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広島カープ戦力外2026最新一覧!支配下10選手と育成4選手の去就を徹底解説

高杉 葵 高杉 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 26 分
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2026年の広島東洋カープの戦力外通告は、単なる選手の入れ替えにとどまらない大きなニュースとなった。10月1日に野手4人、10月24日に投手5人と野手1人の計6人が来季契約を結ばないと通告され、支配下選手だけで合計10人に達した。

さらに10月26日には育成選手の杉原望来、モイセス・ラミレス、ネルソン・ロベルトが自由契約に。10月30日の日本野球機構(NPB)の公示では、昨季から育成契約を結んでいた河野佳も自由契約選手に加わった。つまり、育成選手の動きまで含めると、確認すべき対象は計14人となる。

注目されたのは、2025年に首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した小園海斗や、2024年のゴールデングラブ賞受賞者である矢野雅哉まで通告対象になったことだ。一方、育成選手については、契約制度上の自由契約と退団が必ずしも同じではない。選手それぞれの実績、通告の背景、今後の進路を整理する。

【2026年最新一覧】広島カープの戦力外通告は支配下10選手

広島戦力外

2026年オフの広島の戦力外通告は、10月1日と10月24日の2回に分けて行われた。

10月1日は矢野雅哉、小園海斗、前川誠太、田村俊介の4人。10月24日はケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日髙暖己、辻大雅、中村貴浩の6人だった。

以下が2026年11月6日時点で確認できる対象選手と、育成選手の自由契約情報である。

発表日 区分 選手名 守備 主な状況・注目点
10月1日 戦力外 矢野雅哉 内野手 2024年ゴールデングラブ賞
10月1日 戦力外 小園海斗 内野手 2025年首位打者・最高出塁率
10月1日 戦力外 前川誠太 内野手 2025年に支配下登録
10月1日 戦力外 田村俊介 外野手 2025年にプロ初サヨナラ本塁打
10月24日 戦力外 ケムナ誠 投手 過去3年連続40試合以上登板
10月24日 戦力外 長谷部銀次 投手 2026年は1軍登板なし
10月24日 戦力外 松本竜也 投手 新人年に50試合登板
10月24日 戦力外 日髙暖己 投手 人的補償で広島に加入
10月24日 戦力外 辻大雅 投手 トミー・ジョン手術後、育成再契約を打診
10月24日 戦力外 中村貴浩 外野手 現役続行を希望
10月26日 育成自由契約 杉原望来 投手 育成での再契約の可能性
10月26日 育成自由契約 モイセス・ラミレス 内野手 ファーム月間MVP受賞
10月26日 育成自由契約 ネルソン・ロベルト 外野手 育成契約3年目を終了
10月30日 育成自由契約 河野佳 投手 2025年戦力外後に育成再契約

この表で押さえておきたいのは、支配下選手10人と育成選手4人では、自由契約となった経緯が異なる点だ。

支配下選手10人は、球団から来季の契約を結ばない旨を直接通告された選手。一方、育成選手4人は、契約更新や育成選手保留者名簿の公示に関係する制度上の手続きが背景にある。

特に河野佳は、10月26日に球団が発表した3選手とは別の経緯で自由契約となっている。10月30日のNPB公示を確認すると、広島の育成自由契約選手は4人となる。この違いを混同しないことが、最新情報を正しく理解するポイントだ。

【10月1日の戦力外】矢野雅哉・小園海斗ら4選手の通告理由と経緯

2026年10月1日の発表で、広島ファンに大きな衝撃を与えたのが矢野雅哉と小園海斗の戦力外通告だった。

2人はともにチームの主力として実績を残してきた選手だ。前川誠太と田村俊介も含め、今回の4人の通告には、シーズン中に表面化した球団と選手の信頼関係をめぐる問題が関係している。

