザーズ』『LOST10』などのテレビドラマに出演し、12月には映画『巨頭オ』の公開も控えています。
柳憂怜という俳優の魅力は、単に北野武の弟子だったことや、ホラー映画に出演していたことだけではありません。
お笑いから映画主演へ、そしてさまざまな作品を支える俳優へと、長い時間をかけて活動の幅を広げてきたことにあります。
過去の柳ユーレイ時代を知る人も、2026年のドラマで初めて存在を知った人も、出演作品を年代順にたどることで、そのキャリアの奥深さを感じられるはずです。
今後も映画とテレビドラマの両方で、どのような人物を演じていくのか注目したい俳優です。