2026年のレギュラーシーズンにおける両チームの直接対決は、阪神の16勝8敗1分。阪神が勝率.667を記録し、巨人に対して8つの勝ち越しを確保した。
特筆すべきなのは、阪神が単に接戦を拾っただけではないことだ。25試合で101得点を挙げた一方、失点は60。得失点差はプラス41に達している。
両チームの対戦データを比較すると、以下のようになる。
出典:Baseball Chronicleの2026年対戦詳細成績。勝敗・打撃・投手成績を集計。
この表から分かるのは、阪神が打撃と投手の両部門で優位に立ったことだ。
2026年のセ・リーグ最終順位でも阪神は79勝62敗2分で1位、巨人は76勝64敗3分で2位。リーグ全体でも両チームは上位を占めたが、直接対決では阪神が大きく差をつけた。
2026年の巨人阪神戦は3月27日に開幕し、10月1日の第25回戦でレギュラーシーズン最後の直接対決を迎えた。
以下は巨人側から見たスコアである。
3月・開幕カード
- 3月27日:巨人 3-1 阪神(巨人勝利)
- 3月28日:巨人 0-2 阪神(阪神勝利)
- 3月29日:巨人 6-12 阪神(阪神勝利)
開幕カードは巨人が初戦を取ったものの、阪神が2連勝。東京ドームでの3連戦から阪神の反撃が始まった。
4月・甲子園での対決
- 4月14日:巨人 4-3 阪神(巨人勝利)
- 4月15日:雨天中止
- 4月16日:巨人 4-3 阪神(巨人勝利)
この時期は巨人が2試合を連取。シーズン序盤には巨人にも優位な時期があった。
5月・阪神が流れをつかむ
- 5月1日:巨人 5-3 阪神(巨人勝利)
- 5月2日:巨人 5-7 阪神(阪神勝利)
- 5月3日:巨人 0-3 阪神(阪神勝利)
- 5月22日:巨人 4-7 阪神(阪神勝利)
- 5月23日:巨人 0-3 阪神(阪神勝利)
- 5月24日:巨人 3-6 阪神(阪神勝利)
5月は阪神が巨人に対して連勝を重ねた時期。特に22日から24日の東京ドーム3連戦は、阪神が3試合すべてを制した。
7月・巨人の反撃と阪神の再浮上
- 7月7日:巨人 4-3 阪神(巨人勝利)
- 7月8日:巨人 1-4 阪神(阪神勝利)
- 7月9日:巨人 2-10 阪神(阪神勝利)
- 7月24日:巨人 4-2 阪神(巨人勝利)
- 7月25日:巨人 5-1 阪神(巨人勝利)
- 7月26日:巨人 0-1 阪神(阪神勝利)
7月24日、25日には巨人が連勝したものの、阪神は翌26日に1点差の勝利を収めた。
8月・阪神が圧倒した夏場の対決
- 8月11日:巨人 1-9 阪神(阪神勝利)
- 8月12日:巨人 1-5 阪神(阪神勝利)
- 8月13日:巨人 2-3 阪神(阪神勝利)
- 8月28日:巨人 1-4 阪神(阪神勝利)
- 8月29日:巨人 1-4 阪神(阪神勝利)
- 8月30日:巨人 1-3 阪神(阪神勝利)
8月は阪神が6戦全勝。東京ドームと甲子園の両方で巨人を退け、対戦成績の差をさらに広げた。
9月・10月の最終対決
- 9月12日:巨人 1-0 阪神(巨人勝利)
- 10月1日:阪神 2-2 巨人(引き分け)
巨人は9月12日に完封勝利を収め、連敗を止めた。最終戦は延長12回の末に引き分け。阪神が16勝8敗1分でシーズンの直接対決を締めくくった。
4月までの巨人は阪神に4勝2敗と先行していたが、5月に5連敗。さらに7月下旬から8月にかけて7連敗を喫した。この連敗の積み重ねが、最終的な勝敗差を生み出した大きな要因となった。週刊ベースボールも2026年のクライマックスシリーズ展望記事で、この対戦経過を指摘している。
【球場別成績を比較】東京ドームでは阪神優勢、甲子園では接戦

巨人阪神戦の分析で見逃せないのが、開催球場による成績の違いだ。
2026年は東京ドームで13試合、阪神甲子園球場で12試合が行われた。
東京ドーム:阪神が10勝3敗と圧倒巨人の本拠地である東京ドームでは、阪神が10勝3敗と大きく勝ち越した。
| 項目 | 阪神 | 巨人 |
|---|---|---|