矢野雅哉:2024年ゴールデングラブ賞を獲得した守備の名手

矢野雅哉は2020年ドラフト6位で広島に入団した内野手。特に遊撃守備で高い評価を受け、2024年には自身初のゴールデングラブ賞を獲得した。

同年は137試合に出場し、遊撃手として119試合に先発。打率.260、2本塁打、38打点、13盗塁を記録している。

しかし、2026年は44試合の出場にとどまり、打率.169。さらにシーズン中には指定薬物エトミデートをめぐる問題で報道の対象となった。

矢野と前川は7月に自宅の家宅捜索を受け、9月25日付で書類送検されたと報じられている。矢野本人は薬物使用を否認する立場を示し、球団も使用の事実は確認できていないと説明した。

戦力外通告後、矢野は自身の軽率な行動についてファンや球団関係者に謝罪し、信頼回復に努めたいとの考えを語った。現役続行の意思も示している。

小園海斗:2025年首位打者から一転して戦力外に

小園海斗は2018年ドラフト1位で報徳学園から入団した内野手。広島の将来を担う中心選手として期待され、2025年には打率.309、最高出塁率.365を記録し、首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した。

さらに2026年春にはWBC日本代表にも選出されている。実績だけを見れば、戦力外通告は予想しにくい人事だった。

ただし、2026年シーズンは101試合出場、打率.257、1本塁打、23打点。前年のタイトル獲得時と比べて成績を落とし、8月には出場選手登録を抹消されていた。

小園は通告後、球団から「信頼できないと言われた」と説明されたことを明かし、今後については「何も考えていない」と話した。球団への感謝も口にしている。

ここで重要なのは、今回の通告を単純な成績不振だけで説明できないことだ。小園については一部報道で薬物事件に関係する人物との会食写真が取り上げられたが、矢野や前川と同じく書類送検されたと確認できるわけではない。

前川誠太:育成から支配下へ昇格した内野手

前川誠太は2021年育成ドラフト2位で入団。敦賀気比高校出身の内野手で、2025年7月に支配下登録を勝ち取った。

支配下登録後も1軍での出場機会を模索していたが、プロ2年間の通算出場は53試合、打率.160、本塁打なし、11打点だった。

2026年9月25日付で矢野とともに書類送検されたことが報道されている。本人は戦力外通告後、球団から信頼関係を築くことが難しいとの説明を受けたと語り、悔しさをにじませた。

田村俊介:サヨナラ本塁打を放った若手外野手

田村俊介は2021年ドラフト4位で愛工大名電高校から入団した外野手。2025年4月5日のDeNA戦では、代打で山﨑康晃からプロ初本塁打となるサヨナラ本塁打を放っている。

しかし2026年は4試合出場、12打数1安打、打率.083にとどまった。

田村も一部週刊誌の報道で薬物事件をめぐる問題に名前が挙がったが、矢野や前川と同じ捜査上の手続きが取られたとする情報とは区別する必要がある。

戦力外通告後は、5年間育ててもらった球団への感謝を述べた。若い選手だけに、今後の現役続行や新天地での再出発が注目される。

球団が説明した戦力外通告の理由

10月1日の会見で、鈴木清明球団本部長は4選手に対する通告の理由を説明した。

「来年、新井監督の下で一丸となって進んでいくには信頼関係を築くのが難しいと判断して通知しました」

また、球団は内部調査を続けたものの、エトミデートを使用した事実は確認できていないと説明している。

したがって、4選手全員が薬物を使用したと認定されたわけではない。書類送検は捜査機関が事件の書類や証拠を検察に送る手続きであり、有罪判決と同じ意味ではない。

今回の人事は、球団が説明した組織としての信頼関係の問題と、選手それぞれの出場実績や今季の成績を分けて考える必要がある。

【10月24日の戦力外】ケムナ誠・長谷部銀次ら投手5人と中村貴浩の去就

10月24日に広島が発表した第2次戦力外通告では、投手5人と外野手1人が対象となった。

この6人については、1軍での登板数や故障歴、ファームでの成績などが報道されている。10月1日の4人とは異なり、選手ごとの競技面での状況が中心となる。

ケムナ誠:3年連続40試合登板の実績を持つ右腕

ケムナ誠は2017年ドラフト3位で入団した右投手。190センチの長身を生かした角度のある投球が特徴で、2020年から2022年まで3年連続で40試合以上に登板した。

