2025年1月12日、第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー2025)が東京体育館で最終日を迎えた。男子は駿台学園(東京)が東福岡(福岡)をストレートで下し、史上でも印象的な大会3連覇を達成。女子は共栄学園(東京)が下北沢成徳(東京)との東京対決を制し、19大会ぶり3度目の優勝を果たした。
2026年11月現在、2025年大会の結果を振り返るうえで押さえておきたいのは、男子の駿台学園による王者の継続と、女子の共栄学園による久々の頂点奪還という対照的なドラマだ。さらに2026年大会では男子・東山、女子・金蘭会が優勝し、勢力図にも変化が生まれている。ここでは男女の最終順位、決勝スコア、準決勝・準々決勝、個人賞、歴代優勝校との関係まで整理する。
第77回大会は2025年1月5日から7日、11日、12日にかけて東京体育館で開催された。全国の代表校が男女それぞれのトーナメントを戦い、最終日の1月12日に日本一が決定した。
男子の最終順位男子は東京都代表の駿台学園が優勝。決勝で福岡県代表の東福岡を破り、3年連続4度目の春高制覇を成し遂げた。
- 優勝:駿台学園(東京)
- 準優勝:東福岡(福岡)
- 3位:市立尼崎(兵庫)
- 3位:東亜学園(東京)
駿台学園は2023年、2024年に続く3連覇。全国高校総体(インターハイ)、国民スポーツ大会(国スポ)と合わせた高校三冠も達成した。
女子の最終順位女子は共栄学園が頂点に立った。決勝では同じ東京都代表の下北沢成徳と対戦し、セットカウント3-0で勝利。2005年度大会以来となる19大会ぶり3度目の優勝を飾った。
- 優勝:共栄学園(東京)
- 準優勝:下北沢成徳(東京)
- 3位:就実(岡山)
- 3位:金蘭会(大阪)
東京都勢が男女ともに優勝したことも、2025年大会の大きな特徴だった。女子は準優勝も東京都代表であり、決勝が東京の強豪校同士による対決となった。
【男子結果】駿台学園が東福岡を破り史上3連覇を達成!決勝スコアを解説

2025年1月12日に行われた男子決勝は、駿台学園と東福岡の対戦となった。
両校はインターハイでも優勝を争った実力校。東福岡にとっては春高での優勝を懸けた大一番だったが、駿台学園が持ち前の組織力と攻撃力を発揮し、ストレート勝ちを収めた。
男子決勝のセット別スコア2025年1月12日・東京体育館
駿台学園 3-0 東福岡
- 第1セット:25-21
- 第2セット:25-22
- 第3セット:25-17
試合結果だけを見るとストレート勝ちだが、第1セットと第2セットはいずれも4点差以内の接戦だった。序盤から駿台学園がリードを保ちながらも、東福岡が簡単には引き下がらない展開が続いた。
最終的には第3セットで駿台学園が17点に抑え、試合を締めくくった。3セットすべてを奪った結果は、攻撃だけでなく守備面でも安定したチーム力を発揮したことを示している。
駿台学園3連覇を支えた川野琢磨の存在男子チームの中心選手として存在感を示したのが、川野琢磨だ。身長197cmのアウトサイドヒッターで、3年生として最後の春高に臨んだ。
決勝では川野を中心とする多彩な攻撃が機能。組織的な守備と攻撃のバランスを維持し、東福岡に主導権を渡さなかった。
大会終了後には川野が男子最優秀選手賞を受賞。駿台学園の梅川大介監督も勝利監督賞に選ばれた。
今回の3連覇は単なる連続優勝ではない。インターハイ、国スポ、春高という高校バレーの主要大会を制した高校三冠でもあり、2024年度の男子高校バレーを象徴する実績となった。
準優勝・東福岡も決勝まで安定した勝ち上がり東福岡は1回戦がシードとなり、2回戦で新田(愛媛)を2-0で撃破。その後、星城、川内商工、東亜学園を下して決勝に進出した。
準決勝では東亜学園に25-10、25-17、25-18のストレート勝ち。決勝でも第1・第2セットで競り合いを演じたが、最後は駿台学園の総合力が上回った。
東福岡の準優勝は、九州の強豪校が全国の頂点を狙える実力を持っていることを改めて示す結果となった。