| 勝敗 | 10勝3敗 | 3勝10敗 |
| 打率 | .261 | .198 |
| 得点 | 65 | 28 |
| 本塁打 | 17 | 11 |
| OPS | .780 | .593 |
| 防御率 | 2.21 | 4.92 |
特に目立つのは得点差だ。阪神は13試合で65得点を挙げたのに対し、巨人は28得点にとどまった。
阪神は巨人の本拠地でも長打を含む攻撃を展開し、投手陣も2.21という優れた防御率を記録。巨人は本拠地でありながら、攻守両面で苦しい数字が残った。
阪神甲子園球場:巨人も互角に近い戦い一方、阪神の本拠地である甲子園では、阪神6勝5敗1分。東京ドームほど一方的な結果にはならなかった。
| 項目 | 阪神 | 巨人 |
|---|---|---|
| 勝敗 | 6勝5敗1分 | 5勝6敗1分 |
| 打率 | .277 | .207 |
| 得点 | 36 | 32 |
| 本塁打 | 5 | 9 |
| OPS | .725 | .557 |
| 防御率 | 2.37 | 2.92 |
興味深いのは、本塁打数では巨人が9本、阪神が5本と巨人が上回ったことだ。
しかし、得点は阪神が36、巨人が32。OPSも阪神の.725に対して巨人は.557だった。
本塁打を打つ能力だけでは試合全体の優位を確保できないことが、この数字から読み取れる。
球場別の結果を整理すると、2026年の阪神の強さは甲子園の地の利だけでは説明できない。むしろ、巨人の本拠地で10勝を挙げたことが、シーズン全体の勝敗を大きく左右した。
【打率・得点・OPS・防御率を分析】阪神が勝ち越した本当の理由
阪神の16勝という結果を理解するには、打率や本塁打だけでなく、出塁率と投手成績を合わせて見る必要がある。
1. 打率の差は6分7厘阪神の打率は.269、巨人は.202。その差は.067だ。
25試合という一定の試合数を考慮しても、明確な差が生じている。
加えて、阪神は95四球を選んだのに対し、巨人は54四球だった。死球も阪神17に対し巨人5と、出塁機会に大きな違いがあった。
打率だけでは表現できない攻撃の厚みが、阪神の得点力を支えた。
2. OPSの差は.179OPSは出塁率と長打率を足した指標で、打者の攻撃面を総合的に見る際に役立つ。
- 阪神:.754
- 巨人:.575
阪神は出塁率.353、長打率.401。巨人は出塁率.255、長打率.320だった。
阪神は塁に出る能力と長打を生み出す能力の双方で巨人を上回った。
本塁打数の差はわずか2本だが、得点差は41。ここに2026年の対戦を読み解く要点がある。
3. 防御率1.69の差が勝敗を左右した投手成績でも阪神は優秀だった。
| 投手指標 | 阪神 | 巨人 |
|---|---|---|
| 防御率 | 2.29 | 3.98 |
| WHIP | 0.96 | 1.43 |
| 被打率 | .202 | .269 |
| 失点 | 60 | 101 |
| 自責点 | 57 | 98 |
防御率は阪神が2.29、巨人が3.98。WHIPも阪神の0.96に対して巨人は1.43だった。
WHIPは1イニング当たりに許した安打と四球の合計を示す指標だ。阪神の投手陣は走者を出す機会を抑え、失点につながる状況を減らしていた。
週刊ベースボールが掲載した対戦分析では、阪神の先発防御率は2.33、救援防御率は2.19。巨人は先発4.52、救援3.19だった。
この数字は、阪神が先発投手だけでなく、試合後半の継投でも安定していたことを示している。
4. 阪神の優位は攻撃と投手の相乗効果打線が出塁し、得点機会を増やす。投手陣が相手の出塁を抑え、リードを守る。
阪神の2026年の対巨人戦は、この2つがうまくかみ合った。
反対に巨人は、打線の出塁率が低く、投手陣も走者を背負う場面が多かった。20本塁打という数字だけを見ると攻撃力が極端に低かったわけではないが、継続的に得点を積み上げる部分で差が生まれた。
【巨人と阪神の歴代対戦成績】2026年の16勝8敗1分はどれほど大きい?