ブルペンを支える存在として活躍した一方、2023年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。2024年は1軍登板5試合にとどまり、2025年と2026年は1軍登板がなかった。

2026年はファームで24試合に登板し、3勝4敗、防御率5.33。通告後はNPBを軸に現役続行を目指す考えを示し、マツダスタジアムのマウンドに戻りたいとの思いも語った。

長年ブルペンを支えた投手だけに、故障からの復活と他球団での再挑戦が今後の焦点となる。

長谷部銀次:社会人野球を経てプロ入りした左腕

長谷部銀次は中京大中京高校、慶應義塾大学、トヨタ自動車を経て、2022年ドラフト6位で広島に入団した左投手だ。

2024年と2025年は、それぞれ1軍で5試合に登板。しかし2026年は1軍登板がなく、ファームでも21試合、0勝3敗、防御率9.86という成績だった。

報道では、今後はトライアウト受験を視野に入れているとされる。社会人野球で培った経験を生かし、投手としての再起を目指すことになる。

松本竜也:新人年の50試合登板から再起を目指す

松本竜也は2021年ドラフト5位で入団した右投手。プロ1年目には50試合に登板し、救援投手として存在感を示した。

その後は登板数が減少し、2026年の1軍登板はわずか1試合だった。

新人年に見せた実績を考えれば、まだ投手としての可能性を探る余地はある。戦力外通告後も現役続行への意欲を示しており、他球団へのアピールが次の課題となる。

日髙暖己:人的補償で広島に加入した若手右腕

日髙暖己は2022年ドラフトでオリックスに入団した投手。2024年1月、西川龍馬のFA移籍に伴う人的補償として広島に加入した。

移籍時には将来性のある若手投手として期待されたものの、広島では1軍登板を果たせないまま戦力外通告を受けた。

まだ若く、今後の成長を期待できる年齢である。現役続行を希望しており、他球団や独立リーグなどで投球機会を得られるかが注目される。

辻大雅:トミー・ジョン手術後の育成再契約が焦点

辻大雅は2022年育成ドラフト3位で入団した左投手。2026年は中継ぎとしてキャリアハイとなる36試合に登板し、出場機会を増やしていた。

しかし、9月11日にトミー・ジョン手術を受け、来季の登板が難しい状況となった。

今回の戦力外通告は、実績不足だけで判断されたものではない。球団は育成契約での再契約を打診する見込みと報じられている。

本人も、まずはリハビリに取り組み、再来年に投げられる状態を目指す考えを語った。復帰後には160キロを目標に掲げ、再びチームの優勝に貢献したいとの意欲を示している。

辻については、通常の退団選手と同じように扱うのではなく、手術後の回復と育成契約の成立を見守る必要がある。

中村貴浩:育成出身の外野手は現役続行を希望

中村貴浩は2022年育成ドラフト2位で入団した外野手。プロ1年目から支配下登録を勝ち取り、15試合に出場してプロ初安打を記録した。

2024年にも11試合に出場したが、2025年と2026年は1軍出場がなかった。

10月24日の通告後、中国放送の取材では「もうちょっと野球がしたい」と現役続行への思いを語っている。トライアウト受験も視野に入れていると報じられた。

育成から支配下に昇格した経験があるだけに、今後の再挑戦では打撃面のアピールと守備・走塁を含めた総合的な評価が鍵となりそうだ。

【育成選手の自由契約】杉原望来・ラミレス・ロベルト・河野佳の再契約は?