【女子結果】共栄学園が19大会ぶり優勝!下北沢成徳との決勝を振り返る
女子決勝は2025年1月12日午前11時から行われ、共栄学園と下北沢成徳が対戦した。
東京都代表同士の顔合わせとなったこの試合で、共栄学園は序盤から攻撃力を発揮。下北沢成徳を3-0で退け、久々の全国制覇を成し遂げた。
女子決勝のセット別スコア2025年1月12日・東京体育館
共栄学園 3-0 下北沢成徳
- 第1セット:25-11
- 第2セット:25-21
- 第3セット:25-22
特に注目されたのは第1セットだ。共栄学園は25-11と大差で先取し、試合の主導権を握った。
第2セット、第3セットでは下北沢成徳も粘りを見せたものの、共栄学園はリードを守り切った。最終的に3セット連取で優勝を決めている。
秋本美空が攻守で存在感を発揮共栄学園の優勝を語るうえで欠かせないのが、主力選手の秋本美空だ。
秋本は3年生のアウトサイドヒッターで、身長184cm。攻撃面でチームを牽引し、決勝でもスパイクやブロックで存在感を示した。
大会終了後には女子最優秀選手賞を受賞。優勝校の中心選手として、春高2025を代表する選手の一人となった。
共栄学園にとって今回の優勝は、2005年度大会以来の全国制覇である。19大会ぶり3度目という記録は、長く続いた優勝からの空白を埋める大きな節目となった。
準優勝の下北沢成徳もフルセットの激戦を突破下北沢成徳は準決勝で金蘭会と対戦。セットカウント1-2と追い込まれながらも巻き返し、最終的に3-2で勝利した。
準決勝のスコアは25-20、22-25、20-25、25-19、15-12。5セット目まで戦い抜いて決勝進出を決めている。
決勝では共栄学園に敗れたものの、準決勝の逆転劇を含め、最後まで優勝争いに残った実力は高く評価できる。
【準々決勝・準決勝の結果】男女ベスト4はどの高校?注目試合を一覧で紹介
決勝進出校だけでなく、準決勝や準々決勝の対戦結果にも注目したい。2025年大会では男女ともに実績ある強豪校がベスト4に進出し、準々決勝から見応えのある対戦が続いた。
男子準々決勝の結果- 市立尼崎 2-0 福井工大附福井(25-19、25-22)
- 東福岡 2-0 川内商工(25-14、28-26)
- 駿台学園 2-0 近江(25-11、26-24)
- 東亜学園 2-0 鎮西(27-25、30-28)
東亜学園と鎮西の試合では、両セットとも接戦となった。第2セットは30-28までもつれ込み、準々決勝屈指の競り合いとなった。
男子準決勝の結果- 駿台学園 3-0 市立尼崎(25-14、25-18、25-23)
- 東福岡 3-0 東亜学園(25-10、25-17、25-18)
この結果、決勝は駿台学園対東福岡に決定。市立尼崎と東亜学園はともに3位となった。
女子準々決勝の結果- 就実 2-0 大阪国際(25-16、25-21)
- 共栄学園 2-0 東九州龍谷(25-16、25-21)
- 下北沢成徳 2-0 熊本信愛女学院(25-20、25-16)
- 金蘭会 2-0 安来(25-10、25-12)
女子は就実、共栄学園、下北沢成徳、金蘭会がベスト4に進出。インターハイなどで実績を持つ強豪校が準決勝に集まった。
女子準決勝の結果- 共栄学園 3-1 就実(25-17、21-25、25-21、26-24)
- 下北沢成徳 3-2 金蘭会(25-20、22-25、20-25、25-19、15-12)
共栄学園は前回大会の優勝校である就実を破って決勝へ進出。下北沢成徳は金蘭会とのフルセットを制し、2年連続となる決勝進出を果たした。
女子の3位は就実と金蘭会。男子と同様、準決勝で敗退した2校が3位として記録された。
男女の順位・決勝スコア・2026年優勝校の比較| 区分 | 2025年優勝校 | 準優勝 | 3位 | 2026年優勝校 |
|---|---|---|---|---|
| 男子 | 駿台学園 | 東福岡 | 市立尼崎・東亜学園 | 東山 |
| 女子 | 共栄学園 | 下北沢成徳 | 就実・金蘭会 | 金蘭会 |