1934年創設のプロ野球球団
1935年創設のプロ野球球団
巨人と阪神の対戦は、単なる同一リーグ内のカードではない。長い歴史を持つ両球団のライバル関係を象徴するカードだ。
2026年までのレギュラーシーズン通算対戦成績は、前身球団との対戦も含めると次の通り。
| 項目 | 巨人 | 阪神 |
|---|---|---|
| 試合数 | 2,142 | 2,142 |
| 勝利 | 1,143 | 921 |
| 敗北 | 921 | 1,143 |
| 引き分け | 78 | 78 |
| 勝率 | .554 | .446 |
歴代通算では巨人が依然として大きくリードしている。2026年に阪神が8勝の勝ち越しを記録しても、長期的な通算成績では巨人が上回る。
ここで重要なのは、歴代の優位と単年度の優位を混同しないことだ。
巨人は長い歴史の中で多くの勝利を積み上げてきた。しかし、2026年の直接対決では阪神が明確に上回った。両者の通算記録と2026年の勝敗表は、異なる時間軸で評価する必要がある。
【巨人阪神戦の速報・試合日程・テレビ中継】次の対戦を確認する方法
2026年11月5日現在、2026年レギュラーシーズンの公式戦は全日程が終了している。
両チームの最後の直接対決は10月1日の甲子園での第25回戦だった。
NPB公式試合速報によると、この試合は延長12回、5時間5分の熱戦となり、阪神2-2巨人の引き分けで終了。入場者数は42,640人だった。巨人の先発は竹丸和幸、阪神の先発は村上頌樹だった。
予告先発・スタメンの確認方法次のシーズンの巨人阪神戦を観戦する場合、確認したい情報は次の3つだ。
- 予告先発: 両チームの先発投手と登板予定を確認する。
- スタメン: 試合当日に発表される打順と守備位置を確認する。
- 試合速報: NPB公式の試合速報でイニングごとのスコアや選手成績を追う。
特に巨人阪神戦では、先発投手の左右や打線の組み合わせが試合展開を左右する。先発投手だけで勝敗を予測せず、相手打線との相性や救援陣の状態も確認したい。
テレビ中継・ネット配信の主な視聴先2026年の開幕戦では、巨人対阪神の東京ドーム開催試合について、日本テレビ系、日テレジータスなどのテレビ放送に加え、DAZN、Hulu、虎テレ、GIANTS TVがネット配信先として案内された。
主な視聴サービスは次の通り。
- DAZN: 巨人戦・阪神戦の配信対象試合を確認できる。
- GIANTS TV: 巨人公式の動画配信サービス。巨人主催試合などを楽しめる。
- 虎テレ: 阪神公式の動画配信サービス。阪神主催試合を中心にライブ中継を提供する。
- 日テレジータス: 巨人戦の主なCS放送先。
- スカイA・GAORA SPORTS: 阪神戦の主なCS放送先。
虎テレは球団公式のサービスで、スマートフォンやパソコンなどから視聴できる。GIANTS TVも巨人の公式戦ライブ配信やオリジナル映像を提供している。
なお、すべての試合が同じ放送局・配信サービスで視聴できるわけではない。主催球団や開催日によって放送権と配信対象が異なるため、試合ごとの番組表を確認するのが確実だ。
【プロの結論】2026年の対戦から見える両チームの課題と2027年の注目点
2026年の巨人阪神戦を総括すると、阪神の勝ち越しは一時的な勢いだけでは説明できない。
打率、OPS、得点、四球、防御率、WHIPといった複数の指標で阪神が優位だった。特に、巨人の本拠地で10勝を挙げたことは、阪神の強さを象徴する結果となった。