支配下選手10人の戦力外通告とは別に、2026年10月末には育成選手の契約に関する重要な公示があった。

10月26日に広島球団が発表したのは、杉原望来、モイセス・ラミレス、ネルソン・ロベルトの3選手。さらに10月30日のNPB公示では河野佳も自由契約選手として掲載された。

杉原望来:ファームで防御率2点台の左腕

杉原望来は2023年度育成ドラフト3位で京都国際高校から入団した左投手。2026年が育成契約3年目にあたる。

今季のファーム成績は23試合登板、3勝1敗1セーブ、防御率2.34。育成選手として一定の結果を残している。

育成契約の期間に関する規定によって自由契約となったが、球団が育成での再契約を打診する可能性が報じられている。

加えて、広島が10月30日に発表した日南秋季キャンプの参加メンバーには杉原の名前が入っている。11月5日から始まったキャンプに参加することは、球団との関係が継続している可能性を示す材料だ。ただし、キャンプ参加だけで再契約が成立したとは判断できない。

モイセス・ラミレス:ファーム月間MVPを獲得した内野手

モイセス・ラミレスはドミニカカープアカデミー出身の内野手。ネルソン・ロベルトとともに練習生として来日し、2024年の開幕前に育成契約を結んだ。

2026年のファームでは77試合に出場し、打率.279、7本塁打、35打点を記録。9月度のファーム月間MVP賞にも選ばれた。

育成選手として3年目を終えたことが自由契約の背景にある。今季の成績だけを見ると、再契約や支配下登録を期待する声が出るのも自然だ。

一方、フェニックスリーグでは負傷による離脱も報じられている。今後の契約判断では、打撃成績だけでなくコンディションも重要になる。

ネルソン・ロベルト:育成契約の更新時期を迎えた外野手

ネルソン・ロベルトもドミニカカープアカデミーから来日した外野手で、2024年開幕前に育成契約を結んだ選手だ。

2026年で育成契約3年目を終えたため、杉原やラミレスと同じく自由契約の手続きが行われた。

ラミレスのようにファーム月間MVPを受賞したという具体的な実績は今回の発表では確認できないが、自由契約になったことだけで日本球界からの退団が確定するわけではない。

球団との再契約、他球団との契約交渉など、今後の選択肢が残されている。

河野佳:昨オフの戦力外から育成再契約、そして再び自由契約

今回の育成選手の動きで見落とせないのが河野佳だ。

河野は2022年ドラフト5位で広島に入団した右投手。2025年オフに一度戦力外通告を受けた後、同年11月21日に育成選手として再契約した。

2026年は育成選手として支配下復帰を目指していたが、10月30日のNPB公示で自由契約選手に掲載された。

杉原、ラミレス、ロベルトの3人とは異なり、河野は今回の3年目終了による自由契約と同じ経緯ではない。昨オフに支配下から育成へ移行した選手として、次年度の契約保留に関する手続きが必要になったものだ。

注目すべきは、河野が杉原とともに11月5日開始の日南秋季キャンプ参加メンバーに選ばれていること。球団との再契約を期待できる材料ではあるが、正式発表とは区別して考えたい。

2026年11月6日時点では、河野の再契約が確定したとする球団公式発表は確認できていない。

【制度を解説】戦力外通告と自由契約の違いは?再契約できる仕組み

広島の2026年オフを理解するうえで、最も混同しやすいのが「戦力外通告」と「自由契約」の違いだ。

どちらも来季の所属が変わる可能性を示す言葉だが、制度上の意味は同じではない。

戦力外通告は球団から選手への契約終了の意思表示

戦力外通告とは、球団が選手本人に対して、来季の契約を結ばないことを伝えるものだ。

支配下選手の場合、球団は翌年度も契約を継続する選手を契約保留者名簿に記載する。名簿に載らず、自由契約選手として公示されると、他球団との契約交渉が可能になる。

つまり、戦力外通告は契約を更新しないという意思表示であり、自由契約は他球団と自由に契約できる状態を示す制度上の扱いだ。

自由契約になっても同じ球団と再契約できる

自由契約という言葉から、元の球団を必ず退団しなければならないと考える人もいる。しかし、これは誤解だ。

自由契約になった選手は、元の球団を含めて他球団とも契約交渉ができる。広島が育成契約を打診する辻大雅や、再契約の可能性が報じられる杉原望来などは、その仕組みを理解するうえで分かりやすい例だ。