| 2025年決勝 | 男子3-0 | 女子3-0 | ― | ― |
| 2025年大会 | 第77回 | 2025年1月12日決勝 | 東京体育館 | ― |
この比較から分かるのは、2025年は男子の駿台学園が継続的な強さを示す一方、女子では共栄学園が新たな王者となったことだ。翌2026年には男女とも優勝校が入れ替わっており、春高の勢力図は固定されていない。
【春高バレー2025の個人賞】川野琢磨・秋本美空が最優秀選手賞を受賞
第77回大会では、優勝校の中心選手をはじめ、準優勝校や3位校からも優秀選手賞の受賞者が選出された。
男子の個人賞一覧- 最優秀選手賞:川野琢磨(駿台学園)
- 優秀選手賞:川野琢磨(駿台学園)
- 優秀選手賞:三宅綜大(駿台学園)
- 優秀選手賞:松下晃大(東福岡)
- 優秀選手賞:照屋舜(東福岡)
- 優秀選手賞:ハントラクル星夏(市立尼崎)
- 優秀選手賞:和田太一(東亜学園)
- ベストリベロ賞:谷本悦司(駿台学園)
- 勝利監督賞:梅川大介(駿台学園)
- ベスト応援賞:慶應義塾
男子の最優秀選手賞に選ばれた川野琢磨は、197cmの長身を生かした攻撃が持ち味。優勝した駿台学園から複数の選手が表彰されたことも、チーム全体の完成度の高さを裏付ける。
女子の個人賞一覧- 最優秀選手賞:秋本美空(共栄学園)
- 優秀選手賞:秋本美空(共栄学園)
- 優秀選手賞:宇都木乃愛(共栄学園)
- 優秀選手賞:イェーモンミャ(下北沢成徳)
- 優秀選手賞:久米未唯奈(下北沢成徳)
- 優秀選手賞:福村心優美(就実)
- 優秀選手賞:西村美波(金蘭会)
- ベストリベロ賞:西川澟(金蘭会)
- 勝利監督賞:中村文哉(共栄学園)
- ベスト応援賞:共栄学園、米沢中央
女子の最優秀選手賞は秋本美空。184cmのアウトサイドヒッターとして、優勝に大きく貢献した。
また、準優勝の下北沢成徳からイェーモンミャと久米未唯奈、3位の就実から福村心優美、金蘭会から西村美波が優秀選手賞に選ばれている。
個人賞を見ると、優勝校だけでなく、決勝や準決勝で存在感を示した選手にも評価が及んでいることが分かる。
【春高バレー歴代優勝校と2026年最新結果】東山・金蘭会が新王者に
2025年大会の結果を2026年の視点で理解するには、直近の歴代優勝校を比較することが有効だ。
男子は駿台学園の3連覇から東山の優勝へ男子は2023年、2024年、2025年と駿台学園が3大会連続で優勝した。2025年の第77回大会は、その連覇を3に伸ばした大会だった。
しかし、2026年1月11日に決勝が行われた第78回大会では、京都府代表の東山が大阪府代表の清風を破って優勝。6大会ぶり2度目の栄冠を手にした。
2026年の男子決勝は東山が3-1で勝利。セットスコアは25-21、19-25、25-19、25-17だった。
駿台学園は2026年大会で3位となり、連覇は2025年で途切れた。2025年の王者と2026年の王者を混同しないことが、結果を調べる際の要点だ。
女子は共栄学園から金蘭会へ王座が移動女子も2025年と2026年で優勝校が異なる。
2025年は共栄学園が19大会ぶりの優勝を果たしたが、2026年は大阪府代表の金蘭会が7年ぶり4度目の優勝を達成した。
2026年の女子決勝は金蘭会と就実の対戦となり、金蘭会が3-0で勝利。セットスコアは25-20、29-27、28-26だった。
2025年に3位だった金蘭会が翌年には全国の頂点に立ったことは、春高の競争の激しさを象徴する結果だ。
2025年と2026年の結果を混同しないためのポイント- 第77回・2025年:男子は駿台学園、女子は共栄学園。
- 第78回・2026年:男子は東山、女子は金蘭会。
- 男子2025年:駿台学園が3連覇。
- 女子2025年:共栄学園が19大会ぶり3度目の優勝。
- 女子2026年:金蘭会が7年ぶり4度目の優勝。
春高バレーの歴代優勝校を調べる場合は、開催年だけでなく第何回大会なのかも確認すると間違いが少ない。2025年と2026年は連続する大会だが、優勝校も準優勝校も異なる。