次のシーズンに向けて注目したい要点は3つある。
第一に、巨人の出塁率改善。
本塁打数の差はわずか2本だった。したがって、単純に長距離打者を増やすだけでは十分とはいえない。四球を選び、安打で走者を進め、得点機会を増やす攻撃が求められる。
第二に、巨人投手陣の四球削減と失点抑制。
対阪神戦の防御率3.98は改善が必要な数字だ。特にWHIP1.43という結果からは、安打だけでなく四球によって走者を背負う状況も課題として浮かび上がる。
第三に、阪神の安定した投手力の維持。
阪神は防御率2.29、WHIP0.96を記録した。攻撃力だけでなく、投手陣の安定感が勝ち越しを支えた。翌シーズンもこの強みを維持できるかが焦点になる。
2026年の成績を判断する際は、勝敗だけを見るのではなく、球場別成績、OPS、四球、投手防御率まで確認することが大切だ。
【巨人阪神戦に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の巨人阪神戦はどちらが勝ち越しましたか?
A1:阪神タイガースが16勝8敗1分で勝ち越した。勝率は.667で、巨人に対して8つの勝ち越しを記録している。
Q2:2026年の巨人阪神戦は全部で何試合ありましたか?
A2:レギュラーシーズンでは全25試合。4月15日の試合中止を除き、3月27日から10月1日まで対戦した。
Q3:東京ドームと甲子園ではどちらが強かったですか?
A3:阪神は東京ドームで10勝3敗、甲子園で6勝5敗1分だった。特に東京ドームでの勝ち越しが大きく、巨人の本拠地でも強さを発揮した。
Q4:2026年の巨人阪神戦の打率と防御率は?
A4:阪神は打率.269、防御率2.29。巨人は打率.202、防御率3.98だった。打撃・投手の両面で阪神が上回っている。
Q5:巨人と阪神の歴代通算対戦成績は?
A5:2026年までのレギュラーシーズン通算では、巨人が1,143勝、阪神が921勝、引き分けが78試合。前身球団との対戦も含む集計で、巨人がリードしている。
Q6:次の巨人阪神戦の日程や予告先発は決まっていますか?
A6:2026年の公式戦は終了している。次年度の試合日程や予告先発、スタメンについては、NPB公式の日程発表と両球団の公式発表で確認する必要がある。
2026年の巨人阪神戦は、阪神が16勝8敗1分で勝ち越した。
打率.269、OPS.754、防御率2.29という数字は、阪神が攻守両面で安定した力を発揮したことを示している。一方の巨人は、打率.202、OPS.575、防御率3.98と、攻撃と投手の双方で課題が残った。
特に東京ドームでの10勝3敗という成績は、2026年の対戦を象徴する数字だ。
ただし、歴代通算では依然として巨人が優位に立つ。長い歴史の中で築かれてきたライバル関係は、2026年の結果だけで変わるものではない。
2027年の巨人阪神戦で注目したいのは、巨人が得点力と投手力をどこまで立て直せるか、そして阪神が2026年の優位を維持できるかという点だ。
伝統の一戦は、過去の実績だけでは勝敗を予測できない。シーズンごとのチーム状態と、直接対決での数字を追うことが、両チームの実力を見極める最も確かな手掛かりになる。
主な参照資料:NPB公式試合日程・試合速報、Baseball Chronicle 2026年対戦詳細成績・歴代対戦成績、週刊ベースボールONLINE 2026年クライマックスシリーズ展望、球団公式配信案内。