育成選手には3シーズンに関する契約ルールがある

育成選手は、入団後に連続して3年間、3シーズンを経過した場合、翌年度に支配下選手として契約されなければ自由契約となる仕組みがある。

日本プロ野球育成選手統一契約書の特約では、3シーズン経過後も支配下契約とならない選手について、自由契約としたうえで、元の球団を含む各球団と支配下契約または育成契約を締結できることが定められている。

2026年10月26日に自由契約となった杉原、ラミレス、ロベルトの3人は、この育成契約の期間に関係するケースだ。

一方、河野は前年に支配下から育成へ移行した経緯があるため、3年目の終了を理由とする3選手とは区別しなければならない。

また、NPBが10月30日に公示した育成選手保留者名簿は、翌年度も契約を継続する予定の選手を示すものだ。名簿に掲載されなかった選手は自由契約選手となる。

トライアウトを受けなければ再就職できないわけではない

戦力外通告を受けた選手の進路は、合同トライアウトだけではない。

他球団との直接交渉、独立リーグ、社会人野球、海外リーグへの挑戦など、選択肢は複数ある。トライアウトは各球団に実力を示す機会の一つであり、受験しなければ移籍できないという制度ではない。

また、戦力外通告を受けた選手が現役引退を選ぶとは限らず、球団職員や指導者など別の仕事に進むケースもある。

【プロの結論】2026年の広島戦力外から読み解く球団編成と今後の焦点

2026年の広島の人事には、大きく分けて3つの特徴がある。

1. 10月1日の4人は成績だけでは説明できない人事

小園海斗は前年の首位打者、矢野雅哉はゴールデングラブ賞受賞者という実績を持つ。単純に今季の成績だけで判断すれば、4選手全員が同時に契約対象から外れた理由を説明することは難しい。

球団が公表した判断の中心は、薬物使用の認定ではなく、組織としての信頼関係だった。内部調査で使用事実を確認していないと説明したうえで、来季に向けてチームを一つにまとめる必要性を理由に挙げている。

球団経営やチーム運営では、選手の競技能力だけでなく、組織内の信頼や規律も判断材料となる。今回の人事はその難しさを浮き彫りにした。

2. 投手陣は故障歴と1軍での出場機会が大きな焦点

10月24日の6人については、ケムナの右肘手術、辻のトミー・ジョン手術、長谷部や松本の1軍登板機会の減少など、投手陣の競争環境が背景として見える。

ただし、球団が6人それぞれの通告理由を個別に公表したわけではない。報道された成績や故障歴は、判断の背景を考える材料として捉えるべきだ。

辻のように将来性や今季の登板実績がありながら、手術の影響で育成再契約を視野に入れる選手もいる。選手の能力と翌シーズンに期待できる稼働状況を分けて考えることが、プロ野球の編成では欠かせない。

3. 育成選手の自由契約は再契約のための手続きにもなる

杉原、ラミレス、ロベルトの自由契約は、3シーズンに関する制度が関係している。これは支配下登録への昇格を判断する節目でもある。

杉原のファーム防御率2.34、ラミレスの7本塁打とファーム月間MVP受賞は、今後の評価材料となる。さらに杉原と河野が秋季キャンプに参加していることも注目点だ。

ただし、キャンプ参加は契約成立の証明ではない。正式な再契約、支配下登録、他球団への移籍という結果が発表されるまで、選手の所属は慎重に確認する必要がある。

2026年の広島戦力外を読み解く際の判断基準は、次の3点に集約できる。

  • 球団が正式に発表した契約終了と、報道段階の再契約見込みを区別する。
  • 自由契約の理由が、競技面の判断なのか、育成契約の制度上の手続きなのかを確認する。
  • 選手の現役続行希望、トライアウト受験、秋季キャンプ参加と、実際の契約成立を混同しない。

この3点を押さえることで、戦力外という言葉だけに引きずられず、選手ごとの次のステージを正確に追うことができる。

【広島戦力外2026】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の広島カープの戦力外選手は何人ですか?
A1:10月1日に4人、10月24日に6人が通告され、支配下選手は合計10人です。さらに10月26日に育成選手3人が自由契約となり、10月30日のNPB公示では河野佳を加えた育成選手4人が掲載されています。