【プロの結論】春高バレー2025の結果から読み解く高校バレーの勢力図
2025年大会の最大の特徴は、男子と女子で優勝の意味合いが大きく異なっていたことだ。
男子の駿台学園は、過去2大会の優勝経験を生かして3連覇を実現した。連続して頂点を守るには、相手校から徹底的に研究される状況でも、攻撃と守備の両面で安定したパフォーマンスを維持する必要がある。
一方、女子の共栄学園は19大会ぶりの優勝。長期間の優勝からの空白を埋めた点に大きな価値がある。決勝で下北沢成徳を3-0で破っただけでなく、準決勝では前回女王の就実を退けている。強豪校を連続して倒した勝ち上がりだった。
また、2026年には男子の東山、女子の金蘭会が優勝した。2025年の成績だけを根拠に翌年の勢力を判断することはできず、毎年のチーム編成や選手の卒業によって競技力の構図が変わることも、高校スポーツの大きな特徴だ。
大会結果を評価するときは、次の3点を押さえたい。
- 最終順位:優勝・準優勝・3位の結果から大会全体の勢力図を把握する。
- セットスコア:3-0という結果だけでなく、各セットの点差から試合の競争力を読み取る。
- 個人賞:川野琢磨や秋本美空など、チームの勝利を支えた選手の活躍を確認する。
この3つを組み合わせれば、単なる優勝校の確認にとどまらず、春高バレー2025で何が起きたのかをより立体的に理解できる。
【春高バレー2025の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:春高バレー2025の男子優勝校はどこですか?
A1:東京都代表の駿台学園です。決勝で東福岡を3-0(25-21、25-22、25-17)で下し、3年連続4度目の優勝を達成しました。
Q2:春高バレー2025の女子優勝校はどこですか?
A2:東京都代表の共栄学園です。決勝で下北沢成徳を3-0(25-11、25-21、25-22)で破り、19大会ぶり3度目の優勝を飾りました。
Q3:春高バレー2025の男子・女子の準優勝校は?
A3:男子は東福岡、女子は下北沢成徳です。両校とも決勝まで勝ち上がりましたが、いずれもセットカウント0-3で敗れました。
Q4:春高バレー2025の最優秀選手賞は誰ですか?
A4:男子は駿台学園の川野琢磨、女子は共栄学園の秋本美空です。両選手とも3年生で、優勝チームの中心選手として評価されました。
Q5:春高バレー2025の3位はどの高校ですか?
A5:男子は市立尼崎と東亜学園、女子は就実と金蘭会です。春高バレーでは準決勝で敗れた2校がそれぞれ3位となります。
Q6:2026年の春高バレー優勝校はどこですか?
A6:男子は京都府代表の東山、女子は大阪府代表の金蘭会です。男子は清風を3-1、女子は就実を3-0で下して優勝しました。
Q7:駿台学園の春高バレー3連覇はいつ達成されましたか?
A7:2023年、2024年、2025年の3大会連続優勝です。2025年の第77回大会で東福岡を破り、通算4度目の優勝と高校三冠を達成しました。
春高バレー2025は、男子の駿台学園が3連覇、女子の共栄学園が19大会ぶり3度目の優勝という結果で幕を閉じた。
男子決勝は駿台学園が東福岡を3-0で撃破。女子決勝も共栄学園が下北沢成徳を3-0で下し、男女ともにストレート決着となった。
準決勝では男子の市立尼崎と東亜学園、女子の就実と金蘭会が3位に入賞。最優秀選手賞は男子が川野琢磨、女子が秋本美空に贈られた。
そして2026年には、男子の東山、女子の金蘭会が新たな優勝校となった。2025年の駿台学園と共栄学園の実績は、春高バレーの歴史に残る重要な記録である。
春高バレーを継続して楽しむなら、優勝校だけでなく、準決勝・準々決勝の結果、個人賞、翌年の勢力変化まで確認したい。そこに注目することで、高校バレーの世代交代と各校が積み重ねてきた強さが見えてくる。
主な照合資料: 日本バレーボール協会の2026年大会公式発表、月刊バレーボールの2025年男女全試合結果・個人賞記録、東福岡高校の大会結果報告。