Q2:矢野雅哉と小園海斗の戦力外理由は何ですか?
A2:球団本部長は、来季に向けて球団との信頼関係を築くことが難しいと判断したと説明しています。指定薬物エトミデートをめぐる問題が背景にありましたが、球団は使用事実を確認できていないと説明しています。

Q3:前川誠太と田村俊介も薬物使用が確認されたのですか?
A3:そのような認定は公表されていません。前川は矢野とともに書類送検されたと報じられていますが、書類送検は有罪判決ではありません。田村についても、一部報道で名前が取り上げられたことと薬物使用の事実認定は区別する必要があります。

Q4:辻大雅は広島と育成再契約するのですか?
A4:9月のトミー・ジョン手術を受け、球団が育成契約を打診する見込みと報じられています。本人もリハビリに取り組み、復帰を目指す意欲を示しています。正式な契約成立は別途確認が必要です。

Q5:杉原望来とモイセス・ラミレスは再契約できますか?
A5:可能です。育成選手の自由契約後も、元の球団と育成契約や支配下契約を結ぶことができます。杉原はファームで防御率2.34、ラミレスは9月度ファーム月間MVPを受賞しており、今後の動向が注目されています。

Q6:河野佳も2026年に戦力外になったのですか?
A6:河野は2025年オフに支配下選手として戦力外通告を受け、その後に育成契約を結んでいます。2026年10月30日に育成自由契約選手としてNPBに公示されました。今回の自由契約は、2026年に新たな支配下戦力外通告を受けたという意味ではありません。

Q7:中村貴浩は現役を引退するのですか?
A7:2026年10月24日の通告後には、もう少し野球を続けたいとの意向を語っています。トライアウト受験も視野に入れており、戦力外通告をもって現役引退が決まったわけではありません。

2026年の広島東洋カープでは、10月1日に矢野雅哉、小園海斗、前川誠太、田村俊介の4人、10月24日にケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日髙暖己、辻大雅、中村貴浩の6人が来季契約を結ばないと通告された。

支配下選手の戦力外通告は計10人。さらに10月26日の球団発表で杉原望来、モイセス・ラミレス、ネルソン・ロベルトが自由契約となり、10月30日のNPB公示では河野佳も加わった。

今後の注目は、辻大雅の育成再契約、杉原望来と河野佳の契約動向、ラミレスとロベルトの進路、そして支配下選手10人の現役続行先だ。

ケムナ誠や松本竜也のように1軍で実績を残した選手もいれば、日髙暖己や中村貴浩のように新天地での成長を目指す若手もいる。小園海斗や矢野雅哉の今後も、他球団との交渉を含めて注目される。

戦力外通告は、プロ野球選手としての終わりを意味するものではない。自由契約や育成再契約という制度を理解し、球団の公式発表と選手本人のコメントを追うことが、2026年オフの広島の人事を正しく把握するうえで欠かせない。

2027年シーズンに向けて、カープを離れる選手たちがどのような道を選ぶのか。そして再び赤いユニホームを着る選手が現れるのか。今後の正式発表が待たれる。

記事の事実確認に使用した主な資料(記事本文外)

- 広島東洋カープ公式発表:10月1日の契約終了通知、10月26日の育成選手3人の自由契約、10月30日の秋季キャンプ参加者。
- NPB公式:10月30日付の育成選手保留者名簿・自由契約選手公示。河野佳を含む広島の育成自由契約選手4人を確認。
- TBS NEWS DIG・中国放送:10月1日の4選手の成績、球団説明、10月24日の中村貴浩のコメント。
- 日刊スポーツ:10月24日の6選手の通告と競技成績、10月1日の通告経緯。
- RCCニュース:辻大雅の手術、育成再契約の見込み、本人の復帰への意欲。
- デイリースポーツ:育成3選手の自由契約とファーム成績。
- 広島カープ関連情報の11月3日更新資料:各選手の現役続行・トライアウト意向。

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高杉 葵

アイドル・グラビア担当。所属事務所の公式発表を一次情報とし、憶測は書きません。

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